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24ビット/192kHz形式での音楽ファイル配布は無意味?」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2012年03月09日 15時03分 (#2114481)

    CDが出た時、理屈上で言えば、デジタル技術を使えば、すべて同じ音が出るはずだった。でも、実際にはぜんぜん違うんだな、スピーカー変えると違うし、アンプ変えても違う、ケーブル変えても違う、D/Aコンバーターも同じスペックでも機種ごとに音が違う。では、その違いを理屈で説明できるかって言うと、単純な理屈では説明できない。鳴らしてみると感性で分かるんだよね。違いが。恐らく子供でも分かる。多分、これは理屈と実践の違いの話。単純で分かりやすい理屈で説明できないから無意味という集団と、実際に聞いてみて違いがあるので有益だと思うのとの違い。現実は単純な理屈でくくれないし、より高度な技術的な視点から言うと、CDのスペックって妥協の産物なんだよね。規格上のマージンのなさから、実際には10kHzあたりから、音が崩れているんだよ。だから、よりマージンの高いスペックを使って可聴帯域の20kHzまでちゃんと音が崩れないようにする必要があるわけ、スペック通りに部品が確実に機能すると思ったら大間違い。現実の機器は、それほど完璧な部品てないんだよ。完璧に動く部品があるんならばマージンはいらない、でも現実は違う。だから、現実と理屈の違いの話、マージンがないと可聴帯域の音がまともに出せないんだもん。

    理屈よりも、聞いてみるのが一番、24bit96kHzの音源がただでダウンロードできるから、これをダウンロードして
     「エルガー: 愛の挨拶」
     http://vmorita.com/bbs/audio/read.shtml?bbs=forum&tree=1&tree=... [vmorita.com]

    PCの出力設定を24bit/96kHzに設定して聞いてみるべし、最近のMacだったら、すべての機種で、この設定にできるはず。
    MacだとAudio MIDI設定アプリケーション(ピアノの鍵盤のアイコンのやつ)としてあるから、それを開いて設定して聞いてみるべき。

    全然違うから。今までのCDから聞いたことのない種類の音が聞こえる。

     CDの規格の問題点  
     http://www002.upp.so-net.ne.jp/hard-and-soft/DA_Converter/DAC.htm [so-net.ne.jp]

    これによると、CDの規格では、きちんと再生できるのは20Hzから10kHzまでらしいです。どういうことかというと、20kHz以上の音が入ると、折り返しノイズが発生するので、それを除去するためにローパスフィルターというアナログ回路をかますらしいのですが、CDの規格の余裕が元の周波数の2倍程度(44.1kHz)しかないので、急峻なフィルタ特性が必要となり、15kHzあたりまで、ローパスフィルターの影響を受けてしまい、本来の音が劣化しているのだそうです。つまり、CDの規格では余裕がなさすぎて、可聴帯域の音(20Hz~20kHz)をきちんと再生できないのだそうです。せいぜい、20Hz~10kHzくらいまでが、ローパスフィルターの影響をうけることなく再生できる音域なのだそうです。つまり、CDの音は、ノイズフィルタを通した劣化した音ということになります。ノイズがなくて綺麗な音に聞こえるけど、フィルタによって高域の音が変質しているので、不自然な音になる。だから、余裕のある24bit/96kHzの高音質ファイルの方が、余裕があるので可聴帯域の音が影響をうけることなく聞けるのだそう。実際に聞いてみると、違いがあるので、そのとおりなんだと思う。

    • by Anonymous Coward
      要するに、サンプリング定理で原周波数の2倍あれば完全に再現できるって言うけどそれ嘘だよねって話だな。

      これ簡単な話で、単純なサイン波考えればすぐ分かる。ある周波数の波形をその2倍の周期でサンプリングするとして、サンプリング点がサイン波の山と谷の頂上に来てれば、たしかに完全に再現できそうに見えるけど、これが2分の1波長ズレてしまうと延々とレベル0の点をサンプリングすることになって、出力は完全に無音になってしまう。

      だから現実の音を再現するには、山・谷・中間点でサンプリングする必要があるので、サンプリング周波数は原周波数の4倍必要。
      CDの44kHzは全然足りないけど、96kHzになるとちゃんと可聴域再現できるって感覚に一致する。
      • by Anonymous Coward on 2012年03月09日 19時31分 (#2114635)

        必要なのは「2倍より大きい周波数」ですよ。2倍ちょうどで成り立たないのは元からです。

        親コメント
        • by Anonymous Coward
          ところがウィキペなんか平然と「音楽CDで使用されるサンプリング周波数は44.1kHzであるため、直流から22.05kHzまでの音声波形を損なわずに標本化できる」とか書いちゃう。
    • by Anonymous Coward

      > ローパスフィルターというアナログ回路をかますらしいのですが、
      > CDの規格の余裕が元の周波数の2倍程度(44.1kHz)しかないので、急峻なフィルタ特性が必要となり、
      > 15kHzあたりまで、ローパスフィルターの影響を受けてしまい

      たまたま見つけたサイトによる一側面からの見かただけでなく、他の切り口からの解説も見てみるべきですよ。
      たとえば信号処理(デジタルフィルタとオーバーサンプリング)について検索し、
      #2114107のコメントをを読むと、また違った風にも見えるはずです。

    • by Anonymous Coward

      > スピーカー変えると違うし、アンプ変えても違う、ケーブル変えても違う、

      単純な理屈で考えて、その部分はアナログじゃない?

      • by Anonymous Coward
        発電所変えるのは?
      • by Anonymous Coward

        >> スピーカー変えると違うし、アンプ変えても違う、ケーブル変えても違う、

        >単純な理屈で考えて、その部分はアナログじゃない?

        そのとおり。確かにデジタルの話してんのにアナログの話とはなんぞやって話はもっともだ。しかし、可聴帯域の論理は、ある意味、この周波数から、この周波数までの音が出る仕様ですよという箱の論理に過ぎない。重要なのは、そこに入るであろう中身の波であると言いたいわけ。(笑)前半は、その波を決定する要素はすべての要素を見るべきであるというのが元オーディオマニアとしての主張、そして、後半の主張で

        • by Anonymous Coward

          高周波の回路屋の理屈で言うと、「すべて主観」で話が終わる。
          オーディオマニアの痛いところは、人それぞれ楽しんで音楽を聴いているのに、
          自分の主観が一番であり、他人の主観を受け入れないこと。

          録音されたもの(24bit/192kサンプリングでもなんでも)を忠実に再現することがいい音?
          録音に使ったマイク、そのセッティング、カッティング時のモニタ、その人の良いと思う音。
          細かいところでは室温・湿度、ケーブルの長さ・インピーダンス・曲げ具合。
          そこにリスニング環境という大きな歪がはいるんだから、何を熱くなってるの?って話。

          データ再生至上主義なら、空間のフル12ターム校正でもかけて位相も語れw

          • by Anonymous Coward

            >自分の主観が一番であり、他人の主観を受け入れないこと。

            ローパスフィルターの問題を主観にすり替えているのは違うと思うぞ、オリジナルと違うじゃんか。
            聴感上の物理的な違いが生じている事を主観に置き換えることこそ、主観的だと思うけどな。

    • by Anonymous Coward

      だから、余裕のある24bit/96kHzの高音質ファイルの方が、余裕があるので可聴帯域の音が影響をうけることなく聞けるのだそう。実際に聞いてみると、違いがあるので、そのとおりなんだと思う。

      それならいきなり192kHzなんてやるまえに96kHzでやるべきですよね。
      ほとんどの人の耳は96kHzのファイルと192kHzのファイルを区別できないだろう。

    • by Anonymous Coward

      > 今までのCDから聞いたことのない種類の音が聞こえる。

      マスタリングの違いじゃないの。

    • by Anonymous Coward

      CDの規格は、確かにかなり妥協の産物だと思います。
      サンプリングレートもそうなのですが、ビットも16ビットの中に収めるために
      かなり苦労しています。
      音の聞こえ方は対数で変化するので出力電圧を対数的にデータに割る
      のが素直なやり方だと思うのですが、いかんせんデータ値の値の範囲が狭い。
      どうすべ?
      ということで、聞こえたときに敏感な音の消え際と、一番よく使われるであろう
      中間部分を細分化して値を割り当てています。
      なので、音のピーク部分で高い周波数と低い周波数の楽器が混じったりすると
      OUTになってしまいます。
      まあ、当時の技術からするとしょうがないですけど
      今まで使われると思ってなかんでしょうね。

      • by Anonymous Coward

        > なので、音のピーク部分で高い周波数と低い周波数の楽器が混じったりすると
        > OUTになってしまいます。

        何が混じろうとも、ピークで0xffffを越えなければ問題ないのでは?

        # 超えるようだったらマスタリングからやりなおせよ

ソースを見ろ -- ある4桁UID

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