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率直な感想として、どうしてこういった調査の手段を取って、かつそれからソーシャルメディアの利用が仕事には全く無駄だという結論が導き出せるのかがよくわからない。いや、導かれた結論そのものについては何の疑問もないしむしろそうなって当然という気もするのですが、3つのグループにメリットとデメリットを段階的に聞くという、いまいち何がしたいのかよくわからないことをした上結局最後は役に立つかそうでないかを尋ねて終わり。これよりだったら最初から被験者を小分けせず、ソーシャルメディアと仕事のパフォーマンスの相関関係についてアンケートを取ったほうがよかったのでは?
うーん、例えばソーシャルメディア活用前後の業績をいくつかの企業からピックアップして、それを統計学的に分析して結論を導出するとか、結論にもっと説得性を持たせるよりよい調査方法があったのではないかと思ってしまいます。
この伝言ゲーム的な調査は多分評価段階の客観性を増すための操作なんだと思います。社会学とか人間工学とかそんな分野で使われている定番の手法なのかも(私も実は知らないのだけれど。)ひょっとしたら、ユーザーインターフェイスの設計・評価なんかに使えるのじゃないかと少し気になって考えてみました。
何か定量評価の難しいものを評価する時、直接アンケートの回答を集めても、回答者の思い入れが多分に入ってしまう。
1.先ずアンケートで、回答者から、評価対象に対する、評価すべき項目や、その項目の評価方法や評価基準を集める。
例えば、回答者 Aさんが利点を3個欠点を3個列挙した。そのまま、本人にもう一度、本当に当てはまるか尋ねた処で利点・欠点の評価は変らないだろう。
2.Bさんの列挙、Cさんの列挙、回答者全員の回答を単純にマージは出来ないから、研究者の側で整理する。
3.整理された結果、抽象性の高い記述になっている利点・欠点の列挙に対し、回答者に具体例を挙げてもらう。
4.具体例の意味する処を、もう一度、研究者で整理する。
回答者と研究者との間でキャッチボールすることで、項目の切り分け方、その評価の仕方などが、より実情に則したものになると期待できるのだろう。
5.洗練された評価項目と評価方法を使って、回答者に評価を行って貰う。
評価項目や評価方法の中に、自分の書いた文言を見つけてそれに引きずられて支持の理由にされると困るので、1と3と5の各ステップでの回答者を入れ替えて、それぞれ違う人々とする。
手間は掛かるものの、より客観的な評価ができるような気がします(自分で書いて自分で評価しているからでもあるのですが)----------------------さて、/.も含めて「社会的なメディアへの従業員のアクセスを許可すると、仕事の実績に概ね有害」という結果はその通りだと思います。私も今、現実逃避の真っ最中なのですから。仕事以外も含めた自分の好きでやっていることです。
しかし、その上でも、元記事の言う > 「良い側面」について業務のパフォーマンス向上との相関関係がないという傾向が分かったとのこと。のくだりが、よく解りません。
例えば利点として「仕事の問題をクラウドソーシングで解決できる」という項目があるようなのですが、コスト性能比が悪いのでしょうか?普段ネットで潰している時間をコストに含めるとそうなるかも知れませんが、普段潰している時間は、既に欠点の項目で数え上げているので、二重計上になる気がします。
あるいは、得られる解答が役に立たないのでしょうか、役立つ場合と、役立たない場合と、かえって足を引っ張る場合、平均すれば利点はない。社会的メディアの質というのは、平均すれば、そんなに低いのでしょうか・・・。----------------------そろそろ仕事に戻ることにします。
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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである
イマイチ調査内容と手段が理解できない (スコア:0)
率直な感想として、どうしてこういった調査の手段を取って、かつそれからソーシャルメディアの利用が仕事には全く無駄だという結論が導き出せるのかがよくわからない。いや、導かれた結論そのものについては何の疑問もないしむしろそうなって当然という気もするのですが、3つのグループにメリットとデメリットを段階的に聞くという、いまいち何がしたいのかよくわからないことをした上結局最後は役に立つかそうでないかを尋ねて終わり。これよりだったら最初から被験者を小分けせず、ソーシャルメディアと仕事のパフォーマンスの相関関係についてアンケートを取ったほうがよかったのでは?
うーん、例えばソーシャルメディア活用前後の業績をいくつかの企業からピックアップして、それを統計学的に分析して結論を導出するとか、結論にもっと説得性を持たせるよりよい調査方法があったのではないかと思ってしまいます。
Re:イマイチ調査内容と手段が理解できない (スコア:0)
この伝言ゲーム的な調査は多分評価段階の客観性を増すための操作なんだと思います。
社会学とか人間工学とかそんな分野で使われている定番の手法なのかも(私も実は知らないのだけれど。)
ひょっとしたら、ユーザーインターフェイスの設計・評価なんかに使えるのじゃないかと少し気になって考えてみました。
何か定量評価の難しいものを評価する時、直接アンケートの回答を集めても、回答者の思い入れが多分に入ってしまう。
1.先ずアンケートで、回答者から、評価対象に対する、評価すべき項目や、その項目の評価方法や評価基準を集める。
例えば、回答者 Aさんが利点を3個欠点を3個列挙した。そのまま、本人にもう一度、本当に当てはまるか尋ねた処で利点・欠点の評価は変らないだろう。
2.Bさんの列挙、Cさんの列挙、回答者全員の回答を単純にマージは出来ないから、研究者の側で整理する。
3.整理された結果、抽象性の高い記述になっている利点・欠点の列挙に対し、回答者に具体例を挙げてもらう。
4.具体例の意味する処を、もう一度、研究者で整理する。
回答者と研究者との間でキャッチボールすることで、項目の切り分け方、その評価の仕方などが、より実情に則したものになると期待できるのだろう。
5.洗練された評価項目と評価方法を使って、回答者に評価を行って貰う。
評価項目や評価方法の中に、自分の書いた文言を見つけてそれに引きずられて支持の理由にされると困るので、1と3と5の各ステップでの回答者を入れ替えて、それぞれ違う人々とする。
手間は掛かるものの、より客観的な評価ができるような気がします(自分で書いて自分で評価しているからでもあるのですが)
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さて、/.も含めて「社会的なメディアへの従業員のアクセスを許可すると、仕事の実績に概ね有害」という結果はその通りだと思います。私も今、現実逃避の真っ最中なのですから。仕事以外も含めた自分の好きでやっていることです。
しかし、その上でも、元記事の言う
> 「良い側面」について業務のパフォーマンス向上との相関関係がないという傾向が分かったとのこと。
のくだりが、よく解りません。
例えば利点として「仕事の問題をクラウドソーシングで解決できる」という項目があるようなのですが、コスト性能比が悪いのでしょうか?普段ネットで潰している時間をコストに含めるとそうなるかも知れませんが、普段潰している時間は、既に欠点の項目で数え上げているので、二重計上になる気がします。
あるいは、得られる解答が役に立たないのでしょうか、役立つ場合と、役立たない場合と、かえって足を引っ張る場合、平均すれば利点はない。社会的メディアの質というのは、平均すれば、そんなに低いのでしょうか・・・。
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そろそろ仕事に戻ることにします。