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買えばソースもついてくる?(再配布は?)
よーく勘違いされやすい点だけど、自分の著作物はなんぼでもリライセンスできるので、プロプライエタリなバージョンも作れる。一旦オープンソースでライセンスしたものを過去に遡って取り消すってことはできないけどね。
まあ今回の動きはオープンソースとプロプライエタリの二本立てという、いわゆるMySQL商法を採らないとビジネスとして成立しない(オプソといえどもタダで作れるわけじゃないからね)という現実の厳しさをまたしても再確認させられてしまったわけですが。
でもGPLにはこんな項目があります。
5. You are not required to accept this License, since you have not signed it. However, nothing else grants you permission to modify or distribute the Program or its derivative works. 以下略
5. You are not required to accept this License, since you have not signed it. However, nothing else grants you permission to modify or distribute the Program or its derivative works.
以下略
GPLで頒布すると、「GPL以外には頒布、修正を認めるライセンスは無い」と書いてあるわけです。
GPLとその他のライセンスのデュアルライセンスにした場合、ここで衝突するのではないかと5年くらい悩んでいます。
デュアルライセンスってのはAの条件もBの条件も守りなさいって言うんじゃなくて 配布を受ける人それぞれの都合でAを選ぶかBを選ぶかをゆだねるのだから問題ないです。
それにここでYouといっているのは配布を受ける側であって、配布物に対しあなたがもともと持っている権利はGPLによって制限されるわけじゃありません。
はい。それは理解しています。
単なるデュアルライセンスなら問題はありません。GPLとのデュアルライセンスの場合、どう解釈したらいいのか判らなくなるのです。
AここではGPLには「他にあなたに再配布や改変を認めるライセンスは無いよ」という項目がありBの存在を否定しているように読めるのです。
? ? 何を悩んでいるんでしょうか。
GPLは確かに制限のきついライセンスですから、他の緩やかなライセンスや商用ソフトのライセンスとは同時には成り立たないことが多いでしょうけど、でもGPLの文言はGPLを受け入れたからこそ効力を発揮するものなので(そして契約というのはみなそうですが)、 ユーザーがGPLでない別のライセンスを選択したのならそのライセンスのことだけを考えればいいのです。
AとBのライセンスがあってどちらか好きなほうを選んでくださいというのならともかく、Aには「これ以外にライセンスは無いよ」と書いてあるわけです。
そのような状態でBのライセンスは有効なのか、そもそもAに「その他のライセンスは無いよ」なんて主張する権利はあるのか、配布者がライセンスの一つとしてGPLを選択するという時点でその他のライセンスは選ぶことはできないのではないか、というあたりが悩みです。
GPLとその他のライセンスのデュアルライセンスで配布されている場合、GPLの第5項は有効なのか、どのように解釈したらいいのか、というところが解りません。
完全に同一機能を再現できるかどうかは知りませんが、元になってるのは↓ですよね?
OSSメール・ソフトSylpheedでPostgreSQL利用し高速全文検索,「Sylph-Searcher」正式リリース:ITpro [nikkeibp.co.jp]
個人的には開発用にPostgreSQLが入ってるPCにもトラブルなくインストールされるのかが気になりますが。
まぁ SRA-OSS なら PowerGress もってるからな。PostgreSQL って修正BSDライセンスのはずだし。クローズドで完結できるぞ。
> 一旦オープンソースでライセンスしたものを過去に遡って取り消すってことはできないけどね。
取消は確かにできないでしょうね。ただし、GPLとのデュアルライセンスとかだったら可能かも。
2つのコードは全く同じで、片方はGPL、もう片方はXXXとか。
大きなプロジェクトの場合、自分の著作物ならという条件が曲者ではないかなー。例えばGPLでライセンスされたものに対するパッチがコントリビュータにより提供されたとすると、そのパッチはGPLによりライセンスされたものと考えるのが自然だと思います。そうなると、そのプロジェクトの管理団体といえど、そのコントリビュータの了承を取ることなく異なるライセンスで提供するのは難しそうな。
GNUはCopyright Assignment書かせるよね。あとOOoとかMonoなんかも。Sylpheedに関しては他人のコードはあまりないんじゃないかな?というのも、割と早い時期からClawsってブランチプロジェクトができてたんだけど、山本さんはそこの成果物をほとんど取り入れずに自分で実装し直していたと記憶している。gtk2 portは足永さん仕事だけど、あれは(山本さんが当時所属していた)グッデイの委託によるもの(というか入社試験代わりか)だから、著作権の委譲はなされているんじゃないかな。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
Sylpheedは GNU GPL (ライブラリ部のLibSylphは GNU LGPL) (スコア:0)
買えばソースもついてくる?(再配布は?)
Re:Sylpheedは GNU GPL (ライブラリ部のLibSylphは GNU LGPL) (スコア:3, 参考になる)
よーく勘違いされやすい点だけど、自分の著作物はなんぼでもリライセンスできるので、プロプライエタリなバージョンも作れる。一旦オープンソースでライセンスしたものを過去に遡って取り消すってことはできないけどね。
まあ今回の動きはオープンソースとプロプライエタリの二本立てという、いわゆるMySQL商法を採らないとビジネスとして成立しない(オプソといえどもタダで作れるわけじゃないからね)という現実の厳しさをまたしても再確認させられてしまったわけですが。
Re:Sylpheedは GNU GPL (ライブラリ部のLibSylphは GNU LGPL) (スコア:1)
でもGPLにはこんな項目があります。
GPLで頒布すると、「GPL以外には頒布、修正を認めるライセンスは無い」と書いてあるわけです。
GPLとその他のライセンスのデュアルライセンスにした場合、ここで衝突するのではないかと5年くらい悩んでいます。
Re: (スコア:0)
デュアルライセンスってのはAの条件もBの条件も守りなさいって言うんじゃなくて 配布を受ける人それぞれの都合でAを選ぶかBを選ぶかをゆだねるのだから問題ないです。
それにここでYouといっているのは配布を受ける側であって、配布物に対しあなたがもともと持っている権利はGPLによって制限されるわけじゃありません。
Re:Sylpheedは GNU GPL (ライブラリ部のLibSylphは GNU LGPL) (スコア:1)
はい。それは理解しています。
単なるデュアルライセンスなら問題はありません。GPLとのデュアルライセンスの場合、どう解釈したらいいのか判らなくなるのです。
AここではGPLには「他にあなたに再配布や改変を認めるライセンスは無いよ」という項目がありBの存在を否定しているように読めるのです。
Re: (スコア:0)
? ? 何を悩んでいるんでしょうか。
GPLは確かに制限のきついライセンスですから、他の緩やかなライセンスや商用ソフトのライセンスとは同時には成り立たないことが多いでしょうけど、でもGPLの文言はGPLを受け入れたからこそ効力を発揮するものなので(そして契約というのはみなそうですが)、 ユーザーがGPLでない別のライセンスを選択したのならそのライセンスのことだけを考えればいいのです。
Re:Sylpheedは GNU GPL (ライブラリ部のLibSylphは GNU LGPL) (スコア:1)
AとBのライセンスがあってどちらか好きなほうを選んでくださいというのならともかく、Aには「これ以外にライセンスは無いよ」と書いてあるわけです。
そのような状態でBのライセンスは有効なのか、そもそもAに「その他のライセンスは無いよ」なんて主張する権利はあるのか、配布者がライセンスの一つとしてGPLを選択するという時点でその他のライセンスは選ぶことはできないのではないか、というあたりが悩みです。
GPLとその他のライセンスのデュアルライセンスで配布されている場合、GPLの第5項は有効なのか、どのように解釈したらいいのか、というところが解りません。
オープンソースでしょ? (スコア:0)
完全に同一機能を再現できるかどうかは知りませんが、元になってるのは↓ですよね?
OSSメール・ソフトSylpheedでPostgreSQL利用し高速全文検索,「Sylph-Searcher」正式リリース:ITpro [nikkeibp.co.jp]
個人的には開発用にPostgreSQLが入ってるPCにもトラブルなくインストールされるのかが気になりますが。
Re:オープンソースでしょ? (スコア:3, 参考になる)
まぁ SRA-OSS なら PowerGress もってるからな。PostgreSQL って修正BSDライセンスのはずだし。
クローズドで完結できるぞ。
Re: (スコア:0)
> 一旦オープンソースでライセンスしたものを過去に遡って取り消すってことはできないけどね。
取消は確かにできないでしょうね。
ただし、GPLとのデュアルライセンスとかだったら可能かも。
2つのコードは全く同じで、片方はGPL、もう片方はXXXとか。
Re: (スコア:0)
大きなプロジェクトの場合、自分の著作物ならという条件が曲者ではないかなー。
例えばGPLでライセンスされたものに対するパッチがコントリビュータにより提供されたとすると、そのパッチはGPLによりライセンスされたものと考えるのが自然だと思います。
そうなると、そのプロジェクトの管理団体といえど、そのコントリビュータの了承を取ることなく異なるライセンスで提供するのは難しそうな。
Re:Sylpheedは GNU GPL (ライブラリ部のLibSylphは GNU LGPL) (スコア:1, 参考になる)
GNUはCopyright Assignment書かせるよね。あとOOoとかMonoなんかも。Sylpheedに関しては他人のコードはあまりないんじゃないかな?というのも、割と早い時期からClawsってブランチプロジェクトができてたんだけど、山本さんはそこの成果物をほとんど取り入れずに自分で実装し直していたと記憶している。gtk2 portは足永さん仕事だけど、あれは(山本さんが当時所属していた)グッデイの委託によるもの(というか入社試験代わりか)だから、著作権の委譲はなされているんじゃないかな。