Microsoftは6月29日と30日、および7月2日(いずれも米国時間)にWindows 10 Insider Previewの新たなビルドをそれぞれ公開した。最新ビルドはビルド10162となっており、
ISOイメージも公開されている(
Blogging Windowsの記事1、
Blogging Windowsの記事2、
Blogging Windowsの記事3、
Windows Centralの記事、
The Registerの記事)。
29日に公開されたビルド10158では以前
アナウンスされていた通り、新Webブラウザーの名称が「Project Spartan」から「Microsoft Edge」に公式に変更され、アイコンも「e」を変形したデザインのMicrosoft Edgeアイコンとなった。Microsoft Edgeの新機能としては、オプションで「ホーム」ボタンの追加やダーク系のテーマが選択できるようになり、起動時や新規タブに表示する内容をカスタマイズできるようになっているほか、お気に入り/ブックマークのインポート機能やバックグラウンドでのオーディオ再生機能などが追加されている。ホームボタンやダーク系のテーマはWindows Insiderからの要望が多かった機能だという。
また、タブレットモードでの操作性やWindows 8/8.1アプリおよびクラシック(Win32)アプリのサポートが改善されており、Cortanaではメール送信機能の追加やOffice 365との統合が行われている。ただし、まだ日本語環境ではCortanaを使用できない。PCとスマートフォンを連携させて使用するための「
Phone Companion」アプリも追加されている。なお、「Insider Hub」アプリはデフォルトでインストールされなくなっており、「設定」アプリの「システム→アプリと機能→オプション機能の管理」から追加する必要がある。また、本ビルド以降、新ビルドに更新するにはInsider Programに登録したMicrosoftアカウントでのログインが必要となる。
30日に公開されたビルド10159と2日に公開されたビルド10162はバグの修正が中心となっており、ビルド10159ではビルド10158から300以上のバグが修正されているとのこと。細かい変更点としては、ビルド10159で新しい壁紙の追加とログイン画面の変更、ビルド10162にはMicrosoft Wi-Fiのアクセス権購入機能が追加されているようだ。
このほか、Windows 10 SDK PreviewおよびWindows 10 Mobile Emulator(ビルド10158)も6月30日に公開されている。それぞれ
Windows 10 Developer Toolsページからダウンロード可能だ(
Building Apps for Windowsの記事、
Neowinの記事)。