パスワードを忘れた? アカウント作成
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。

逮捕歴ツイートの削除認められず。東京高裁で原告男性が逆転敗訴」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward

    報道各社の見出しが悪いんだけど、この男性、逮捕だけじゃなくて、「 2012年に女湯の脱衣所に侵入したとして、建造物侵入 [tbs.co.jp]」して、略式命令を受けています [nikkei.com]。

    略式命令と聞くと交通違反のときの行政処分みたいに思えますが、れっきとした「有罪判決」です。でもって、これまた誤解があるのですが、有罪判決であっても「一定年数経てば前科が消えて無罪放免となる」と思い込んでいる人がいますが、間違ってます。判決そのものは永久に消えることがなく、(ここが重要!!)誰でも閲覧することができます。今回の場

    • by Anonymous Coward on 2020年07月03日 11時51分 (#3844883)

      刑言渡しの効力の消滅(刑法第34条の2)を根拠に、履歴書の賞罰欄に記載しなかったとして解雇するのは不当という判決がある。(仙台地裁昭和60年9月19日判決)自ら申告する義務がなくなるので、ネット社会以前にはこれで十分だった。誰かが記憶していれば新聞の縮刷版とかで調べることも出来るが、あるかどうかも分からない他人の前科を調べるのは事実上不可能だった。
      (裁判記録の閲覧もどの裁判か指定しないといけないので、やはりあるかどうかも分からない状態で「○○さんの裁判記録を見せてください」とかはできない。)

      ネット社会はこれを決定的に変えた。これをどうすべきかはちゃんと立法も含めて考えるべき。いくらGoogleから削除されてもTwitter程度にはメジャーな媒体で削除されないなら結局は忘れられる権利は機能しない。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2020年07月03日 12時11分 (#3844894)

        参考になる。だとすると、この判決はネット時代を考慮していない現行法上は正しくても、そのまま運用すると今じゃ逮捕者にあまりに不利な状況になってしまうなぁ。

        前科者のことなんて知るか、犯罪する奴が悪いという市民感情は分からなくもないが、とはいえ法律上は罪を償ったあとになるわけで、その後も延々と晒し者にされてしまうというのは良くないと思う。
        本当は刑が執行されて罪にはそこでキリが付いたという扱いなわけだし、更生の目だって摘んでしまうよこれ。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          むしろ前科があることを踏まえた上で、雇用してもらえる職場を探させるべきだと思うのだけど。
          深刻な人手不足で選んでいられない職種(工場・接客・介護・・・等)では前科者を積極的に採用している場合すらある。
          もちろん「恵まれた待遇」には程遠いが、それも含めて罪を償うということだ。

          ただ、今の日本社会ではマッチングしない(一部にボランティアがやってる例はあるが大半の受刑者が知る機会がない、逆に刑務所卒業者に企業が求人出せるわけでもない)って問題はあるので、刑務所に「就職課」のようなものを作る必要があるとは思う。

      • by Anonymous Coward

        忘れられる権利と言うのは存在しない

吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

処理中...