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違法は法の定めに違反している事を示します。合法は法の定めに適合している事を示します。
法に反していないという事が、法に合致していることとイコールではない。
というか「違法」「合法」というのはそもそも大雑把なものであまり厳密な観念ではない。もし厳密性が必要であるならばもっと要素に分解して考える必要がある。
まず前提、出発点としての社会的な現象・問題に関する無知に対応する自由・平等があり、それに対して知識の集積に基づく修正として権利が定義される。(自由や権利という文脈でよく挙げられる「義務」とは権利を請求される側から見たものにすぎない。)
権利とはパターンマッチングに基づく要求駆動のメカニズムであり、
1)ある条件に合致する要求は正当と認められる(パターンマッチング)2)正当と認められた要求は相手に強制することが社会的に認められる(要求駆動)(最小の権利の構成要素は要求する者と要求されるもの、要求の内容、そしてバックグラウンドとしての社会ということになる。)
微小かつ単純な権利を構成単位としてそれらを組み合わせてより複雑な権利を形作り、それをあつめて組織することで法というシステムが作られる。
世間の人が親しんでいる法である、刑法は国が国民を訴追する権利について定めたものだし、個人情報保護法は情報の保持者に対する情報源である個人の権利を定めたものとなる。
以上のように法とはシステムであり、それに関する全体的な評価である「違法」「合法」というのはそもそも概念として大雑把なものである。なのでそれを丸のまま厳密に定義しようとするのは労多くして実りが少ない。大雑把な概念は大雑把な理解で十分な時に使い、精密な議論が必要な時は使わないようにするのがよいと思われる。
で、以上のようなことを念頭に置けば当然、合法でも違法でもないことがあり得ると考えるのは妥当だろう。違法も合法も要素まで分解すれば何らかの具体的要求に結びついているはずで、当然現行法が全ての要求類型を具体的に記述しきれているはずもない。従って今だ法に記述されていない、つまり自由に任されている要求類型が存在すると考えてよいだろう。
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー
違法の反対は合法ではない (スコア:3, すばらしい洞察)
違法は法の定めに違反している事を示します。
合法は法の定めに適合している事を示します。
法に反していないという事が、法に合致していることとイコールではない。
違法、合法は観念として大雑把すぎる (スコア:1)
というか「違法」「合法」というのはそもそも大雑把なものであまり厳密な観念ではない。
もし厳密性が必要であるならばもっと要素に分解して考える必要がある。
まず前提、出発点としての社会的な現象・問題に関する無知に対応する自由・平等があり、
それに対して知識の集積に基づく修正として権利が定義される。
(自由や権利という文脈でよく挙げられる「義務」とは権利を請求される側から見たものにすぎない。)
権利とはパターンマッチングに基づく要求駆動のメカニズムであり、
1)ある条件に合致する要求は正当と認められる(パターンマッチング)
2)正当と認められた要求は相手に強制することが社会的に認められる(要求駆動)
(最小の権利の構成要素は要求する者と要求されるもの、要求の内容、そしてバックグラウンドとしての社会ということになる。)
微小かつ単純な権利を構成単位としてそれらを組み合わせてより複雑な権利を形作り、
それをあつめて組織することで法というシステムが作られる。
世間の人が親しんでいる法である、刑法は国が国民を訴追する権利について定めたものだし、
個人情報保護法は情報の保持者に対する情報源である個人の権利を定めたものとなる。
以上のように法とはシステムであり、
それに関する全体的な評価である「違法」「合法」というのはそもそも概念として大雑把なものである。
なのでそれを丸のまま厳密に定義しようとするのは労多くして実りが少ない。
大雑把な概念は大雑把な理解で十分な時に使い、精密な議論が必要な時は使わないようにするのがよいと思われる。
で、以上のようなことを念頭に置けば当然、合法でも違法でもないことがあり得ると考えるのは妥当だろう。
違法も合法も要素まで分解すれば何らかの具体的要求に結びついているはずで、
当然現行法が全ての要求類型を具体的に記述しきれているはずもない。
従って今だ法に記述されていない、つまり自由に任されている要求類型が存在すると考えてよいだろう。