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NHKのリンク先にある担当者の言が振るっていて、曰く「最終成果物は紙なんです」と。
役所の「情報化」が物理紙をPDFや表計算シートに置き換えたレベルで止まっていて、その先のデータ利用に考えが至らないことが問題なのでは。(フォローするわけではないが、もちろんPDF化にもそれなりのメリットはある)
たぶん企業でも上記のレベルなところは多くて、中長期的にリテラシーの底上げが必要かと考える次第。
> その先のデータ利用に考えが至らないことが問題なのでは。
きちんと承認されて予算が組まれているのは紙なので、それ以外のやるかもわからず承認のプロセスも通過していないデータ利用のために工数を割いてはいけません。それは服務規律違反であり、税金の無駄遣いです。
考えが至るとか至らないとかの問題ではありません。自分の仕事が何であり、どこまでの権限があるかを理解するのは、組織で仕事をする際の第一歩です。「最終成果物は紙なんです」と述べた公務員はその意味で非常に正しいのです。
どうしてもその先のデータ利用をやりたいのであれば、それをきちんと議会などの公の場で説明し、合意を取り付け、予算を獲得しなければいけません。
おや、スラドにも件の公務員氏と同じ考えの人がいましたね。
たとえば、誰かに「ちょっと温度計見てくれる?」とお願いしたとき、意味としては「温度計を確認して、表示された値を報告する」ことを求めてるわけです。「はい、温度計見てきました」とだけ報告されても困るわけですね。
今回についても、関係者全体の認識の前提として「データを利用可能な状態として納品する」ようになれば良いとの意味でそのように書きました。
「データを利用可能な状態として納品する」でいうところの利用可能なデータって何でしょう?GISデータやシェープファイルですよね。でもハザードマップを作るために本当はもっともっとデータがあるはずなんです。あなたはそれらのデータを保存するとか活用すると考えたでしょうか。
そこに思い至らないのなら、PDFデータまでしか思い当たらない職員とあなたは五十歩百歩だと思います。
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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
リテラシーの問題 (スコア:5, 興味深い)
NHKのリンク先にある担当者の言が振るっていて、曰く「最終成果物は紙なんです」と。
役所の「情報化」が物理紙をPDFや表計算シートに置き換えたレベルで止まっていて、その先のデータ利用に考えが至らないことが問題なのでは。
(フォローするわけではないが、もちろんPDF化にもそれなりのメリットはある)
たぶん企業でも上記のレベルなところは多くて、中長期的にリテラシーの底上げが必要かと考える次第。
Re: (スコア:0)
> その先のデータ利用に考えが至らないことが問題なのでは。
きちんと承認されて予算が組まれているのは紙なので、それ以外のやるかもわからず承認のプロセスも通過していないデータ利用のために工数を割いてはいけません。
それは服務規律違反であり、税金の無駄遣いです。
考えが至るとか至らないとかの問題ではありません。
自分の仕事が何であり、どこまでの権限があるかを理解するのは、組織で仕事をする際の第一歩です。
「最終成果物は紙なんです」と述べた公務員はその意味で非常に正しいのです。
どうしてもその先のデータ利用をやりたいのであれば、それをきちんと議会などの公の場で説明し、合意を取り付け、予算を獲得しなければいけません。
Re: (スコア:2)
おや、スラドにも件の公務員氏と同じ考えの人がいましたね。
たとえば、誰かに「ちょっと温度計見てくれる?」とお願いしたとき、意味としては「温度計を確認して、表示された値を報告する」ことを求めてるわけです。
「はい、温度計見てきました」とだけ報告されても困るわけですね。
今回についても、関係者全体の認識の前提として「データを利用可能な状態として納品する」ようになれば良いとの意味でそのように書きました。
Re:リテラシーの問題 (スコア:0)
「データを利用可能な状態として納品する」でいうところの利用可能なデータって何でしょう?
GISデータやシェープファイルですよね。
でもハザードマップを作るために本当はもっともっとデータがあるはずなんです。
あなたはそれらのデータを保存するとか活用すると考えたでしょうか。
そこに思い至らないのなら、PDFデータまでしか思い当たらない職員とあなたは五十歩百歩だと思います。