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25年前っていったら、MS-DOS全盛で、スーパーファミコンもでておらず、たぶんPC-8801SR世代が主流(?)だったころですよ。
今の製品の複雑化(機能数nが10倍になると、検査組み合わせは100倍以上になるというアレ)を、なんとかIT技術で、製品化可能な範囲に落とし込んでいるように感じます。
製品の価格なんてそんなに変わらない(むしろ安い?)のに、これだけ複雑化したら、そりゃ生産性あがらないでしょうに。むしろ同じにできているのが幸運にさえ感じます。
#などと日経ビジネスOnline(要登録)を読まずに脊髄反射してみた
そうそう。生産性が上がっていないのではなく、生産したモノの価値がその分下がっているんじゃないか。
現在、コンピュータが処理している仕事の一部は、人手によって行われていた。その頃は、当然その分の人件費が必要で、それがモノの価値に転嫁されていた。それが今では、コンピュータで短時間に処理できるようになって、費用が下がり、モノの価値も安くなった。
人間一人当たりが生産しているモノの量は確実に増えているはず。一方で、モノの価値は低下しているので、金額ベースで考えれば、生産性は上がっていない様に見えるのかもしれない。
ダイナブックを忘れられている東芝…
# 時期的に少し遅れた98Nはダイナブックのパクリだと当時思っていた。 < そんなに短時間で筐体設計など出来るわけがない
PC-9801VMが1985年で、これがかなりブレイク。ビジネス用途にパソコン(PC-9801シリーズ)を使う、という流れを生み出した機種と言ってもいいと思う。1987年には、EPSONのPC-9801互換機PC-286の登場してるし、一太郎Ver.3も1987年。そんなこんなで、25年前にはもう、「ワープロ用途にPC-9801のDOS用ソフトを使う」のはかなり流行ってた時期になるかと思う。
25年前と今の一番大きな違いは、ネットの存在じゃないかな。NetWareでファイル共有、という便利さがちょっと噂には知られてたけど、コスト的に導入してるとこは少ない、といった時代で、
25年前のパソコンはたいていスタンドアロンで、その中でデータが完結しているのが普通。各自の業務でペンの代わりにPCを使っているだけで、人と人との間のプロトコルは従来の紙ベースのまま。手書きの書類が要求される場面も多いけど、そういう場合でも下書き段階での文章推敲手段としてワープロがかなり有効に使われてた、ぐらいな感じで。
今はネットの普及によりPC内の情報そのものを他者と共有できるのが当たり前になっているけど、「そういう実態にあったPCとネット前提の業務フローに切り替えできている」のか「従来の業務フローのままで、PCの特性が生かされていない」のか、どちらなのかが、IT化が有効に機能しているかどうかのキモだと思う。
#要するに、昔っから「近い将来ペーパーレス社会になる」と言われつつも、未だにペーパーレス社会になってないってことは、全然IT化による効率改善ができてないってことで。
> #要するに、昔っから「近い将来ペーパーレス社会になる」と言われつつも、> 未だにペーパーレス社会になってないってことは、全然IT化による効率改善ができてないってことで。
ペーパーレス社会だけがIT化の目的ではないと思います。
と、いうか、ペーパーレスは目に見える現象でIT化の本質的な目的じゃない
おっさんが通りますよ。89年と言えば、9801全盛期で、ホビー用8ビット機の絶滅直前なのは合っているのだけれど、データのやり取りはフロッピーだね。今と比べても、一つのファイルサイズ自体が小さいから、データの移動に対する感覚はそれほど差はない。物理媒体だから手渡しか郵送だけれど。そのせいか、ペーパーレス度合いは今と大差なく、対面のチャンスが多い分、全体の仕事効率に変化が無いのは納得できます。
もっと重要な違いが有りますよ。「昭和」な時代は労働時間が長かった(PDF) [mhlw.go.jp]んです。この間のインフレ率を10%、労働生産性の向上を5%、労働時間の短縮を15%とすると、時間あたりの生産性は12%上がったことになります。この記事の議論に沿うなら、IT化によって日本人は時間あたり1割以上の効率化を達成し、その分を余暇や個人の時間とするようになった、ということになります。
そのPDFに書いてあるとおり、労働者一人あたりの労働時間の減少はパートタイム労働者の増加で説明されます。フルタイムでの被雇用者の労働時間はそんなに減っているとはいえないでしょう。
一方で、元の記事で労働生産性が増加していないという根拠になっている、法人企業統計年報においても、従業員数にパートタイム労働者が含まれるのであれば、時間あたりの生産性は上がっているといえるでしょう。
しかし実際のところ、名目の労働生産性はマネーサプライ(インフレ率)と労働者数でほぼ決まるような気がします。これの比較って、意味あるのでしょうか?
労働者数で割っているので労働生産性は労働者数に影響されません。名目の労働生産性を別の時点でのそれと比較するためにインフレ率を使うので、使わなければそれはそうでしょうとしか。
一般に産業構造が大きく変われば労働生産性は変わります。全員が自給自足の農家という極端な場合と比較すれば分かるかと。日本で言ったら、この20年に現れた職種(IT関係など)はそれまでより少しだけ生産性が高いだけだったということじゃないでしょうか。
>「昭和」な時代は労働時間が長かった(PDF) んです。でも伝え聞く限り、親父や叔父さん、バブル絶頂期に社会人になった従兄姉の世代のほうが、今より労働時間が短かったように聞こえるのはなぜだろうか…社会人になって干支が一周以上たったけど、仕事帰りにちょっと一杯なんていまだに片手で数えるくらいしかしたことないよ。毎日終電終バスですよ。
「俺は若いころモテまくったんだ」という武勇伝を信じてもあまり意味はないと思いますが。
単純に土曜日も出勤だったしな
実態がどうなってるかまで見ないとなんとも言えない気はしますが、
正社員は残業が禁止されている or 残業するには上長の許可がいるから定時に終わるように頑張って仕事しているけど派遣はそういった制限がない and 残業したほうが自分がもうかるからだらだらと残業をしている
という可能性も#効率があがっているのは確かか
手書きで済んでいた問題をWordとExcelで整形し誰も読まない資料を作成し保存し続ける無駄を続ければそうなるのだろう
必要としない事を仕事だと思って作業してればそうなる。
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ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ
製品の複雑化をITが現実的な工数の範囲にしている (スコア:5, 興味深い)
25年前っていったら、MS-DOS全盛で、
スーパーファミコンもでておらず、
たぶんPC-8801SR世代が主流(?)だったころですよ。
今の製品の複雑化(機能数nが10倍になると、
検査組み合わせは100倍以上になるというアレ)
を、なんとかIT技術で、製品化可能な範囲に
落とし込んでいるように感じます。
製品の価格なんてそんなに変わらない(むしろ安い?)のに、
これだけ複雑化したら、そりゃ生産性あがらないでしょうに。
むしろ同じにできているのが幸運にさえ感じます。
#などと日経ビジネスOnline(要登録)を読まずに脊髄反射してみた
Re:製品の複雑化をITが現実的な工数の範囲にしている (スコア:2)
そうそう。生産性が上がっていないのではなく、生産したモノの価値がその分下がっているんじゃないか。
現在、コンピュータが処理している仕事の一部は、人手によって行われていた。その頃は、当然その分の人件費が必要で、それがモノの価値に転嫁されていた。
それが今では、コンピュータで短時間に処理できるようになって、費用が下がり、モノの価値も安くなった。
人間一人当たりが生産しているモノの量は確実に増えているはず。
一方で、モノの価値は低下しているので、金額ベースで考えれば、生産性は上がっていない様に見えるのかもしれない。
Re:製品の複雑化をITが現実的な工数の範囲にしている (スコア:2)
X68000の最初のモデルが出て2年。FM-TOWNSとPC-9801N(98最初のノート型)が出た年でもある、と。
ホビー用途でもNECの機種は98かエプソンの互換機に移ってたんじゃないかな。
もう完全にオフトピだけどランスとドラゴンナイト [fc2.com]が出た年だそうです。
Re: (スコア:0)
ダイナブックを忘れられている東芝…
# 時期的に少し遅れた98Nはダイナブックのパクリだと当時思っていた。 < そんなに短時間で筐体設計など出来るわけがない
Re:製品の複雑化をITが現実的な工数の範囲にしている (スコア:2)
PC-9801VMが1985年で、これがかなりブレイク。ビジネス用途にパソコン(PC-9801シリーズ)を使う、という流れを生み出した機種と言ってもいいと思う。
1987年には、EPSONのPC-9801互換機PC-286の登場してるし、一太郎Ver.3も1987年。
そんなこんなで、25年前にはもう、「ワープロ用途にPC-9801のDOS用ソフトを使う」のはかなり流行ってた時期になるかと思う。
25年前と今の一番大きな違いは、ネットの存在じゃないかな。NetWareでファイル共有、という便利さがちょっと噂には知られてたけど、コスト的に導入してるとこは少ない、といった時代で、
25年前のパソコンはたいていスタンドアロンで、その中でデータが完結しているのが普通。
各自の業務でペンの代わりにPCを使っているだけで、人と人との間のプロトコルは従来の紙ベースのまま。手書きの書類が要求される場面も多いけど、そういう場合でも下書き段階での文章推敲手段としてワープロがかなり有効に使われてた、ぐらいな感じで。
今はネットの普及によりPC内の情報そのものを他者と共有できるのが当たり前になっているけど、
「そういう実態にあったPCとネット前提の業務フローに切り替えできている」のか「従来の業務フローのままで、PCの特性が生かされていない」のか、どちらなのかが、IT化が有効に機能しているかどうかのキモだと思う。
#要するに、昔っから「近い将来ペーパーレス社会になる」と言われつつも、未だにペーパーレス社会になってないってことは、全然IT化による効率改善ができてないってことで。
Re:製品の複雑化をITが現実的な工数の範囲にしている (スコア:2)
> #要するに、昔っから「近い将来ペーパーレス社会になる」と言われつつも、
> 未だにペーパーレス社会になってないってことは、全然IT化による効率改善ができてないってことで。
ペーパーレス社会だけがIT化の目的ではないと思います。
Re:製品の複雑化をITが現実的な工数の範囲にしている (スコア:1)
と、いうか、ペーパーレスは目に見える現象でIT化の本質的な目的じゃない
#存在自体がホラー
Re: (スコア:0)
おっさんが通りますよ。
89年と言えば、9801全盛期で、ホビー用8ビット機の絶滅直前なのは
合っているのだけれど、データのやり取りはフロッピーだね。
今と比べても、一つのファイルサイズ自体が小さいから、データの移動に対する感覚はそれほど差はない。物理媒体だから手渡しか郵送だけれど。
そのせいか、ペーパーレス度合いは今と大差なく、対面のチャンスが多い分、全体の仕事効率に変化が無いのは納得できます。
Re:製品の複雑化をITが現実的な工数の範囲にしている (スコア:1)
もっと重要な違いが有りますよ。
「昭和」な時代は労働時間が長かった(PDF) [mhlw.go.jp]んです。
この間のインフレ率を10%、労働生産性の向上を5%、労働時間の短縮を15%とすると、時間あたりの生産性は12%上がったことになります。
この記事の議論に沿うなら、IT化によって日本人は時間あたり1割以上の効率化を達成し、その分を余暇や個人の時間とするようになった、ということになります。
Re:製品の複雑化をITが現実的な工数の範囲にしている (スコア:1)
そのPDFに書いてあるとおり、労働者一人あたりの労働時間の減少はパートタイム労働者の増加で説明されます。
フルタイムでの被雇用者の労働時間はそんなに減っているとはいえないでしょう。
一方で、元の記事で労働生産性が増加していないという根拠になっている、法人企業統計年報においても、
従業員数にパートタイム労働者が含まれるのであれば、時間あたりの生産性は上がっているといえるでしょう。
しかし実際のところ、名目の労働生産性はマネーサプライ(インフレ率)と労働者数でほぼ決まるような気がします。
これの比較って、意味あるのでしょうか?
Re: (スコア:0)
労働者数で割っているので労働生産性は労働者数に影響されません。
名目の労働生産性を別の時点でのそれと比較するためにインフレ率を使うので、使わなければそれはそうでしょうとしか。
一般に産業構造が大きく変われば労働生産性は変わります。
全員が自給自足の農家という極端な場合と比較すれば分かるかと。
日本で言ったら、この20年に現れた職種(IT関係など)はそれまでより少しだけ生産性が高いだけだったということじゃないでしょうか。
Re: (スコア:0)
>「昭和」な時代は労働時間が長かった(PDF) んです。
でも伝え聞く限り、親父や叔父さん、バブル絶頂期に社会人になった従兄姉の世代のほうが、
今より労働時間が短かったように聞こえるのはなぜだろうか…
社会人になって干支が一周以上たったけど、仕事帰りにちょっと一杯なんていまだに片手で数えるくらいしかしたことないよ。
毎日終電終バスですよ。
Re:製品の複雑化をITが現実的な工数の範囲にしている (スコア:2)
Re: (スコア:0)
「俺は若いころモテまくったんだ」という武勇伝を信じてもあまり意味はないと思いますが。
Re: (スコア:0)
単純に土曜日も出勤だったしな
Re: (スコア:0)
実態がどうなってるかまで見ないとなんとも言えない気はしますが、
正社員は残業が禁止されている or 残業するには上長の許可がいる
から定時に終わるように頑張って仕事しているけど
派遣はそういった制限がない and 残業したほうが自分がもうかるから
だらだらと残業をしている
という可能性も
#効率があがっているのは確かか
Re:製品の複雑化をITが現実的な工数の範囲にしている (スコア:1)
手書きで済んでいた問題を
WordとExcelで整形し誰も読まない資料を作成し
保存し続ける無駄を続ければそうなるのだろう
必要としない事を仕事だと思って作業してればそうなる。