武雄市が公式ウェブサイトを刷新、Facebookへの完全移行をやめる 62
どうしてこうなった 部門より
2011年より市の公式WebページをFacebook上に移行する試みを行っていた佐賀県武雄市だが、Facebookへの完全移行を止め、今月より独自Webサイトでの運用を再開したという(読売新聞)。
市民からは「一覧性に欠け、検索しにくい」などの不満の声が出ていたことからの再開だという。
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
2011年より市の公式WebページをFacebook上に移行する試みを行っていた佐賀県武雄市だが、Facebookへの完全移行を止め、今月より独自Webサイトでの運用を再開したという(読売新聞)。
市民からは「一覧性に欠け、検索しにくい」などの不満の声が出ていたことからの再開だという。
今年行われる国勢調査では、PCやタブレット、スマートフォンでの回答も可能になるとのこと(NHK、国勢調査の公式サイト)。
今まで国勢調査は調査員が各世帯を訪問して調査票を回収する形で行われていたが、今年からは配布されたIDやパスワードを利用してインターネット経由での回答が行えるようになる。オンラインでの回答期間は9月20日までで、回答がなかった世帯には調査員が紙の調査票を配布するという。
Windows 10ではOS自体にはDVD再生機能が搭載されず、代わりに有料の「Windows DVD Player」というアプリケーションが提供される。しかし、15ドルのこのアプリケーションはあまりおすすめできないものになっているようだ。
Engadgetでは「Windows 10には買うべきでない15ドルのDVD Playerがある」という記事で、オープンソースのマルチメディアプレーヤーであるVLCの使用を薦めている。CNETの記事でも、$15のアプリはNo thanksであるとして、同じくVLCの使用を推奨している。大手ゲーム系ニュースサイトのIGNの記事では、Windows DVD PlayerはDVDを見ることができるだけとし、DVDのバックアップ(VOBファイル)の再生やBlu-rayの再生も必要になる場合に、VLCでの再生やMakeMKVを使ったリッピングを推奨している。
ビットコインのコア開発者たちが新たなビットコインクライアント「Bitcoin XT」をリリースした(BTCNews、Slashdot)。
かねてからビットコインの取引の上限が秒間7トランザクションであることは欠陥の一つとして指摘され続けてきた。これはビットコインのデータの管理単位であるブロックサイズが最大1MBであることに由来しているが、今回のBitcoin XTはそれを8MBに引き上げて対処しようとするものである。
分散型システムであるビットコインでは、仕様変更は参加ノード全体の同意が必要となるため、それに従うノードと従わないノードとの間でネットワークの分裂を引き起こす。Bitcoin XTでは、2016年1月までに採用率が75%を越えていれば実際に新仕様に移行する仕組みになっていて、これが成功するかどうかはビットコインの一大転換点となるだろう。
しかし性能問題についてはほかにも対応案が提案されており、議論が続いている状況である。強行的に行われたとも言える今回の措置を巡って、ビットコインコミュニティの議論は一層白熱しているとのこと。
ちなみに、タレコミ時点では国内主要メディアはカルプレス氏再逮捕ばかり報じていて、本件について触れている報道は見かけないようだ。解説の難しい問題であるとはいえ、ビットコインに関して言えばどちらがより重要なニュースであるかは明らかなのだが……。
Googleのデータセンターで落雷の影響を受けデータが喪失する障害が発生したそうだ。これにより、Google Cloud Platformに置かれていた顧客データの一部が失われたたという(Business Newsline、GIZMODO)。
障害が発生したのは、8月13日にベルギーにある欧州地区データセンター。データセンターにつながる電力網が連続して4回の落雷に見舞われた。設計上、落雷の発生については考慮はされているが、一度に4度の落雷が発生すること、しかも、4度の落雷が全て同じ箇所に落ちるということまでは考慮されていなかったという。
Googleでは、この障害によりデータの喪失が生じたのは全ディスクスペースの0.000001%に過ぎなかったとしている。今後はハードウェアをアップグレードし落雷対策を改善し続けるとしている。
英Information Commissioner's Office(ICO)が、「忘れられる権利によりGoogleの検索結果から削除された記事のリスト」を掲載した記事の検索結果からの削除をGoogleに命じた(ICOのニュースリリース、
The Guardianの記事、
BBC Newsの記事、
The Telegraphの記事)。
昨年、EUの司法裁判所が人物に関する不適切な古い情報を検索結果から削除するよう命じたことから、Googleに対する削除要請が相次いでいる。Googleでは検索結果からリンクを削除する一方で、削除したリンクについて各メディアに通知しているため、BBCなどは検索結果から削除された記事のリストを記事として公開している。
リストに削除要請者の名前は掲載されていないが、削除要請者の名前で検索しても検索結果にリスト記事へのリンクが表示されるようだ。そのため、元の削除要請者はリスト記事へのリンクについても削除要請しているが、Googleでは検索結果からの削除という社会的に重要な出来事に関する記事の中で、リストが重要な部分を占めるとして削除を拒否しているという。
ICOではGoogleの主張を認めつつ、削除要請者の名前で検索した場合にはリスト記事が検索結果に表示されることを正当化することはできないと述べている。Googleには検索結果を変更するまでに8月18日から35日間の猶予が与えられ、General Regulatory Chamber(一般規制部)への異議申し立ても可能とのことだ。
先週の土曜日、米バージニア州の航空管制センターでシステムに不具合が発生し、ワシントン空域の数百ものフライトが遅延もしくはキャンセルされるなどの被害が出た。一部ではサイバー攻撃の可能性も疑われていたが、米連邦航空局(FAA)が解析した結果、原因は今年初めに行われたレーダー施設で行われた管制システムのソフトウェアアップデートであることが判明したという(FAA、The Washington Post、GCN、Slashdot)。
問題があったのは、頻繁に参照されるデータをカスタマイズされたウィンドウに表示する機能。ここで本来なら不要になったデータは削除されるはずだったが、メモリ内にデータが残りそれが肥大化。その結果、システム全体の動作に必要な処理能力を奪ったとのこと。FAAおよび開発を行ったロッキードマーティンは、問題が解決するまでシステムの運用停止を決めたという。
Microsoftは18日、Windows 10の一般リリース後初となるInsider Previewビルド「ビルド10525」をFastリング向けに提供開始した。ビルド10525では色のオプションが改善されており、タイトルバーの色が変更可能となっている(Blogging Windows、Ars Technica、TNW News、Neowin)。
Windows 10ではタスクバーやスタートメニューを選択したアクセントカラーで表示することができるが、ウィンドウのタイトルバーには対応していない。本ビルドではアクセントカラーの設定がタイトルバーにも反映するようになっている。この設定を有効にするには、「設定」の「パーソナル設定」-「色」で「スタート、タスクバー、アクションセンターに色を付ける」をオンにすればいい。
また、変更点は明確に説明されていないが、メモリマネージャーに備わるメモリ圧縮機能が改善されたようだ。Windows 10ではメモリが圧迫されてくると、未使用のページをディスクに書き出す代わりにメモリ内で圧縮する仕組みが導入されている。圧縮されたページは「System」プロセスのワーキングセット内に格納されるため、タスクマネージャーで見ると以前のリリースよりもSystemプロセスのメモリ使用量が増加しているとのこと。
本ビルドの既知の問題点としては、Mobile Hotspot機能が使用できない、「映画&テレビ」アプリはストアから更新版を取得する必要がある、当初はオプションの言語パックが利用できない、といった点が挙げられている。また、Neowinの記事によれば、64ビット版のGoogle Chromeが正常に動作しないようだ。
なお、本ビルドではInsider Previewを示すデスクトップ上のウォーターマークが復活している。これまでInsider Previewを実行していた場合はそのままで自動的にアップグレードされるが、そうでない場合はアクティベーション済みのWindows 10からInsiderビルドの入手を有効にする必要がある。Insiderビルドの入手を有効にするには、「設定」の「更新とセキュリティ」-「Windows Update」-「詳細オプション」で、「Insiderビルドの入手」の「開始する」をクリックしてInsider Programに登録したMicrosoftアカウントでサインインすればいい。
ビットコイン消失事件を引き起こしたビットコイン取引所Mt.GOXの社長が再逮捕される見込みだという(読売新聞)。容疑は業務上横領で、顧客の預託金約3億2100万円を着服した疑いだという。
なお、着服したと言われている金の一部は3Dソフト「Shade 3D」の権利買い取りに使われていたという。
メディア関連コンポーネントで次々に脆弱性が発見されているAndroidだが、攻撃者が任意のコードを実行可能となるMediaServerの新たな脆弱性が公表された(TrendMicro — Security Intelligence Blog、ITworld)。
この脆弱性はMediaServerのAudioEffectコンポーネントに存在し、コマンドデータと応答データのバッファーサイズが正しくチェックされないため、ヒープオーバーフローが発生するというもの。この脆弱性を悪用することで、MediaServerと同じ権限でのコード実行が可能となる。Android 2.3~5.1.1に脆弱性が存在するとのことで、実質的には現在使われているAndroid端末のほぼすべてが影響を受けることになる。攻撃にはユーザーにアプリをインストールさせる必要があるようだが、脆弱性の悪用には特別なパーミッションを必要としない。そのため、無害に見えるアプリを使用した攻撃も可能だという。
TrendMicroは6月19日にAndroid Security Teamに脆弱性を報告。Android Security Teamでは8月1日にAndroid Open Source Project(ASOP)で修正版を公開している。なお、現在のところ実際の攻撃発生は確認されていないとのことだ。
「FC2」でわいせつな動画を不特定多数が見られるようにしたとして国内のインターネット関連ビジネスを手がける会社社長らが逮捕される事件があったが、警察がこの会社の前社長の兄であり、FC2の創設者とも言われる男性を国際手配したという(NHK)。
FC2は米国法人であるが、実際はダミー会社であるとの疑惑がある。
最近、Facebookでは「セキュリティ向上」のために携帯電話番号を登録させるよう促している。以前にはAndroid版Facebookアプリが勝手にその端末の電話番号を送信していたという話もあったが、こういった方法で登録された携帯電話番号から、それに紐付けられたユーザーの名前やプロフィール写真、居住地といった情報を抜き出せるという問題が発見されたそうだ(Gurdian)。
Facebookには、携帯電話番号から友人を探すという機能がある。Facebookのユーザー設定では、自分が第三者から携帯電話番号で検索されることがデフォルトで許可されており、この場合携帯電話番号を非公開にしていても、携帯電話番号からユーザーの情報を取得できるという。この問題を報告しているエンジニアは、「シンプルなアルゴリズム」で1万件の携帯電話番号を生成し、Facebook API経由でそこからユーザーの情報を取得できたとのこと。取得できる情報はFacebook上で公開されているものに限られるが、これによって携帯電話番号とその番号を所有しているユーザーのある程度の情報を取得できてしまうことになる。
とりあえず、Facebookに携帯電話の番号を登録するのは控えたほうが良さそうだ。
ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ