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x86系のCPUはフェードアウトしていって欲しいな
例えばプロセッサの中身が不揮発性記憶だらけになって機能ブロックを総括する同期信号が不要になったら新しいISAが必要になるのだろうか?x64だってRISCに薄皮被せて平然と生き延びてんのに
まあ何年か周期で非同期プロセッサ [srad.jp]は盛り上がるが、一向に研究室の外には出てこないな。
こんだけ神経細胞の仕組みを模したAI技術がもてはやされて、ハードウェアアクセラレーションも求められているのに、そういったものに使われているアーキテクチャは古臭いままだ。
復習同期回路とは大域的なクロックをトリガーに状態が更新される回路非同期回路はクロックがなく、ハンドシェイクなどの局所的なトリガーで(局所的な)状態が更新される回路非同期回路はハンドシェイクするぶん回路が大きく遅くなるが、長くなりがちなクロック配線が不要で状態エンコードも非常に簡素になりうるのでコンパクトで速くなる可能性もある同期回路はクロックにあわせて無駄な電力を消費し、非同期回路は信号の変化した箇所だけ動くので消費電力は低くなるが、CPUコアのような常にビジーな回路には一般には向かない非同期回路の設計・検証は難しく、大規模なものだとまだ研究室レベル真空管とか高かったころは非同期設計が多かったが、設計が難しいのでIC時代は同期設計ばかりになった
で、非同期プロセッサが向くのは、たまにI/Oをしてちょっとだけ計算するだけでいいが極超低消費電力を要求されるような応用実用化はされてるけど、まあ、あんまないよねCPUの3次キャッシュやバスインターフェースなんかはもしかしたら非同期回路になってるかもしれない
> 非同期プロセッサが向くのは、たまにI/Oをしてちょっとだけ計算するだけでいいが
今あるコンピューター用のアプリケーションは、同期式でノイマン式のコンピューターの下で発達してきたゆえに、ノイマンスタイルのハードウェアを要求し、その上で最も効率よく動くのよ。非同期式が向かないのも、それはあたりまえというもの。
だから非同期式、非ノイマン式のコンピューターの真の使い道は、既存のコンピューターアプリを効率よく動かすためではない。もっとほかの用途、ほかの物事を処理するために使われる。でも、それは「ちょろっと計算する」ような物に限定されることにはならないだろう。
例えば、脳は非同期式で非ノイマン型の処理装置だが、「たまにI/Oをしてちょっとだけ計算する」程度のもんではない。
脳がやっているようなこと。リアルワールドの物事を認識し、リアルタイムで対応するようなこと。脳はそういった目的のために発達したものだ。非同期式になっているのも、進化の過程でそれが最も目的に適うと淘汰された結果だろう。なら、人の手で同じような処理をしようとするとき、進化が選択した道をまねるのは理にかなっている。
そこでは、ISAとか、アプリケーションプログラムとか、ノイマン式で当たり前だった用語も意味を持たない。
まあ非同期式と、非ノイマンコンピューターが混ざった話になってしまったが、非同期式はノイマンタイプのコンピューターの下ではあまり活躍場所がないから、必然的に非ノイマンタイプと合わせてセットで活躍するようになると思うんだよね。
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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚
もうそろそろ (スコア:0)
x86系のCPUはフェードアウトしていって欲しいな
Re: (スコア:0)
例えばプロセッサの中身が不揮発性記憶だらけになって機能ブロックを総括する同期信号が不要になったら
新しいISAが必要になるのだろうか?
x64だってRISCに薄皮被せて平然と生き延びてんのに
Re: (スコア:0)
まあ何年か周期で非同期プロセッサ [srad.jp]は盛り上がるが、
一向に研究室の外には出てこないな。
こんだけ神経細胞の仕組みを模したAI技術がもてはやされて、ハードウェアアクセラレーションも求められているのに、
そういったものに使われているアーキテクチャは古臭いままだ。
Re: (スコア:1)
復習
同期回路とは大域的なクロックをトリガーに状態が更新される回路
非同期回路はクロックがなく、ハンドシェイクなどの局所的なトリガーで(局所的な)状態が更新される回路
非同期回路はハンドシェイクするぶん回路が大きく遅くなるが、長くなりがちなクロック配線が不要で状態エンコードも非常に簡素になりうるのでコンパクトで速くなる可能性もある
同期回路はクロックにあわせて無駄な電力を消費し、非同期回路は信号の変化した箇所だけ動くので消費電力は低くなるが、CPUコアのような常にビジーな回路には一般には向かない
非同期回路の設計・検証は難しく、大規模なものだとまだ研究室レベル
真空管とか高かったころは非同期設計が多かったが、設計が難しいのでIC時代は同期設計ばかりになった
で、非同期プロセッサが向くのは、たまにI/Oをしてちょっとだけ計算するだけでいいが極超低消費電力を要求されるような応用
実用化はされてるけど、まあ、あんまないよね
CPUの3次キャッシュやバスインターフェースなんかはもしかしたら非同期回路になってるかもしれない
Re:もうそろそろ (スコア:0)
> 非同期プロセッサが向くのは、たまにI/Oをしてちょっとだけ計算するだけでいいが
今あるコンピューター用のアプリケーションは、同期式でノイマン式のコンピューターの下で
発達してきたゆえに、ノイマンスタイルのハードウェアを要求し、その上で最も効率よく動くのよ。
非同期式が向かないのも、それはあたりまえというもの。
だから非同期式、非ノイマン式のコンピューターの真の使い道は、既存のコンピューターアプリを
効率よく動かすためではない。
もっとほかの用途、ほかの物事を処理するために使われる。
でも、それは「ちょろっと計算する」ような物に限定されることにはならないだろう。
例えば、脳は非同期式で非ノイマン型の処理装置だが、「たまにI/Oをしてちょっとだけ計算する」程度のもんではない。
脳がやっているようなこと。リアルワールドの物事を認識し、リアルタイムで対応するようなこと。
脳はそういった目的のために発達したものだ。非同期式になっているのも、進化の過程で
それが最も目的に適うと淘汰された結果だろう。なら、人の手で同じような処理をしようとするとき、
進化が選択した道をまねるのは理にかなっている。
そこでは、ISAとか、アプリケーションプログラムとか、ノイマン式で当たり前だった用語も
意味を持たない。
まあ非同期式と、非ノイマンコンピューターが混ざった話になってしまったが、
非同期式はノイマンタイプのコンピューターの下ではあまり活躍場所がないから、
必然的に非ノイマンタイプと合わせてセットで活躍するようになると思うんだよね。