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インド・ムンバイでIT企業で今も働いてます。採用も散々してきました。
驚いたのが、大学卒業したての新人なのに、レジュメにいろんなプログラミング言語を並べ立てて、面接でも自分はなんでもできると即答で自信満々に主張する人の多さ。特に自分が秀でてる言語はどれ?と訊くと100%みんなJavaと応える。そこで、たとえば実装と継承の違いを質問すると、答えられない。場合によっては同じことだという人もいる。そういう人に「Javaで多重継承はできる?」と訊くと「できる」というので、じゃあ実際に書いてみてといってマーカーを渡すと、extendsに複数の親クラスを書く … みたいな感じになる。
自分はDBなら自信があるというので、かくかくしかじかの条件のデータを2個のテーブルから重複がないように取得してほしいと問題を出したら、書けない… 普通にSELECT DISTINCT ... FROM ... WHERE一個でできるのに、やたらとネストを深くし始めて破綻したりするのもいる。
問題解決(Problem solving)や論理的思考なら得意だというので、ごく簡単な問題(FizzBuzzとか、2つの数値引数から最小公倍数を求めるとか)を持ち時間15分で解いてもらおいうとしても、コードの断片すら書けない。
しからばと、純粋なパズル問題として「3リットルと5リットルの容積のバケツ(目盛なし)がある。水はいくら捨てても補給しても良い。他には一切道具なし。そこから4リットルぴったりの水を取り出せ」という有名なアレを出題したら、「4リットルのバケツを持ってくる」だの「定規を持ってきて、バケツに3分割や5分割の線をひき、それで4リットルの量を割り出す」だのと超次元な方向に説明が向かう。
最初はすごくびっくりして、昼メシの時に別の部署のインド人(優秀なベテラン)にそういう話を打ち明けたら、まさにタレコミのような説明をしてくれました。4年前のことです。当時からすでに問題だった模様。おそらくもっと前からそうかも。
そういった採用の過程でIITやIIScの人とも面接してきましたが、まーみんな優秀でした。ホワイトボードに自分の説明を書かせても実に理路整然としているし、説明の中で疑問に思ったことをぶつけたら、ちょっと考えた後にやっぱりちゃんと筋の通った説明が出てくる。目から鼻に抜けるってのはああいうことをいうんだろうなと思いました。説明の途中で「あ、これは研究のテーマになるかも…」とか呟き始めて、その場でメモしてったやつもいた。私は研究畑のほうではないのでこういう人は残念ながら条件が合わなかったけど、ただただ感心するばかりでした。
結論:実力や才能を求めるなら、少なくともインドでは学歴フィルターが一番有効。
日本だと、学歴に関係なく在野で実力のある若者がいるようですが、インドだとまだそういうのは当分無理かな。タレコミにあるような学校に通う層の人たちだと、スマホは持っていてもデスクトップやラップトップを持っているという人は皆無に近いので、プライベートな時にも自分の興味の赴くままにのびのびと腕を磨いたり自発的に勉強するという環境にない人ばかりなので。
レジュメにいろんなプログラミング言語を並べ立てて、面接でも自分はなんでもできると即答で自信満々に主張する人の多さ
あれ?どこかの国で見たような……あぁ、あれは学生じゃなくて人材紹介の話だ!
まぁ、門戸を下げてしまうとどこでも同じということですよ。日本の場合、未経験者歓迎とかいう言葉で釣る人身売買の会社が多いですが、そんなことを続けていると産業として質が下がる一方。
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
学歴フィルター (スコア:3, 参考になる)
インド・ムンバイでIT企業で今も働いてます。採用も散々してきました。
驚いたのが、大学卒業したての新人なのに、レジュメにいろんなプログラミング言語を並べ立てて、面接でも自分はなんでもできると即答で自信満々に主張する人の多さ。特に自分が秀でてる言語はどれ?と訊くと100%みんなJavaと応える。そこで、たとえば実装と継承の違いを質問すると、答えられない。場合によっては同じことだという人もいる。そういう人に「Javaで多重継承はできる?」と訊くと「できる」というので、じゃあ実際に書いてみてといってマーカーを渡すと、extendsに複数の親クラスを書く … みたいな感じになる。
自分はDBなら自信があるというので、かくかくしかじかの条件のデータを2個のテーブルから重複がないように取得してほしいと問題を出したら、書けない… 普通にSELECT DISTINCT ... FROM ... WHERE一個でできるのに、やたらとネストを深くし始めて破綻したりするのもいる。
問題解決(Problem solving)や論理的思考なら得意だというので、ごく簡単な問題(FizzBuzzとか、2つの数値引数から最小公倍数を求めるとか)を持ち時間15分で解いてもらおいうとしても、コードの断片すら書けない。
しからばと、純粋なパズル問題として「3リットルと5リットルの容積のバケツ(目盛なし)がある。水はいくら捨てても補給しても良い。他には一切道具なし。そこから4リットルぴったりの水を取り出せ」という有名なアレを出題したら、「4リットルのバケツを持ってくる」だの「定規を持ってきて、バケツに3分割や5分割の線をひき、それで4リットルの量を割り出す」だのと超次元な方向に説明が向かう。
最初はすごくびっくりして、昼メシの時に別の部署のインド人(優秀なベテラン)にそういう話を打ち明けたら、まさにタレコミのような説明をしてくれました。4年前のことです。当時からすでに問題だった模様。おそらくもっと前からそうかも。
そういった採用の過程でIITやIIScの人とも面接してきましたが、まーみんな優秀でした。ホワイトボードに自分の説明を書かせても実に理路整然としているし、説明の中で疑問に思ったことをぶつけたら、ちょっと考えた後にやっぱりちゃんと筋の通った説明が出てくる。目から鼻に抜けるってのはああいうことをいうんだろうなと思いました。説明の途中で「あ、これは研究のテーマになるかも…」とか呟き始めて、その場でメモしてったやつもいた。私は研究畑のほうではないのでこういう人は残念ながら条件が合わなかったけど、ただただ感心するばかりでした。
結論:実力や才能を求めるなら、少なくともインドでは学歴フィルターが一番有効。
日本だと、学歴に関係なく在野で実力のある若者がいるようですが、インドだとまだそういうのは当分無理かな。タレコミにあるような学校に通う層の人たちだと、スマホは持っていてもデスクトップやラップトップを持っているという人は皆無に近いので、プライベートな時にも自分の興味の赴くままにのびのびと腕を磨いたり自発的に勉強するという環境にない人ばかりなので。
Re: (スコア:0)
レジュメにいろんなプログラミング言語を並べ立てて、面接でも自分はなんでもできると即答で自信満々に主張する人の多さ
あれ?
どこかの国で見たような……あぁ、あれは学生じゃなくて人材紹介の話だ!
まぁ、門戸を下げてしまうとどこでも同じということですよ。
日本の場合、未経験者歓迎とかいう言葉で釣る人身売買の会社が多いですが、そんなことを続けていると産業として質が下がる一方。