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「プログラマの良心」として全てのプログラマが金子氏の行為に全面的支持をしていたわけではないので、勝手に含めないで欲しい。
裁判中だからとか警察に止められているからと言って、Winnyによる深刻な被害を止めるためのパッチが作れないと言っておきながら、無罪を勝ち取った後は何もしていない。Winnyのパッチはすぐ作れると豪語していたのに、無罪を勝ち取った後に、なぜパッチをリリースしなかったのか。
それは、「プログラマの良心」なんかではなく、無罪を勝ち取るまで、ソフトウェア技術者たちの支持を得るために言っていた方便だったからではないだろうか。
本当にプログラマの良心を示していたなら、Winnyのパッチがリリースされたという情報を聞いてもおかしくないが、聞いたことがない。公式サイトなんか存在しないので、金子氏からリリースされる以外に確認のしようもない。
金子氏の良心を信じて支持してきた人たちは、結局Winnyの抜本的なパッチがリリースされていないということを、どうお考えなのだろうか。
別に支持してきたわけではないですが
セミナーを行った2006年なら兎も角、無罪が決まった2011年12月の時点では十分にすたれてる [google.com]ので必要も無かったんじゃないですかね
http://ascii.jp/elem/000/000/712/712158/ [ascii.jp]
明石:Winny2はようやく再開できるってことですか。――ツッコミますねぇ!(笑)明石:こういう関係ですから(笑)。金子:いやー、弁護士さんに「多分、また開発するとヤバイから」と言われました。明石:じゃあ、ちゃんと作戦を立てれば?金子:ちょっとやっかいですね。一応「無罪」が出たから、Winnyの続編とかを作って公開するのは問題ないと思ったのですが、弁護士さんの話を聞くと「(続編を作れば)悪用されているのがわかっている」状態で「(警察的に)改変し続けるのはいかがなものか」という感じらしいです。「(違法ファイル交換をする連中がいて)やるとわかっているのだろ、お前!」って言われて、裁判沙汰になったくらいですから、弁護士から「わかってますね? これ以上バージョンアップするとややこしいことになる可能性が高いですよ」と言われました。ということで、あんまり安易には開発できないです。
明石:Winny2はようやく再開できるってことですか。
――ツッコミますねぇ!(笑)
明石:こういう関係ですから(笑)。
金子:いやー、弁護士さんに「多分、また開発するとヤバイから」と言われました。
明石:じゃあ、ちゃんと作戦を立てれば?
金子:ちょっとやっかいですね。一応「無罪」が出たから、Winnyの続編とかを作って公開するのは問題ないと思ったのですが、弁護士さんの話を聞くと「(続編を作れば)悪用されているのがわかっている」状態で「(警察的に)改変し続けるのはいかがなものか」という感じらしいです。「(違法ファイル交換をする連中がいて)やるとわかっているのだろ、お前!」って言われて、裁判沙汰になったくらいですから、弁護士から「わかってますね? これ以上バージョンアップするとややこしいことになる可能性が高いですよ」と言われました。ということで、あんまり安易には開発できないです。
2006年どころか、判決が出る直前まで言ってたわけだけど。Winnyが滅んでアップデートの必要が無かったなら、なぜ無罪判決が出るまでアップデートの話をしていたのだろう?
良心云々はさておき。
最高裁判決 [courts.go.jp]では、法解釈として、「ソフトを入手する者のうち例外的とはいえない範囲の者が同ソフトを著作権侵害に利用する蓋然性が高いと認められる場合で,提供者もそのことを認識,認容」をしていて、現に犯罪に使われたら幇助が成立するとした。
その上で、事実認定として、前記前段の「蓋然性が高い」と認定した。一方で、被告人には前記後段の「認識,認容」はなかったと認定した。つまり、犯罪に多用されている事実はあったが、そのことを知らずに提供し(続け)たので、故意がなく無罪だと。
この最高裁の論理に従えば、判決によって犯罪に多用されている事実を知ってしまったので、それ以後の提供は幇助罪を避けられないことになるんじゃないでしょうか。
> この最高裁の論理に従えば、判決によって犯罪に多用されている事実を知ってしまったので、それ以後の提供は幇助罪を避けられないことになるんじゃないでしょうか。当然じゃないか?自身の提供は中止する、あるいは、犯罪を抑制する改変版の提供をする。ようなことをしないで、漫然と放置してれば。
#野良まで対応は、本人の行為じゃないんだから、責任を負いようがないけどさ。
なので、無罪になったのにパッチを出さないのはおかしい、というのはおかしいのではないか、と。
これまたおかしな法解釈ですねぇ。
当時、Winnyを包丁に例えて、ならば包丁の製造者も逮捕だ、という意見に対して、Winnyはどちらかというと麻薬だからその例え話は適切でないと述べる意見がみられたが、一般人の感覚では同じことのようにしか思えない。麻薬ならば栽培してはいけないと法律に明記されているが、ファイル共有ソフトを開発してはならないとはどこの法律にもなかった。
犯罪を予定している個々の者にWinnyを手渡して、これで著作権を侵害しなさいと直接的に指導したのであれば、幇助であるという解釈にも納得がゆきますが。
たとえ開発者が悪用されうることを知りながら頒布しても、罰するべきはファ
トラフィックとの比較は正しくないでしょう。人数とは違う数値なので。1億人が包丁を凶器としたのと、1人が1億人を包丁で傷つけたのは、違うのですね。別の話では、利用者の内の数%のヘビーユーザーでトラフィックの大半が占められているだとかもあって、そうすると、人数として「例外的とはいえない範囲の者」となるかは全く違ってくるでしょう。
また、ソフトウェア提供とISP事業の決定的な違いとして、ISP事業は法的根拠のある行為だという点があります。事業を行う上での特定の行為に法令違反があったというならともかく、事業自体が違法だとすると、事業法との間で齟齬をきたします。
無罪でも念書は有効でしょ。
でも京都府警はそんなものは無いと言ってましたけどね。存在しないはずの念書って効力あるの?
最高裁の基準だと、パッチ出したらまた捕まるからだよ。
リアルタイムで進行していた状況を思い出すと、掲示板のちょっと妙なノリは私は違和感を感じました。
プログラマの良心というか、社会道徳観念というものが匿名掲示板の2ch上では希薄になるというのが問題ではないかと思います。
Winnyに限らずP2Pはネットワークの保守管理をしにくくする要素がありますし、サイバー攻撃に対して脆弱ではないかと思いますので、既にファイル共有で悪用されている事もあるので、P2Pクライアントネットワークは新技術ではなく捨て去るべき技術だと私は評価します。
他人の著作物や成果物に対する価値や作者の努力というものを理解出来ない人が、サイエンスの世界でも過去
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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs
プログラマの良心 (スコア:5, すばらしい洞察)
ご遺族の皆様には謹んでお悔やみ申し上げる。
裁判中の2006年にアスキーが主催したセミナーで、初めて金子さんをお見かけした。Winny経由での個人情報漏洩事故が多発していることを憂い、Winnyを改良したいのだが裁判中で手も足も出ない状態であることを吐露。「だれかパッチを作ってくれませんか」と訴えていた姿が印象に残る。
フリーソフト/オープンソフトが多くの人に受け入れられているのは、プログラマーは金子さんのような良心を持った人が大多数だからである。
セミナー当日、裁判中ということもあり壇弁護士(訃報:将星隕つ [cocolog-nifty.com])が同席しており、金子さんへの質疑応
Re:プログラマの良心 (スコア:1)
「プログラマの良心」として全てのプログラマが金子氏の行為に全面的支持をしていたわけではないので、勝手に含めないで欲しい。
裁判中だからとか警察に止められているからと言って、Winnyによる深刻な被害を止めるためのパッチが作れないと言っておきながら、無罪を勝ち取った後は何もしていない。
Winnyのパッチはすぐ作れると豪語していたのに、無罪を勝ち取った後に、なぜパッチをリリースしなかったのか。
それは、「プログラマの良心」なんかではなく、無罪を勝ち取るまで、ソフトウェア技術者たちの支持を得るために言っていた方便だったからではないだろうか。
本当にプログラマの良心を示していたなら、Winnyのパッチがリリースされたという情報を聞いてもおかしくないが、聞いたことがない。
公式サイトなんか存在しないので、金子氏からリリースされる以外に確認のしようもない。
金子氏の良心を信じて支持してきた人たちは、結局Winnyの抜本的なパッチがリリースされていないということを、どうお考えなのだろうか。
Re:プログラマの良心 (スコア:3)
別に支持してきたわけではないですが
金子氏の良心を信じて支持してきた人たちは、結局Winnyの抜本的なパッチがリリースされていないということを、どうお考えなのだろうか。
セミナーを行った2006年なら兎も角、無罪が決まった2011年12月の時点では十分にすたれてる [google.com]ので必要も無かったんじゃないですかね
多分、こういうことじゃないかな。 (スコア:3, 参考になる)
http://ascii.jp/elem/000/000/712/712158/ [ascii.jp]
Re: (スコア:0)
2006年どころか、判決が出る直前まで言ってたわけだけど。
Winnyが滅んでアップデートの必要が無かったなら、なぜ無罪判決が出るまでアップデートの話をしていたのだろう?
Re:プログラマの良心 (スコア:2, 参考になる)
良心云々はさておき。
最高裁判決 [courts.go.jp]では、法解釈として、
「ソフトを入手する者のうち例外的とはいえない範囲の者が同ソフトを著作権侵害に利用する蓋然性が高いと認められる場合で,提供者もそのことを認識,認容」
をしていて、現に犯罪に使われたら幇助が成立するとした。
その上で、事実認定として、前記前段の「蓋然性が高い」と認定した。
一方で、被告人には前記後段の「認識,認容」はなかったと認定した。
つまり、犯罪に多用されている事実はあったが、そのことを知らずに提供し(続け)たので、故意がなく無罪だと。
この最高裁の論理に従えば、判決によって犯罪に多用されている事実を知ってしまったので、それ以後の提供は幇助罪を避けられないことになるんじゃないでしょうか。
Re: (スコア:0)
> この最高裁の論理に従えば、判決によって犯罪に多用されている事実を知ってしまったので、それ以後の提供は幇助罪を避けられないことになるんじゃないでしょうか。
当然じゃないか?
自身の提供は中止する、あるいは、犯罪を抑制する改変版の提供をする。
ようなことをしないで、漫然と放置してれば。
#野良まで対応は、本人の行為じゃないんだから、責任を負いようがないけどさ。
Re:プログラマの良心 (スコア:1)
なので、無罪になったのにパッチを出さないのはおかしい、というのはおかしいのではないか、と。
Re: (スコア:0)
これまたおかしな法解釈ですねぇ。
当時、Winnyを包丁に例えて、ならば包丁の製造者も逮捕だ、という意見に対して、Winnyはどちらかというと麻薬だからその例え話は適切でないと述べる意見がみられたが、一般人の感覚では同じことのようにしか思えない。麻薬ならば栽培してはいけないと法律に明記されているが、ファイル共有ソフトを開発してはならないとはどこの法律にもなかった。
犯罪を予定している個々の者にWinnyを手渡して、これで著作権を侵害しなさいと直接的に指導したのであれば、幇助であるという解釈にも納得がゆきますが。
たとえ開発者が悪用されうることを知りながら頒布しても、罰するべきはファ
Re: (スコア:0)
トラフィックとの比較は正しくないでしょう。
人数とは違う数値なので。
1億人が包丁を凶器としたのと、1人が1億人を包丁で傷つけたのは、違うのですね。
別の話では、利用者の内の数%のヘビーユーザーでトラフィックの大半が占められているだとかもあって、そうすると、人数として「例外的とはいえない範囲の者」となるかは全く違ってくるでしょう。
また、ソフトウェア提供とISP事業の決定的な違いとして、ISP事業は法的根拠のある行為だという点があります。
事業を行う上での特定の行為に法令違反があったというならともかく、事業自体が違法だとすると、事業法との間で齟齬をきたします。
Re: (スコア:0)
無罪でも念書は有効でしょ。
Re: (スコア:0)
でも京都府警はそんなものは無いと言ってましたけどね。
存在しないはずの念書って効力あるの?
Re: (スコア:0)
最高裁の基準だと、パッチ出したらまた捕まるからだよ。
Re: (スコア:0)
リアルタイムで進行していた状況を思い出すと、
掲示板のちょっと妙なノリは私は違和感を感じました。
プログラマの良心というか、社会道徳観念というものが匿名掲示板の2ch上では
希薄になるというのが問題ではないかと思います。
Winnyに限らずP2Pはネットワークの保守管理をしにくくする要素がありますし、
サイバー攻撃に対して脆弱ではないかと思いますので、
既にファイル共有で悪用されている事もあるので、P2Pクライアントネットワークは
新技術ではなく捨て去るべき技術だと私は評価します。
他人の著作物や成果物に対する価値や作者の努力というものを理解出来ない人が、
サイエンスの世界でも過去