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そりゃ、別のサービスなんだから違うでしょ。
それはその通り。
a. ゼンリンの住宅地図で「住所と居住者の関連付け」が行われ、b. Googleストリートビューで「住所と住宅の外観などの関連付け」が行われた。
要は、やってることも、そこから導き出される結果も違う。だから、
でも、住民の個人名が一目で分かるゼンリンの住宅地図よりも、たとえ敷地内や洗濯物が写っていようと、車から撮った、しかも大して解像度も高くない画像のほうがプライバシー侵害なんて考えはおかしいということ。
こういう言葉が出てくるんだと思うけど、それはちょっと乱暴な気がする。
比較するなら、・ゼンリンの住宅地図では隣接住居の敷地との位置関係しかつかめないが、ストリートビューなら周囲の風景とあわせて死角などを見つけられる。とか、・ゼンリンの住宅地図では敷地面積の大きさくらいしか分からなかったが、ストリートビューでは門構えや建物のサイズ、自動車や自転車の保有台数などの情報も得られてしまう。とか、・ゼンリンの住宅地図では地図を頼りに現地に行かないと分からなかった上記のような情報が、ストリートビューだと現地に行かなくてもわかってしまう。とか、・ゼンリンの住宅地図は有料で、ストリートビューは無料である。とか、ゼンリンの地図だけでは侵されなかった何かがストリートビューでは侵されてしまったということを比較するべきでしょう。で、その何かが侵されてしまったことを問題だと思うかどうか、その点について国民的というか社会的というか全人類的なコンセンサスをこれから作っていかなければならない、ということでしょう(そう言う意味で、コンセンサスを取る前に行動に移したGoogleの行動は批判されても仕方がないでしょう。とはいえ、何かの殻を打ち破るときにはそういう行動力が必要なこともあるわけで、単純に悪いことだとは思いませんが)。ついでを言えば、その侵されてしまった何かをプライバシーという言葉で呼ぶべきかどうか、については、上のようなコンセンサスが形成される中で「プライバシー」という言葉の持つ意味が変化するという形で決着が付くでしょう。
#1709442 [srad.jp]さんは、上のようなこと問題だとは思っていないというのはよく分かりますが、それを問題だと思う人の意見を、
要は、「ネットは悪、紙は善」「写真は悪、文字は善」「便利は悪、不便は善」「無料は悪、有料は善」「IT企業は悪、地図会社は善」と言っているように見える。
などと全く別の次元の話にしてしまうのもどうかと思いますよ。
事は善悪の問題じゃないんです。要は我々が新しい時代に入ろうとしている、ということ。#1709442さんは先行して新しい時代に入った。でも社会全体はついてきていない。そして、社会全体がどちらに転ぶかは、これから決まる。より具体的に言えば、新しい時代の常識を作っていく中で、ネットで物事(全て)が「第三者によって」公開されることの是非について、メリット/デメリット、利便性と失われる物、感情的なもの、など諸々を考えて、お互い冷静に話し合うべき時だってことです。何時の世にも言えることなのかもしれませんが、これは、今までとは違う常識を打ち立てていかなければいけない側の人が乗り越えなければいけない壁なのですよ。
# 個人的には、Googleは突っ走りすぎたんだと思う。# 技術屋の悪い癖「できるから、可能だからやっちゃう」ってやつ。# ニーズ(例えば、これを使ったサービス/商売とかさ)のないところに、常識破りなツールを置いてしまったら擁護派も何を根拠に擁護していいものだかわからないよ。# 批判派はデメリットをあげつらうだけで批判できちゃうし。# 結局、常識の側が追いついてきてくれるのを待つしかない(追いついてこないかもしれないけど)。# ちゃんと議論の下地を作らずに「ほらできた。あとはシラネ」っていうのは、技術者としては良い(?)のかもしれないけど社会的な責任としては如何なものかと思うよなぁ。
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
まだやってるの? (スコア:1, おもしろおかしい)
図書館で見るか、1枚300円で住宅地図が買えるから無力なのに、未だにこんなこと気にするのか。
http://www.zenrin.co.jp/j-print/
プライバシーってなんだろうね。
Re: (スコア:0)
通常は歩行者は見えない高さの窓から部屋の中を撮影した写真、
ベランダに干した洗濯物なんかも見えるんですか?
ストリートビューと普通のGoogleMapsを勘違いしてない?
Re: (スコア:0)
でも、住民の個人名が一目で分かるゼンリンの住宅地図よりも、
たとえ敷地内や洗濯物が写っていようと、車から撮った、しかも大して解像度も高くない
画像のほうがプライバシー侵害なんて考えはおかしいということ。
要は、「ネットは悪、紙は善」「写真は悪、文字は善」「便利は悪、不便は善」「無料は悪、有料は善」「IT企業は悪、地図会社は善」と言っているように見える。
仮にグーグルマップがゼンリンみたいに名前入りになれば、ストリートビューなんかよりよほどインパクトがあるだろうに。
Re:まだやってるの? (スコア:0)
それはその通り。
a. ゼンリンの住宅地図で「住所と居住者の関連付け」が行われ、
b. Googleストリートビューで「住所と住宅の外観などの関連付け」が行われた。
要は、やってることも、そこから導き出される結果も違う。
だから、
こういう言葉が出てくるんだと思うけど、それはちょっと乱暴な気がする。
比較するなら、
・ゼンリンの住宅地図では隣接住居の敷地との位置関係しかつかめないが、ストリートビューなら周囲の風景とあわせて死角などを見つけられる。とか、
・ゼンリンの住宅地図では敷地面積の大きさくらいしか分からなかったが、ストリートビューでは門構えや建物のサイズ、自動車や自転車の保有台数などの情報も得られてしまう。とか、
・ゼンリンの住宅地図では地図を頼りに現地に行かないと分からなかった上記のような情報が、ストリートビューだと現地に行かなくてもわかってしまう。とか、
・ゼンリンの住宅地図は有料で、ストリートビューは無料である。とか、
ゼンリンの地図だけでは侵されなかった何かがストリートビューでは侵されてしまったということを比較するべきでしょう。
で、その何かが侵されてしまったことを問題だと思うかどうか、その点について国民的というか社会的というか全人類的なコンセンサスをこれから作っていかなければならない、ということでしょう(そう言う意味で、コンセンサスを取る前に行動に移したGoogleの行動は批判されても仕方がないでしょう。とはいえ、何かの殻を打ち破るときにはそういう行動力が必要なこともあるわけで、単純に悪いことだとは思いませんが)。
ついでを言えば、その侵されてしまった何かをプライバシーという言葉で呼ぶべきかどうか、については、上のようなコンセンサスが形成される中で「プライバシー」という言葉の持つ意味が変化するという形で決着が付くでしょう。
#1709442 [srad.jp]さんは、上のようなこと問題だとは思っていないというのはよく分かりますが、それを問題だと思う人の意見を、
などと全く別の次元の話にしてしまうのもどうかと思いますよ。
事は善悪の問題じゃないんです。
要は我々が新しい時代に入ろうとしている、ということ。
#1709442さんは先行して新しい時代に入った。でも社会全体はついてきていない。
そして、社会全体がどちらに転ぶかは、これから決まる。
より具体的に言えば、新しい時代の常識を作っていく中で、ネットで物事(全て)が「第三者によって」公開されることの是非について、メリット/デメリット、利便性と失われる物、感情的なもの、など諸々を考えて、お互い冷静に話し合うべき時だってことです。
何時の世にも言えることなのかもしれませんが、これは、今までとは違う常識を打ち立てていかなければいけない側の人が乗り越えなければいけない壁なのですよ。
# 個人的には、Googleは突っ走りすぎたんだと思う。
# 技術屋の悪い癖「できるから、可能だからやっちゃう」ってやつ。
# ニーズ(例えば、これを使ったサービス/商売とかさ)のないところに、常識破りなツールを置いてしまったら擁護派も何を根拠に擁護していいものだかわからないよ。
# 批判派はデメリットをあげつらうだけで批判できちゃうし。
# 結局、常識の側が追いついてきてくれるのを待つしかない(追いついてこないかもしれないけど)。
# ちゃんと議論の下地を作らずに「ほらできた。あとはシラネ」っていうのは、技術者としては良い(?)のかもしれないけど社会的な責任としては如何なものかと思うよなぁ。