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もしもMozillaも独自エンジンをやめ、全ての陣営がオープンソースのChromiumを採用して各社が民主的に相談しながらChromiumとV8を育てていくぞーという世界観になったとしても、この時代ならもうそんな悪いことでもないかなーという気がしてしまうのですが、甘すぎますかね。具体的にどのような悪いことが起きそうでしょうか。10年くらい昔ならOSS対非OSS、MS対非MS、みたいなイデオロギーの話がありましたけど、今はあまり関係なさそうだし。
Linuxとかは、別にLinux自体に対抗する別実装などはなく普通に各社協力して1つのLinuxを育ており、それで問題なさそうに見えますし。
> 具体的にどのような悪いことが起きそうでしょうか。
・ドキュメント化されてない試験的拡張機能をみんなが気にせず使うようになって汚い拡張がはびこる・Chromium の実装が重厚長大になってくたびれてきても、非標準の独自拡張に依存したページが増えすぎて、代替の新しい実装に切り替わることはもはや不可能になる・Chromium プロジェクト側に承認されない試験的機能は足せなくなって Web 標準の進化が鈍る
最初の2つは IE6 で起きた問題と同じ。
POSIX系OSのカーネルの場合だと外部仕様の変化は1990年代までの商用UNIX間の競争で主に起きていてそれ以降はかなり安定しているけど、Webの世界の仕様はまだ変化の真っ最中なので同じに考えるのはやめた方がいいと思います。
いやもっとラディカルに、仮に「(みんなで作る)Chromiumの実装とMDNに書いてあることが正義で、標準なんて誰も見てない」みたいな状況になったとしても、今のWebの成熟度であればそこまで困るかなーという話です。かつてのIE6の時と似てはいますが、違うのは一社ではなく全社で作るOSS実装だということと、なんやかやと基本的な部分のブラウザの性能や仕組みが成熟しつつあるということ。ES6だHTML5だWebGLだJSベンチ競争だという時代には確かに「独立3実装が競争することでWeb標準の進化が加速している」と感じましたが、なんかそういうのも落ち着いてきています。2019年以降の世界観でも果たして同じでいいのかなーと。
> 標準なんて誰も見てない」みたいな状況になったとしても、今のWebの成熟度であればそこまで困るかなーという話です。
それって、コード読めばわかるからドキュメントなんて要らないって言ってるのと同じ話で、一面の真実はあるものの真面目に主張したらダメな奴ですよ。# まあ自分もドキュメント書かない人ですが(汗
仕様を記述したドキュメントがないと、なんらかの変更で意図せず挙動が変わった場合、それが仕様で自由にしてよいとなっている特に問題のない挙動の変化なのか、それとも変わっちゃまずい変化なのかも決められません。
ドキュメントがなく、実装が一つしかないと、各所のWebサイトが仕様外の挙動にどんどん依存するようになって、いざ Chromium の実装を変更しようと思っても、Webサイトがあちこち壊れてしまうから変更できなくなります。Microsoft が IE6 でハマったドツボに似た状況です。
> なんかそういうのも落ち着いてきています。
ブラウザ実装が巨大化して変更が難しくなっているうえに実装のバリエーションも減ってるせいで、2004年頃の IE6 全盛期と似た状況になってるだけだったりして…
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Stableって古いって意味だっけ? -- Debian初級
仮の話として (スコア:0)
もしもMozillaも独自エンジンをやめ、全ての陣営がオープンソースのChromiumを採用して
各社が民主的に相談しながらChromiumとV8を育てていくぞーという世界観になったとしても、
この時代ならもうそんな悪いことでもないかなーという気がしてしまうのですが、甘すぎますかね。
具体的にどのような悪いことが起きそうでしょうか。
10年くらい昔ならOSS対非OSS、MS対非MS、みたいなイデオロギーの話がありましたけど、今はあまり関係なさそうだし。
Linuxとかは、別にLinux自体に対抗する別実装などはなく普通に各社協力して1つのLinuxを育ており、それで問題なさそうに見えますし。
Re: (スコア:0)
> 具体的にどのような悪いことが起きそうでしょうか。
・ドキュメント化されてない試験的拡張機能をみんなが気にせず使うようになって汚い拡張がはびこる
・Chromium の実装が重厚長大になってくたびれてきても、非標準の独自拡張に依存したページが増えすぎて、代替の新しい実装に切り替わることはもはや不可能になる
・Chromium プロジェクト側に承認されない試験的機能は足せなくなって Web 標準の進化が鈍る
最初の2つは IE6 で起きた問題と同じ。
POSIX系OSのカーネルの場合だと外部仕様の変化は1990年代までの商用UNIX間の競争で主に起きていて
それ以降はかなり安定しているけど、Webの世界の仕様はまだ変化の真っ最中なので同じに考えるのは
やめた方がいいと思います。
Re: (スコア:0)
いやもっとラディカルに、仮に「(みんなで作る)Chromiumの実装とMDNに書いてあることが正義で、標準なんて誰も見てない」みたいな状況になったとしても、今のWebの成熟度であればそこまで困るかなーという話です。
かつてのIE6の時と似てはいますが、違うのは一社ではなく全社で作るOSS実装だということと、なんやかやと基本的な部分のブラウザの性能や仕組みが成熟しつつあるということ。
ES6だHTML5だWebGLだJSベンチ競争だという時代には確かに「独立3実装が競争することでWeb標準の進化が加速している」と感じましたが、なんかそういうのも落ち着いてきています。2019年以降の世界観でも果たして同じでいいのかなーと。
Re:仮の話として (スコア:0)
> 標準なんて誰も見てない」みたいな状況になったとしても、今のWebの成熟度であればそこまで困るかなーという話です。
それって、コード読めばわかるからドキュメントなんて要らないって言ってるのと同じ話で、
一面の真実はあるものの真面目に主張したらダメな奴ですよ。
# まあ自分もドキュメント書かない人ですが(汗
仕様を記述したドキュメントがないと、なんらかの変更で意図せず挙動が変わった場合、
それが仕様で自由にしてよいとなっている特に問題のない挙動の変化なのか、
それとも変わっちゃまずい変化なのかも決められません。
ドキュメントがなく、実装が一つしかないと、各所のWebサイトが仕様外の挙動にどんどん依存するようになって、
いざ Chromium の実装を変更しようと思っても、Webサイトがあちこち壊れてしまうから変更できなくなります。
Microsoft が IE6 でハマったドツボに似た状況です。
> なんかそういうのも落ち着いてきています。
ブラウザ実装が巨大化して変更が難しくなっているうえに実装のバリエーションも減ってるせいで、
2004年頃の IE6 全盛期と似た状況になってるだけだったりして…