イーロン・マスク、SpaceXとTeslaのFacebookページを削除 43
削除 部門より
FacebookはCambridge AnalyticaがFacebookユーザーの個人情報5,000万件を取得していた問題への対応をめぐり、強い批判にさらされている。ハッシュタグ「#DeleteFacebook」によるFacebookアカウント削除の呼び掛けは勢いを増しており、WhatsApp(2014年にFacebookが買収)共同設立者のブライアン・アクトン氏も先日これに加わった。なお、アクトン氏は昨年Facebook/WhatsAppを離れており、今年2月にはインスタントメッセンジャー「Signal」を開発するOpen Whisper Systemsが設立したSignal Foundationの執行役会長への就任が発表されている。
SpaceXとTeslaのFacebookページ削除はTwitterでのアクトン氏の呼びかけに呼応したものだ。マスク氏は当初Facebookページの存在を意識していなかったようだが、他のユーザーからそれぞれ指摘を受けてあっさり削除すると答えている。Instagram(2012年にFacebookが買収)はどうするのかという質問に対しては、(Facebookからの)独立性が十分な限りは問題ないだろうと回答。その一方で、Facebookからの影響が徐々に入り込んでいるとも述べている。マスク氏自身、Facebookページがなくても特に影響はないと述べるなど、興味は薄い感じだ。
ちなみにマスク氏とFacebookのマーク・ザッカーバーグ氏はAIの脅威に対する意見で対立していた。また、SpaceXは2016年、Falcon 9の打上前試験で事故を起こしてFacebookの衛星を爆破している。
なお、Facebookのアカウント設定画面にはアカウントを削除するオプションがなく、「facebook.com/help/delete_account」にアクセスする必要がある。アカウントを削除してもすぐにデータが削除されるわけではなく、14日間の猶予期間が設けられている。期間内に再度ログインすれば削除を取り消すことも可能とのことだ(VentureBeatの記事)。