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宍戸氏提案の「アクセス警告方式 [kantei.go.jp]」はISPサイドのマルウェアサイトブロック「ACTIVE [ict-isac.jp]」の取り組みを参考にしているとあるが、「オプションサービスではなく、デフォルトサービスにしてオプトアウトを設ける」点が異なっている。そして、その論拠として「(静止画DLが違法になれば)一般的・類型的に見て通常の利用者による許諾が想定できる」とある。しかし、静止画DL違法化にまつわる論争を考えれば、その前提は崩れた。前提条件が満たされていないブレブレの「方式」なのに、今回、検討会が意見募集し始めたので、前提条件をすっ飛ばされかねない気がする。これでは、また、一部の利権者側の意見のみが強調された、納得しがたい報告書が作成されかねない。
「アクセス警告方式」をオプトアウトではなく、オプトインにすれば、曖昧な点は解決する気がするが、その場合、実効性が議論となるだろう。これまた「アクセス警告方式」の参考となったマルウェア対策の「ACTIVE」が一部ISPにしか普及していないことに留意すべきだ。ACTIVEの仕組みは、コストがかかるのだ。ISPとしては、オプションとして利用料もらわないとやっていられないだろう(余談だが、メールのサーバー側ウイルス検出オプションサービスに利用料を払っているけど、99%くらいすり抜けて届くのをどうにかして欲しい。ウイルス定義作成が全然間に合ってないんだよね…)。コストがかかるならば、その対策費用を、ISPひいてはISPの利用者に転嫁するのは絶対にやめて欲しい。クライアント側ブラウザのコンテンツフィルタ機能で海賊版サイトをブロックできる/している利用者にとって、そのコストは無意味で無駄なコストであり、しかも本来、利権者が払わなければならない費用なのだから。
なので、自分はISPサーバー側での対策には否定的で、妥当なブラックリストを配布して、ブラウザ側でフィルタする方式に一本化してもらいたいと思っている。海賊版サイト対策が急務だからと言っても、その対策費用は全て利権者が払うべきだし、政府は肝心の「どのURLが海賊版サイトなのか」のみに注力・加速してもらいたい。そのリストがなければ、利用者が自主的にフィルタすることすらできないではないか。
リンク先資料も読まない人がパブコメ出すのはやめとけ。誰もが不幸になる。宍戸氏資料 [kantei.go.jp] p.3 1つ目の・に、「アクセス警告方式」を導入にあたって満たすべき3つの条件(=前提条件)が書かれている。その最初の1つである「静止画DL違法化」が、拙速かつ強引に事を進めた結果、当の利権者からも反対意見が噴出して成立しなかった、という話。他の2つの条件も満たされてないので、まあ、全滅だな。
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
アクセス警告方式の前提条件が崩れているのに、その話はどこに行った。 (スコア:0)
宍戸氏提案の「アクセス警告方式 [kantei.go.jp]」はISPサイドのマルウェアサイトブロック「ACTIVE [ict-isac.jp]」の取り組みを参考にしているとあるが、「オプションサービスではなく、デフォルトサービスにしてオプトアウトを設ける」点が異なっている。そして、その論拠として「(静止画DLが違法になれば)一般的・類型的に見て通常の利用者による許諾が想定できる」とある。
しかし、静止画DL違法化にまつわる論争を考えれば、その前提は崩れた。前提条件が満たされていないブレブレの「方式」なのに、今回、検討会が意見募集し始めたので、前提条件をすっ飛ばされかねない気がする。これでは、また、一部の利権者側の意見のみが強調された、納得しがたい報告書が作成されかねない。
「アクセス警告方式」をオプトアウトではなく、オプトインにすれば、曖昧な点は解決する気がするが、その場合、実効性が議論となるだろう。これまた「アクセス警告方式」の参考となったマルウェア対策の「ACTIVE」が一部ISPにしか普及していないことに留意すべきだ。ACTIVEの仕組みは、コストがかかるのだ。ISPとしては、オプションとして利用料もらわないとやっていられないだろう(余談だが、メールのサーバー側ウイルス検出オプションサービスに利用料を払っているけど、99%くらいすり抜けて届くのをどうにかして欲しい。ウイルス定義作成が全然間に合ってないんだよね…)。
コストがかかるならば、その対策費用を、ISPひいてはISPの利用者に転嫁するのは絶対にやめて欲しい。クライアント側ブラウザのコンテンツフィルタ機能で海賊版サイトをブロックできる/している利用者にとって、そのコストは無意味で無駄なコストであり、しかも本来、利権者が払わなければならない費用なのだから。
なので、自分はISPサーバー側での対策には否定的で、妥当なブラックリストを配布して、ブラウザ側でフィルタする方式に一本化してもらいたいと思っている。海賊版サイト対策が急務だからと言っても、その対策費用は全て利権者が払うべきだし、政府は肝心の「どのURLが海賊版サイトなのか」のみに注力・加速してもらいたい。そのリストがなければ、利用者が自主的にフィルタすることすらできないではないか。
Re: (スコア:0)
アクセス警告方式は前提もクソも最悪から数えた方がマシな方のクソ対策だと思いますが
パブリックコメントに出すには「どう見てもクソだからやめろ」とは書けないので、そのための材料としてご教示いただければ
Re: (スコア:0)
リンク先資料も読まない人がパブコメ出すのはやめとけ。誰もが不幸になる。
宍戸氏資料 [kantei.go.jp] p.3 1つ目の・に、「アクセス警告方式」を導入にあたって満たすべき3つの条件(=前提条件)が書かれている。
その最初の1つである「静止画DL違法化」が、拙速かつ強引に事を進めた結果、当の利権者からも反対意見が噴出して成立しなかった、という話。
他の2つの条件も満たされてないので、まあ、全滅だな。