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カニはクモの仲間っていう有名なデマは同様のロジックで生まれた可能性が…?(ない)# でもカブトガニはクモに近いらしい# そしてクモは昆虫ではないという# 直感と学術上の分類が乖離していてわけわかめ
> 学術上の分類”学術”という点ではどう分類してもいいんですよ。単に多数の分類方法があるというだけです。
”カブトガニはクモに近い”、”クモは昆虫ではない”という話は、数ある分類手法の中で、”系統学”、すなわち”遺伝に基づく分類体系”で分類した場合の話です。遺伝なんて分からなかった昔は、”表形分類学”、すなわち、形や性質から近いものと遠いものを分ける体系で分類しており、これはこれで立派に学術的な分類の1つです。もちろん生物が遺伝すると分かったので分類体系として廃れましたが。
なお、カニの英語 crabとは、切るもの/ひっかくもの、という意味であり、カブトガニはラテン語で xiphosuran=剣の尾、という意味。語が出来た頃は、見た目通りに名付けた=分類していたと言えます。漢字の蟹も、解+虫=”節がばらばらになる虫”という意味から来ています。じゃあ、そもそも虫ってなんだ?と言うと、マムシのことでした。転じて爬虫類を主とした小動物全てを指すことになりました。”爬虫”とは”爪でひっかく虫”という意味です。このように、”小動物”という観点では、蟹も蜘蛛も虫の括りで合ってるんですよ。今の遺伝に基づく体系とそぐわないだけで。なお、爬虫類でない昆虫等を表す場合、虫ではなく蟲を用いるはずだったようですが、古くから混同され、区別として意味を成さなくなっています。
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
カニはクモの仲間説 (スコア:0)
カニはクモの仲間っていう有名なデマは同様のロジックで生まれた可能性が…?(ない)
# でもカブトガニはクモに近いらしい
# そしてクモは昆虫ではないという
# 直感と学術上の分類が乖離していてわけわかめ
Re:カニはクモの仲間説 (スコア:1)
> 学術上の分類
”学術”という点ではどう分類してもいいんですよ。単に多数の分類方法があるというだけです。
”カブトガニはクモに近い”、”クモは昆虫ではない”という話は、数ある分類手法の中で、”系統学”、すなわち”遺伝に基づく分類体系”で分類した場合の話です。
遺伝なんて分からなかった昔は、”表形分類学”、すなわち、形や性質から近いものと遠いものを分ける体系で分類しており、これはこれで立派に学術的な分類の1つです。もちろん生物が遺伝すると分かったので分類体系として廃れましたが。
なお、カニの英語 crabとは、切るもの/ひっかくもの、という意味であり、カブトガニはラテン語で xiphosuran=剣の尾、という意味。語が出来た頃は、見た目通りに名付けた=分類していたと言えます。
漢字の蟹も、解+虫=”節がばらばらになる虫”という意味から来ています。じゃあ、そもそも虫ってなんだ?と言うと、マムシのことでした。転じて爬虫類を主とした小動物全てを指すことになりました。”爬虫”とは”爪でひっかく虫”という意味です。このように、”小動物”という観点では、蟹も蜘蛛も虫の括りで合ってるんですよ。今の遺伝に基づく体系とそぐわないだけで。
なお、爬虫類でない昆虫等を表す場合、虫ではなく蟲を用いるはずだったようですが、古くから混同され、区別として意味を成さなくなっています。