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> 日本の労働生産性はあまり変わっていないそうだ。そのことから、> 「IT化は壮大な無駄なのではないか」との問題提起がされている
生産性をあげるだけがITの目的じゃないよね。人件費削減するとか、通信費を削減するとか、紙を無駄にしないとか、ITの目的はいろいろあるはずです。
ところがですね、IT化したら末端業務が倍増して残業手当で人件費が膨れあがったようなところもあるわけです。以前は伝票を見て紙にまとめるだけだったのが、伝票からバーコードで端末に入力したデータを印字して、それをさらに紙にまとめるみたいな運用がされてたりするんです。
そんなうちの会社を見るに、IT化することそのものが目的だとしか思えない事例って意外と世間に溢れてるんじゃないかと思うのです。誰が間でおいしい思いをしてるんでしょうね、まったく・・・。
>以前は伝票を見て紙にまとめるだけだったのが、伝票からバーコードで端末に入力したデータを印字して、それをさらに紙にまとめるみたいな運用がされてたりするんです。
去年から引き受けた経理処理の一端はこんな感じ。検収処理のために業者から検収依頼の書類が郵送される(物は納入済み)->書類を受け入れ専門の部署(アウトソーシング先)に転送->転送先で書類のバーコードを読み取り発注DBと突き合せ検査処理用書類をプリントアウト->一枚ずつ受領印を押印し書類を受け取る->総務経理部門検査結果入力用DBにアクセスし書類の内容を手入力し書類に押印して上司に回送->上司が検査結果入力と書類を確認し押印して書類を戻す->再度結果を部内の経費管理用DBに手入力->書類に表紙を付けて総務経理部門に回送。
大昔は↓これで終わってたはず。業者から納品と一緒に検収書類を渡される。->検査結果を書類に記入押印し台帳にも記入->上司に承認印をもらい総務経理部門に回送
簡単だったはずの仕事がえらいめんどくさくなったなと思いつつやってたけど、作業ステップを書き出してみるととんでもないな orz.
スマホからなんで、簡単に。情報の受け渡し媒体が紙、でかつ、一時的な情報の保持にしかなってないのと各種DBが独立しているのがガンだと思う。
前の仕組みからすると、他の部署の入力作業を転嫁された形になっているのでは?
>各種DBが独立しているのがガンだと思う。
そう、それの為にさらに一時的な情報を保持した紙を一々印刷して転送して手入力するという本末転倒なIT現場。
>前の仕組みからすると、他の部署の入力作業を転嫁された形になっているのでは?
言われてみるとそうだ。
さらに、以前は存在していなかった部内の経費管理DBってのがガンモドキ。これって情報をためてはいるけどその情報をどこかで利用している形跡が無くておかしいと思い「なんでこれ必要なの?」と前任者に聞いてみたら「もしこの関係の情報を聞かれたらこれを見ればいい」「それはいつ聞かれたことがあるの」と聞くと「そんなの無い!」と怒鳴られて終わり。もしかして誰かの自己満足の為かも。と邪推。
>検収処理のために業者から検収依頼の書類が郵送される(物は納入済み)>->書類を受け入れ専門の部署(アウトソーシング先)に転送>->転送先で書類のバーコードを読み取り発注DBと突き合せ検査処理用書類をプリントアウト受け入れ専門の部署って発注DBと検収依頼の書類の突合せしかしてない?仕方ないかなという気もするけど、改善案としては業者からの検収依頼をEDIにする。(Webかなんかで入力、アップロード、検収結果はPDFかなんかでダウンロードさせる)ただ、真面目に作ると信頼性の担保は少々面倒、金はちとかかるかも。金だけでもないけど。
->一枚ずつ受領印を押印し書類を受け取る->総務経理部門検査結果入力用DBにアクセスし書類の内容を手入力し書類に押印して上司に回送検収依頼をEDI化していない場合、次善策として発注にID(バーコード)が振ってあるのなら、発注情報もDB化されていると思われるので、連動は可能。発注内容・検収依頼に差異があるのであれば、承認前に修正。修正結果(検収作業データ)はDB化。修正後に責任者承認。検収依頼をEDIにしていれば発注データではなく、それをベースにすれば単純で明確。
->上司が検査結果入力と書類を確認し押印して書類を戻す->再度結果を部内の経費管理用DBに手入力検査作業上、紙にしておく必要がある(端末が遠い)場合は検査結果はバーコードでまとめて入力できるようにするフォーマットにできればいいかなあ。OK,NGだけなら、読み込ませるバーコード(OK or NG)以外を塗りつぶすとか。細かく書く事がある場合は難しいけど。(入力後、検査担当に確認させるか?)結果の承認は画面上でできればいいけど、まあ確認用にプリントアウトしてもやむなしか。
->書類に表紙を付けて総務経理部門に回送。これって、総務経理部門でやってる事って総務経理部門検査結果入力用DB、経費管理用DBと書類の突合せと承認の確認?承認情報も持たせればいいんじゃないかと思う。紙がいるのなら、向こうでプリントアウト。
経費管理用DBって、検収作業を記録するDBがあれば、自動で入力できるんじゃないかと思う。
いまひとつ。結局、検収部門をIT化しろという事になるし、他のシステムにも手が入る。#部門ごとにシステム作るのは泥沼の道でもある##こうやってIT化って止められないんだなああさっての方向になってたらごめんなさい。
業務改善としては「プリントアウトして押印」という部分を省いていけばよさそうだから、押印の代わりとなる生体認証デバイスと、それを電子証人として利用できるようにするシステム改修、でかいスプレッドシートを印刷せず、画面上で一覧して確認できるようにするフルHDクラスのディスプレイのマルチヘッド環境を導入すればよさそうですな。
ITカオス化の波がさらに加速しそう
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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
日本の労働生産性 (スコア:2)
> 日本の労働生産性はあまり変わっていないそうだ。そのことから、
> 「IT化は壮大な無駄なのではないか」との問題提起がされている
生産性をあげるだけがITの目的じゃないよね。
人件費削減するとか、通信費を削減するとか、紙を無駄にしないとか、ITの目的はいろいろあるはずです。
Re: (スコア:4, 参考になる)
ところがですね、IT化したら末端業務が倍増して残業手当で人件費が膨れあがったようなところもあるわけです。
以前は伝票を見て紙にまとめるだけだったのが、伝票からバーコードで端末に入力したデータを印字して、それをさらに紙にまとめるみたいな運用がされてたりするんです。
そんなうちの会社を見るに、IT化することそのものが目的だとしか思えない事例って意外と世間に溢れてるんじゃないかと思うのです。
誰が間でおいしい思いをしてるんでしょうね、まったく・・・。
Re:日本の労働生産性 (スコア:4, 参考になる)
>以前は伝票を見て紙にまとめるだけだったのが、伝票からバーコードで端末に入力したデータを印字して、それをさらに紙にまとめるみたいな運用がされてたりするんです。
去年から引き受けた経理処理の一端はこんな感じ。
検収処理のために業者から検収依頼の書類が郵送される(物は納入済み)
->書類を受け入れ専門の部署(アウトソーシング先)に転送
->転送先で書類のバーコードを読み取り発注DBと突き合せ検査処理用書類をプリントアウト
->一枚ずつ受領印を押印し書類を受け取る
->総務経理部門検査結果入力用DBにアクセスし書類の内容を手入力し書類に押印して上司に回送
->上司が検査結果入力と書類を確認し押印して書類を戻す
->再度結果を部内の経費管理用DBに手入力
->書類に表紙を付けて総務経理部門に回送。
大昔は↓これで終わってたはず。
業者から納品と一緒に検収書類を渡される。
->検査結果を書類に記入押印し台帳にも記入
->上司に承認印をもらい総務経理部門に回送
簡単だったはずの仕事がえらいめんどくさくなったなと思いつつやってたけど、
作業ステップを書き出してみるととんでもないな orz.
Re:日本の労働生産性 (スコア:1)
スマホからなんで、簡単に。
情報の受け渡し媒体が紙、でかつ、一時的な情報の保持にしかなってないのと
各種DBが独立しているのがガンだと思う。
前の仕組みからすると、他の部署の入力作業を転嫁された形になっているのでは?
#存在自体がホラー
Re:日本の労働生産性 (スコア:1)
>各種DBが独立しているのがガンだと思う。
そう、それの為にさらに一時的な情報を保持した紙を一々印刷して転送して手入力するという本末転倒なIT現場。
>前の仕組みからすると、他の部署の入力作業を転嫁された形になっているのでは?
言われてみるとそうだ。
さらに、以前は存在していなかった部内の経費管理DBってのがガンモドキ。
これって情報をためてはいるけどその情報をどこかで利用している形跡が無くておかしいと思い
「なんでこれ必要なの?」と前任者に聞いてみたら「もしこの関係の情報を聞かれたらこれを見ればいい」
「それはいつ聞かれたことがあるの」と聞くと「そんなの無い!」と怒鳴られて終わり。
もしかして誰かの自己満足の為かも。と邪推。
Re:日本の労働生産性 (スコア:1)
>検収処理のために業者から検収依頼の書類が郵送される(物は納入済み)
>->書類を受け入れ専門の部署(アウトソーシング先)に転送
>->転送先で書類のバーコードを読み取り発注DBと突き合せ検査処理用書類をプリントアウト
受け入れ専門の部署って発注DBと検収依頼の書類の突合せしかしてない?
仕方ないかなという気もするけど、改善案としては業者からの検収依頼をEDIにする。
(Webかなんかで入力、アップロード、検収結果はPDFかなんかでダウンロードさせる)
ただ、真面目に作ると信頼性の担保は少々面倒、金はちとかかるかも。金だけでもないけど。
->一枚ずつ受領印を押印し書類を受け取る
->総務経理部門検査結果入力用DBにアクセスし書類の内容を手入力し書類に押印して上司に回送
検収依頼をEDI化していない場合、次善策として
発注にID(バーコード)が振ってあるのなら、発注情報もDB化されていると思われるので、連動は可能。発注内容・検収依頼に差異があるのであれば、承認前に修正。
修正結果(検収作業データ)はDB化。修正後に責任者承認。
検収依頼をEDIにしていれば発注データではなく、それをベースにすれば単純で明確。
->上司が検査結果入力と書類を確認し押印して書類を戻す
->再度結果を部内の経費管理用DBに手入力
検査作業上、紙にしておく必要がある(端末が遠い)場合は検査結果はバーコードでまとめて入力できるようにするフォーマットにできればいいかなあ。OK,NGだけなら、読み込ませるバーコード(OK or NG)以外を塗りつぶすとか。細かく書く事がある場合は難しいけど。
(入力後、検査担当に確認させるか?)
結果の承認は画面上でできればいいけど、まあ確認用にプリントアウトしてもやむなしか。
->書類に表紙を付けて総務経理部門に回送。
これって、総務経理部門でやってる事って総務経理部門検査結果入力用DB、経費管理用DBと書類の突合せと承認の確認?承認情報も持たせればいいんじゃないかと思う。紙がいるのなら、向こうでプリントアウト。
経費管理用DBって、検収作業を記録するDBがあれば、自動で入力できるんじゃないかと思う。
いまひとつ。結局、検収部門をIT化しろという事になるし、他のシステムにも手が入る。
#部門ごとにシステム作るのは泥沼の道でもある
##こうやってIT化って止められないんだなあ
あさっての方向になってたらごめんなさい。
#存在自体がホラー
Re: (スコア:0)
業務改善としては「プリントアウトして押印」という部分を省いていけばよさそうだから、
押印の代わりとなる生体認証デバイスと、それを電子証人として利用できるようにするシステム改修、
でかいスプレッドシートを印刷せず、画面上で一覧して確認できるようにするフルHDクラスのディスプレイのマルチヘッド環境
を導入すればよさそうですな。
Re:日本の労働生産性 (スコア:1)
ITカオス化の波がさらに加速しそう