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高画質化の点ではちょっと…と感じないでもないが。
なんでそう思うの?高感度ってことは光の情報を余さず拾えるってことだから、むしろ良くなるんじゃないか?後処理でRGBに再現というのを気にしてるのかもしれないけど、フィルター方式でも普通にやることだし。
色分離性が悪そうなのを気にしてるのかも。混色多いと演算で分離してもクロマノイズが増えますし、色の再現性も劣化しますので。
色分解については今回の報告でも問題を認識しているようですが、分光素子の改良により改善の可能性があると書かれていますね。それと、解像感が悪化するかと思いきや、意外にもベイヤー配列イメージセンサーと同レベルを維持している、との結果が得られたようです。
その他、Nature Photonics電子版を斜め読み。
- 対称形マイクロ分光素子は、ある波長とそれ以外の光を分離する。さらに工夫して非対称形分光素子にするとRGBに分けることも可能。
- 今回使ったマイクロ分光素子は対称形で、白色を赤と赤以外、または青と青以外に分離するもの。(two-deflector method)
- 分光素子の奥に配置しているフォトダイオードには、W+R W-R W+B W-B の光が入るように構成しており、以下の演算により RGB を得る。
W+R W-R W+B W-B (W=RGB)R : 1 -1 0 0 = 2RG : -1/2 3/2 -1/2 3/2 = 2GB : 0 0 1 -1 = 2B
- 受光量は従来の原色カラーフィルタ(ベイヤー配列)の1.85倍を実現できた。
- わずかに偏光が画に影響してしまうが、多くの一般向け用途では問題ない(はず)。
現時点ではGが作れないのかと思ったら、今回のでGも作れてるんですね。せっかく表で説明して頂いているのに何故それでGが作れているのかサッパリ理解できませんでしたが、
単にゴリゴリ式を解くと、G になりますよ。W = (R,G,B) という仮定が必要ですが。
計算過程を書くと、こんな感じです。
W+R W-R W+B W-BR : 1 -1 0 0 = 2RG : -1/2 3/2 -1/2 3/2 = ↓を参照B : 0 0 1 -1 = 2B G = -1/2(W+R) + 3/2(W-R) -1/2(W+B) + 3/2(W-B) ここで W = (R,G,B) なので G = -1/2(2R,G,B) + 3/2(G,B) -1/2(R,G,2B) + 3/2(R,G) = -1/2(2R,G, B) + 3/2( G,B) -1/2( R,G,2B) + 3/2(R,G) = -3/2R,-G,-3/2B + 3/2R,3G,3/2B = -G + 3G = 2G
この演算で、フォトダイオードが拾うノイズも一緒に増えたりする問題がありそう。
Gなんか作るな、背筋が寒くなる
R + G + B = Wなので2G = 2W - 2R - 2Gってことでは。
癶(癶;゚ё゚;)癶 カサカサ
> 受光量は従来の原色カラーフィルタ(ベイヤー配列)の1.85倍を実現できた。
原色フィルタと比較して1.85倍程度だったら、普通に補色フィルタつかって実現できそう。そして、原理的に補色フィルタと同等の残念な色づくりになりそう。
このセンサーの用途がイマイチ不明ですが、監視カメラ目的ならアリかも。
ミラーレスの一眼レフだったら、そんなことより長いフランジバックを活かして、ダイクロイックプリズムと3CMOSセンサー入れてほしい。あるいは、2CMOS(G, R+B)+位相差AFセンサという構成も面白いかも。
小型化/薄型化が目的のミラーレスにそんなもんつっこんだら本末転倒じゃね?
放送用のカメラには3CCDってあったと思います。値段もサイズもすごいものでしたが。
> 放送用のカメラには3CCDってあったと思います。値段もサイズもすごいものでしたが。
ダイクロイックプリズムを使った3CCDってのは家庭用ビデオカメラでも昔からごく普通の技術ですね。3CCDなハンディカム [www.sony.jp]なんてものは普通に売られてた。
最近はコストダウンのためか家庭用では絶滅危惧種ですけど、ハイエンドなら、3CMOSのビデオカメラ [www.sony.jp]もあります。
光量が増えるということは、暗電流の影響を受けにくくできるわけなので、画質は上がるんじゃないかと。人間の目は、色よりコントラストの方に敏感らしいですし。
論文のFig.3を見る限りでは、色分離は良くなさそうですね。が、曲線がなだらかにつながっているので、演算によりきれいに分離できるのかも知れません。
#というのは下記Blogの受け売り。
http://egami.blog.so-net.ne.jp/2010-06-22 [so-net.ne.jp]> が、曲線に変な浮きが無く、なだらかに下がっているので、自然な階調が期待出来そうな気がします。
演算を施した後の、実質的な分光感度曲線が見たいですね。
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家
画質 (スコア:1)
なんでそう思うの?
高感度ってことは光の情報を余さず拾えるってことだから、むしろ良くなるんじゃないか?
後処理でRGBに再現というのを気にしてるのかもしれないけど、フィルター方式でも普通にやることだし。
Re:画質 (スコア:2)
色分離性が悪そうなのを気にしてるのかも。
混色多いと演算で分離してもクロマノイズが増えますし、色の再現性も劣化しますので。
Re:画質 (スコア:5, 参考になる)
色分解については今回の報告でも問題を認識しているようですが、分光素子の改良により改善の可能性があると書かれていますね。それと、解像感が悪化するかと思いきや、意外にもベイヤー配列イメージセンサーと同レベルを維持している、との結果が得られたようです。
Re:画質 (スコア:5, 参考になる)
その他、Nature Photonics電子版を斜め読み。
- 対称形マイクロ分光素子は、ある波長とそれ以外の光を分離する。さらに工夫して非対称形分光素子にするとRGBに分けることも可能。
- 今回使ったマイクロ分光素子は対称形で、白色を赤と赤以外、または青と青以外に分離するもの。(two-deflector method)
- 分光素子の奥に配置しているフォトダイオードには、W+R W-R W+B W-B の光が入るように構成しており、以下の演算により RGB を得る。
- 受光量は従来の原色カラーフィルタ(ベイヤー配列)の1.85倍を実現できた。
- わずかに偏光が画に影響してしまうが、多くの一般向け用途では問題ない(はず)。
Re: (スコア:0)
現時点ではGが作れないのかと思ったら、今回のでGも作れてるんですね。
せっかく表で説明して頂いているのに何故それでGが作れているのかサッパリ理解できませんでしたが、
Re:画質 (スコア:5, 参考になる)
単にゴリゴリ式を解くと、G になりますよ。W = (R,G,B) という仮定が必要ですが。
計算過程を書くと、こんな感じです。
この演算で、フォトダイオードが拾うノイズも一緒に増えたりする問題がありそう。
Re:画質 (スコア:1)
Gなんか作るな、背筋が寒くなる
Re: (スコア:0)
R + G + B = W
なので
2G = 2W - 2R - 2G
ってことでは。
Re: (スコア:0)
癶(癶;゚ё゚;)癶 カサカサ
Re: (スコア:0)
> 受光量は従来の原色カラーフィルタ(ベイヤー配列)の1.85倍を実現できた。
原色フィルタと比較して1.85倍程度だったら、普通に補色フィルタつかって実現できそう。
そして、原理的に補色フィルタと同等の残念な色づくりになりそう。
このセンサーの用途がイマイチ不明ですが、監視カメラ目的ならアリかも。
ミラーレスの一眼レフだったら、そんなことより長いフランジバックを活かして、ダイクロイックプリズムと
3CMOSセンサー入れてほしい。あるいは、2CMOS(G, R+B)+位相差AFセンサという構成も面白いかも。
Re: (スコア:0)
小型化/薄型化が目的のミラーレスにそんなもんつっこんだら本末転倒じゃね?
Re: (スコア:0)
放送用のカメラには3CCDってあったと思います。値段もサイズもすごいものでしたが。
Re:画質 (スコア:1)
> 放送用のカメラには3CCDってあったと思います。値段もサイズもすごいものでしたが。
ダイクロイックプリズムを使った3CCDってのは家庭用ビデオカメラでも昔からごく普通の技術ですね。3CCDなハンディカム [www.sony.jp]なんてものは普通に売られてた。
最近はコストダウンのためか家庭用では絶滅危惧種ですけど、ハイエンドなら、3CMOSのビデオカメラ [www.sony.jp]もあります。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
光量が増えるということは、暗電流の影響を受けにくくできるわけなので、画質は上がるんじゃないかと。
人間の目は、色よりコントラストの方に敏感らしいですし。
Re: (スコア:0)
論文のFig.3を見る限りでは、色分離は良くなさそうですね。が、曲線がなだらかにつながっているので、演算によりきれいに分離できるのかも知れません。
#というのは下記Blogの受け売り。
http://egami.blog.so-net.ne.jp/2010-06-22 [so-net.ne.jp]
> が、曲線に変な浮きが無く、なだらかに下がっているので、自然な階調が期待出来そうな気がします。
演算を施した後の、実質的な分光感度曲線が見たいですね。