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GPS将棋の桁違いな総コア数に笑ってしまった。http://www.computer-shogi.org/wcsc22/team.html [computer-shogi.org]
繋がってるけど、リソースを活かせてない気がする。
これがBladeサーバとかならやり過ぎと思うんですが、普段、1〜2年の学生が授業で使っている普通の端末を休日だからって(ほぼ)全館動員して、即席でクラスタにしているようなので、グリッドコンピューティング的な面白さはあります。
通信遅延を始めとした分散のオーバーヘッドが大きいのか、持ち時間が無くなっても1秒指しができなくて苦しんでましたね。
数字だけ見ると興ざめですが、この写真 [u-tokyo.ac.jp]をみると、かなりの無茶、良い意味で馬鹿なことをやってるのが分かると思う。ゴールデンウィークだから出来る本気のお遊び。
こりゃ凄い。どんだけ金かけたゴツいサーバ用意したんだよって思ったら、既存リソースの力技だったのね。
800台弱を良く管理できたな。
電気代を誰が払っているか,ということを考えると…大丈夫かな?
センタが利用負担金を取ってるようなので、そこから捻出されてるんじゃないですかね?>電気代。まぁ大学の電気代って企業や工場なんかと一緒で、使えば使うほど相対的に安くなりますから、それほど気にしなくても良いんじゃないでしょうか。
しかしiMac(i5)788台、MacPRO2台、Xeon機2台、サーバ5台で計797台か。これだけクラスタ台数をまとめるとMips値はどれくらいになるんですかね。通信インフラの質によってかなり差が生まれそうな気もしないでもないですが。
#これだけの台数だとクラスタノードクラスタコントローラ間の通信速度が一番のネックのような。
大学の施設なら大学という事になるのかな。大学にお金を出しているのは所属している学生と国(大雑把に言ってます)。国にお金を出しているのは国民。
大学の資源を使う許可ぐらいは得ているでしょう。正式な手続きをしているなら外野が文句言う隙はない。
税金か授業料を払う身分になったら、また来なさい。
実際に大学からは正式な使用許可を貰ってます。
# 関係者から1hopなのでAC
超適当な計算(25円はあり得ない前提なのでもう少し安いはず)で、800台×300W×25円/Kwh=6000円/h
これだけ有名なイベントで、大学院の教員も絡んでいるのに、この程度の金額が決裁できないほど、東京大学は堕ちてないでしょ。なんなら幾らでもスポンサーが付きそうだし。
とはいっても、このあまりのスペック差はだと力技という印象が拭えません。まぁ、総力戦なのでしょうがここまで差があると正直レギュレーション引いたほうがいいんじゃないか?と正直思いましたね。
GPSはコンピュータ将棋にクラスタ並列を持ち込んだ先駆けのソフトで、3年前から大規模クラスタを組んで参加していますが、クラスタで優勝できたのは今回が初めてです。また、今回GPSの次に多くのマシンを用意したのは本家ボナンザ (47CPU、288コア) ですが、こちらは決勝に進むこともできませんでした。
クラスタを有効に動かすのも大変な技術なんですよ。
三日通して見てると、特に気にならなかったなぁ趣味の将棋ソフトを持ち寄った同人イベント的なお祭り騒ぎの初日と、無差別級ガチンコ対決の三日目と、その両者が混ざり合いぶつかり合って盛り上がる二日目。
将棋ソフト発展の観点からの無差別であることの意義は、過去に議論され尽くされたと思うから繰り返しませんが、イベント的な楽しさで見ても、今のはけっこういい感じになってると思いました。
スケーラブルであることも性能の一つなのでは?
どーせ計算機は進歩するんだし。
巨大システムなら巨大システム向きのアルゴリズムが、パソコンかワークステーションぐらいの小さなシステムなら小さなシステム向きのアルゴリズムがあるから、使えるのならパソコンだろうが、地球シミュレータだろうが京速だろうが、なんでも来いよって選手権と全く同じ性能のパソコンにソフトをインストールして戦うワンメイクの選手権の両方があればいいと思う
まあ、スパコンで深読みできるようになっても、スパコンにリモートで計算させると通信がボトルネックになって、切れ負けの可能性が出てきますが(実際GPS将棋は切れ負けしている)
スパコンにリモートで計算させると通信が間に合わないって、おかしくない?
2bytesもあれば全てのコマの完全なステータスが送信できるのだから、スパコンとリモート通信することがボトルネックにはなるということはないと思う。計算機クラスタ内の相互通信のボトルネックだというなら分かるが、それでも10億手分のデータを送って2GB足らず。
元ACではありませんが、ボトルネックはクラスタ内の通信じゃないですかね。
例えば1台のマシンで読んでいる場合には、ある局面から「▽26歩▼同歩▽33角成▼同角」と「▽33角成▼同角▽26歩▼同歩」では同じ局面になるのでそこから先の読みは1回でいいんですが、初手▽26歩を計算するマシン(ノード)と初手▽33角成を計算するマシン(ノード)を分けると読みの重複が簡単には排除できないので内部で細かく通信しないと同じ局面を無駄に読んでしまって効率が上がらない。また、α-β刈りなどを行おうと思うと評価値も送るのでかなりの通信量が必要。GPS将棋が1秒に2億8
2bytesもあれば全てのコマの完全なステータスが送信できる
ってのに驚いた。局面パターンが2^16以下しかないってこと?流石にそんな少ないはずは無いと思いつつ、でも将棋わかんないっていう
# それとも一手毎に2Byte?## それじゃ "全てのコマの完全なステータス" じゃないし…おしえてエロい人
現配置は完全に知られているはずなので、差分(つまりは指し手情報)を送るということでは?
先手/後手 x 移動先(9x9) x コマの種類
移動先ではなくて、移動量?先手/後手の情報はもしかして不要?
81*80*79>2^16なので玉2種類と金が一枚もあれば2^16通り超えますよ。
そうですね。
極論を書くと、全解探索出来る性能のコンピュータを、もし用意できるなら、それには勝てないわけですし、、、
つまり、お金のある人が勝ちの選手権になってしまいます。
CPU性能を制限した部門と、なんでもあり部門でわけてしまうのが良い気がします。
> 極論を書くと、全解探索出来る性能のコンピュータを、もし用意できるなら、それには勝てないわけですし、、、
チェスはおろかオセロでも全解探索は実現できていません。それが実現できたときには世界コンピュータ将棋選手権はその役目を終えるでしょうが、少なくとも向こう100年くらいはその心配は無用でしょう。
> つまり、お金のある人が勝ちの選手権になってしまいます。
今回の結果を見ても、現状CPUをたくさん用意したチームが上位を占めているわけではありません。そういう心配は、CPU数と順位が比例するようになってから考えればいいと思います。
>そういう心配は、CPU数と順位が比例するようになってから考えればいいと思います。
そういう反論をよく聞きますが、条件を同じにしなければ比較出来ない部分もあると思います。
優勝したプログラムが、アルゴリズムの性能が良くて勝ったのか、CPUの総合性能で勝ったのかわかりません。
また負けたプログラムも同等のCPU環境を与えたら優勝したかもしれません。
> 優勝したプログラムが、アルゴリズムの性能が良くて勝ったのか、CPUの総合性能で勝ったのかわかりません。> また負けたプログラムも同等のCPU環境を与えたら優勝したかもしれません。
そういう反論をよく聞きますが (笑)、世界コンピュータ将棋選手権は「最強」を決める大会です。アルゴリズムコンテストではありません。
選手権のポリシーにはこうあります。
> (1)WCSCは,公平な運営のもとで,最強のコンピュータ将棋を決めるためのものである> (2)WCSCでは,参加者のハードウエアの制限をしない.また,参加者の制限をしない
アルゴリズムコンテストに意義がないとは思いませんが、それを選手権に求めるのはお門違いです。
通信が間に合わない場合はローカルマシンの計算結果を使えばいいだけでは?
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
ちょ (スコア:1)
GPS将棋の桁違いな総コア数に笑ってしまった。
http://www.computer-shogi.org/wcsc22/team.html [computer-shogi.org]
Re: (スコア:0)
繋がってるけど、リソースを活かせてない気がする。
Re:ちょ (スコア:2, 参考になる)
これがBladeサーバとかならやり過ぎと思うんですが、
普段、1〜2年の学生が授業で使っている普通の端末を休日だからって
(ほぼ)全館動員して、即席でクラスタにしているようなので、
グリッドコンピューティング的な面白さはあります。
通信遅延を始めとした分散のオーバーヘッドが大きいのか、
持ち時間が無くなっても1秒指しができなくて苦しんでましたね。
Re:ちょ (スコア:4, 興味深い)
数字だけ見ると興ざめですが、この写真 [u-tokyo.ac.jp]をみると、かなりの無茶、良い意味で馬鹿なことをやってるのが分かると思う。ゴールデンウィークだから出来る本気のお遊び。
Re: (スコア:0)
こりゃ凄い。
どんだけ金かけたゴツいサーバ用意したんだよって思ったら、既存リソースの力技だったのね。
800台弱を良く管理できたな。
Re: (スコア:0)
電気代を誰が払っているか,ということを考えると…大丈夫かな?
Re:ちょ (スコア:2)
センタが利用負担金を取ってるようなので、そこから捻出されてるんじゃないですかね?>電気代。
まぁ大学の電気代って企業や工場なんかと一緒で、使えば使うほど相対的に安くなりますから、
それほど気にしなくても良いんじゃないでしょうか。
しかしiMac(i5)788台、MacPRO2台、Xeon機2台、サーバ5台で計797台か。
これだけクラスタ台数をまとめるとMips値はどれくらいになるんですかね。
通信インフラの質によってかなり差が生まれそうな気もしないでもないですが。
#これだけの台数だとクラスタノードクラスタコントローラ間の通信速度が一番のネックのような。
Re: (スコア:0)
大学の施設なら大学という事になるのかな。
大学にお金を出しているのは所属している学生と国(大雑把に言ってます)。
国にお金を出しているのは国民。
大学の資源を使う許可ぐらいは得ているでしょう。
正式な手続きをしているなら外野が文句言う隙はない。
税金か授業料を払う身分になったら、また来なさい。
Re:ちょ (スコア:1)
実際に大学からは正式な使用許可を貰ってます。
# 関係者から1hopなのでAC
Re: (スコア:0)
超適当な計算(25円はあり得ない前提なのでもう少し安いはず)で、
800台×300W×25円/Kwh=6000円/h
これだけ有名なイベントで、大学院の教員も絡んでいるのに、
この程度の金額が決裁できないほど、東京大学は堕ちてないでしょ。
なんなら幾らでもスポンサーが付きそうだし。
Re: (スコア:0)
とはいっても、このあまりのスペック差はだと力技という印象が拭えません。
まぁ、総力戦なのでしょうがここまで差があると正直レギュレーション引いたほうがいいんじゃないか?
と正直思いましたね。
Re:ちょ (スコア:4, 興味深い)
GPSはコンピュータ将棋にクラスタ並列を持ち込んだ先駆けのソフトで、3年前から大規模クラスタを組んで参加していますが、クラスタで優勝できたのは今回が初めてです。
また、今回GPSの次に多くのマシンを用意したのは本家ボナンザ (47CPU、288コア) ですが、こちらは決勝に進むこともできませんでした。
クラスタを有効に動かすのも大変な技術なんですよ。
Re:ちょ (スコア:1)
三日通して見てると、特に気にならなかったなぁ
趣味の将棋ソフトを持ち寄った同人イベント的なお祭り騒ぎの初日と、
無差別級ガチンコ対決の三日目と、
その両者が混ざり合いぶつかり合って盛り上がる二日目。
将棋ソフト発展の観点からの無差別であることの意義は、
過去に議論され尽くされたと思うから繰り返しませんが、
イベント的な楽しさで見ても、今のはけっこういい感じになってると思いました。
Re: (スコア:0)
スケーラブルであることも性能の一つなのでは?
どーせ計算機は進歩するんだし。
Re: (スコア:0)
巨大システムなら巨大システム向きのアルゴリズムが、パソコンかワークステーションぐらいの小さなシステムなら小さなシステム向きのアルゴリズムがあるから、
使えるのならパソコンだろうが、地球シミュレータだろうが京速だろうが、なんでも来いよって選手権と
全く同じ性能のパソコンにソフトをインストールして戦うワンメイクの選手権の両方があればいいと思う
まあ、スパコンで深読みできるようになっても、スパコンにリモートで計算させると通信がボトルネックになって、
切れ負けの可能性が出てきますが(実際GPS将棋は切れ負けしている)
Re:ちょ (スコア:2)
スパコンにリモートで計算させると通信が間に合わないって、おかしくない?
2bytesもあれば全てのコマの完全なステータスが送信できるのだから、スパコンとリモート通信することがボトルネックにはなるということはないと思う。
計算機クラスタ内の相互通信のボトルネックだというなら分かるが、それでも10億手分のデータを送って2GB足らず。
Re: (スコア:0)
元ACではありませんが、ボトルネックはクラスタ内の通信じゃないですかね。
例えば1台のマシンで読んでいる場合には、ある局面から
「▽26歩▼同歩▽33角成▼同角」と
「▽33角成▼同角▽26歩▼同歩」では
同じ局面になるのでそこから先の読みは1回でいいんですが、
初手▽26歩を計算するマシン(ノード)と
初手▽33角成を計算するマシン(ノード)を分けると
読みの重複が簡単には排除できないので内部で細かく通信しないと
同じ局面を無駄に読んでしまって効率が上がらない。
また、α-β刈りなどを行おうと思うと評価値も送るのでかなりの
通信量が必要。GPS将棋が1秒に2億8
Re: (スコア:0)
2bytesもあれば全てのコマの完全なステータスが送信できる
ってのに驚いた。
局面パターンが2^16以下しかないってこと?
流石にそんな少ないはずは無いと思いつつ、でも将棋わかんないっていう
# それとも一手毎に2Byte?
## それじゃ "全てのコマの完全なステータス" じゃないし…おしえてエロい人
Re: (スコア:0)
現配置は完全に知られているはずなので、差分(つまりは指し手情報)を送るということでは?
先手/後手 x 移動先(9x9) x コマの種類
移動先ではなくて、移動量?
先手/後手の情報はもしかして不要?
Re: (スコア:0)
81*80*79>2^16なので
玉2種類と金が一枚もあれば2^16通り超えますよ。
Re:ちょ (スコア:1)
そうですね。
極論を書くと、全解探索出来る性能のコンピュータを、もし用意できるなら、それには勝てないわけですし、、、
つまり、お金のある人が勝ちの選手権になってしまいます。
CPU性能を制限した部門と、なんでもあり部門でわけてしまうのが良い気がします。
Re: (スコア:0)
> 極論を書くと、全解探索出来る性能のコンピュータを、もし用意できるなら、それには勝てないわけですし、、、
チェスはおろかオセロでも全解探索は実現できていません。
それが実現できたときには世界コンピュータ将棋選手権はその役目を終えるでしょうが、少なくとも向こう100年くらいはその心配は無用でしょう。
> つまり、お金のある人が勝ちの選手権になってしまいます。
今回の結果を見ても、現状CPUをたくさん用意したチームが上位を占めているわけではありません。
そういう心配は、CPU数と順位が比例するようになってから考えればいいと思います。
Re:ちょ (スコア:1)
>そういう心配は、CPU数と順位が比例するようになってから考えればいいと思います。
そういう反論をよく聞きますが、条件を同じにしなければ比較出来ない部分もあると思います。
優勝したプログラムが、アルゴリズムの性能が良くて勝ったのか、CPUの総合性能で勝ったのかわかりません。
また負けたプログラムも同等のCPU環境を与えたら優勝したかもしれません。
Re: (スコア:0)
> 優勝したプログラムが、アルゴリズムの性能が良くて勝ったのか、CPUの総合性能で勝ったのかわかりません。
> また負けたプログラムも同等のCPU環境を与えたら優勝したかもしれません。
そういう反論をよく聞きますが (笑)、世界コンピュータ将棋選手権は「最強」を決める大会です。
アルゴリズムコンテストではありません。
選手権のポリシーにはこうあります。
> (1)WCSCは,公平な運営のもとで,最強のコンピュータ将棋を決めるためのものである
> (2)WCSCでは,参加者のハードウエアの制限をしない.また,参加者の制限をしない
アルゴリズムコンテストに意義がないとは思いませんが、それを選手権に求めるのはお門違いです。
Re: (スコア:0)
通信が間に合わない場合は
ローカルマシンの計算結果を使えばいいだけでは?