Google ChromeのデフォルトでFlashをブロックするHTML5 by Default、2月リリースのChrome 56は全ユーザーで有効化 57
開始 部門より
HTML5 by Defaultは、ユーザーが使用を許可したWebサイト以外でAdobe Flash Playerを無効化するというもので、5月に発表されていた通り段階的に適用が進められる。当初対象になるのは一部のユーザーとWebサイトのみだが、今後数か月かけてすべてのユーザーとWebサイトにロールアウトされていくとのこと。
この機能は8日にリリースされたChrome 56ベータのユーザーの50%で有効化されており、Chrome 55安定版では数日中にユーザーの1%で有効になる。2月にリリースされるChrome 56安定版では全ユーザーを対象に有効化する計画だという。
来年1月には、初めて訪問するWebサイトでFlashを許可するかどうかのプロンプトが表示されるようになる。その後、各ユーザーのWebサイト利用状況から算出されるSite Engagement Indexに基づき、段階的に利用頻度の低いWebサイトでもプロンプトが表示されるようになり、10月にはすべてのWebサイトでユーザーの許可が必要になるとのことだ。
5月の時点ではFlashを使用するトップ10のドメインはホワイトリストに登録し、HTML5 by Default導入後1年間は対象外にする計画も示されていた。ただし、今回の発表では該当記事へのリンクは張られているものの、ホワイトリストについては特に触れられていない。