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2つのレンズ・撮像素子を使った「普通のステレオ撮影」以外でも、面白い機能がありますね。
「3D時間差撮り」は、人間の裸眼では通常は立体的に見えないものをも立体的に見せることができる、という点で注目機能です。フジはこれを、「雲海や山岳の風景に立体感を与えられる」としていますが、もっとスケールの大きなものも可能だと思います。
例えば、このカメラを横倒しにして、地平線から登る月と地平線に沈む月を撮影してやれば、原理上は「地球サイズのステレオ視覚(いわゆる日周視差)で、球のように立体的に見える月」も撮影できます。露出等の条件をきれいに合わせるのは難しいでしょうが、とにかく原理上は可能です。
「3D時間差撮り」などは普通のデジカメでも撮影可能ではありますが、それを立体写真として見る方法が限られてしまいます。今回のデジカメはステレオ撮影できるだけでなく、立体写真を見る機能とセットなのが嬉しい。
# さらに年周視差を使えば、宇宙での星々の散らばりも立体写真で!## って、視差が小さすぎてそれは無理があるか。
そういう用途であれば、レンズ2台を搭載するメリットは殆どありません。ビュアーで簡単に立体視できるのは良いかもしれませんね。
自転を利用する場合、月の出と入りの間に月齢が変わるため、太陽光の当たり具合も変化するという問題があるそうです。 http://www.asahi-net.or.jp/~ep3n-kizm/astro/photo/making3D.htm [asahi-net.or.jp]
また秤動といって、地球に対して月が首を振るように見える現象があるのですが、こちらを利用するとより大きな視差を得られるそうです。 http://www.sci-museum.kita.osaka.jp/news/text/a061202.html [osaka.jp]
個人的にもうひとつ紹介したいのが、低軌道の衛星画像による雲の立体視
夜間互いに遠隔地にある天文台同士が同じ時間に光学望遠鏡で月を撮影してくれればいいのですがね。 電波望遠用では既に(場合によっては衛星軌道まで入れて)やってるのだから、たまには光学でもやってくれて良いと思う。
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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall
月を立体的に見てみたい (スコア:3, 興味深い)
2つのレンズ・撮像素子を使った「普通のステレオ撮影」以外でも、面白い機能がありますね。
「3D時間差撮り」は、人間の裸眼では通常は立体的に見えないものをも立体的に見せることができる、という点で注目機能です。フジはこれを、「雲海や山岳の風景に立体感を与えられる」としていますが、もっとスケールの大きなものも可能だと思います。
例えば、このカメラを横倒しにして、地平線から登る月と地平線に沈む月を撮影してやれば、原理上は「地球サイズのステレオ視覚(いわゆる日周視差)で、球のように立体的に見える月」も撮影できます。露出等の条件をきれいに合わせるのは難しいでしょうが、とにかく原理上は可能です。
「3D時間差撮り」などは普通のデジカメでも撮影可能ではありますが、それを立体写真として見る方法が限られてしまいます。今回のデジカメはステレオ撮影できるだけでなく、立体写真を見る機能とセットなのが嬉しい。
# さらに年周視差を使えば、宇宙での星々の散らばりも立体写真で!
## って、視差が小さすぎてそれは無理があるか。
Re: (スコア:2, 興味深い)
そういう用途であれば、レンズ2台を搭載するメリットは殆どありません。
ビュアーで簡単に立体視できるのは良いかもしれませんね。
自転を利用する場合、月の出と入りの間に月齢が変わるため、
太陽光の当たり具合も変化するという問題があるそうです。
http://www.asahi-net.or.jp/~ep3n-kizm/astro/photo/making3D.htm [asahi-net.or.jp]
また秤動といって、地球に対して月が首を振るように見える現象があるのですが、
こちらを利用するとより大きな視差を得られるそうです。
http://www.sci-museum.kita.osaka.jp/news/text/a061202.html [osaka.jp]
個人的にもうひとつ紹介したいのが、低軌道の衛星画像による雲の立体視
Re:月を立体的に見てみたい (スコア:1)
夜間互いに遠隔地にある天文台同士が同じ時間に光学望遠鏡で月を撮影してくれればいいのですがね。
電波望遠用では既に(場合によっては衛星軌道まで入れて)やってるのだから、たまには光学でもやってくれて良いと思う。
ここは自由の殿堂だ。床につばを吐こうが猫を海賊呼ばわりしようが自由だ。- A.バートラム・チャンドラー 銀河辺境シリーズより