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昔から疑問に思ってるんだけど新しいTLDも、ももともとあるTLDもそうだけど利用料は誰が徴収して、なんのために活用されてるの?レジストラではなくその上での話し。全部ICANNの運営費?無知な私にわかりやすく教えてください。
少し調べた感じだと、gTLDでは1ドメイン辺り0.2~2ドル程度がICANNへの手数料(いわゆるICANN fee)となっているようです。ICANN feeについては、お察しの通りルートサーバの管理を含めたICANNの運営費と考えて良いと思います。# ICANN feeによる収益がどの程度で、それが適切かどうかはまた別の話として
で、残りは基本的にレジストリの収益となります。その収益には当然、各レジストリが運営する権威DNSサーバの運用コストやレジストラを管理/監督するのに要する費用なども含まれます。JPRSなんかがわかりやすいですが、レジストリは権威DNSの運用以外にも、DNSに関連する各種研究・開発や、あるいは商業的な理由での宣伝・広告を行っています。また、今回のような新gTLDについては、登録申請の時点で18万ドル強がかかっているので、それらの費用についても含まれているでしょう。# このあたりは各レジストリのサイトを見ると結構プレスリリースとか出てるので、わかりやすいと思います
もろもろの費用を省いた残りはレジストリ(レジストラ/代行業者)の利益になると思います。この.richもそうですが、TLDによってはそのTLD自体に一定の価値を見出し、ある種のブランド戦略としてレジストリが意図的に卸値を上げているケースもあると思われます。これについては、.tvや.jpなどがわかり易い例でしょう。.jpについては、「世界一安全なccTLD」であるというのを誇っていますが、これを達成できる主要因としては、登録料が高くspammerなどにとってうまみの少ないドメインであることが挙げられことはJPRSも認識しているはずです(つまり、使い捨てにするにはjpは高すぎる)。# レジストリとしてそれが適切かどうかは(ry# ちなみにレジストリからレジストラへの卸値はcomが6ドル程度なのに対して、(汎用)jpは2000円ほど。レジストラレベルでは当然それより高くなる# (特に新TLDでは)ICANNが要求する水準をクリアする必要があることを考えると、運用費用はTLD毎でめちゃくちゃ変わるってことはないはず
ということで、基本的に卸値ベースで考えると、利用料には 各種権威DNSサーバなどの運用にかかる費用 + R&Dにかかる費用 + 広告宣伝費 + レジストリの利益 が含まれていると考えれば良いと思われます。# 私も詳しいわけじゃないので間違ってる可能性も高いし、参考程度に……ということで
その説明だと.richの登録料金の年額22万5000円と、gTLDでは1ドメインあたり0.2~2ドル程度に大きな隔たりがあるように思いますが同じ組織による同じ仕組での登録あるならば、どこかが中抜きしているようには思いませんか?
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家
TLDのお金の流れ (スコア:1)
昔から疑問に思ってるんだけど
新しいTLDも、ももともとあるTLDもそうだけど
利用料は誰が徴収して、なんのために活用されてるの?
レジストラではなくその上での話し。
全部ICANNの運営費?
無知な私にわかりやすく教えてください。
Re:TLDのお金の流れ (スコア:2, 参考になる)
少し調べた感じだと、gTLDでは1ドメイン辺り0.2~2ドル程度がICANNへの手数料(いわゆるICANN fee)となっているようです。
ICANN feeについては、お察しの通りルートサーバの管理を含めたICANNの運営費と考えて良いと思います。
# ICANN feeによる収益がどの程度で、それが適切かどうかはまた別の話として
で、残りは基本的にレジストリの収益となります。
その収益には当然、各レジストリが運営する権威DNSサーバの運用コストやレジストラを管理/監督するのに要する費用なども含まれます。
JPRSなんかがわかりやすいですが、レジストリは権威DNSの運用以外にも、DNSに関連する各種研究・開発や、あるいは商業的な理由での宣伝・広告を行っています。
また、今回のような新gTLDについては、登録申請の時点で18万ドル強がかかっているので、それらの費用についても含まれているでしょう。
# このあたりは各レジストリのサイトを見ると結構プレスリリースとか出てるので、わかりやすいと思います
もろもろの費用を省いた残りはレジストリ(レジストラ/代行業者)の利益になると思います。
この.richもそうですが、TLDによってはそのTLD自体に一定の価値を見出し、ある種のブランド戦略としてレジストリが意図的に卸値を上げているケースもあると思われます。
これについては、.tvや.jpなどがわかり易い例でしょう。.jpについては、「世界一安全なccTLD」であるというのを誇っていますが、これを達成できる主要因としては、登録料が高くspammerなどにとってうまみの少ないドメインであることが挙げられことはJPRSも認識しているはずです(つまり、使い捨てにするにはjpは高すぎる)。
# レジストリとしてそれが適切かどうかは(ry
# ちなみにレジストリからレジストラへの卸値はcomが6ドル程度なのに対して、(汎用)jpは2000円ほど。レジストラレベルでは当然それより高くなる
# (特に新TLDでは)ICANNが要求する水準をクリアする必要があることを考えると、運用費用はTLD毎でめちゃくちゃ変わるってことはないはず
ということで、基本的に卸値ベースで考えると、利用料には 各種権威DNSサーバなどの運用にかかる費用 + R&Dにかかる費用 + 広告宣伝費 + レジストリの利益 が含まれていると考えれば良いと思われます。
# 私も詳しいわけじゃないので間違ってる可能性も高いし、参考程度に……ということで
Re: (スコア:0)
その説明だと.richの登録料金の年額22万5000円と、gTLDでは1ドメインあたり0.2~2ドル程度に大きな隔たりがあるように思いますが
同じ組織による同じ仕組での登録あるならば、どこかが中抜きしているようには思いませんか?