また、メニューに関しても OS 標準の機能ではなく独自実装を行っていて、「なんでわざわざ OS 標準の表示や機能を使わないようにすることで、利用者に違和感を覚えさせる作りをするの?」という極めて微妙な印象を受けさせます。メニューにチェックボックス (チェック可能なメニュー項目ではなく、チェックボックスが出ている) とか初めて見ました。
どうせまともに文章を書くときは Word で困らない (ワープロソフトでいいでしょ? 今は) 現状において、HTML を編集するにもエディタでは「余計な事は一切しない」「オートインデントや自動補完機能を完全にオフにできる」方が望ましく、ここまで「対象プラットフォームへの理解が薄い」「設定が複雑化しすぎてエディタとして使いにくい」状態になってしまっていると、メモ帳と gvim を用途によって使い分けるだけで十分に思えます。
WZはどこが良いの? (スコア:0)
フリーのエディタが無数に存在し、
秀丸がそれなりにデファクト化してる今、
WZで無ければならない理由って何でしょうか。
ぜひファンの方の声を聞いてみたく。
Re: (スコア:4, 参考になる)
良い点
・編集画面のままソートができる
・ツールバーで検索がサックリできる
・バイナリ編集ができる
・カーソル位置の文字列が表示できる
・巨大なファイルを開く時に確認画面が表示できる
・最初から正規表現が使える
・キーボードマクロがある
・(少なくともMicrosoft Officeより)安定稼働する
・パッケージ品なので、シェアウェアより会社で買いやすい
悪い点
・バージョンアップする毎にお節介な機能が増える(アウトライン強化とか)
・そのお節介機能がデフォルトONなのでOFFにする必要がある
・しかしカスタマイズが分かりづらく、しづらい
Re: (スコア:0)
>・バージョンアップする毎にお節介な機能が増える(アウトライン強化とか)
>・そのお節介機能がデフォルトONなのでOFFにする必要がある
>・しかしカスタマイズが分かりづらく、しづらい
>・全く役に立たないマニュアルとヘルプ
WZ4使用中でまったく同感です、ホントにアウトライン機能なんていらないです。
今回のバージョンアップもまったく魅力ありません。
Re:WZはどこが良いの? (スコア:0)
それは、プログラムを書く側の人の視点なのでしょう。
小説や論文など、長くて構造化された文章を書く人には便利な機能(なのだろう)と思います。
Re:WZはどこが良いの? (スコア:1, 興味深い)
半分想像ですが、VZ EDITOR(WZ EDITORの前の製品)は、MS-DOS時代、文系の新しもの好き、パソコン好き(多分こいつらがメイン)、いち早くパソコンの文章作成マシンとしての価値に気付いた人達(まぁ、これが二番手か)に使われていたようです。例えば、一部の若手SF作家とかそうなんじゃないんですかね。wikipediaによると高千穂遥なんかも使っていたようです。まぁ、wikipediaなんで信用できるかは分かりませんが。いわゆる草の根BBS全盛時代です。ここには文系で非ぴプログラマな人達がかなりいました。つか、半数以上がそうだったんではないかと。
当時はワープロの数も少なかったし、文章書きのためのソフトとしては機能的にはエディタと大差なく、ワープロとエディタが同列で比較できたという理由もあったのではないかと。だから、ワープロを選ぶ代わりにエディタを買って使っていたんだと想像します。
で、彼らの需要に応える形でこうした機能が強化されたと。で、その方面の機能が追加されて、あとは窓の杜の記述の通り。
「.」でレベルを記述するなんて、普通の文系人間にはできませんて。古参なら当然。
俺は大学の数千だか数万だかのマシンにことごとく入っていたのがひでまるでそれを使っていましたが、一般人的な視点で言うと見た目が安っぽいんですよね。散々指摘されてるアイコンのデザインとか。特殊なソフトだと思われたはずです。学術機関無料だから入ってたでしょうけど。
Re: (スコア:0)
高千穂遥はVZ+WXだったはず。当時のワープロ専用機やワープロソフトだと、長編まるごと全部のデータを開いて編集する(例えば登場人物の名前を一括置換するとか)にはレスポンスなどの面でとても実用的にはならなかったけど、VZならそれができた、って話だったと思う。
その話をコンプティークに本人が連載してたコラムで読んだAC
Re: (スコア:0)
ですね。
nifty-serveのFAISOFTでよくお見かけしてました。
そのoff会でもお目にかかりました。
#あまりお話はしなかった(できなかった)ですけど
Re:WZはどこが良いの? (スコア:1)
アウトライン機能を使えば、全体の見渡しに有効だと思うんだけど、
そういった用途に使う人は居ないのかな?
それよりWZはメニュー、設定体系が変態的で、毎回イライラさせられるのだけど
5以降から改善しているのかしら
特に4のこの設定項目 [sakura.ne.jp]で毎回頭を悩ませてしまう。
ほかにヘルプがテキストファイルだったりして使えねぇとか。。。
さらなる改悪がこわくてバージョンも上げられねぇっす
Re:WZはどこが良いの? (スコア:1)
6.0 Preview を入れてみましたが、微妙に色々期待できないかも……。設定画面が変態的なのは相変わらずでしょう。というか、ちょっとしたポップアップメッセージすらなんで編集不能なエディタ領域 + ボタンなんだと(略)。
機能設定面もメニュー項目的に集まっていないのが×。[ツール(O)] - [設定(R)] - 各機能の設定を行える統一的な画面、といったよくあるパターンではなく、画面表示回りの設定は [表示(V)] - [表示スタイルの設定(F)] に、基本的な動作の設定は [ツール(T)] - [カスタマイズ(Z)] - [環境設定(O)] に、といった散り方も気になります。
というか、なんだこの一般的なボタンなのにマウスカーソルを乗せるとせり出してくる「陰影のついたフラットボタン」は。
正直 Win3.1 時代の UI で作った方がまだマシだろう、という感じ。
ユーザプロファイル領域にセットアップして利用可能である点は評価できるのですが、そのために「インストーラが管理者権限で起動されない」という謎なインストーラであるため、Program Files 以下にインストールしたい場合は適切に管理者権限でユーザが実行する必要があります。これは UAC で標準では有効になっている、ファイル名ベースの昇格検知 (ファイル名に install とか setup とか含まれていると自動的に昇格確認する機能) は無効にして行っています。
管理者権限が必要なのが分かってるなら、そういうマニフェストがつけたセットアッププログラムを呼ぶとか、そういうコトしようよ。
また、私はデスクトップ上のアイコンを最大サイズ (256x256) にしてある環境があるのですが、ここで見ても WZ Editor 6.0 のアイコンは 64x64 まででしか表示されません。
基本的な機能の面ではありませんが、こういう部分で「新しいプラットフォームに対する意欲が薄い」印象を受けます。
また、メニューに関しても OS 標準の機能ではなく独自実装を行っていて、「なんでわざわざ OS 標準の表示や機能を使わないようにすることで、利用者に違和感を覚えさせる作りをするの?」という極めて微妙な印象を受けさせます。メニューにチェックボックス (チェック可能なメニュー項目ではなく、チェックボックスが出ている) とか初めて見ました。
どうせまともに文章を書くときは Word で困らない (ワープロソフトでいいでしょ? 今は) 現状において、HTML を編集するにもエディタでは「余計な事は一切しない」「オートインデントや自動補完機能を完全にオフにできる」方が望ましく、ここまで「対象プラットフォームへの理解が薄い」「設定が複雑化しすぎてエディタとして使いにくい」状態になってしまっていると、メモ帳と gvim を用途によって使い分けるだけで十分に思えます。
なお、コード編集は Windows 系は Visual Studio、その他は gvim で、この辺りの機能面でも Visual Studio > gvim > WZ Editor 6.0 という印象。Visual Studio を使っていても、超強力な正規表現を利用した置換や、簡単でありつつ異様に強力なキーボードマクロ機能なども gvim を使う理由の一つ。
マルチプラットフォーム向けのソフトの多くに「プラットフォームの流儀に沿わない挙動を平気で行う」という点があり、こういった部分はかなり嫌いなのですが (Linux 向けと言いつつ、/Applications 以下や /Program Files 以下にインストールするよ、なんてアプリはどう思う? そういうコト)、ユーザの利用感を邪魔しないか、またはどんなプラットフォームであっても独自の世界を作り上げる (Apple、Oracle、Sun、Adobe とか) 位までやっちゃって、ファンを掴んだ方がよほど勝ち目が出てくるように思えます。
# もっとも、独自の世界を完全に作り上げるパターンのソフトは私はかなり嫌いですが。FreeBSD 上で vim を使うのは気にならないけど Windows 上で vim を使うのはやっぱり気持ち悪い。