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戦争の広義の道具というか手段として仮想化を進めることにより何が起こるか、相手と媒体と自分、という見方で無人攻撃機による仮想化と比べてみました。
仮想空間を用いた「メンタルケア」:仮想(人工知能)と仮想(仮想空間)とリアル(被験者)操作する(ケアする)側にリアル(人間)が不要になることで、もう一方のリアル(被験者)に引き込まれないようにする意味もあるのかもしれない。
無人爆撃機を用いた「掃討作戦」:リアル(戦地)と仮想(遠隔操作)とリアル(攻撃者)操作する(攻撃する)側が戦地と距離を置くことで、リアル(目標周辺事実)に引き込まれないようにする意味もあるのかもしれない。
無人攻撃機によって、リアルを希薄にしただけとは異なり、仮想空間という媒体だけでなく相手(この場合治療を行う者)を仮想化するによって、リアルにメンタルな傷を負った兵のケアを無人化しようと考えているように見えます。
後方から遠隔で攻撃を行う兵士は攻撃の仮想化で負い目を感じにくくなるリアルに戦地に行った兵士のケアは仮想化で治療の手間を感じにくくなる
仮想化が進むことによってもたらされることは戦争行為が全体でエスカレートして行っても、軍の上層部が戦力の消耗を感じにくくなる戦争がより軽薄なものになって行くように錯覚する戦争行為がさらにエスカレートする可能性が増える
仮想化は戦争の効率化に他なりませんが、仮想化による痛みを伴わない行為の増加は一時的な戦争行為の効率化にしかならず、結果的に戦争全体として泥沼化のリスクを増大させる以外の何ももたらさないような気がします。つまり戦争における仮想化とは精神的な消耗という高コストを徹底的に抑え込もうという考えです。
わたしとしては戦争は反対ですが、技術の進歩は歓迎だし、技術が戦争によって進歩することも残念ながら否定はしないですが、この方向性についてはどうにも受け入れ難い気持ちです。
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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
仮想化の深行が戦争にもたらすもの (スコア:2)
戦争の広義の道具というか手段として仮想化を進めることにより何が起こるか、相手と媒体と自分、という見方で無人攻撃機による仮想化と比べてみました。
仮想空間を用いた「メンタルケア」:
仮想(人工知能)と仮想(仮想空間)とリアル(被験者)
操作する(ケアする)側にリアル(人間)が不要になることで、もう一方のリアル(被験者)に引き込まれないようにする意味もあるのかもしれない。
無人爆撃機を用いた「掃討作戦」:
リアル(戦地)と仮想(遠隔操作)とリアル(攻撃者)
操作する(攻撃する)側が戦地と距離を置くことで、リアル(目標周辺事実)に引き込まれないようにする意味もあるのかもしれない。
無人攻撃機によって、リアルを希薄にしただけとは異なり、仮想空間という媒体だけでなく相手(この場合治療を行う者)を仮想化するによって、リアルにメンタルな傷を負った兵のケアを無人化しようと考えているように見えます。
後方から遠隔で攻撃を行う兵士は攻撃の仮想化で負い目を感じにくくなる
リアルに戦地に行った兵士のケアは仮想化で治療の手間を感じにくくなる
仮想化が進むことによってもたらされることは
戦争行為が全体でエスカレートして行っても、軍の上層部が戦力の消耗を感じにくくなる戦争がより軽薄なものになって行くように錯覚する
戦争行為がさらにエスカレートする可能性が増える
仮想化は戦争の効率化に他なりませんが、仮想化による痛みを伴わない行為の増加は一時的な戦争行為の効率化にしかならず、結果的に戦争全体として泥沼化のリスクを増大させる以外の何ももたらさないような気がします。つまり戦争における仮想化とは精神的な消耗という高コストを徹底的に抑え込もうという考えです。
わたしとしては戦争は反対ですが、技術の進歩は歓迎だし、技術が戦争によって進歩することも残念ながら否定はしないですが、この方向性についてはどうにも受け入れ難い気持ちです。
_/-/ Zantei _/-/
Re: (スコア:0)
> 操作する(攻撃する)側が戦地と距離を置くことで、リアル(目標周辺事実)に引き込まれないようにする意味もあるのかもしれない。
実際には逆です。
実際に攻撃機に乗り込んで現地で作戦に従事するよりも、無人攻撃機の遠隔操作で作戦に従事するほうが、メンタルなダメージが大きいそうです。
地上から対空火器で応戦されるという危険に晒されている状況で相手の姿を見ずに爆弾を落すのなら、自分の行為をなんとか正当化できるが、
危険に晒されていない状況で一方的に相手に危害を加え、しかも、高倍率のカメラで相手の姿を確認して攻撃するのは、正当化できないそうです。
アメリカ本土の基地で遠隔操作している人は、毎日自宅に帰って家族と顔を合わせるので、かなり大変だそうですよ。