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ストーリーにはPC-8001のスペックしか載ってないのがずるいと思うので、残り2機種についても書いてみます。
> PC-8001はROM 24KB、RAM 16KB、グラフィック表示160×100ドット、デジタル8色で定価168,000円でした。1979年発売。CPUはμPD780(Z80のデッドコピー) 4MHz。テキスト表示 80文字×25行
MZ-80K (1978年発売)は、Z80 2MHz、ROM 1KB、RAM 20KB、テキスト表示 40文字×25行、グラフィック表示 80×50ドット、モノクロ(緑黒)で、ディスプレイとデータレコーダが一体型で、定価198,000円組み立てには半田付けが若干必要な「セミキット」として発売されましたが、後に完成品の MZ-80K2が発売されています。
ベーシックマスターレベル3 MB-6890(1980年発売)は、ベーシックマスター MB-6880(日本初の8bitパソコンとされる。1978年発売)の後継上位機種で、6809 1MHz、ROM 24KB、RAM 32KB、テキスト表示 80文字×25行、グラフィック 640x200ドット、デジタル8色で298,000円
なお、MZ-80Kのグラフィック表示についてツッコミが入るかもしれないので、与太話
MZ-80Kはテキスト表示機能のみでグラフィック表示機能はありません。ですが、テキスト表示フォントに「横2×縦2」の正方形有無な16パターンが組み込まれていたため、それを使うことで80x50ドットのセミグラフィック機能とされていました。
そんなのグラフィック機能じゃないだろうと言われそうですが、実はPC-8001も似たようなものです。。80x25なテキスト表示の文字に設定できるアトリビュートとして、8色の色指定とともに「グラフィックモード」の指定があり、グラフィックモードが指定された所は、フォント文字ではなく横2×縦4の正方形パターンが表示されるようになってました。それで敷き詰めれば 160x100のセミグラフィック。
160x100のセミグラフィック
同様のモノは、PC-9801にも有ったりするする。なお、bitの並びは、04152637って感じ。
マイコンって雑誌で1ドットずつ色をつけられるという記事を信じて買ったら1キャラクタ毎だし、1行で色を変えられる回数に限界があるしで悲しかったなあ。
ゲーム等でグラフィック画面のマスクには外字を使う方が多かったかな。簡易グラフを文字やエフェクトによく使ってたのは同ソ辺り。同ソ以外で思いだせるのを挙げるとCARAT,StarPlatinum
MZ-80K の ROM は、モニタ (SP-1002) 4KB, CGROM 2KB ですね。
ちなみに MZ-700 から CGROM が 4KB に増えて、英小文字とかひらがなが追加されました。
> MZ-80K の ROM は、モニタ (SP-1002) 4KB, CGROM 2KB ですね。
うわちゃぁ、その通りですね。ROMが0000h~0FFFhの1000hバイトで、それをKBに直す所で計算を間違えてました。CGROM はCPUからアクセス不可能なので、ノーカンでいいと思う。それよりも、RAM 20KB にVRAMの1KBを追加した方が良かったかも。PC-8001はメインRAM16KBがVRAM兼用の、今時でいうUMAなアーキテクチャですし。
MZ-700のVRAMは、50行対応(というのはたぶん後付け理由で、海外版の80x25表示との仕様共通化が理由だと思います)で2倍になって、さらに同容量のアトリビュート領域が増えてVRAM合計4KB。
ベーシックマスターレベル3もUMAですよ。しかも、640x200のグラフィックモードでは搭載RAMの半分の16KBも消費する極悪仕様です。その癖、サイクルスチールで80桁をサポートする為、VRAMアクセスにはページモードで2バイト連続取得すると云う技術の無駄遣いの様な仕様でした。ちなみに、色情報を持たせる領域はMAINメモリとは独立の16kx5bitメモリを搭載していたりしました。ま、絶望的な主記憶不足で主流になりそびれたという点で、黒歴史のメモリアル的存在ですね。
> それで敷き詰めれば 160x100のセミグラフィック。
MZ-80K の後継の最終になる MZ-1500 は、ピクセル単位で8色から任意の色指定が可能なPCG (8x8) が1024個定義可能で、それを 40x25 で敷き詰めることで 320x200 のグラフィック画面を疑似的に実現していました。
今のビットマップディスプレイとは逆のアプローチですね。
あの当時、グラフィックキャラに色を付けるのが結構テクニックが要りました。初期は手抜きしてラインカラーにしてたり(横一列同色)しましたがそのうち個別に(といってもドットごとに色が付けられるわけではないし一行中に変化できる回数に制約があった)I/O誌に投稿されるゲーム類に使われる技術が進歩していくのを指をくわえてみていた私は小学生でした
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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond
各機種のスペック (スコア:2)
ストーリーにはPC-8001のスペックしか載ってないのがずるいと思うので、残り2機種についても書いてみます。
> PC-8001はROM 24KB、RAM 16KB、グラフィック表示160×100ドット、デジタル8色で定価168,000円でした。
1979年発売。CPUはμPD780(Z80のデッドコピー) 4MHz。テキスト表示 80文字×25行
MZ-80K (1978年発売)は、
Z80 2MHz、ROM 1KB、RAM 20KB、テキスト表示 40文字×25行、グラフィック表示 80×50ドット、モノクロ(緑黒)で、ディスプレイとデータレコーダが一体型で、定価198,000円
組み立てには半田付けが若干必要な「セミキット」として発売されましたが、後に完成品の MZ-80K2が発売されています。
ベーシックマスターレベル3 MB-6890(1980年発売)は、
ベーシックマスター MB-6880(日本初の8bitパソコンとされる。1978年発売)の後継上位機種で、
6809 1MHz、ROM 24KB、RAM 32KB、テキスト表示 80文字×25行、グラフィック 640x200ドット、デジタル8色で298,000円
なお、MZ-80Kのグラフィック表示についてツッコミが入るかもしれないので、与太話
MZ-80Kはテキスト表示機能のみでグラフィック表示機能はありません。
ですが、テキスト表示フォントに「横2×縦2」の正方形有無な16パターンが組み込まれていたため、
それを使うことで80x50ドットのセミグラフィック機能とされていました。
そんなのグラフィック機能じゃないだろうと言われそうですが、実はPC-8001も似たようなものです。。
80x25なテキスト表示の文字に設定できるアトリビュートとして、8色の色指定とともに「グラフィックモード」の指定があり、
グラフィックモードが指定された所は、フォント文字ではなく横2×縦4の正方形パターンが表示されるようになってました。
それで敷き詰めれば 160x100のセミグラフィック。
Re:各機種のスペック (スコア:2)
同様のモノは、PC-9801にも有ったりするする。
なお、bitの並びは、
04
15
26
37
って感じ。
Re: (スコア:0)
マイコンって雑誌で1ドットずつ色をつけられるという記事を信じて買ったら
1キャラクタ毎だし、1行で色を変えられる回数に限界があるしで
悲しかったなあ。
Re: (スコア:0)
ゲーム等でグラフィック画面のマスクには外字を使う方が多かったかな。
簡易グラフを文字やエフェクトによく使ってたのは同ソ辺り。
同ソ以外で思いだせるのを挙げるとCARAT,StarPlatinum
Re: (スコア:0)
MZ-80K の ROM は、モニタ (SP-1002) 4KB, CGROM 2KB ですね。
ちなみに MZ-700 から CGROM が 4KB に増えて、英小文字とかひらがなが追加されました。
Re:各機種のスペック (スコア:1)
> MZ-80K の ROM は、モニタ (SP-1002) 4KB, CGROM 2KB ですね。
うわちゃぁ、その通りですね。ROMが0000h~0FFFhの1000hバイトで、それをKBに直す所で計算を間違えてました。
CGROM はCPUからアクセス不可能なので、ノーカンでいいと思う。それよりも、RAM 20KB にVRAMの1KBを追加した方が良かったかも。
PC-8001はメインRAM16KBがVRAM兼用の、今時でいうUMAなアーキテクチャですし。
MZ-700のVRAMは、50行対応(というのはたぶん後付け理由で、海外版の80x25表示との仕様共通化が理由だと思います)で2倍になって、さらに同容量のアトリビュート領域が増えてVRAM合計4KB。
Re:各機種のスペック (スコア:2)
ベーシックマスターレベル3もUMAですよ。しかも、640x200のグラフィックモードでは搭載RAMの半分の16KBも消費する極悪仕様です。
その癖、サイクルスチールで80桁をサポートする為、VRAMアクセスにはページモードで2バイト連続取得すると云う技術の無駄遣いの様な仕様でした。
ちなみに、色情報を持たせる領域はMAINメモリとは独立の16kx5bitメモリを搭載していたりしました。
ま、絶望的な主記憶不足で主流になりそびれたという点で、黒歴史のメモリアル的存在ですね。
-- Buy It When You Found It --
Re: (スコア:0)
> それで敷き詰めれば 160x100のセミグラフィック。
MZ-80K の後継の最終になる MZ-1500 は、ピクセル単位で8色から任意の色指定が可能な
PCG (8x8) が1024個定義可能で、それを 40x25 で敷き詰めることで 320x200 の
グラフィック画面を疑似的に実現していました。
今のビットマップディスプレイとは逆のアプローチですね。
Re: (スコア:0)
あの当時、グラフィックキャラに色を付けるのが結構テクニックが要りました。
初期は手抜きしてラインカラーにしてたり(横一列同色)しましたが
そのうち個別に(といってもドットごとに色が付けられるわけではないし
一行中に変化できる回数に制約があった)
I/O誌に投稿されるゲーム類に使われる技術が進歩していくのを
指をくわえてみていた私は小学生でした