Microsoft が新しい「サウンド レコーダー」アプリを Windows Insider Program の Dev チャネルでテストしている
(
Windows Insider Blog の記事)。
新サウンドレコーダーは Windows 10 以降に標準搭載されている「
ボイス レコーダー」アプリを置き換えるもので、Dev チャネルの Microsoft Store でアプリを更新するとプレビュー版がインストールされる。「ボイス レコーダー」は
以前の Windows バージョンで「サウンドレコーダー」と呼ばれており、旧名称が復活したことになる。
新サウンドレコーダーでは波形表示や既存オーディオファイル (.m4a / .mp3 / .wav / .flac / .wma) のインポート機能、再生速度の変更機能 (0.25 倍 ~ 4 倍) が追加される一方で、トリミング機能が削除されている。レコーディング形式はインポートと同じく .m4a / .mp3 / .wav / .flac / .wma から選択可能で、音質 (ファイルサイズ) も変更可能だ。ライト / ダーク テーマにも対応する。「範囲指定」というボタンも新機能に見えるが、これは従来の「マーカー」と同じ機能であり、範囲を指定することはできない。波形表示は昔の「サウンドレコーダー」にも搭載されていた。
Windows Insider Blog の記事では新サウンドレコーダーのテスト開始にちなみ、Windows 11 でデザインが刷新された標準搭載アプリ (
ペイント /
メモ帳 / フォト /
Snipping Tool /
メディア プレイヤー / クロック /
電卓) をまとめている。また、
Windows ターミナルや「Phone Link」アプリ、
「Microsoft Store」アプリなどにも触れている。
なお、Phone Link はもともと
「Your Phone」として Build 2018 で発表されたもので、
3 月末に「Phone Link」へ改称された。日本語版での名称は「Your Phone」→「電話同期」→「スマホ同期」と変遷し、英語版の「Phone Link」改称に合わせて「電話リンク」へ改称されたが、いつの間にか
Microsoft Store での名称は「スマホ連携リンク」に変わっていた。さらに、Windows 10 / 11 (バージョン 21H2) での名称は「[スマホ連携リンク]」、Beta / Dev チャネルの Windows 11 Insider Preview では「スマートフォン連携」というわかりにくいことになっている。
スラドの皆さんがよく使うアプリは更新されただろうか。更新されてよかった点や困った点などもあればコメントしてほしい。