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「大学の延長」はいけないことなんだろうか。
なにか面白いことを思い付くこと、それを実行するだけの手腕があること。それさえ満たせばすぐにでもプロジェクトチームが発足する
「生産性アップと社員の幸福とのバランスを取るためのまっとうなアプローチ」を探る研究は当然進んでいると思っていますが、違うんでしょうか。
べつにそれで良いのでは?というかそのほうが良いのでは?
複数の社内プロジェクトが「衝突」するのは、たんにGoogleにそのキャパが無い、つまりGoogleが更にもっと大きくなればきれいに解決する問題なんじゃないの?
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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds
大学の延長がなぜいけないんだ? (スコア:2, すばらしい洞察)
9月年度替わりを前にしたライバル会社の攻撃?
というのはさておき、「大学の延長」はいけないことなんだろうか。
職位職階の中で契約で顧客と交わした内容を淡々と遂行していくという
タイプのサービス提供業者じゃないんだから、「普通の会社らしくない!」
「「経験を積んでいて重しが効きますよ」ではgoogleに就職できない」
ってそれは当たり前なんじゃないか。それで八つ当たりだかなんなんだか
「奴ら(google)は品質保証の観点が薄い」とか言いがかりにしか見えない。
「普通じゃない」会社のデメリットって実際あるのかな?
Re:大学の延長がなぜいけないんだ? (スコア:4, すばらしい洞察)
「大学の延長」というよりも扱いが大学生の延長なのが悪いのでは?
下積みは大事ですが、永遠の修士課程、永劫の博士課程で、研究室の下働きをやり続ける…っていうのは嫌でしょう。
Googleの場合特に、社会的地位という意味ではなく、技術的成果とかそういう意味において、野心と言うか、上昇志向と言うか、そういうものが高い人を大勢雇っているでしょうが、会社と言う組織体はどうしても雑用が発生します。
「自分のやりたいことに集中したい」
人が
「技術的な Cool さで評価される」
環境にいる場合、この雑用に邪魔されるのは、普通の会社に勤めている場合の何倍も苦痛に感じるはずです。集中が阻害される上に、集中が阻害されている間に他者に追い越されるのではないかと言う焦燥感を煽られますから。
しかも、雑用に邪魔されて上手く成果が出せないと、いつまでたっても雑用係…というのでは、焦燥感から燃え尽き症候群に陥っても不思議は無い。
.
3人とんがった人を採用したら、「彼らの雑用を行う人」を1人採用しなくてはいけない。
とんがった人のマネージメントにとんがった人を割り当ててはいけない(まぁ、そりゃ、どこに目をつけてるんだか判らないのぼーーーっとしたのでは困りますが)。その辺をGoogleの人事部はよく判っていない、って事じゃないでしょうか。
fjの教祖様
夢を追う会社であって、栄光を追う会社ではない (スコア:3, すばらしい洞察)
なにか面白いことを思い付くこと、それを実行するだけの手腕があること。それさえ満たせばすぐにでもプロジェクトチームが発足する。そこに地位もキャリアも関係ない。
要するにGoogleは地位も名誉も、収益さえ重要だと思ってないんでしょう。そこへ地位や名誉、収入を重視する人が入ってきたら、そりゃ巧く行きませんよ。
>雑用に邪魔されるのは、普通の会社に勤めている場合の何倍も苦痛に感じるはず
何らかの形で後方支援は必要ですから誰かが「雑用」をするのは仕方のないことですが、それにかける労力が技術的手段で軽減可能であれば、それを実現するための労力は惜しまない。そして(多分)社内だけでなく、それは世界に公開される。それだってひとつのCoolな成果です。要するに雑用をしている最中にもチャンスはあるってことです。
>集中が阻害されている間に他者に追い越されるのではないかと言う焦燥感
地位と名誉の束縛から逃れたら、焦燥感からも解放されますよ。
Re:夢を追う会社であって、栄光を追う会社ではない (スコア:2, すばらしい洞察)
ご自分でいっていることに矛盾がある事が判りませんか??
「何か面白いことを思いつい」て、「それを実行する手腕」があって、で、プロジェクトチームが発足したってことは、その瞬間にあんたのそのどうでもいいアイディアに上司がうかつにも引っかかったばっかりに、真にCoolなおれのアイディアが押しやられて、てめーの腐ったアイディアとやらが失敗だと判るまで付き合わされることが決定したと思っている人たちが3名ぐらい生じたって事です。
しかも、その間に自分のアイディアで独立したら、そのプロジェクトは崩壊する。一旦プロジェクトリーダーになったら、メンバーのアイディアを潰しにかかる、なんていうのはどこにでもあるポリティクスですね。
Googleが言っている内容の中でも、これだけは「全ての人類がハーレムを持てる」というのと同じぐらいナンセンスです。
fjの教祖様
Re:夢を追う会社であって、栄光を追う会社ではない (スコア:1)
> 発足したってことは、その瞬間にあんたのそのどうでもいいアイディアに上司がうかつにも引っか
> かったばっかりに、真にCoolなおれのアイディアが押しやられて、てめーの腐ったアイディアと
> やらが失敗だと判るまで付き合わされることが決定したと思っている人たちが3名ぐらい生じたって事です。
「それって思いっきりおもしろい、自分もやってみたい」と思う人が3名も集まらないのなら、
それは「何か面白いこと」ではないのでしょう。その時点でそのプロジェクトにはGOがかからない
というのが道理だと思います。
> てめーの腐ったアイディアとやらが失敗だと判るまで付き合わされることが決定したと思っている人
と思うような人はプロジェクトに参加しなければいいだけの話
Re: (スコア:0)
「雑用」といっても、それがどの程度の雑用なのかにも拠ります。
いわゆる派手なオシゴトに近い内容の「雑用」なら、
おっしゃるようにチャンスにも近いでしょう。
猛烈にべたべたな地味仕事だったら、チャンスからは遠いわけで。
(流石にありえないでしょうけど)毎日コピーばかりとらされてたら、
出来るのはせいぜいコピーまわりのライフハックだけです。
ていうか「雑用係も募集します」っていって
最初から別に採用をやったりは、しないんだろうか?>Google
Re: (スコア:0)
おれはそんな豊臣秀吉みたいなチャンスより、本業の派手な成果で注目されるほうがいいね。
そもそもみんな、会社のために仕事してるわけじゃないんだろ?
それなら雑用なんてどうやってもゴミ仕事なんだから、元コメみたいな精神論の大好きなやつに押し付けるのが、
おれもハッピー、元コメもハッピー、会社もハッピーで円満解決だよ。
Re:大学の延長がなぜいけないんだ? (スコア:1)
・無駄な会議の時間を短縮して生産性を上げるノウハウのルール化とか
・意思決定の最適プロセスとか、
・局所最適と全体最適の間でどのようなバランスが良いのかという人事評価システムの研究開発
・プロジェクト管理手法
・報酬、昇進、栄誉特典分配の理論
・キーパーソンの転職に伴うチーム戦闘力の低下を評価する方法
とか「生産性アップと社員の幸福とのバランスを取るためのまっとうなアプローチ」を探る研究は
当然進んでいると思っていますが、違うんでしょうか。
もちろん、「雑用」スペシャリストの採用を含めて。大学との類似ということが言われていますが、
講座制の大学にも以前は技官や秘書の専門職位がきちんとあったはずです。
(ポスト削減で形骸化していますけれども。これはまた別の話ですね。)
「計算機オタクはわがままで責任感がなく、コミュニケーション能力に欠け
協調性がなくビジネスが出来ない、部下を育成し使う能力がなく、組織が維持成長できない。
あんな会社だめだ。」
っていう悪意に満ちたステレオタイプな意見が、もし本当だとしたら、googleはだめだと思うし、
いいがかりだとしたら、それだけgoogleの力はいろいろな人の利権やしっぽを知らずに(あるいは
知っていても)踏んづけていて、脅威になっているのかなという気がします。
Re:大学の延長がなぜいけないんだ? (スコア:1)
全員が恩恵を受けたら無意味です。
この手のテクノロジーは基本的に「自分が」恩恵を受けて「他人が旧態依然としている」場合に価値があるのですから(Google外部とGoogleという比較ではよいのだろうが…)。でなければ、単なる当たり前に堕してしまいます。
fjの教祖様
Re: (スコア:0)
べつにそれで良いのでは?
というかそのほうが良いのでは?
企業の目的は、その企業が他社と比べて(少なくとも売り上げが)秀でることであって、
社内で社員どうしが足引っ張り合いをすること「が目的」である筈なんか無いのだから。
研究をただで社外にばらまくことの無意味さを説くというならまだ判りますが、
社内にまくことの無意味さを説く人が現れるとは思わなかった。
それとも部署間の競争(や抗争)の話でしょうか?
#本当にそうなら、それこそ分社化したほうがいい。1つの企業として合体してる意味が無いのだから。
Re:大学の延長がなぜいけないんだ? (スコア:1)
そう思うと言うことは、
1) 健全な企業人である、と同時に
2) 今回、Googleを離職した人たちの不満をまるで判っていない
と言うことだ。
私ならば、このACには「オフトピック」スコアを進呈するね。なぜなら、ここでの話は主に『2』であって、いかに正しくとも『1』の話ではないから、だ。
.
逆に言おう。Googleを就職先に選んだ人の大半が1のタイプならば、Googleは急成長もしないだろうが、大量の離職者も出さないだろう。別の言い方をすると、Googleは求人をする際に、1のタイプが集まりにくいような条件をかけた、って事だ。
fjの教祖様
Re: (スコア:0)
たんにGoogleにそのキャパが無い、
つまりGoogleが更にもっと大きくなればきれいに解決する問題なんじゃないの?
そこまでGoogleに期待することに意味があるかどうかは烈しく怪しいけど。
まあ馬鹿じゃなければ離職するほうが話が早いって気づくだろう。
Re:大学の延長がなぜいけないんだ? (スコア:1)
キャパシティの問題ではないです。「社内に(潜在的なものも含めて)存在する、プロジェクト候補の数」と「社員数」との比率の問題。
キャパシティが今の10倍になっても、プロジェクト数も今の10倍になれば(つまり、そういうとんがった人ばかり10倍雇用するなら)、現状は何も変わらないでしょう。
逆に言えば、とんがった人を1/3にして、その分を『下支えが上手な人』に入れ替えると、多分Googleは回ると思います。必要な Innovation 開発速度が保てるかどうか、と言う問題があるのでその分キャパシティ調整も必要でしょうが。
.
結局、「プロジェクトを下支えする人たち」は目立たないので、「目立った人を偉くする」タイプのキャリアパスしかないと会社という組織は回りません。「こつこつとプロジェクトを下支えしてきた」事を評価する、という評価軸が無い、というのがキャリアパスが無いと言う事の正体でしょう。
fjの教祖様
Re: (スコア:0)
社外から調達するべきだと思うなぁ。
Re: (スコア:0)
ルール化なんていう堅苦しいスタイルを彼らは採用してるんだろうか?
むしろ、優秀な人らが集っていれば、
決めを作るより、随時相談してやりかたをより良い方向に変えていく、
という柔軟なスタイルのほうが、うまくいくんじゃないだろうか?
#はいはいアジャイルねワロスワロス
むしろルール化なんてのは、
そうやって優秀な人らが編み出したやりかた(のしかもある時点のスナップショットでしかないもの)を
固定化(死体化でもある)したものを凡人も拝借させてもらったものじゃないかな。