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もし当時TRONが導入されていたとしても、世界展開せず、日本だけで閉じていたとしたら、現在に至るまでのいつかの時点で、世界の潮流に飲み込まれていたことだろうと思います。PC-9801や、スマホ以前のケータイのように。
どこに付けようか迷いましたが、ここへ。
結局は国内のパソコン向けソフトウェア生産力の限界ですね。アメリカには二~三年先の自分と同じ力を持つ人が二~三倍の数いる、当時そう感じていました。
内のまとまりの無さや外から妨害がなくても普通のパソコン向けのOSだと汎用そのものの最激戦区みたいな所ですから、最初の出来が余程飛び抜けていないと世界展開なんて無理で、国内だって守りきれなかった。----------TRONの世界展開は圧倒的な兵力の差で無理だったのですが、PC-9801やスマホ以前のケータイは、元々世界展開を考慮していない/外来機の侵入を想定していない、という戦略ミスが大きかったのではないでしょうか。
firefox がバージョンアップするたびに(更新でなくて)完パケのインストーラーを取りに行っているのだが、各国語対応ってここまで進んでるんだと毎度感心します。
ブラウザアプリがこれだけ各国語対応できるということは、OSレベルでの対応が当然できており、フォントがあり、アラビア語のIMEなんかもあるんだろうなぁ、とか思うにつけ、UnixでXでktermでFEPがどうの・・・とにぎやかだったのはお遊びみたいなもんだったんだなぁ・・・と思うことしきり。
その各国語対応の端緒は”お遊びみたいな”といっている日本語対応の影響が大きかったというのは知っておいて欲しいですね。一言語の表現において、漢字、カタカナ、ひらがなと複数の、アルファベットとは全く異なるキャラクターセットを使用するためのマルチバイトによる文字コードの導入、物理的に有限なキーから遥かに大きな文字集合の要素へと変換するFEPの開発を経て多言語対応のinput methodへの進化、localeの導入、i18nへの取り組み、一つ一つの積み重ねが今のOSの多言語対応になっている訳で、私としては感慨深い物があります。当時文字コードが8bit決め打ちだったりしたのを、パッチ送ってマルチバイト対応してもらったり、キーコードを直接スキャンしてたのをFEPからの文字コードを受け入れるように変えてもらったり、私自身はコード書けなかったんですが作成されたパッチを開発者に投げて英文でお願いしたりとかしてました。大学から離れてからはそういう事からも疎遠になってしまいましたが、今はOSにm17nのためのAPIがあり、普通にソフトの扱う文字コードがマルチバイトになっているので、もうそんな事もしなくてよいのが有り難いです。
今でも英語圏にとっての「多言語対応」ってのはキーボード配列の変更とかUTF-8の表示、ひどいと「アジア圏文字の表示」くらいの場合が多い。中国語もIMEを必要とするけど、多バイトを正しく扱いIMEを正しく噛ませないと日本語が一切実用にならないことから、元ACの言う、当時はお遊びだったかもしれない苦労、圧力があり、乗り越えてきたのは多言語対応を大きく進めた要因だったと思う。
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
世界展開 (スコア:2, 参考になる)
もし当時TRONが導入されていたとしても、世界展開せず、日本だけで閉じていたとしたら、
現在に至るまでのいつかの時点で、世界の潮流に飲み込まれていたことだろうと思います。
PC-9801や、スマホ以前のケータイのように。
Re: (スコア:0)
どこに付けようか迷いましたが、ここへ。
結局は国内のパソコン向けソフトウェア生産力の限界ですね。アメリカには二~三年先の自分と同じ力を持つ人が二~三倍の数いる、当時そう感じていました。
内のまとまりの無さや外から妨害がなくても普通のパソコン向けのOSだと汎用そのものの最激戦区みたいな所ですから、最初の出来が余程飛び抜けていないと世界展開なんて無理で、国内だって守りきれなかった。
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TRONの世界展開は圧倒的な兵力の差で無理だったのですが、PC-9801やスマホ以前のケータイは、元々世界展開を考慮していない/外来機の侵入を想定していない、という戦略ミスが大きかったのではないでしょうか。
Re: (スコア:0)
firefox がバージョンアップするたびに(更新でなくて)完パケのインストーラーを取りに行っているのだが、
各国語対応ってここまで進んでるんだと毎度感心します。
ブラウザアプリがこれだけ各国語対応できるということは、OSレベルでの対応が当然できており、
フォントがあり、アラビア語のIMEなんかもあるんだろうなぁ、とか思うにつけ、UnixでXでktermで
FEPがどうの・・・とにぎやかだったのはお遊びみたいなもんだったんだなぁ・・・と思うことしきり。
Re:世界展開 (スコア:5, 参考になる)
その各国語対応の端緒は”お遊びみたいな”といっている日本語対応の影響が大きかったというのは知っておいて欲しいですね。
一言語の表現において、漢字、カタカナ、ひらがなと複数の、アルファベットとは全く異なるキャラクターセットを使用するためのマルチバイトによる文字コードの導入、物理的に有限なキーから遥かに大きな文字集合の要素へと変換するFEPの開発を経て多言語対応のinput methodへの進化、localeの導入、i18nへの取り組み、一つ一つの積み重ねが今のOSの多言語対応になっている訳で、私としては感慨深い物があります。
当時文字コードが8bit決め打ちだったりしたのを、パッチ送ってマルチバイト対応してもらったり、キーコードを直接スキャンしてたのをFEPからの文字コードを受け入れるように変えてもらったり、私自身はコード書けなかったんですが作成されたパッチを開発者に投げて英文でお願いしたりとかしてました。
大学から離れてからはそういう事からも疎遠になってしまいましたが、今はOSにm17nのためのAPIがあり、普通にソフトの扱う文字コードがマルチバイトになっているので、もうそんな事もしなくてよいのが有り難いです。
Re: (スコア:0)
今でも英語圏にとっての「多言語対応」ってのはキーボード配列の変更とかUTF-8の表示、ひどいと「アジア圏文字の表示」
くらいの場合が多い。中国語もIMEを必要とするけど、多バイトを正しく扱いIMEを正しく噛ませないと日本語が一切実用に
ならないことから、元ACの言う、当時はお遊びだったかもしれない苦労、圧力があり、乗り越えてきたのは多言語対応を
大きく進めた要因だったと思う。