改正民法ではシステム納品から最大10年、「契約不適合」での無償改修を請求できる 81
まだ成立してなかったのか 部門より
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
headless曰く、
オープンソースのAndroid向けTorrentクライアント「LibreTorrent」はGoogle Playで10万回以上インストールされている人気アプリだったが、広告を追加してコンパイルしただけのクローンが多数公開され、さらにオリジナル版は「スパムアプリ」と誤解され削除されてしまったそうだ(TorrentFreak、Android Police)。
Google Playのデベロッパープログラムポリシーでは、「ユーザーに迷惑メールを送信するアプリや、別のアプリを複製したアプリ、低品質のアプリ」などを「スパム」アプリと規定している。オリジナル開発者のYaroslav Pronin氏によれば、Google PlayではLibreTorrentのクローンが2016年以降多数公開されており、その大半がソースコードに手を入れることなく広告を追加しただけのものだったという。こういったクローンは昨年、Pronin氏の要請により多数削除されたが、削除されても新たに公開される状況が続いていたようだ。その結果、Pronin氏はLibreTorrentがスパムポリシー違反で削除されたとの通知を10月8日に受けることになる。
Pronin氏は自身がオリジナルの開発者だという証拠などを示して反論したが、Google側はそれでもLibreTorrentはスパムだと主張。選択可能なオプションは名前を変えて再公開することのみだと説明されたそうだ。Googleの返答はその1回だけであり、状況を理解しようとせず、悪意あるソフトウェアは苦情が出るまで放置するGoogleの姿勢にPronin氏は落胆しているという。フリーソフトウェアを支持するPronin氏にとって問題はそれだけではなく、LibreTorrentが削除されることでフリーソフトウェアを知る機会が減ることの方が重要とのことだ。
Anonymous Coward曰く、
10月末には突然の高騰が発生したビットコイン(BTC)だが(過去記事)、その後乱高下が続いている。
11月には、ビットコインだけでなく、イーサリアムやビットコインキャッシュを含む暗号資産(仮想通貨)全体の相場が一時急落した。ビットコインに関しては、25日に心理的な壁と言われている7,000ドル(約76万5,000円)を下回った。その後7600ドル(83万2,000円)前後までに回復するものの、27日に韓国の仮想通貨取引所アップビットでイーサリアムの流出被害(342,000ETH、約53億円)が公表されたことを受け、再び7000ドルを下回る展開に。ところが翌28日には相場全体が反転、ビットコインは8000ドルにまで回復した。イーサリアムを含むそのほかの各通貨とも大きな上昇を見せている。
このように相場全体の不安定感は増しているようだが、こうなった理由についてははっきりしていない。流出被害のあったアップビットが顧客資産に被害は出ないと発表していることや、日本で最後のみなし業者だったLastrootsが金融庁から仮想通貨交換業者としての認可を受け、同社が扱う独自の仮想通貨「コバン」が上昇したことなどが暗号資産全体に影響したとの見方もある。このほか、米ドル・米株上昇の裏でブラジルレアル、チリペソ、コロンビアペソが軒並み史上最安値を更新するなど中南米危機が起こりつつある点も原因ではないかと指摘されている。
また、中国関係者の発言が影響しているという説もある。先月、習近平国家主席はブロックチェーン技術を承認するような発言をした後、ビットコイン相場は急上昇を果たした。しかし、22日ごろには中国人民銀行(PBoC)が、国内のビットコインと暗号通貨取引を厳しく取り締まると警告、その影響で急落したとされている。
そのほか、CoinGraphによると、ビットコインETF申請で注目を浴びたヴァンエックのガボール・ガーバック氏は、ビットコインが一時6500ドルまで下落した要因として米国人投資家による税金負担軽減のためのビットコイン売り説を展開しているという。同氏によると、年末が近づくにつれて米国人投資家がビットコイン相場を下落させることで税金対策をしている可能性があるとしている(Forbes、CoinGraph、Slashdot)。
なおアップビットの流出事件に関しては、北朝鮮による攻撃が原因との可能性も指摘されている模様(CointeleGraph、FXcoin、CoinOtaku、CointeleGraphその2)。
「アルバイトニュース速報」として1967年に創刊された求人情報誌「an」が11月25日にサービスを終了した(パーソルキャリアの発表)。求人広告ビジネスにおける環境変化などによって収益性が悪化していたため。
anは2014年に紙媒体での発行を終了しており、2015年には「an フリーペーパー」も休刊していたが、Webサイトやスマートフォンアプリでの求人情報提供は続けられていた(an 52年の歩み)。
Anonymous Coward曰く、
欧州および西アジア・中央アジアでIPアドレスやAS番号の管理を行っているRIPE NCCが、新規割り当て用のIPv4アドレス在庫がなくなったことを発表した(ZDNet Japan、日経xTECH)。
今後は使用されていないIPv4アドレスの返却を受けそれらを再分配する方針。RIPE NCCが管理しているIPアドレスは/8ブロック35個で、約6億個だという。
Anonymous Coward曰く、
Twitterが使われていないアカウント(休眠アカウント)を削除する方針を示した。これに対しては故人の過去のTweetが閲覧できなくなるといった声も挙がっており、その結果Twitterはアカウント削除を延期することを発表した( TechCrunch、ITmedia、ITmediaの続報)。
当初の発表では、活動がないアカウントに対しメールで連絡し、それに対し12月11日までに応答(リンクからログイン)がない場合アカウントを削除するという方針だった。
故人のアカウントが削除されてしまうという懸念を受け、今後Twitterは故人のアカウントに対し削除されないような何らかの仕組みを導入するまで休眠アカウントは削除しないと発表した。なお、今回の休眠アカウント削除はEU内のアカウントが対象で、GDPRへの対応が目的の1つとも説明されている。
多くのデータセンターでは電源停止によるトラブルを防ぐため無停電電源装置が設置されているが、電源関連の設備に関する作業中にこれが動作せず、結果としてサーバーなどが停止する事例が2件発生している。
1つは、11月23日に発生した九州電力子会社QTnetのデータセンターで発生したもの。すでにスラドでも取り上げられているが、日経xTECHによると無停電機能を外して電源設備の更新作業を行っている最中に電力の供給元が予備電源に切り替わり、その際に7秒ほど電力供給が止まったという。
もう1つは、11月25日に岐阜県内のNTTコミュニケーションズのデータセンターで発生したもので、こちらは「無瞬断切替装置の切り替え作業中に過大な電流が流れたためUPSが停止し電源断になった」という。これによって岐阜県内の28自治体のシステムで影響が発生し、住民票や印鑑証明、納税証明の発行などができない状況になったという。
Anonymous Coward曰く、
Googleが「データセキュリティに関する規則違反」を繰り返していたとして4人の従業員を解雇したのだが、これに対し従業員らが反発している。
報道によると、今月Googleは業務に関連のない文書にアクセスするといった行為を行なっていたとして2名の従業員に対し無期限休職を言い渡したという。また、他の2名についての解雇理由は不明のようだ。一方、従業員らはこれについてGoogle社内での抗議活動が理由だと主張している(Bloomberg、The New York Times、CNET、Slashdot)。
Appleが9月20日にリリースしたiOS 13では多くの機能が追加された一方で、その4日後に大きな修正を含むiOS 13.1がリリースされるなど、不具合の多さも指摘されていた。これに対し、AppleはiOS 13.0についてリリース前に品質面での問題を認識しており、「iOS 13.0をインストールするのは絶望的な状況でも頑張り抜く(原文ではdie-hard)アップルファンだけが導入する」と考えていたとの話が出ている(Engadget日本版)。
しかし、実際のところiOS 13はリリース後1週間で多くのユーザーがインストールする状態になっており(iPhone Mania)、不具合報告も相次いでいた。これを受けてAppleは、iOS 14のリリースプロセスを変更する方針だという。
Anonymous Coward曰く、
昨今の機械学習技術においては、入力に対しなぜそのような出力が得られたのかを分析することが難しい。この問題に対処するための研究も進められているが、その成果の1つとしてGoogleが「Explainable AI」(説明可能なAI)というツールを公開した(CNET Japan)。
Explainable AIは、解釈可能かつ包括的な機械学習モデルを開発し、信頼してデプロイするためのツールおよびフレームワーク集。特徴量を理解したり、デールの振る舞いを視覚的に調査することを助けるという。
データ中の特徴量が結果にどのような影響を与えたかを定量的に提示でき、これによってアルゴリズムがなぜそのような結果を出力したのかを理解しやすくできるという。例えば、誰かに対する融資の承認可否を決定するモデルの場合、Explainable AIは口座残高や信用度が最も重要なデータであることを示してくれるのだという。
なお、説明可能なAIについてはそれに意味があるのかと疑問を呈する声もあった(Computerworld)。
headless曰く、
Windows 10バージョン1909(19H2、November 2019 Update)はバージョン1903(19H1、May 2019 Update)とサービシングコンテンツを共通化することで、19H1からアップデートする場合のダウンロードサイズが非常に小さくなっているが、Microsoftが将来の機能アップデートで同様の手法を用いる計画は現在のところないそうだ(Mixer - Windows Insider Webcast、BetaNews、Computerworld、gHacks)。
19H1は19H2の新機能を無効化したもので、共通の累積更新プログラムが適用される。そのため、最新の累積更新プログラムが適用された19H1を19H2へ更新する場合、新機能を有効化してビルド番号を変更するイネーブルメントパッケージを実行するだけでよく、ダウンロードサイズは180KBと小さい。最新の累積更新プログラムが適用されていない場合でも330MBのダウンロードで済む。一方、19H1よりも古いバージョンのWindows 10では従来通り数GBのダウンロードが必要となる。
Microsoftによれば、今回の配布方法はパイロットプログラムとして実施したものであり、今後のH1→H2アップデートサイクルでの正式な採用が決まっているわけではないという(該当部分はWebcastの29分過ぎ)。現在は19H2アップデートへのフィードバックを注視しているとのことで、それによっては将来のリリースに適用される可能性もありそうだ。
Anonymous Coward曰く、
先日「.orgドメインを管理している組織が投資ファンドに売却される、料金値上げの懸念」という話題があったが、これに対し抗議活動が出ているそうだ(INTERNET Watch)。
その1つとして、.orgドメインを使用しているクリエイティブコモンズやウィキメディア財団などが反対のためにSAVE.ORGというサイトを立ち上げ、抗議のためのメール送信を促している。
headless曰く、
Google Cloud Printは10年近くにわたりベータ版として提供されていたが、ベータ版のままサービスを終了するそうだ(Google Chrome Enterpriseヘルプ、Android Police、Ars Technica、The Register)。
Cloud Printは任意の端末からインターネット経由で印刷できるようにするサービス。Googleによれば2010年からベータ版として提供されていたが、2020年12月31日をもってサービスを終了するという。これにより、2021年1月1日以降はOS・デバイスにかかわらずCloud Printを使用した印刷ができなくなる。そのため、現在Cloud Printを使用している場合はそれまでに代替の印刷方法へ移行する必要がある。
もともとChrome OSで印刷を可能にするためのサービスとして開発されたCloud Printだが、現在のChrome OSはネイティブな印刷機能を備えるため必要性は低下していた。また、Cloud Printアプリのインストール件数が10億件を超えるAndroidでもAndroid 8.0 Oreo以降は標準で印刷サービスを備えており、こちらも必要性は低下している。専用ユーティリティーでインターネット経由の印刷を可能にするプリンターも増えている。
個人的にはあまり利用した記憶がないが、スラドの皆さんは利用しているだろうか。
九州電力子会社で通信回線の提供やデータセンターの運営などを手がけるQTnetが11月23日、同社データセンターで電源設備トラブルが発生したと発表した。同日中に電源設備は復旧したが、この影響でデータセンターを利用していた顧客のシステムが停止する事態となっている。
同社データセンターは楽天ペイや楽天カードが使用しており、この影響で23日よりこれらのサービスの一部が利用できない状況となっていた(ケータイWatch)。
この障害は23日中に復旧していたが、25日になり再びトラブルが発生したという(ITmedia、産経新聞、朝日新聞)。
また、achika_j_kuonji曰く
11月23日に楽天カードおび楽天ペイが使えなくなった不具合(NHK)が、ヴィッセル神戸主催試合では完全キャッシュレス化されるノエビアスタジム神戸を直撃したようだ。(ドメサカブログ)
なお楽天Edyと楽天カード以外のクレジットカードは使用可能だったらしい。
計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである