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手放しで賛美する訳じゃないけど、(1) こんな歴史の浅い新興企業が、世界最大額規模の特許係争で潰されておらず、むしろIBM等から特許を大量購入して係争に備えていることは、奇跡的と言ってもいいんじゃないでしょうか。(2) 賛否両論ありますが、全世界規模でストリートビューを展開したことは、他企業じゃとても真似できない事業だと思います。私は少なくともこの二点において、他企業の追従を許さない存在だと思ってます。現時点じゃ到底落ち目と言えないし、仮に業績が下降気味になったとしても、そう簡単にこのエリート集団が崩壊するとは思えません。
まあ、ライターってのは根拠が薄弱でもセンセーショナルな文を書けば喰えるんでしょう。
マイクロソフトもアップルも歴史は浅いよ。たぶんグーグルはマイクロソフトの道を歩んでいると思う。
私は特許の視点から企業の歴史を言いました。Microsoftの場合は、USPTOの検索結果ではこんな風になります [uspto.gov]。18276件のIssued Patentsを所有しており、最も古い特許は1986年に取得 [uspto.gov]。Appleの場合はこんな感じ。ただ、ノイズが含まれている可能性があります [uspto.gov]。4082件のIssued Patentsを所有しており、最古の特許は1978年 [uspto.gov]。これらに対してGoogleはこんな感じ [uspto.gov]。754件のIssued Patentsを所有しており、最古は2003年 [uspto.gov]。
こうして見ると、ニュースで騒がれるAppleよりも、MSの方が遥かに保有特許数が多いことがわかります。本来ならAppleはハードウェアも扱っているから、もっと保有特許件数が多くなって然るべき。そして、保有特許件数の割には訴訟ごとがやたら多い。私の目から見る限り、Appleの法務部門は相当しんどい思いをしているんじゃないかと思います。恐らく、ニュースに出ていないPatent Troll(特許ゴロ)の相手だけでも相当消耗するのに、企業の命運を左右する大型訴訟が目白押し。尚且つ、あのやんちゃオヤジCEOの御意向で、争いごとが絶えない。Appleの特許戦略は、あんまりうまくないんじゃないかな、と思ったり。Samsungみたいな見せしめは、時には必要とは思いますが、そういう見せしめはいざという時だけに使ってこそ効果があるもの。
Googleはこの特許保有件数だけでは到底今のIT業界を生き抜いていけないと判断したからこそ、IBMから特許を大量購入した [nikkeibp.co.jp]のでしょう。賢明な判断だと思います。
>設立から35~36年もたっている会社が、歴史が浅いというのなら、>どれくらいあれば歴史が長いと言えるのだろうか?
やはり、・創業100年以上・現最高経営責任者は創業者のひ孫(つまり4代目以上のCEO)・なおかつもうそろそろ次の世代に禅譲しようとしているくらいの歴史で、やっと業界で「最近この商売を始めた方」と言われなくなるのではないでしょうか
つまりMicrosoftならRory John Gatesの孫が一平卒として入社後たたき上げでCEOになるくらいでやっとこさIT業界の新参者といわれなくなるのでしょう
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ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ
特異点 (スコア:4, すばらしい洞察)
手放しで賛美する訳じゃないけど、
(1) こんな歴史の浅い新興企業が、世界最大額規模の特許係争で潰されておらず、むしろIBM等から特許を大量購入して係争に備えていることは、奇跡的と言ってもいいんじゃないでしょうか。
(2) 賛否両論ありますが、全世界規模でストリートビューを展開したことは、他企業じゃとても真似できない事業だと思います。
私は少なくともこの二点において、他企業の追従を許さない存在だと思ってます。
現時点じゃ到底落ち目と言えないし、仮に業績が下降気味になったとしても、そう簡単にこのエリート集団が崩壊するとは思えません。
まあ、ライターってのは根拠が薄弱でもセンセーショナルな文を書けば喰えるんでしょう。
Re:特異点 (スコア:0)
マイクロソフトもアップルも歴史は浅いよ。
たぶんグーグルはマイクロソフトの道を歩んでいると思う。
Re:特異点 (スコア:3, 興味深い)
私は特許の視点から企業の歴史を言いました。
Microsoftの場合は、USPTOの検索結果ではこんな風になります [uspto.gov]。18276件のIssued Patentsを所有しており、最も古い特許は1986年に取得 [uspto.gov]。
Appleの場合はこんな感じ。ただ、ノイズが含まれている可能性があります [uspto.gov]。4082件のIssued Patentsを所有しており、最古の特許は1978年 [uspto.gov]。
これらに対してGoogleはこんな感じ [uspto.gov]。754件のIssued Patentsを所有しており、最古は2003年 [uspto.gov]。
こうして見ると、ニュースで騒がれるAppleよりも、MSの方が遥かに保有特許数が多いことがわかります。
本来ならAppleはハードウェアも扱っているから、もっと保有特許件数が多くなって然るべき。
そして、保有特許件数の割には訴訟ごとがやたら多い。
私の目から見る限り、Appleの法務部門は相当しんどい思いをしているんじゃないかと思います。
恐らく、ニュースに出ていないPatent Troll(特許ゴロ)の相手だけでも相当消耗するのに、企業の命運を左右する大型訴訟が目白押し。
尚且つ、あのやんちゃオヤジCEOの御意向で、争いごとが絶えない。
Appleの特許戦略は、あんまりうまくないんじゃないかな、と思ったり。
Samsungみたいな見せしめは、時には必要とは思いますが、そういう見せしめはいざという時だけに使ってこそ効果があるもの。
Googleはこの特許保有件数だけでは到底今のIT業界を生き抜いていけないと判断したからこそ、IBMから特許を大量購入した [nikkeibp.co.jp]のでしょう。
賢明な判断だと思います。
Re: (スコア:0)
どれくらいあれば歴史が長いと言えるのだろうか?
金剛組くらい?
三菱くらい?
マイクロソフトの道を歩んでいるのならまだ良いね。
アップルの道を歩んでいるのなら最悪だが。
Re: (スコア:0)
>設立から35~36年もたっている会社が、歴史が浅いというのなら、
>どれくらいあれば歴史が長いと言えるのだろうか?
やはり、
・創業100年以上
・現最高経営責任者は創業者のひ孫(つまり4代目以上のCEO)
・なおかつもうそろそろ次の世代に禅譲しようとしている
くらいの歴史で、やっと業界で「最近この商売を始めた方」と言われなくなるのではないでしょうか
つまりMicrosoftならRory John Gatesの孫が一平卒として入社後たたき上げでCEOになるくらいでやっとこさ
IT業界の新参者といわれなくなるのでしょう