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>OFF!Cast accurately predicts mosquito behavior and mosquito populations in specific geographical locations
リンク先から拾ってきた文章だけど、「mosquito populations」って言っているときは「蚊の発生数」なんだろうか?単位面積当たり10匹が発生する地域と、面積が10倍のZIPコードエリアで単位面積当たり1匹が発生する地域は「mosquito populations」は同じになる?
面積当たりの数字(「蚊の発生密度」)でないと地域と地域での比較(「旅行先は蚊が多いのかなぁ?」という需要もあるんじゃないの)がやりにくいような、ってわけでそういう数値だよね、ってのが見つからんかった
蚊の発生は、水辺の有無が支配的なので、子供用プールとか、水溜りの出来やすさでコロコロ変わります。結果、蚊の発生数の調査は、アメダスのように測定地点を決めての定点観測になります。今回の場合、VectorBaseの5000点での実測データを基に、3300万地点分の蚊の数を予測しているとの記載があり、その3300万地点こそが、in specific geographical locations です。つまり、あくまで定点での蚊の数を予測しているので、面積に紐付く蚊の存在密度は計算されていないし、この予測に関係していません。降水量や天気予報に面積が関係していないことと全く同じ話です。
アメリカのZIPコードは、約4万のため、雑に言えば、Zipコード1つに付き平均800地点ほどの予測データを用いているとも言えますが、人口の少ない地点や乾燥地帯の粒度を上げても意味がないので、実用的になるように各ZIPコードごとや、面積当たりの予測点粒度はバラバラに決めていると思われます(FEMで切るメッシュのように)。予測地点ごとの結果をZIP単位に集約する際は、あくまで予測地点の粒度に依存するので、面積は直接関係しません。面積に関する情報は、蚊のライフサイクルにおける移動モデルの中に埋もれる形で、間接的に影響している可能性はあります。
庭がある家なら、故意に蚊が産卵しやすい水たまりを作って、水を毎週捨ててボウフラを殺してると、すこし蚊の密度が下がる気がする
だれか実証実験やってほしい
BG-GAT(※1)というドイツBiogents社の製品があり、まさに水場を用意して蚊を捕えるものだが、米国で、住居区画単位で8割以上が設置することで確実に効果があるので、地域単位で取り組むべし(※2)、というレポートが出ている(nature/Scientific Reportsに掲載。まあ、ベンダー自身が書いたレポートなんで…)。なお、日本では、Biogents社の製品としてBGセンチネルというのが知られているが(カタログ上はモニタリング用途)、これは誘引剤で蚊を釣るものとなっている。
※1 https://eu.biogents.com/bg-gat/#1510135224840-4f68d395-5d31 [biogents.com] ※2
最後間違えた。ZIP単位に集約する際は、あくまで予測地点の決め方に依存します。予測地点や、そもそものVectorBaseの実測地点は、蚊の居る沼や水辺の近く、という隠れた前提もあると考えられます。
だから、このOFF!の予測では、どこまで突き詰めても、その決められた予測地点での蚊の数 population ベースでの予報しか出てこなくて、population densityベースになることはありません。
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike
アメリカのZIPコード毎って、大体同じくらいの面積なんか? (スコア:0)
>OFF!Cast accurately predicts mosquito behavior and mosquito populations in specific geographical locations
リンク先から拾ってきた文章だけど、「mosquito populations」って言っているときは「蚊の発生数」なんだろうか?単位面積当たり10匹が発生する地域と、面積が10倍のZIPコードエリアで単位面積当たり1匹が発生する地域は「mosquito populations」は同じになる?
面積当たりの数字(「蚊の発生密度」)でないと地域と地域での比較(「旅行先は蚊が多いのかなぁ?」という需要もあるんじゃないの)がやりにくいような、ってわけでそういう数値だよね、ってのが見つからんかった
Re:アメリカのZIPコード毎って、大体同じくらいの面積なんか? (スコア:0)
蚊の発生は、水辺の有無が支配的なので、子供用プールとか、水溜りの出来やすさでコロコロ変わります。
結果、蚊の発生数の調査は、アメダスのように測定地点を決めての定点観測になります。
今回の場合、VectorBaseの5000点での実測データを基に、3300万地点分の蚊の数を予測しているとの記載があり、
その3300万地点こそが、in specific geographical locations です。
つまり、あくまで定点での蚊の数を予測しているので、面積に紐付く蚊の存在密度は計算されていないし、この予測に関係していません。
降水量や天気予報に面積が関係していないことと全く同じ話です。
アメリカのZIPコードは、約4万のため、雑に言えば、Zipコード1つに付き平均800地点ほどの予測データを用いているとも言えますが、
人口の少ない地点や乾燥地帯の粒度を上げても意味がないので、
実用的になるように各ZIPコードごとや、面積当たりの予測点粒度はバラバラに決めていると思われます(FEMで切るメッシュのように)。
予測地点ごとの結果をZIP単位に集約する際は、あくまで予測地点の粒度に依存するので、面積は直接関係しません。
面積に関する情報は、蚊のライフサイクルにおける移動モデルの中に埋もれる形で、間接的に影響している可能性はあります。
Re:アメリカのZIPコード毎って、大体同じくらいの面積なんか? (スコア:1)
庭がある家なら、故意に蚊が産卵しやすい水たまりを作って、水を毎週捨ててボウフラを殺してると、
すこし蚊の密度が下がる気がする
だれか実証実験やってほしい
Re: (スコア:0)
BG-GAT(※1)というドイツBiogents社の製品があり、まさに水場を用意して蚊を捕えるものだが、
米国で、住居区画単位で8割以上が設置することで確実に効果があるので、地域単位で取り組むべし(※2)、
というレポートが出ている(nature/Scientific Reportsに掲載。まあ、ベンダー自身が書いたレポートなんで…)。
なお、日本では、Biogents社の製品としてBGセンチネルというのが知られているが(カタログ上はモニタリング用途)、
これは誘引剤で蚊を釣るものとなっている。
※1 https://eu.biogents.com/bg-gat/#1510135224840-4f68d395-5d31 [biogents.com]
※2
Re: (スコア:0)
最後間違えた。
ZIP単位に集約する際は、あくまで予測地点の決め方に依存します。
予測地点や、そもそものVectorBaseの実測地点は、蚊の居る沼や水辺の近く、という隠れた前提もあると考えられます。
だから、このOFF!の予測では、どこまで突き詰めても、
その決められた予測地点での蚊の数 population ベースでの予報しか出てこなくて、
population densityベースになることはありません。