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まず、今回改訂された利用条件は、アプリ開発者向けに配布されている開発用ソフトウェア(SDK)の利用許諾のことね。Android全体じゃない。これ大事。
次に、テーマになっている「断片化(fragmentation)」は、Androidのソースコードから分化して開発されて、互換性が確認できないプラットフォームのことだと考えるのが妥当だと思う。
大前提として、Androidはオープンソースになってるから、誰でも好きなようにソフトウェアの設計図であるソースコードを手に入れる事が出来るのよ。そして、手に入れたソースコードを改造するのも自由だし、それをつかって製品を作っても(商用利用も)構わない。
ただ、Android端末を作るメーカーそれぞれが好きなように改造したAndroid端末を販売してたら動きがバラバラになっちゃって、アプリがまともに動作しなくなるので、互換性があるかをチェックする仕組みが設けられている。それが互換性テストね。
この互換性テストを通らないと、Androidを名乗ることは出来ない(商標権はGoogleが持っているので)。あと、Google Mapsとか、Google PlayとかGoogle社製のアプリを搭載できない(これらはオープンソースになっていない)。この条件で、Google社は増え続けるAndroid端末の互換性を保とうとしている。
さて、それでも「互換性がなくてもいいや」って、端末を出してくるメーカーがあるわけです。 オープンソースのAndroidをベースにして、互換性テストを通っていない端末は、例えばamazon社の"kindle"とか、日本では楽天が販売している"kobo"。最近だとアリババ会社が、Androidをベースに"Aliyun OS"というのを開発してるけど、これらはみんな互換性テストは通っていない。
これら、派生のプラットフォームを出してる会社は、自分たちのプラットフォームのことを"Androidベース"って言うことが多いんだね。それがわかりやすいので。仮に会社がAndroidベースって大声で言ってなくても、開発者の方は"Androdベース"と認識するわけ。それがわかりやすいので。 んで、これらの端末では、Android向けに作ったアプリがちゃんと動かない場合が多いのよ。互換性が確認できてないんだから当然だよね。
けど、開発者もユーザーも、その端末はAndroidベースで動いているという認識なので、「なんだよー。同じAndroidなのにアプリがまともに動かないよ」となって、結論として『これだからAndroidはだめなんだ』と、なってしまう。
AndroidのVMで動作して、Androidのライブラリを使い、AndroidのSDKでアプリ開発を出来て、みんながAndroidだと思っているけど、実はAndroidと互換性のないプラットフォームが増加する。
これが、狭義の"Androidのフラグメンテーション"。
広義には、Androidのバージョンの違いや、互換性テストを通っているのに存在する細かな差異のことを含めて言ったりもするけど、今回はアプリ開発者に対しての規約変更。端末の動作に関わるフラグメンテーションを起こすなアプリ開発者に言われても困る。アプリ開発者にはどうしようもないんだから。
そんな状況で、kindleやaliyun OSが「互換性のない派生プラットフォーム」であることを知らず、AndroidのSDKを使ってうまく動作しなかったときに、SDKを配布しているGoogle社に報告して、サポートを求めてくる開発者も相当数出てきた。
Androidアプリの開発者は、短い期間で急激に増加したので、どこからどこまでがAndroidなのか。そのあたりの啓蒙が足りていなかった。 また、オープンソースである以上、他の会社が、Androidベースの端末を販売することを完全に止めることは難しい。
なので、今回の規約の改定で、Androidの断片化(フラグメンテーション)を明確に否定する条項を加えたのは、これを加えることで互換性のないプラットフォーム向けのアプリ開発を、自分たちの責任範囲から外すため。『互換性テスト通ってない端末(フラグメンテーションの原因)を僕らはサポートするつもり無いから、君ら開発者もそのつもりでな!』っていう、Google社からのメッセージなのだと、僕はそう考えています。
結論としたら、普通にAndroidアプリ作ってる分にはまったく影響ないし、互換性のないプラットフォーム向けにアプリ作るときは、そのプラットフォームを出している会社にサポート求めれば良いんだから、全く問題ないはないと思うよ。
それができてないから、こんな話してるんじゃないの?#最後しか読んでない
#2276683です。ごめんなさい。「ないはない」ってのは、誤字。「問題ない」と言いたかったんだ。長々書いてこの誤字はないよね。。。
結局の所、Androidベースって言って、自分たちでは開発用ソフトウェア(SDK)を用意しない、互換性のないプラットフォームに、Google社がNoを突きつけた結果が、この規約変更って言いたかったのよ。
Sony Readerやkindle fireはAndroidベースだけど、kobo touch、kobo glo、kindle paperwhiteはQtベースであってAndroidではないな。
kobo arcはGoogle Playも搭載しているAndroid端末
kindleシステムのjavaベースの謎フレームワークってQtじゃないよなあ。法令に基づく表示(恐ろしいことに199ページもある)をQtで検索書けても一カ所も引っかからないし。
本当にQt使ってるの?ソースはどこ?
kindle touchだったかも知れんが前にどこかで見た気がする。
kindleでQtベースなのはkindle for PCだったような。koboのnickelシステムが端末側もPC版もQtベースだからkindleもそうなんじゃないかと勘違いしたんじゃね?
AndroidだけどAndroidじゃないと言い張るもの・ OPhone [wikipedia.org] ・Baidu Yi OS/易OS [wikipedia.org] ・Aliyun OS/雲OS [wikipedia.org] ・LePhone/乐Phone/乐OS [wikipedia.org] (Lenovoで採用例がある。日本では楽OSと紹介されている)・Tapas OS/点心OS [dianxinos.com] (シャープ中国向けで採用例がある)・
>AndroidだけどAndroidじゃないと言い張るもの
それは順番が逆ですよ。
狭義の意味での「Android端末」にはGoogleによる認証プログラムが存在し、それを通らないと「Android」は名乗れませんし、Google Play(旧Androidマーケット)にアクセスする機能を提供することが許されません。これは利用者自身がrootを取って無理やり改変するかどうかとは別の次元の話です。
ですので、それらOSがGoogleによる認証プログラムを通していないなら「AndroidだけどAndroidじゃないと言い張る」という論調は順番が逆です。認証通さなければ自動的にAndroidではないものになりますし、それは言い張る必要も何もなくそういうものです。
互換性テストってctsのことかもしれません
なんか、Google とかなり密接になって開発しているような端末以外は「Android じゃない」って思えてくる。
シェア低くない?ギャラクシーが圧倒的だからかなり多いとも言えるが。
ただ、Kindle 頑張りそうだし。今後もフラグメントが増えそう。バージョンの違いも無論。
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
バージョンの違いはフラグメントではないよね。。。 (スコア:4, 参考になる)
まず、今回改訂された利用条件は、アプリ開発者向けに配布されている開発用ソフトウェア(SDK)の利用許諾のことね。Android全体じゃない。これ大事。
次に、テーマになっている「断片化(fragmentation)」は、Androidのソースコードから分化して開発されて、互換性が確認できないプラットフォームのことだと考えるのが妥当だと思う。
大前提として、Androidはオープンソースになってるから、誰でも好きなようにソフトウェアの設計図であるソースコードを手に入れる事が出来るのよ。そして、手に入れたソースコードを改造するのも自由だし、それをつかって製品を作っても(商用利用も)構わない。
ただ、Android端末を作るメーカーそれぞれが好きなように改造したAndroid端末を販売してたら動きがバラバラになっちゃって、アプリがまともに動作しなくなるので、互換性があるかをチェックする仕組みが設けられている。それが互換性テストね。
この互換性テストを通らないと、Androidを名乗ることは出来ない(商標権はGoogleが持っているので)。あと、Google Mapsとか、Google PlayとかGoogle社製のアプリを搭載できない(これらはオープンソースになっていない)。この条件で、Google社は増え続けるAndroid端末の互換性を保とうとしている。
さて、それでも「互換性がなくてもいいや」って、端末を出してくるメーカーがあるわけです。
オープンソースのAndroidをベースにして、互換性テストを通っていない端末は、例えばamazon社の"kindle"とか、日本では楽天が販売している"kobo"。最近だとアリババ会社が、Androidをベースに"Aliyun OS"というのを開発してるけど、これらはみんな互換性テストは通っていない。
これら、派生のプラットフォームを出してる会社は、自分たちのプラットフォームのことを"Androidベース"って言うことが多いんだね。それがわかりやすいので。仮に会社がAndroidベースって大声で言ってなくても、開発者の方は"Androdベース"と認識するわけ。それがわかりやすいので。
んで、これらの端末では、Android向けに作ったアプリがちゃんと動かない場合が多いのよ。互換性が確認できてないんだから当然だよね。
けど、開発者もユーザーも、その端末はAndroidベースで動いているという認識なので、「なんだよー。同じAndroidなのにアプリがまともに動かないよ」となって、結論として『これだからAndroidはだめなんだ』と、なってしまう。
AndroidのVMで動作して、Androidのライブラリを使い、AndroidのSDKでアプリ開発を出来て、みんながAndroidだと思っているけど、実はAndroidと互換性のないプラットフォームが増加する。
これが、狭義の"Androidのフラグメンテーション"。
広義には、Androidのバージョンの違いや、互換性テストを通っているのに存在する細かな差異のことを含めて言ったりもするけど、今回はアプリ開発者に対しての規約変更。端末の動作に関わるフラグメンテーションを起こすなアプリ開発者に言われても困る。アプリ開発者にはどうしようもないんだから。
そんな状況で、kindleやaliyun OSが「互換性のない派生プラットフォーム」であることを知らず、AndroidのSDKを使ってうまく動作しなかったときに、SDKを配布しているGoogle社に報告して、サポートを求めてくる開発者も相当数出てきた。
Androidアプリの開発者は、短い期間で急激に増加したので、どこからどこまでがAndroidなのか。そのあたりの啓蒙が足りていなかった。
また、オープンソースである以上、他の会社が、Androidベースの端末を販売することを完全に止めることは難しい。
なので、今回の規約の改定で、Androidの断片化(フラグメンテーション)を明確に否定する条項を加えたのは、これを加えることで互換性のないプラットフォーム向けのアプリ開発を、自分たちの責任範囲から外すため。
『互換性テスト通ってない端末(フラグメンテーションの原因)を僕らはサポートするつもり無いから、君ら開発者もそのつもりでな!』っていう、Google社からのメッセージなのだと、僕はそう考えています。
結論としたら、普通にAndroidアプリ作ってる分にはまったく影響ないし、互換性のないプラットフォーム向けにアプリ作るときは、そのプラットフォームを出している会社にサポート求めれば良いんだから、全く問題ないはないと思うよ。
Re:バージョンの違いはフラグメントではないよね。。。 (スコア:1)
結論としたら、普通にAndroidアプリ作ってる分にはまったく影響ないし、互換性のないプラットフォーム向けにアプリ作るときは、そのプラットフォームを出している会社にサポート求めれば良いんだから、全く問題ないはないと思うよ。
それができてないから、こんな話してるんじゃないの?
#最後しか読んでない
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
#2276683です。
ごめんなさい。「ないはない」ってのは、誤字。「問題ない」と言いたかったんだ。
長々書いてこの誤字はないよね。。。
結局の所、Androidベースって言って、自分たちでは開発用ソフトウェア(SDK)を用意しない、互換性のないプラットフォームに、Google社がNoを突きつけた結果が、この規約変更って言いたかったのよ。
Re:バージョンの違いはフラグメントではないよね。。。 (スコア:1)
Sony Readerやkindle fireはAndroidベースだけど、kobo touch、kobo glo、kindle paperwhiteはQtベースであってAndroidではないな。
kobo arcはGoogle Playも搭載しているAndroid端末
Re: (スコア:0)
kindleシステムのjavaベースの謎フレームワークってQtじゃないよなあ。
法令に基づく表示(恐ろしいことに199ページもある)をQtで検索書けても一カ所も引っかからないし。
本当にQt使ってるの?
ソースはどこ?
Re: (スコア:0)
kindle touchだったかも知れんが前にどこかで見た気がする。
Re: (スコア:0)
kindleでQtベースなのはkindle for PCだったような。
koboのnickelシステムが端末側もPC版もQtベースだからkindleもそうなんじゃないかと勘違いしたんじゃね?
Re: (スコア:0)
AndroidだけどAndroidじゃないと言い張るもの
・ OPhone [wikipedia.org]
・Baidu Yi OS/易OS [wikipedia.org]
・Aliyun OS/雲OS [wikipedia.org]
・LePhone/乐Phone/乐OS [wikipedia.org] (Lenovoで採用例がある。日本では楽OSと紹介されている)
・Tapas OS/点心OS [dianxinos.com] (シャープ中国向けで採用例がある)
・
Re: (スコア:0)
>AndroidだけどAndroidじゃないと言い張るもの
それは順番が逆ですよ。
狭義の意味での「Android端末」にはGoogleによる認証プログラムが存在し、
それを通らないと「Android」は名乗れませんし、
Google Play(旧Androidマーケット)にアクセスする機能を提供することが許されません。
これは利用者自身がrootを取って無理やり改変するかどうかとは別の次元の話です。
ですので、それらOSがGoogleによる認証プログラムを通していないなら
「AndroidだけどAndroidじゃないと言い張る」という論調は順番が逆です。
認証通さなければ自動的にAndroidではないものになりますし、
それは言い張る必要も何もなくそういうものです。
Re: (スコア:0)
互換性テストってctsのことかもしれません
Re: (スコア:0)
なんか、Google とかなり密接になって開発しているような端末以外は「Android じゃない」
って思えてくる。
シェア低くない?
ギャラクシーが圧倒的だからかなり多いとも言えるが。
ただ、Kindle 頑張りそうだし。
今後もフラグメントが増えそう。
バージョンの違いも無論。