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まあ、この頃のジャリタレとか見ていると、そういうヤツ等が勘違いしてくれれば下らないCMが減って嬉しいですけど。
日米の格差で思い出したんですが、
アメリカではアルバム制作が決まると、「アドバンス(前金)」というものの額を設定します。レコーディング費用はアーティストが負担しなければなりませんが、それを立て替えるものとしてレコード会社からアーティストにアドバンスが渡され、レコーディングがすむとビデオ制作費やツアーサポート費としてまたアドバンスが渡されます。アドバンスは無利子ですが、アルバム発売後に売り上げによって発生する印税は、まずアドバンスのリクープ(回収)に充てられます。(※)
NINほどの売り上げ実績のある大物が大手レーベルに属していればアドバンスの設定額もなにかと高くなりがち、高ければリクープ期間が長期間にわたるリスクが増す、パブリシティ(取材・会見など)も数多くこなさないといけない、と大物ならではの苦労も多いんじゃないでしょうか。で、大手レーベルにはプロモーションやディストリビューションの面での有利さもあるけど、できるだけ自分たちでやって身軽になりたい、とか。
※ このあたりの仕組みは、10年近く前の本になるがDavid Ellefsonの著書 [amazon.co.jp]がわかりやすい。書名と表紙はドギツイが良書。同書の訳注によると、日本ではレコーディング費用はプロダクションが負担し、レコード会社から原盤印税の一部を受領して回収、アーティスト印税率はアメリカよりもかなり低いらしい。
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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie
ポイントになるのは無料配布ではない (スコア:2, 興味深い)
iTunesStoreが全米2位の音楽小売業者になった [itmedia.co.jp]なんてニュースもありましたし、その気になれば収入源はiTunesStoreとライブと直販、販促はYouTubeなんてスタイルでやっていける人もたくさんいるのではないですかね。
自分達でプロマネ雇って、DL販売、直販まで用意できるのであれば、アーティストにとってはレコード出版社は活動に口出して制約かけてくるだけの存在になってしまうわけで、各レーベルの看板になっているようなビッグアーティストが次々離脱なんてことがあれば業界大荒れですよ。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
逆に言えば大物だけの話だね (スコア:0)
まあ、この頃のジャリタレとか見ていると、そういうヤツ等が勘違いしてくれれば下らないCMが減って嬉しいですけど。
Re:逆に言えば大物だけの話だね (スコア:2, すばらしい洞察)
超のつく大物でも、何があっても離れない信者がいるカリスマ性をもってないと。
このあたりの閾値みたいなものは日米で大きな格差があると思いますよ。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:逆に言えば大物だけの話だね (スコア:4, 参考になる)
日米の格差で思い出したんですが、
アメリカではアルバム制作が決まると、「アドバンス(前金)」というものの額を設定します。レコーディング費用はアーティストが負担しなければなりませんが、それを立て替えるものとしてレコード会社からアーティストにアドバンスが渡され、レコーディングがすむとビデオ制作費やツアーサポート費としてまたアドバンスが渡されます。アドバンスは無利子ですが、アルバム発売後に売り上げによって発生する印税は、まずアドバンスのリクープ(回収)に充てられます。(※)
NINほどの売り上げ実績のある大物が大手レーベルに属していればアドバンスの設定額もなにかと高くなりがち、高ければリクープ期間が長期間にわたるリスクが増す、パブリシティ(取材・会見など)も数多くこなさないといけない、と大物ならではの苦労も多いんじゃないでしょうか。で、大手レーベルにはプロモーションやディストリビューションの面での有利さもあるけど、できるだけ自分たちでやって身軽になりたい、とか。
※ このあたりの仕組みは、10年近く前の本になるがDavid Ellefsonの著書 [amazon.co.jp]がわかりやすい。書名と表紙はドギツイが良書。同書の訳注によると、日本ではレコーディング費用はプロダクションが負担し、レコード会社から原盤印税の一部を受領して回収、アーティスト印税率はアメリカよりもかなり低いらしい。