パスワードを忘れた? アカウント作成
12716637 story
バイオテック

米FDA、遺伝子操作したネッタイシマカの放出実験による環境への影響は少ないとの事前判断 15

ストーリー by headless
gmo 部門より
米食品医薬品局(FDA)は11日、フロリダ州で計画されている遺伝子操作したオスのネッタイシマカを放出する実験について、環境への影響は少ないとの事前判断を示した(FDAの発表OxitecのプレスリリースThe Vergeの記事Ars Technicaの記事CNN.comの記事)。

このネッタイシマカは英Oxitecが開発した「OX513A」で、オスのOX513Aと交尾したメスのネッタイシマカが産んだ卵は成虫になる前に死滅するという。ネッタイシマカはデング熱や黄熱病、チクングニア熱、ジカウィルスなどを媒介する。ブラジルやケイマン諸島で行われた実験では大きな効果を上げており、フロリダキーズ諸島キーヘイブンでの実験が数年前から計画されていた。オスのOX513Aは吸血せず、2日ほどで死ぬために環境への影響は少ないと考えられているが、実験台にされる地元住民からの反発は強い。FDAではパブリックコメントを11日から30日間受け付け、その結果を見て最終的な判断を下すことになる。

キーヘイブンでは2009年と2010年にデング熱が感染拡大したことで実験が計画されたのだが、現在注目を集めているのはジカウィルスの感染拡大だ。妊娠した女性がジカウィルスに感染した場合、小頭症の子供が生まれる確率が高くなることが指摘されている。しかし、ジカウィルスは感染しても80%程度は症状が出ず、発症しても多くが軽症で、重症化するケースはまれだという。米国では現在のところ、ネッタイシマカによるジカウィルスの感染は確認されていないが、発症者がいないまま感染が拡大する可能性もある。Oxitec CEOのHadyn Parry氏は、感染が拡大する前に実験を行うことが急務であるとの考えを示している。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2016年03月14日 9時11分 (#2980198)

    不妊虫放飼 [wikipedia.org]という手段で、奄美・沖縄における沖縄におけるウリミバエ対策など、結構行われています。
    「本当にリスクゼロなのか?」という問いに明確にゼロであるとは言えないでしょうね。少なくともリスクがゼロであることの完全な証明は不可能と考えて良い。
    ただ、そのリスクを恐れて手をこまねいていると、伝染病の蔓延リスクが上昇するというのも事実。だから双方を天秤にかけ、リスクを覚悟しつつ決断してゆかなければならない。
    一面のリスクを過大に評価している声の大きい人をどう説得するか、どう納得してもらうか。課題ですね。そんな声が蔓延すると、なにも改善されない。発展は期待できない。

typodupeerror

身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

読み込み中...