パスワードを忘れた? アカウント作成
856 story
ソフトウェア

ワクチンをサーバに無断で仕込むことは善か悪か 41

ストーリー by wakatono
オレは決して悪いことではないとは思うが 部門より

k3c 曰く,"CodeRedのように、サーバソフトの弱点を突いたワームが流行するたびに聞かれる提案がある。「ワームに対抗するワクチンも流行させてはどうか」というものだ。ワームが突く弱点と同じ弱点を突いて侵入し、但し悪さはせずにその弱点を埋める改造を施して無害化するワーム(のようなもの)を作って広めようというのだ。
技術的に可能かどうかという議論はともかくとして、このような手法にはいろいろなツッコミの余地があると思う。他人のコンピュータ内部のファイルを勝手に改変していいのか、法的に許されるのか、特例的に認める法律を作ってはどうか、などなど…。/.-Jの皆さんはどうお考えだろうか、ご意見を伺いたい。"

管理者からしたら、自分で把握できているもの以外(ちゃんと管理されていないものは)ワクチンもウィルスも同じという考え方もある。さて、読んでる方々はどういう意見をお持ちか?

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by kensama (2552) on 2001年08月21日 13時42分 (#15487) ホームページ 日記
    方々の日記に波及してしまったネタなので、
    k3cさんがタレコんでくれたんですが、
    反応してくれた日記で、
    セキュリティを気にしない人がもっとセキュリティを気にしなくなる
    という問題点が指摘されております。
    #後にオリジナルじゃないと判明しまいしたが

    ただ、
    セキュリティを気にしない人にあてるパッチはないので、
    これはもうどうしょうもないんじゃないかと思いますが。

    一度痛い目を見たほうがいいのさ!ふははー!
    という意見もありますが、
    これは程度の問題もありますし、
    どちらかというと他の人々が蒙る迷惑の方が大きそうですよねぇ。
  • Re:疑問 (スコア:3, 興味深い)

    by soramine (1131) on 2001年08月21日 14時07分 (#15503) 日記
     元記事を失念してしまったのですが、結局、パッチあてたワームもワームには違いないというのを聞いたことがあります。ワームとして活動するわけですから、もしかしたらトラフィックの低下を招くかもしれませんですの。

     以前にも、バックドアを閉じてくれる親切なワームが作成されたと伺ったことはありますが、その変種で、バックドアを閉じてそれから別のバックドアを開くワームが出てきたりと、いたちごっこの様相を呈しているものもあるようです。

     コンピューターウィルスといえどプログラムという制作物であって、かつ、悪戯という向きもありますから、そういった裏技を許さないようなOS(など)の設計が必要なのかもしれません(今となっては手遅れですけれど、これからの開発に生かすという意味で)。やはりパッチをあてるという地道な作業以外には道はないようにも思えますし、場合によっては「セキュリティは破られてしまう可能性がある」ことを前提として常に認識して、コンピュータを利用するのが重要かもしれないですの。

     力は、使い方によって毒にも薬にもなります。モラルと、予防と、啓蒙と、リスク管理をしっかりしないといけないですの。
    --
    -------- SORAMINE Yukino
  • by hokrin (slashdot) (1312) on 2001年08月21日 14時33分 (#15512) 日記
    > ところで、同じ弱点を突くとして「善玉ウィルス」と「悪玉ウィルス」(爆)を見比べる方法ってあるんですかね。どっちか判断がつくような人はすでにパッチ当ててるだろうし。

    価値判断のよりどころ(価値)は社会システムの側に存するのであり、これをまるごとコンピュータシステムに導入することは至難と言えましょう。
  • by zeissmania (3689) on 2001年08月21日 14時57分 (#15524)
    >全く興味の無い人は、「自動でやってくれるなら、そっちの方が便利じゃん」とか思っても
    思う以前に気が付かないんじゃないかな?(笑)
  • by pavo (486) on 2001年08月21日 17時46分 (#15620)
    > セキュリティを気にしない人にあてるパッチはないので、
    > これはもうどうしょうもないんじゃないかと思いますが。

    はい、本当に難しいと思います…。実際、“いかに自分が仕事をしているように見せるか”というところで行動している人が責任者だったりする場合、セキュリティ問題は「被害が誰にどう及ぶか」とか「被害を最小限に押さえよう」などと考える対象のものではなく、「いかに周りに問題そのものを気づかせないか」あるいは「いかにうまく問題を自分が押さえたかの見せ場」と考える対象の出来事だったりするようなので、問題について打ち合わせしていても話が全く噛み合いません。一度だけですが、これの極端な例に出会っています…

    こういったことはその人の生き方の話なので、そこを非難する気は毛頭ないのですが、プロジェクトの一員としてはかなり参りました。(最初、演技かジョークかと思っていたのですが本気だったようなので本当に驚いた。その人自身も自身にだまされているのでは?と思うほどだった。)

    > 一度痛い目を見たほうがいいのさ!ふははー!
    > という意見もありますが、
    > これは程度の問題もありますし、
    > どちらかというと他の人々が蒙る迷惑の方が大きそうですよねぇ。

    そうなんです。痛い目を見ても、といいますか、事故が起きても、周りにうまく説明して、なんと納得させてしまいます。極端に大きな事故ならばそうもいかないでしょうが、そうでない場合&周りが事情に詳しくない部署の場合、みんな自分の仕事で手一杯で忙しいですから、自信に満ちた態度で「専門家」に説明されると簡単に…だまされちゃうんですね。そして場合によっては感謝までされてます(苦笑)。

    この件では私もいろいろ学びました。「セキュリティを気にする」という行為は、例えば「落ちた林檎を拾う」という行為を身につけるのとは桁違いに複雑(←適切な表現ではないと思うのですがいい言葉が浮かばずすみません)で、前者は、生まれてからこれまでの生き方の積み重ねの反映と言える部分がかなり大きいと思うのです。よって、「林檎が落ちたら拾え」は習慣づけるのも簡単ですが、一言「セキュリティを気にしろ」と上司が担当者に言っても改善は難しいと思うのです。気にしろと言われて気にするような人は、言われる前にもうとっくに気にしていると思われます…

    一方、「セキュリティという問題の存在を知る」「セキュリティを気にする」とはまた別の問題で、こちらの場合、本当なら気にするところを、問題の存在すら知らなかったためにまだ気にしていなかっただけ、という人もいる可能性があります。ですので、セキュリティという問題があり、それはこれほど重大なのだ、という事実について広める行動は、こちらはきっと成果を得られると思います(私も機会をとらえてしています)。

    が、「セキュリティを気にする」べきだという働きかけについては…、こちらは「セキュリティという問題の存在を知る」必要があるという問題と切り離して取り組むべき問題だと思われます。すなわち例えば、話が大きくなりますが、小学生のあたりから学んでもいいかもしれません(もっと幼い時からの方がよいかもしれませんが)。単純に、“そういうことを意識する機会がないまま大人になってしまったので意識する癖がついてません”というケースは減らせるかと思いますし、今後セキュリティ意識の重要さはますます増しそうですので。

    最終的にはその人次第だと思いますのでとやかく言えませんが、せめてちょっと先を歩いている者として、後輩たち(子どもたち)には、こういうことを意識してみてごらん、どんなことが見える?どう思う?…と働きかけることはしたいなあと個人的には思います。解釈は子どもたちに任せますし、優秀なハッカーになるか犯罪者になるかは自由ですが、意識するきっかけに出会うチャンスは増やしてあげたいです。

    本題からずれてしまいましたが、、せめて親コメントにポイントを戻しますと、、

    > セキュリティを気にしない人がもっとセキュリティを気にしなくなる

    はい、これは私の出会ったことのある人の場合は間違いなくこうなると思います。責任転嫁もしやすくなりますしね…。私の現時点での結論は、
    • 「セキュリティ問題の意識を持つ」という問題と「セキュリティ問題の意識を深める(あるいは知識ゼロだった人は存在を知るというところから)」という問題は別にとらえた方がよい
    • 前者はすぐどうなるものではないので、子どもたちの教育のような形でじっくり取り組むことにし、一方、後者はすぐ成果が得られるものなのでどんどん実行していきたい

    です。

  • by Tom340 (2695) on 2001年08月21日 13時47分 (#15491)
    http://ns1.prometheusmedia.com/default.ida
    にアクセスすると説明があるが、CodeRedに感染していると、IISを停止させて、再起動するというものがあります。
    perlで作成されていて、CGIとして動作させるのですが、
    こちらからは一切侵入しないで、相手が入ってきたときに
    相手が自分でCGIを実行してシャットダウンするというのは、犯罪なのでしょうか?
  • by niratama (2175) on 2001年08月21日 13時57分 (#15497) ホームページ 日記

    まあスクリプト読んでみてください。

    要はcgiでcgiのアクセス元(≒感染しているIIS)にHTTPのリクエストを送りつけてるだけなので、手作業でアタックをかけているのとたいして変わりません。

    このcgiが問題なければ、手作業でroot.exe動かすのも問題ないことになると思います。

  • 昔の記事ですが (スコア:2, 参考になる)

    by Squal (2398) on 2001年08月21日 14時25分 (#15507) 日記
    すでに公表から1年経過してしまいましたが、ZDNNでこういう文章があります。
    // ウイルスでウイルスを制する方法の欺瞞

    パッチの当てられたマシンからみたら邪魔になりそうですね。
    「もうパッチ当てられてるのにまたワームのアタックだ!」とか。

    ところで、同じ弱点を突くとして「善玉ウィルス」と「悪玉ウィルス」(爆)を見比べる方法ってあるんですかね。どっちか判断がつくような人はすでにパッチ当ててるだろうし。
    # ウィルスとワームがごっちゃになってるのは勘弁(;´Д`)
  • by kimura (2954) on 2001年08月21日 14時30分 (#15511)
    すでに実在するはずでは?zdnetで見た記事ですが、 Linux(上で動くBIND)を標的としたLionウィルス に自動で対処してくれるらしい Cheeseワームってのがありますね。

    勝手にシステムをいじられて気にしない人ってのは Unix ユーザとか "/." 読者には少ないと思いますけど、一般的にもそうなんでしょうかね?ウィルスチェッカーとか SP, Hotfix, Windows Update とかだって、ある意味そんなに変わらないですよね。システムのどこをどう変えられたかなんて全然わからない。むしろ、そういうことに全く興味の無い人は、「自動でやってくれるなら、そっちの方が便利じゃん」とか思ってもおかしくないような...

  • by zeissmania (3689) on 2001年08月21日 15時05分 (#15526)
    え?じゃあ日本が世界で第四位の軍需輸出国にされているのも詭弁?
    #SONYのモニターとPanasonicのトランシーバが日本の最大の軍需産業なのさヾ(^_^;;;
  • by tezzy (4731) on 2001年08月21日 15時07分 (#15528)
    ワームなり、ウィルスにはバグがあってもいい。相手を攻撃できればいいんだから。
    でも、ワクチンには、その性質上、許されないわけですよね。もっと精密に動作する必要があるし、robust でなくちゃいけない。

    普通のプログラムでさえ、モジュール間の干渉なりで不具合がおきる世界なのに、こんなものが出てくると、ますます正体不明のバグがおきそうな気がして怖いですね。
    いずれにせよ、「自分のマシンに、自分の知らないことが起こる」というのが、精神衛生上、とてもよろしくないです。

    それが善意であれ、悪意であれ。

    と、いうわけで、私は反対です。
  • by yakk (4638) on 2001年08月21日 15時08分 (#15529)
    今回のCodeRedのような大量感染が発生した場合、ワクチンも同程度、あるいはそれ以上に繁殖すると考えられます。この場合に、DoS Attackが成立する(少なくとも全体のトラフィックのスローダウンにはつながる)可能性が予想されますので、やはり問題があると思います。

    # DoSというよりDDoSか?

    仮にそうしたものを作成すると考えた場合、
    ・統制のとれた行動が保証されている(DoS Attack抑制のため)。
    ・確実に自己消滅する。長居しない。
    ・スキャン範囲が厳密に定義されている。
    ・No welcomeなサーバに対しては、挨拶だけして自己消滅(プロトコルの規定)。
    ざっと思いつく範囲でこの程度はクリアされている必要があると思います。

    ただし、上のような問題をクリアしていたとしても、進入先のサーバの資源をことわりもなく使用している事実にはかわりがないですし、全く別の地雷を踏む可能性が否定できないので、方々の管理者の了解を得るのは困難だと思います。

    # 私自身も否定的立場です。
  • リモート接続すると対象PCの画面がそのまま表示して全部コントロールできる、てなソフトが存在しますよね。昔、一部のPCメーカーがユーザーサポートの一環としてトラブったユーザーの環境をリモートから調査修復するために使ってたはず。そういう意味では以前からある話とも言えますよね。
    というか、結局、二者間に合意と信頼関係があるんだったらそういうまっとうなアクセス手段を用意して管理者権限を一部付与してしまえばいいわけだからワームみたいな危なっかしいメカニズムに頼る必要もない、という気はしますね。
  • by r69 (4753) on 2001年08月21日 13時28分 (#15482)
    法的には単純に罪。でも特例でパッチ突っ込むのは許していいと思う。しかしサーバが海外にあったり、エンバグしてたりすると、また問題だな。
  • by mizzz (2753) on 2001年08月21日 13時40分 (#15486) ホームページ
    そうしたワクチンのようなものって、
    あらゆる状態のシステムに対して無害なモノであり得るんでしょうか?
    万が一そのワクチンが原因で不具合発生、なんてコトになったら
    責任の所在とかはどうなるんでしょうか?
  • by nekopon (1483) on 2001年08月21日 13時52分 (#15493) 日記
    アウト。不正なアクセスには違いないわけでしょ?
  • by nekopon (1483) on 2001年08月21日 13時53分 (#15495) 日記
    まあ……そんなこんなで、ユーザにはパッチも当てさせないIS部門てのもいるようですよ。そのサイトではCodeRed大流行だとか。壁の内側なのに。
    (あ、うちではありません)
  • by takano (139) on 2001年08月21日 14時18分 (#15505) ホームページ 日記
    ] あらゆる状態のシステムに対して無害なモノであり得るんでしょうか?

    あらゆるクスリは毒にもなりうる。
  • by Anonymous Coward on 2001年08月21日 14時48分 (#15519)
    ネットワーク経由の場合であれば,とにかくどのような行為も罪にはならない! との観点を一般的な見解にする(教育でも何でも利用してね),のはどうでしょうか。コンピュータ/ネットワーク/コンピュータシステム自体に変化が出てくるようになる気がします。ちょこっとサイバー系ですけど。
  • 「善悪はそれを用いる人の心にあり」、科学者が使う詭弁じゃー!

    ……すんません、ほんの出来心です。

  • それって、いわゆるアンチウィルスソフト的なものじゃないですか?

    pushかpullかは違いますけど。

  • by tomatsu (2545) on 2001年08月21日 17時06分 (#15596)
    多数派の利益に貢献する行為を正義と呼ぶのであれば、
    それは正義の条件を満たす可能性があると思います。
    #その蔭に小数派の迷惑が伴ったとしても。

    善悪の基準は、思想/倫理感等によって十人十色だと思います…。

    「余計なお世話、既に対処済」という声が多数派となって、
    確かな根拠をもって「そんなものは不要である」と言える状況に
    なって欲しいものです。
  • #1000%くらいオフトピですが

    そのネタ懐かしすぎます(^^;;;;; Beautiful Dreamerやね。
  • by kaokun (2474) on 2001年08月21日 18時22分 (#15631)
    程度問題だと思います。
    人間相手でも、「正当防衛」が成立するのは「過剰防衛」にならない場合に限ります。
    この場合も、せいぜい相手に注意を喚起する程度までが、「サイバー正当防衛」の範囲かなぁ、と思っています。
    私も CodeRed 騒ぎの時には逆襲 CGI を書かせていただきましたが、これはアウトだろう、と思います。

    例えば、この逆襲された IIS が何らかの EC サイトで、それなりの注文を捌いて利益を上げていたとします。
    それを有無を言わさず停止させてしまうのですから、相手から相応の損害賠償を請求されても文句は言えません。
    もちろんその攻撃元サイトがまき散らす迷惑を放っておいて良い、という意味ではありませんが、自分が直接手を下すのは良くないかなぁ、と。
    --
    kaokun
  • ネットワーク犯罪の類型一覧表を作ってみたりとか。ご意見求む
  • by sham (4555) on 2001年08月21日 18時42分 (#15641)
    インターネットの初期って、そんな雰囲気ありませんでしたか?そこに、多くの一般人が入り込んで来て、自衛する事もしらないのでトラブルに巻き込まれまくって、法律までインターネットに押し付けたって感じるんですが。

    それが、また、国によって法律が違うもんだから、同じ事でも何処のサーバーに置くかで合法/非合法がわかれたり、どの国の人が置いたか、主な対象がどの国の人かでまたまた合法/非合法がわかれたりとむちゃくちゃになってしまってますね。

    メインのパッチをあてるワームも、国ごとの法律によって合法/非合法がわかれるんじゃないでしょうか。

    それと、ワーム=悪って勧善懲悪論も、安全対策を行う気を起こさせる為に悪の存在が必要なのでしょうが、それは、対策を行ってもらいたい一般人向けだけで、対策を考える人々の間まで悪だと印象つける必要はありません。
    あくまでもワームが技術であって、それが何をするかでしょうね。
    ワームに感染してアタックしまっくってるサーバーを攻撃して黙らせるのは、結果としてトラフィック低減に役立つはずです。
    逆にワクチンのデータ更新も度が過ぎればワームと同じ症状を引き起こします。(実際、更新のせいで他の業務に支障が出て困ってます)

    この辺の一般者向けの理論で法律まで動かれてはいずれ対策まで違法になってしまいます。
    実際、ワクチンのウイルスを探す手順って技術的には悪い事ってされてる物と同じですしね。(メールを盗聴してるのと同じ)
  • ワームに対する対応として、
    ・ワームのスキャンに対し、相手の管理者にメールを出すのはOK
    ・逆襲して、ワームをパッチして無害化するのは、グレーゾーンだがOK
    ・ワームを止めるために相手の計算機やサービスを止めるのはだめ。
    ・ワクチンをワームにするのはだめ
    こんな感覚です。

    --
    kaokun
  • by sham (4555) on 2001年08月21日 18時59分 (#15655)
    ] あらゆる状態のシステムに対して無害なモノであり得るんでしょうか?

    薬には副作用もあります。

    CodeRedのパッチも、SP2が前提でしたので、びくびくしながらSP2を入れて、それからMS01-33を当てました。
    パッチの場合は、バグを減らしてくれますが、SPではよく新機能を追加してバグを増やしてくれる事が多いだけに、当初の予定では、半年ほど様子を見てから当てる予定が、早急に当てる事になって、今回のCodeRedの対策はとても怖かったです。

    NT4では、本当に副作用が出てますね。

    そうそう、Win2KをSP1にしたとき、PDやCD-Rが突然使えなくなくなりました。その問題の原因がSP2で解消されたって聞いたら、本当に大丈夫か?って酷い目にあってるだけに思いますよねぇ。
  • 「Max Vision」がそれで、現在作者は刑期1年半。
    [Code Redの脅威は消えず(ZDNN)]
    --
    Mc.N
  • 大量に繁殖すれば、アレルギー反応起こすに決まってますな...

    #弱毒化したワームをばらまいて、穴を機能させなくする、ってのはすぐにでも出てきそうだが。
    --
    みんつ
  • 素直に墜してあげたほうが、いいと思う。

    そのほうが、そのサーバーの管理人のためでしょうから。

    落ちていても気がつかないのなら、それもまた、一興。
  • by beatak (2475) on 2001年08月21日 21時45分 (#15707)

     アイデアとしては間違いなく止めるべきだと思うし、そんなワクチンが自分のサーヴァに勝手につっこまれるのも絶対イヤだ。それに法的にはかなり濃いグレーだろうし。

     それでも、世界中の家庭がインターネットにつながって、そのときまで M$ 社が繁栄していたら・・そういうのも仕方ないかな、とは少し思う。正直に。だって、今ですら html メール送ってくる奴とか、本当になんにも知らねぇんだなぁ、って人は恐ろしいほどの数、居るから。そういうのが全員教化されるなんてあり得ない。

     と言うわけで、ワクチンアタックが認可されるヒントを考えてみた。

    • まずは間違いなく動作する  副作用のある薬が認可されないのと同じように。薬が間違ってはいけない。
    • 自己増殖しない  Server / Client 型をとる。たとえば、各国毎くらいに一台ワクチンサーヴァーをたてる。今回のように自己増殖攻撃系のワームだったら、攻撃してきたところにカウンターアタック。ワクチンクライアントはその一台を昇天させたら同じく昇天。
    • ワクチン管理団体  政治的思惑の働かないオープンソース団体を国際的超法規的存在として認可する。

     どうでしょうかね?まぁ人が集まって政治的思惑の働かない場所、と言うのだけはあり得ないかな。他にもヒント思いつきます?

  • 対抗手段としてのウイルスやワームを作成しても、結局こんどはそれ自体を標的とした悪意あるプログラムが発生するでしょう。

    ウイルスを制するウイルスを正当化すると、かえって拡散や増殖の手法が巧妙化して事態が複雑化するような気がします。

    コンピューター科学的には価値があるかもしれませんが、普通の利用者にとってはつらいかも。
  • by Anonymous Coward on 2001年08月21日 15時10分 (#15532)
    まあ……そんなこんなで、ユーザにはパッチも当てさせないIS部門てのもいるようですよ。
    ウチ(とあるハード屋)にも、WindowsNT4SP4による不具合の問合せが来たことがあった。
    その不具合はSP5で解消されるとの情報があったのでSP5入れるように言ったが、
    基幹業務ソフトがSP4までしか動作保証されていないとのことで途方にくれたことを覚えている。
    (当時、SP5が最新だった)
    あの後、彼らはどうしたのだろうか?
  • by Anonymous Coward on 2001年08月21日 15時10分 (#15533)

    当事者間での侵入の合意があれば罪にはならないわけだから、ワクチンに来て欲しい、と思っているサイトの管理者は、たとえばどこかのサイトに登録しておく、とかいうやりかたもあるかと思う。もっとも、Webで登録となると、今度は別の問題が出てくると思うので、Web以外の方法で当事者間の同意がきちんと取れる方法を選ぶべきだと思いますが。まだ、詳しい方法は考えつかないけど。

  • by Anonymous Coward on 2001年08月21日 15時38分 (#15544)
    >]あらゆる状態のシステムに対して無害なモノであり得るんでしょうか?

    >あらゆるクスリは毒にもなりうる。

    無害なものは毒でもクスリでもないですよ
  • by Anonymous Coward on 2001年08月21日 15時55分 (#15553)
    つまり、Ramenワームがwebサイトを改竄しなかったら正義たり得たか、ということでは?
    そうであった場合、Ramenが一体何と名付けられていたか、
    歴史に「if」が無意味であると言われても興味がある。
  • by Anonymous Coward on 2001年08月21日 16時47分 (#15578)
    つまり、それしかまともな方法はない、ということだよね。

    同意。

  • by Anonymous Coward on 2001年08月22日 1時35分 (#15761)
    セキュリティホール埋めたり、巣食ってるワームを殺したり、そういうことはWindowsUpdateが本来やるべきことだったのでは?
    あれ以上に信頼できないからくりはないな。

    #DELLのマニュアルにはWindowsUpdateに起因する不具合は保証対象外ですとまで書かれていたし。
  • by Anonymous Coward on 2001年08月22日 1時47分 (#15766)
    システムに進入して弱点をメールで教えてあげていたころの尊敬するべきハッカーとやってることは同じ。
    かといって、それが正義であるわけでは決してなくどっちかというと非常にダークな感じ。
    リスクを負ってまで教えてくれるという所が自分はハッカーのかっこよさだと思っているので、それが「正義」と明文化されたら非常にうさんくさくて、非常にイヤになると思う。
  • by Anonymous Coward on 2001年08月22日 8時09分 (#15802)
    まったく同感です。
    CodeRedに限って言えば、感染に気づいていない個人の常時接続回線が多い模様であり、言い換えれば今後もパッチを当てる可能性がかなり少ないということ。
    せめて迎撃ぐらいしないことには…。

    ワクチンをワームにすることは本末転倒も甚だしく、まったく無意味ですね。
typodupeerror

日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚

読み込み中...