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ドイツ、オーストリアあたりでは、セントラルヒーティングが普及しています。地域熱供給ではなく、個宅のセントラルヒーティングの場合はピーク需要に対応するために必ず蓄熱槽(温水のバッファータンク)が設置してあります。熱源は何でもよく、熱源の温度に応じて蓄熱槽へ投入する場所を変えれば対応できます。最近は木質バイオマスボイラを主に、太陽光パネル(電気ではなく温水)の熱を併用してその温度に応じてこの蓄熱槽へ投入して利用しています。なので、すでにセントラルヒーティングが構築されていれば、サーバの廃熱もその温度に応じてこの蓄熱槽へ投入するだけでよく、非常に安価に合理的に構築できるシステムだと思います。電気は貯めにくいものですが、熱は貯めやすいものですので、うまくいく利用できると思います。
電気温水器なんて深夜電力で沸かした温水を貯めておくのだしマンションの水道なんて一度タンクに貯めているんだし熱の貯蔵ではなく直接お湯が必要な場合にも使えるなら日本でもやっていけそうなぬるま湯でも水から沸騰させるより早くて安く済むでしょ?
まず、温水蓄熱するとして、流石に30度や40度ってことはないだろう。せめて60度とか出来れば80や90度にはなって欲しいだろう。という前提を置く(実際は知らない)と、サーバ設置側の視点では、クーラー/ヒートポンプはどちらにせよ必要とはいえ、通常高温側が大気温なのに比べて60度とか80度になってしまうとヒートポンプの消費電力=維持費が上がってしまう。そのコストをどうペイするかという話になってくる。で、結局は自社の商品の価格に転嫁するしか無いけど、ヨーロッパはエコとかグリーンとか言うことに付加価値を認めていて、多少高くてもOKな風潮が出来てる気がする。一方日本は、何だかんだ言ってもブランド化しない限り、エコとかグリーンとかいっても最低限通常価格、下手すれば再生品とか排熱廃物利用とかいうと、むしろ安いはずだよね、的な風潮を感じる。
蓄熱槽、上部は熱く、下部は冷たいので、熱源の能力と蓄熱状況に応じて抜いてくる場所と投入する場所を変えれば効率よく蓄熱できる様です。太陽熱利用では、太陽の状況に応じてこの場所を変えているそうですので、サーバの熱利用にもこのシステムが応用できそうです。このへんのシステムはもう普通にできあがっていて、機器と機器の間は標準のシリアルバス(ヨーロッパ車で車やカーナビの制御に使われているバスと同じらしい)で接続すればよく、ネットにもつなげるので、3年前の時点で業者はiPhoneで各家庭の稼働状況をチェックしていました。昨今では、ホームセンターでもボイラーから、蓄熱槽、パイプ・パネル類、コントロールシステムまで購入できる様です。この様な状況を考えると、サーバの廃熱利用は普通に使われている家庭のセントラルヒーティングシステムに追加組み込みして、シリアルバスで接続してドライバを書けば良いだけなので、実現可能性が高いだけでなく安くできそうなところが魅力だと思います。日本だと、制御システム開発から始めないといけないし、熱利用もあんまりやってないので、高コストになってしまいそうです。
今回の場合、太陽熱と違って熱源の温度が低いので、お湯として使える温度まで水を昇温させるのは困難なのが問題です。
太陽熱は密度が低いだけで、集中させれば6000Kは無理でもアルミ溶かすくらいは簡単です。窓辺に金魚鉢置いておくと火事になるのも同様の理由です。今回の場合、チップ温度上限50℃(安定動作させる前提ならばそれほど低い値とは思いません。)と仮定してヒートポンプを使わないで冷却用の水を50℃まで昇温するのは無理です。 熱力学第2法則によりいくら発熱が大きくても、熱源の温度と冷却側の温度を同じにすることは実在機関では不可能です。
ひょっとし
熱は常時発生するから蓄熱は考えてないのかも知れません。が、水をお湯にするのには適していない熱源ですよね。どういう構成になってるのか図があればいいのですが…ひょっとしてソース探すとあったりするんでしょうか。
計算中のクラスタはむっちゃ熱いですが...真冬でも起動して三分もすればヒートシンクは結構あったまりますし、Tsubameも水冷らしいですから、案外行けるでしょう。
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
温水タンクに排熱を蓄えるのはうまくいくと思う (スコア:5, 参考になる)
ドイツ、オーストリアあたりでは、セントラルヒーティングが普及しています。
地域熱供給ではなく、個宅のセントラルヒーティングの場合はピーク需要に対応するために必ず蓄熱槽(温水のバッファータンク)が設置してあります。
熱源は何でもよく、熱源の温度に応じて蓄熱槽へ投入する場所を変えれば対応できます。
最近は木質バイオマスボイラを主に、太陽光パネル(電気ではなく温水)の熱を併用してその温度に応じてこの蓄熱槽へ投入して利用しています。
なので、すでにセントラルヒーティングが構築されていれば、サーバの廃熱もその温度に応じてこの蓄熱槽へ投入するだけでよく、非常に安価に合理的に構築できるシステムだと思います。
電気は貯めにくいものですが、熱は貯めやすいものですので、うまくいく利用できると思います。
Re: (スコア:0)
電気温水器なんて深夜電力で沸かした温水を貯めておくのだし
マンションの水道なんて一度タンクに貯めているんだし
熱の貯蔵ではなく直接お湯が必要な場合にも使えるなら日本でもやっていけそうな
ぬるま湯でも水から沸騰させるより早くて安く済むでしょ?
Re:温水タンクに排熱を蓄えるのはうまくいくと思う (スコア:0)
まず、温水蓄熱するとして、流石に30度や40度ってことはないだろう。せめて60度とか出来れば80や90度にはなって欲しいだろう。
という前提を置く(実際は知らない)と、
サーバ設置側の視点では、クーラー/ヒートポンプはどちらにせよ必要とはいえ、通常高温側が大気温なのに比べて60度とか80度になってしまうとヒートポンプの消費電力=維持費が上がってしまう。
そのコストをどうペイするかという話になってくる。
で、結局は自社の商品の価格に転嫁するしか無いけど、ヨーロッパはエコとかグリーンとか言うことに付加価値を認めていて、多少高くてもOKな風潮が出来てる気がする。
一方日本は、何だかんだ言ってもブランド化しない限り、エコとかグリーンとかいっても最低限通常価格、下手すれば再生品とか排熱廃物利用とかいうと、むしろ安いはずだよね、的な風潮を感じる。
Re:温水タンクに排熱を蓄えるのはうまくいくと思う (スコア:3)
蓄熱槽、上部は熱く、下部は冷たいので、熱源の能力と蓄熱状況に応じて抜いてくる場所と投入する場所を変えれば効率よく蓄熱できる様です。太陽熱利用では、太陽の状況に応じてこの場所を変えているそうですので、サーバの熱利用にもこのシステムが応用できそうです。
このへんのシステムはもう普通にできあがっていて、機器と機器の間は標準のシリアルバス(ヨーロッパ車で車やカーナビの制御に使われているバスと同じらしい)で接続すればよく、ネットにもつなげるので、3年前の時点で業者はiPhoneで各家庭の稼働状況をチェックしていました。
昨今では、ホームセンターでもボイラーから、蓄熱槽、パイプ・パネル類、コントロールシステムまで購入できる様です。
この様な状況を考えると、サーバの廃熱利用は普通に使われている家庭のセントラルヒーティングシステムに追加組み込みして、シリアルバスで接続してドライバを書けば良いだけなので、実現可能性が高いだけでなく安くできそうなところが魅力だと思います。
日本だと、制御システム開発から始めないといけないし、熱利用もあんまりやってないので、高コストになってしまいそうです。
Re: (スコア:0)
今回の場合、太陽熱と違って熱源の温度が低いので、お湯として使える温度まで水を昇温させるのは困難なのが問題です。
太陽熱は密度が低いだけで、集中させれば6000Kは無理でもアルミ溶かすくらいは簡単です。窓辺に金魚鉢置いておくと火事になるのも同様の理由です。
今回の場合、チップ温度上限50℃(安定動作させる前提ならばそれほど低い値とは思いません。)と仮定してヒートポンプを使わないで冷却用の水を50℃まで昇温するのは無理です。
熱力学第2法則によりいくら発熱が大きくても、熱源の温度と冷却側の温度を同じにすることは実在機関では不可能です。
ひょっとし
Re: (スコア:0)
熱は常時発生するから蓄熱は考えてないのかも知れません。
が、水をお湯にするのには適していない熱源ですよね。
どういう構成になってるのか図があればいいのですが…ひょっとしてソース探すとあったりするんでしょうか。
Re: (スコア:0)
計算中のクラスタはむっちゃ熱いですが...
真冬でも起動して三分もすればヒートシンクは結構あったまりますし、
Tsubameも水冷らしいですから、案外行けるでしょう。