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一太郎で小説書いてるんですけどね、昨年度くらいまでは一太郎のデータで受け付けてくれる大手の文学賞もあったんですよ今年はもうほとんどないんじゃないかなどこの社もみんなデータでの応募はWordかtxtしか受け付けてくれなくなっていますこれまで使い慣れているからというだけの理由で一太郎使い続けて来ましたが、もう潮時かなあ
縦書き処理とルビは現在でもWordより一太郎のほうが優れてる部分が多いのですが、Wordでも設定を詰めれば一太郎と遜色ないレベルまで出来る事や、デファクトスタンダードとして地位を確立したなどの理由が大きいのでしょうね。
特に編集者視点だと、Word2016頃からコメント機能・コラボレーション系機能が充実してきました。それもWordが選ばれる要因なのでしょう。一太郎は文章執筆中の校正機能(誤字脱字や誤った用法の指摘)はWordより格段に優れていますが、複数人での編集や手直しにおいてはWordが一段上という印象があります。(コラボレーション系機能に限るなら、GoogleDocumentがさらに強いが、印刷関連設定においてGoogleDocumentは絶望的なのでWord一択となる)
一方、同人小説界隈では一太郎は割と人気です。一太郎2022で新規追加される隠しノンブル機能(印刷範囲外にページ番号や注釈を挿入する、印刷会社や自主製本の為の管理用のコメント)もその流れを受けての事でしょう。また2013年の人気アニメ キルラキルで採用されたラグランパンチ等のフォント同梱等は“インパクトがあるけと少し枯れた書体”を採用してるのも、同人小説狙いなのだと思います。デフォルト設定のままに一定品質以上の縦書き日本語文書を表現したい。それも安価で。というニーズを一太郎はかなえてくれますし、それ周りのソフトウェアも充実していると言えるでしょう。そのあたりが2021年現在において一太郎を使う理由かと考えます。一太郎を未だに受け付けてる文学賞は、そこらへんを考慮してフォーマットから外さないのではないでしょうか。
しかしまぁ、一太郎がいくら日本語組版に強いとはいえ、Adobe InDesignには劣りますし、機能面やデファクトの地位はWordに奪われ、コラボレーション・共有系はGoogleDocumentに劣るし、ファイルの履歴管理と編集可用性を重視してTXT形式とGitを連携した運用をする執筆者もいますから、やはり全体のニーズとしては拾いきれぬ、ニッチなソフトウェアになってるのは否めません。一太郎プレミアムパッケージの中ですべての仕事が完結する人にはお勧めではあるので、1人仕事としてのワークフローが組める同人誌制作や、地域の会報、学校現場における教職員の利用などにおいては、今後も活躍してくれると思います。
日本語組版「能力」だけで見ればInDesignの圧勝ですが、書いて組版して印刷してまでワンオペでやるとなると多くの人には組版の部分でも一太郎の方が優秀な感じ。これが同人界隈で当たってる理由かと。
そうなんですよね。InDesignおよび印刷フォーマットたるPDFについてもう少し深掘りした話をすると。
DTP・日本語組版のデファクトスタンダードたるInDesignですが、実はPDFのテキスト処理部分って仕様が公開されていないので、他のグラフィック系ソフトも追従できず、日本語組版については代替となるソフトウェアやフォーマットがないんですよね。そういう意味では独自エンジンで一定品質を確保している一太郎は貴重な存在と言えると考えます。
すなわち一般ユーザ・ビジネスユースのソフトウェアとしてはWordにデファクトをとられプロフェッショナルユースの組版系はAdobe PDFのテキストエンジン非公開仕様に縛られて同じクォリティに達するのが難しい。「国産ソフトウェアの一太郎を守るべきだ」とは思いませんが、しかし日本語書籍のクォリティが一外国企業の胸先三寸に支配されているのは、出版業界としては気に留めておく必要はあるだろうと思います。
一太郎の未来と活躍に期待しています。
だって縦書きもルビも編集以降の工程でInDesignなどを使って行うものであって、作家が入稿する原稿には関係ない(それこそプレーンテキストでもいい)からね。ワープロソフトのレイアウト機能は素人が自ら最終出力の手前まで行うときに使うものであって、実際一太郎は最近そちらの用途に舵を切っている(同人誌の出版を取り扱う印刷所に直接入稿する機能とか)。
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小説 (スコア:1)
一太郎で小説書いてるんですけどね、
昨年度くらいまでは一太郎のデータで受け付けてくれる大手の文学賞もあったんですよ
今年はもうほとんどないんじゃないかな
どこの社もみんなデータでの応募はWordかtxtしか受け付けてくれなくなっています
これまで使い慣れているからというだけの理由で一太郎使い続けて来ましたが、もう潮時かなあ
Re:小説 (スコア:3, 参考になる)
縦書き処理とルビは現在でもWordより一太郎のほうが優れてる部分が多いのですが、Wordでも設定を詰めれば一太郎と遜色ないレベルまで出来る事や、デファクトスタンダードとして地位を確立したなどの理由が大きいのでしょうね。
特に編集者視点だと、Word2016頃からコメント機能・コラボレーション系機能が充実してきました。それもWordが選ばれる要因なのでしょう。
一太郎は文章執筆中の校正機能(誤字脱字や誤った用法の指摘)はWordより格段に優れていますが、複数人での編集や手直しにおいてはWordが一段上という印象があります。(コラボレーション系機能に限るなら、GoogleDocumentがさらに強いが、印刷関連設定においてGoogleDocumentは絶望的なのでWord一択となる)
一方、同人小説界隈では一太郎は割と人気です。一太郎2022で新規追加される隠しノンブル機能(印刷範囲外にページ番号や注釈を挿入する、印刷会社や自主製本の為の管理用のコメント)もその流れを受けての事でしょう。
また2013年の人気アニメ キルラキルで採用されたラグランパンチ等のフォント同梱等は“インパクトがあるけと少し枯れた書体”を採用してるのも、同人小説狙いなのだと思います。
デフォルト設定のままに一定品質以上の縦書き日本語文書を表現したい。それも安価で。というニーズを一太郎はかなえてくれますし、それ周りのソフトウェアも充実していると言えるでしょう。そのあたりが2021年現在において一太郎を使う理由かと考えます。一太郎を未だに受け付けてる文学賞は、そこらへんを考慮してフォーマットから外さないのではないでしょうか。
しかしまぁ、一太郎がいくら日本語組版に強いとはいえ、Adobe InDesignには劣りますし、機能面やデファクトの地位はWordに奪われ、コラボレーション・共有系はGoogleDocumentに劣るし、ファイルの履歴管理と編集可用性を重視してTXT形式とGitを連携した運用をする執筆者もいますから、
やはり全体のニーズとしては拾いきれぬ、ニッチなソフトウェアになってるのは否めません。
一太郎プレミアムパッケージの中ですべての仕事が完結する人にはお勧めではあるので、1人仕事としてのワークフローが組める同人誌制作や、地域の会報、学校現場における教職員の利用などにおいては、今後も活躍してくれると思います。
Re:小説 (スコア:2)
日本語組版「能力」だけで見ればInDesignの圧勝ですが、書いて組版して印刷してまでワンオペでやるとなると多くの人には組版の部分でも一太郎の方が優秀な感じ。これが同人界隈で当たってる理由かと。
Re:小説 (スコア:1)
そうなんですよね。
InDesignおよび印刷フォーマットたるPDFについてもう少し深掘りした話をすると。
DTP・日本語組版のデファクトスタンダードたるInDesignですが、
実はPDFのテキスト処理部分って仕様が公開されていないので、他のグラフィック系ソフトも追従できず、日本語組版については代替となるソフトウェアやフォーマットがないんですよね。
そういう意味では独自エンジンで一定品質を確保している一太郎は貴重な存在と言えると考えます。
すなわち一般ユーザ・ビジネスユースのソフトウェアとしてはWordにデファクトをとられ
プロフェッショナルユースの組版系はAdobe PDFのテキストエンジン非公開仕様に縛られて同じクォリティに達するのが難しい。
「国産ソフトウェアの一太郎を守るべきだ」とは思いませんが、しかし日本語書籍のクォリティが一外国企業の胸先三寸に支配されているのは、出版業界としては気に留めておく必要はあるだろうと思います。
一太郎の未来と活躍に期待しています。
Re: (スコア:0)
だって縦書きもルビも編集以降の工程でInDesignなどを使って行うものであって、作家が入稿する原稿には関係ない(それこそプレーンテキストでもいい)からね。
ワープロソフトのレイアウト機能は素人が自ら最終出力の手前まで行うときに使うものであって、実際一太郎は最近そちらの用途に舵を切っている(同人誌の出版を取り扱う印刷所に直接入稿する機能とか)。