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特に引き止められず辞められるに一票。
一般社員や人事担当者は、もっと優秀な(融通の利く)人材が見つかると思ってる。
私も同じく一票。
死後に作品が評価される芸術家と同じように、別れた後に大切さが評価される恋人と同じように、技術者は辞めた後に評価されることが多いような気がします。
従ってリトマス試験紙と成り得るのは「辞めると言うこと」ではなく「実際に辞めること」でしょう。
余談ですが、私の派遣先のシステム開発会社で見た話です。
その会社には言動に問題があり、やる気の感じられない変なSEがいました。彼は社内ではかなり煙たがられる存在で、リスペクトの対極にある存在でした。私も正直なところ、あまり関わりたくないと思っていました。そんな彼は皆の予想通りに会社や上司を敵に回してゆき、ある日、送別会も退社の挨拶も無く静かに会社を去ってゆきました。
彼が担当していたのはシステム障害の調査とクライアントへの報告で、3人の社員が彼の業務を分担して引き継ぎました。そんな彼でもできた Word で報告書を書くだけの簡単なお仕事だとその時は誰もが高をくくっていました。ところが1週間も経たないうちに実際にシステム障害が発生してみると、辞めたそのSEが急にリスペクトされるようになったのです。ソフト、ハード、OS、ネットワークと多岐にわたる障害の原因を彼は1人で調査して特定し、裏付けのデータを添え、クライアントを納得させられる再発防止策を策定し、営業担当も唸るような美しい文章で報告書を書いて処理していたようなのです。クライアントや営業部からは「報告が遅くなった」「説明が判りづらくなった」と以前と比較されて部そのものが非難され、とうとう部会議で彼の名前が挙がりました。
今となっては何かにつけて名前が挙がり、おもしろおかしく伝説化されています。
同じく一票。
某大手SIerに派遣されていたとある若いSEは、ことあるごとに開発方針で上と対立していた。俺から見てもはっきりいって、技術はあっても社会人としていい加減な奴だと思っていた。
彼の出す設計書は「システムの他の部分と設計思想が違う」という理由で片っ端から蹴られ続け、最後は派遣元が「派遣先からの苦情」を理由に解雇したため消えていった。
しかし、実装段階になって問題が多かったのは「他の部分」だったことが発覚。むしろ「実装しようがない機能」が設計書にたくさん書かれ、レビューでも誰も発見できなかったらしい。そんな中、彼が最後に「絶対これが必要になる」と言い残して無理矢理、同僚に押しつけていった設計書だけはきちんと使えるものだった。
結局は、彼の設計をベースに他に適用して設計し直し、今度はまともに動く物が完成した。慌てて上司が彼を呼び戻そうとしたが、残念ながら彼は解雇された数日後に電車に飛び込んで逝ったらしい。
同意。
居ることによって防がれているリスク、居ることで損なわれなかった利益、売り上げの数字しか見てない人はそういうところが解らずに自分だけのおかげで会社が儲かってると勘違いしがち。
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192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり
リトマス試験紙 (スコア:0)
Re: (スコア:0)
特に引き止められず辞められるに一票。
一般社員や人事担当者は、もっと優秀な(融通の利く)人材が見つかると思ってる。
Re:リトマス試験紙 (スコア:3, 興味深い)
私も同じく一票。
死後に作品が評価される芸術家と同じように、
別れた後に大切さが評価される恋人と同じように、
技術者は辞めた後に評価されることが多いような気がします。
従ってリトマス試験紙と成り得るのは
「辞めると言うこと」ではなく「実際に辞めること」でしょう。
余談ですが、私の派遣先のシステム開発会社で見た話です。
その会社には言動に問題があり、やる気の感じられない変なSEがいました。
彼は社内ではかなり煙たがられる存在で、リスペクトの対極にある存在でした。
私も正直なところ、あまり関わりたくないと思っていました。
そんな彼は皆の予想通りに会社や上司を敵に回してゆき、
ある日、送別会も退社の挨拶も無く静かに会社を去ってゆきました。
彼が担当していたのはシステム障害の調査とクライアントへの報告で、
3人の社員が彼の業務を分担して引き継ぎました。
そんな彼でもできた Word で報告書を書くだけの簡単なお仕事だと
その時は誰もが高をくくっていました。
ところが1週間も経たないうちに実際にシステム障害が発生してみると、
辞めたそのSEが急にリスペクトされるようになったのです。
ソフト、ハード、OS、ネットワークと多岐にわたる障害の原因を彼は1人で調査して特定し、
裏付けのデータを添え、クライアントを納得させられる再発防止策を策定し、
営業担当も唸るような美しい文章で報告書を書いて処理していたようなのです。
クライアントや営業部からは「報告が遅くなった」「説明が判りづらくなった」と
以前と比較されて部そのものが非難され、とうとう部会議で彼の名前が挙がりました。
今となっては何かにつけて名前が挙がり、おもしろおかしく伝説化されています。
Re: (スコア:0)
同じく一票。
某大手SIerに派遣されていたとある若いSEは、ことあるごとに開発方針で上と対立していた。俺から見てもはっきりいって、技術はあっても社会人としていい加減な奴だと思っていた。
彼の出す設計書は「システムの他の部分と設計思想が違う」という理由で片っ端から蹴られ続け、最後は派遣元が「派遣先からの苦情」を理由に解雇したため消えていった。
しかし、実装段階になって問題が多かったのは「他の部分」だったことが発覚。むしろ「実装しようがない機能」が設計書にたくさん書かれ、レビューでも誰も発見できなかったらしい。そんな中、彼が最後に「絶対これが必要になる」と言い残して無理矢理、同僚に押しつけていった設計書だけはきちんと使えるものだった。
結局は、彼の設計をベースに他に適用して設計し直し、今度はまともに動く物が完成した。慌てて上司が彼を呼び戻そうとしたが、残念ながら彼は解雇された数日後に電車に飛び込んで逝ったらしい。
Re:リトマス試験紙 (スコア:2, 興味深い)
同意。
居ることによって防がれているリスク、居ることで損なわれなかった利益、売り上げの数字しか見てない人はそういうところが解らずに自分だけのおかげで会社が儲かってると勘違いしがち。
◆IZUMI162i6 [mailto]