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労働の価値(賃金)の要因は、買い叩き(奴隷労働)という情緒的な問題以外にも、通貨の価値の差というのもあります。これらの要因により、同じ労働であってもその価値に差が出ます。この不平等は、ひいては人間を能力以外の基準で価値付けすることであり、非人道的です。この道徳的な問題だけでなく、アジアでは大量の低所得工場労働者を生み出されて格差は拡大し、日本では工場労働という仕事そのものが無くなっていき、やはり格差は拡大し、という弊害が生じており、皆で不幸になっています。同一労働同一賃金が実現しない状態で市場原理がまかり通ると、このように格差が拡大するのでしょう。
これを防ごうとして貿易そのものに制限を加えると、ブロック経済であり、世界戦争の要因になりました。難しいものです。
今度はグローバル化の行きつく先に戦争がありそうだな。
小さい経済の中で(他の経済圏との)通貨の価値の差って労働条件とは関係ないですよね?極論小さい経済圏内で需要と供給を満たせるならですが・・・一般的な家を買うことができ、そこそものものが食べれる環境が、そこそこ働いて得ることができるなら過酷な労働条件ではないので別にそういう経済圏の物の余剰品が経済圏外の人が買うことが倫理に反するかと言えば労働者も満足してるわけですし、通貨差益で買った人も得です。マーケットにおけるエンドトゥーエンドではまったく損してません。問題はその後で、"おそらく得してる誰か"(国や企業)が得する事になります。
そこで国が税金や補助、関税を利用することで、小さい格差はあるものの適切な範囲に抑えればその経済圏内で圧倒的に人がたりなくなるまでは適切に成長が望めるので他経済圏と自経済圏の問題はありません。
ここまで相対的な通貨の価値とは関係ありませんが通貨の価値の差ってそんなに重要でしたっけ?(色々端折ってるので揚げ足は取りやすいと思いますが本質的なところで)
>小さい経済の中で(他の経済圏との)通貨の価値の差って労働条件とは関係ないですよね?
関係ありませんが、その両方が原因です。はっきりいって、中国の国策なんです。単純労働者の賃金を安くして、かつ元安に誘導することで輸出競争力を確保するという戦略です。その反動で中国では相変わらず中間層は形成されず、社会不安の原因となってます。だから、中国の工場労働者の待遇というのは、中国国内においても、他の仕事よりはましかもしれませんが、おっしゃるような好条件では無いはずです。
>マーケットにおけるエンドトゥーエンドではまったく損してません。
そうとも言えないんです。日本が好景気だった時代を振り返ると、だいたい円安です。卑近ではリーマンショック以前の好景気の時はそんな感じです。確かに、円高ならではのメリットというのも存在しますが、トータルとしては円安のほうが、国全体としては幸せに慣れています。だからこそ、昨今は各国が通貨安争いをやっているわけで、円高なのは日本がその争いに加わっていないからです。
>通貨の価値の差ってそんなに重要でした
重要だと思いますが。極論を言うと、通貨の価値の差の原因たる「貿易赤字」も「貿易黒字」も悪です。素朴な話、工場労働という働き方が日本から消えていったとすると、それまで工場労働やっていた人は何をすれば良いのでしょうか? 貿易を肯定する効果として、「国際分業」がありますが、この言葉がきれいごとであるためには、代わりの仕事があることが条件です。つまり、分業した結果、工場労働は中国に移ったとして、代わりの仕事が国内にあるならばそれで良いんです。単純に仕事がなくなっただけではダメです。本来、貿易でそれぞれの国で不足しているものだけを融通し合うだけならば良いのですが、円高というだけで、国内で不足していない工場労働が他国に持っていかれているのが現状です。
それで仕事を失った工場労働者ですが、向き不向きがありますので全員に頭脳労働者になってもらうというのも無理がありますが、そもそもそういった職種にむけて再教育(訓練)する仕組みが日本では不十分です。工場労働者自身でなんとかしろという話になってしまいます。より条件の悪い単純労働に移ってもらうしかありません。それで、生計が成り立つならばそれで良いんですが、成り立たなければ税金で面倒みなければなりません。しかし、我が国にはそこまでの財源や覚悟はありません。
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人の価値 (スコア:1)
労働の価値(賃金)の要因は、買い叩き(奴隷労働)という情緒的な問題以外にも、通貨の価値の差というのもあります。これらの要因により、同じ労働であってもその価値に差が出ます。この不平等は、ひいては人間を能力以外の基準で価値付けすることであり、非人道的です。
この道徳的な問題だけでなく、アジアでは大量の低所得工場労働者を生み出されて格差は拡大し、日本では工場労働という仕事そのものが無くなっていき、やはり格差は拡大し、という弊害が生じており、皆で不幸になっています。同一労働同一賃金が実現しない状態で市場原理がまかり通ると、このように格差が拡大するのでしょう。
これを防ごうとして貿易そのものに制限を加えると、ブロック経済であり、世界戦争の要因になりました。難しいものです。
Re: (スコア:0)
今度はグローバル化の行きつく先に戦争がありそうだな。
Re: (スコア:0)
小さい経済の中で(他の経済圏との)通貨の価値の差って労働条件とは関係ないですよね?
極論小さい経済圏内で需要と供給を満たせるならですが・・・
一般的な家を買うことができ、そこそものものが食べれる環境が、そこそこ働いて得ることができるなら過酷な労働条件ではないので
別にそういう経済圏の物の余剰品が経済圏外の人が買うことが倫理に反するかと言えば
労働者も満足してるわけですし、通貨差益で買った人も得です。
マーケットにおけるエンドトゥーエンドではまったく損してません。
問題はその後で、"おそらく得してる誰か"(国や企業)が得する事になります。
そこで国が税金や補助、関税を利用することで、小さい格差はあるものの適切な範囲に抑えれば
その経済圏内で圧倒的に人がたりなくなるまでは適切に成長が望めるので他経済圏と自経済圏の問題はありません。
ここまで相対的な通貨の価値とは関係ありませんが通貨の価値の差ってそんなに重要でしたっけ?
(色々端折ってるので揚げ足は取りやすいと思いますが本質的なところで)
Re:人の価値 (スコア:2)
>小さい経済の中で(他の経済圏との)通貨の価値の差って労働条件とは関係ないですよね?
関係ありませんが、その両方が原因です。はっきりいって、中国の国策なんです。単純労働者の賃金を安くして、かつ元安に誘導することで輸出競争力を確保するという戦略です。その反動で中国では相変わらず中間層は形成されず、社会不安の原因となってます。だから、中国の工場労働者の待遇というのは、中国国内においても、他の仕事よりはましかもしれませんが、おっしゃるような好条件では無いはずです。
>マーケットにおけるエンドトゥーエンドではまったく損してません。
そうとも言えないんです。日本が好景気だった時代を振り返ると、だいたい円安です。卑近ではリーマンショック以前の好景気の時はそんな感じです。確かに、円高ならではのメリットというのも存在しますが、トータルとしては円安のほうが、国全体としては幸せに慣れています。だからこそ、昨今は各国が通貨安争いをやっているわけで、円高なのは日本がその争いに加わっていないからです。
>通貨の価値の差ってそんなに重要でした
重要だと思いますが。極論を言うと、通貨の価値の差の原因たる「貿易赤字」も「貿易黒字」も悪です。素朴な話、工場労働という働き方が日本から消えていったとすると、それまで工場労働やっていた人は何をすれば良いのでしょうか? 貿易を肯定する効果として、「国際分業」がありますが、この言葉がきれいごとであるためには、代わりの仕事があることが条件です。つまり、分業した結果、工場労働は中国に移ったとして、代わりの仕事が国内にあるならばそれで良いんです。単純に仕事がなくなっただけではダメです。本来、貿易でそれぞれの国で不足しているものだけを融通し合うだけならば良いのですが、円高というだけで、国内で不足していない工場労働が他国に持っていかれているのが現状です。
それで仕事を失った工場労働者ですが、向き不向きがありますので全員に頭脳労働者になってもらうというのも無理がありますが、そもそもそういった職種にむけて再教育(訓練)する仕組みが日本では不十分です。工場労働者自身でなんとかしろという話になってしまいます。より条件の悪い単純労働に移ってもらうしかありません。それで、生計が成り立つならばそれで良いんですが、成り立たなければ税金で面倒みなければなりません。しかし、我が国にはそこまでの財源や覚悟はありません。