HTML の仕様としては、スクリプト部分やスタイルシート部分を取り込まず、独立した「文書の仕様」として存在しているのはとても重要な点です。
これにより、ユーザーエージェント側では、任意の文書形式、任意のスクリプト言語、任意のスタイルシート言語を組み合わせて利用することができます。
これが HTML にスクリプト言語仕様などが取り込まれていると、それを解釈できないソフトウェアは HTML を操作できるソフトウェアとは見做されませんし、HTML 仕様に沿った文書は、もはや文書ではなく専用のアプリケーションデータと化してしまいます。
端的に言えば、プレーンテキストのファイルなどではなく、Excel のようなファイルとなってしまう、という感じですね。
ふーん。 (スコア:0)
Re: (スコア:1)
そういう意味では、あのときMicrosoftの言い分が通っていたら、今の世界はどうなっていたんだろう。
クラウドという言葉が流行るのが2年くらい早まるとか・・・。
Re:ふーん。 (スコア:1, 興味深い)
有る意味ChromOSってのは、あの騒ぎと一緒ですからね。
昔の悪と言われていたものが逆に持て囃されたり。
ってのは、Javascriptなんかではもっと顕著か。
10年前程度だっけ?諸悪の根源とか言われていた時代は。
Re: (スコア:0)
ほとんどのWebサイトで使われているJavaScriptは、HTMLの至らない部分を補うハックであり、それで満足するのではなく、HTMLの規格をどんどん太らせたほうがいいと思います。
Re:ふーん。 (スコア:1)
HTML の仕様としては、スクリプト部分やスタイルシート部分を取り込まず、独立した「文書の仕様」として存在しているのはとても重要な点です。
これにより、ユーザーエージェント側では、任意の文書形式、任意のスクリプト言語、任意のスタイルシート言語を組み合わせて利用することができます。
これが HTML にスクリプト言語仕様などが取り込まれていると、それを解釈できないソフトウェアは HTML を操作できるソフトウェアとは見做されませんし、HTML 仕様に沿った文書は、もはや文書ではなく専用のアプリケーションデータと化してしまいます。
端的に言えば、プレーンテキストのファイルなどではなく、Excel のようなファイルとなってしまう、という感じですね。
スクリプト言語仕様が分離されていれば、ユーザーエージェント側が任意の実装 (*1) を行うこともできますし、JavaScript にとっては特定のデーター固有の言語 (*2) でもなくなることができます。
これらの点を踏まえると、HTML の至らない部分を補うハックという形で存在しているのは当たり前の事ですし、HTML としては、その至らない部分があることこそが汎用的な文書形式として存在するには重要なポイントです。
また、HTML の規格をがっつりと太らせた結果の一つとして XAML (for XBAP) などが既に存在しているように思えます。
規格を太らせるということは、それを満たす実装を用意することが非常に困難となり、結果、特定のソフトウェアベンダーに縛られやすくなったり、オープンソース系の実装が出てくることを阻害する要因となりやすいかと思います。
現状でも、企業の資金が投入されていないモダンな Web ブラウザー (*3) やオフィス文書用の編集系実装なんてありましたっけ? という状態なのですから。
(*1) IE が VBScript でも実行可能だったように、Perl や Ruby、Python などをユーザーエージェント側でサポートしていれば選択可能
(*2) Word や Excel における VBA のような存在ではなく、Netscape の Web サーバーで利用されていたようなサーバーサイド JavaScript や PDF 等における JavaScript の採用といった形で、特定のデーター形式やプラットフォームに依存しなくなります。
(*3) w3m は Web ブラウザーではありません。Web にもアクセスできるテキストビューアーです。
Re: (スコア:0)
それはイントラネットならともかくインターネットなら非現実的な理想論です。
インターネットでは互換性が必要であり、
VBScriptを使ったHTMLや、
IEにしかない独自拡張のオブジェクトに触るJavaScriptを使ったHTMLは、
できないほうがマシだったと思いますよ。
Re:ふーん。 (スコア:1)
JavaScript を前提とした形で作成しているとはいえ、JavaScript しか利用できないよう可能性すら失わせてしまうよりははるかにマトモだと思いますよ。
また、HTML の仕様にスクリプト言語を取り込んでしまった場合、ECMA-262 の改訂に合わせて HTML の仕様が改訂されない限り、Web ブラウザー等のユーザーエージェントでは最新の JavaScript 仕様を利用することはできなくなってしまいます。
XMLHttpRequest は IE の独自オブジェクトとして生まれたものである訳ですが、あなたにとっては Ajax を基盤技術にした各種 Web アプリなどはすべて否定される対象ということですね。
互換性はとても重要ですし、相互運用面でも独自規格は避けた方がいいというのは確かに同意できることです。
しかし、HTML には HTA のような使い方もあるのですし、完全に否定するようなものでもないように思いますよ。
Re: (スコア:0)
様々な技術を組み合わせてWebが実現されていて、HTMLはWeb以外にも使える汎用的なものだから、Webに特化したものをHTMLに突っ込むのは間違っていますよね。
というわけで、互換性を確保するのはWWWの仕様で縛ることで行うべきでしょう。
Re: (スコア:0)
それを今HTML5として策定中なんだと思いますが。
それとも違うアプローチを、てことですか?