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> 「米国特許番号 6,125,447、6,192,476、5,966,702、7,426,720、RE38,104、6,910,205、6,061,520 の 1 つあるいは複数の請求項を侵害している」
1つ?
全部じゃないんですね。。。下手な鉄砲も数打ちゃ当たるってことでしょうか。
そもそも、すべての請求項を満たすことができないことが多いです。ふつう、特許は複数の請求項から成ります。まず最初に、中心となる請求項。そして、それを詳述した請求項を書きます。関連技術の請求項も書いたりします。試しに、ねじを発明したとして、その特許の請求項を書いてみました。中心となる請求項は・・
請求項1 一端のふくらんだ円柱の側面に、螺旋状の溝を有し、 前記ふくらんだ部分に凹部を有することを特徴とする機械部品。
こんな感じかなあ。んで、大抵これを更に詳細に記述した請求項も書きます。
請求項2 前記凹部は、十字型であることを特徴とする請求項1に記載の機械部品。請求項3 前記凹部は、一文字(いちもんじ)であることを特徴とする請求項1に記載の機械部品。
この時点で、すべての請求項を満たすものは作れなくなりました。なお、「数打ちゃ当たる」は合ってると思います。コストパフォーマンスはさておき。
#上記だけだと「たまたま」同じ形の公知例があるだろうなあ。#他の請求項で「溝の深さは0.5mm以上」とかの詳細記述をしておいて、#特許の有効性が問題になったら請求項1にくっつけれるようにすればいいか。
> なお、「数打ちゃ当たる」は合ってると思います。コストパフォーマンスはさておき。> #上記だけだと「たまたま」同じ形の公知例があるだろうなあ。というか、数撃ちゃ公知例に当たる可能性も高くなりますよね。そのために請求項を分割するんでしょうけど。
1つあるいは複数の「請求項」です。
請求項とは「こんな発明をしたので、これだけの範囲の独占権を請求するぞ」という請求の範囲を言葉で記したものであり、1つの特許出願は通常、複数の請求項を持ちます。(中には数千の請求項をもつ特許出願も。)そして、侵害かどうかは、請求項単位で判断されます。
たいていの場合、請求項1から順に、請求項2、3・・・となるに従って、範囲が狭まっていきますが、下位の請求項として、別の観点からの広い範囲の請求項を記載することは禁止されていません。
以上より、「 1つあるいは複数の請求項を侵害」という表現になるわけです。
ちなみに、請求項は、英語ではclaim(クレーム)と言います。和製英語の「文句を言う」という意味はありませんので、興味のある方は辞書を引いてみてください。
> 全部じゃないんですね。。。下手な鉄砲も数打ちゃ当たるってことでしょうか。
それぞれの特許はたいてい複数の請求項で構成されてるから、挙げられた全ての特許に対して、ひとつ以上の請求項を侵害してる状態にあるってことでしょ。
特許の基礎を知ってれば誤読しようがない表現だと思うんだけど...
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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
ひとつ? (スコア:1)
> 「米国特許番号 6,125,447、6,192,476、5,966,702、7,426,720、RE38,104、6,910,205、6,061,520 の 1 つあるいは複数の請求項を侵害している」
1つ?
全部じゃないんですね。。。下手な鉄砲も数打ちゃ当たるってことでしょうか。
Re:ひとつ? (スコア:3, 参考になる)
そもそも、すべての請求項を満たすことができないことが多いです。
ふつう、特許は複数の請求項から成ります。まず最初に、中心となる請求項。そして、それを
詳述した請求項を書きます。関連技術の請求項も書いたりします。
試しに、ねじを発明したとして、その特許の請求項を書いてみました。中心となる請求項は・・
請求項1 一端のふくらんだ円柱の側面に、螺旋状の溝を有し、
前記ふくらんだ部分に凹部を有することを特徴とする機械部品。
こんな感じかなあ。んで、大抵これを更に詳細に記述した請求項も書きます。
請求項2 前記凹部は、十字型であることを特徴とする請求項1に記載の機械部品。
請求項3 前記凹部は、一文字(いちもんじ)であることを特徴とする請求項1に記載の機械部品。
この時点で、すべての請求項を満たすものは作れなくなりました。
なお、「数打ちゃ当たる」は合ってると思います。コストパフォーマンスはさておき。
#上記だけだと「たまたま」同じ形の公知例があるだろうなあ。
#他の請求項で「溝の深さは0.5mm以上」とかの詳細記述をしておいて、
#特許の有効性が問題になったら請求項1にくっつけれるようにすればいいか。
Re: (スコア:0)
> なお、「数打ちゃ当たる」は合ってると思います。コストパフォーマンスはさておき。
> #上記だけだと「たまたま」同じ形の公知例があるだろうなあ。
というか、数撃ちゃ公知例に当たる可能性も高くなりますよね。そのために請求項を分割するんでしょうけど。
Re:ひとつ? (スコア:2, 参考になる)
1つあるいは複数の「請求項」です。
請求項とは「こんな発明をしたので、これだけの範囲の独占権を請求するぞ」という請求の範囲を言葉で記したものであり、1つの特許出願は通常、複数の請求項を持ちます。(中には数千の請求項をもつ特許出願も。)
そして、侵害かどうかは、請求項単位で判断されます。
たいていの場合、請求項1から順に、請求項2、3・・・となるに従って、範囲が狭まっていきますが、下位の請求項として、別の観点からの広い範囲の請求項を記載することは禁止されていません。
以上より、「 1つあるいは複数の請求項を侵害」という表現になるわけです。
ちなみに、請求項は、英語ではclaim(クレーム)と言います。
和製英語の「文句を言う」という意味はありませんので、興味のある方は辞書を引いてみてください。
Re: (スコア:0)
> 全部じゃないんですね。。。下手な鉄砲も数打ちゃ当たるってことでしょうか。
それぞれの特許はたいてい複数の請求項で構成されてるから、
挙げられた全ての特許に対して、ひとつ以上の請求項を侵害してる状態にあるってことでしょ。
特許の基礎を知ってれば誤読しようがない表現だと思うんだけど...