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ソフトウェア

テストってどれだけやってますか? 301

ストーリー by wakatono
かかるものはかかる 部門より

kom曰く、"@ITの特集で、ソフトウェアテストがいかに大切かということを説かれています。スラッシュドットの皆さんはソフトウェアのテストの重要性は ひしひし感じていらっしゃると思いますが, やはり軽視している上司やお客様が多いのも事実. 記事中,テストの工数は全体の工数の少なくとも3割, 多いと9割占めると書かれていました. 皆さんのプロジェクトではどの程度占めるのでしょうか.
また,ソフトウェアのテスト専任の技術者が会社にいるという方は どの程度いらっしゃるのでしょうか. アメリカの場合,テスト技術者はひとつの職種のようになっていますが, 日本では開発者がそのままテストを行うことも多いと聞きます. それってほんとに正しくテストができるのでしょうか.
この春からソフト開発職に就くので,どんなものか気になるのです. ちなみに私はできればテスト専任技術者になりたいなと思います."

テストは重要ではあるが、日本ではテスト専任のエンジニアという職種はまだまだ少ない。しかも開発における重要性はわかっているものの、いざというときには期間が短縮されたりということも多い。実際テストに関して思うところが多い人も多いはずだ。参加者の身の回りでの実態はこのあたりどうなのだろうか?

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2004年03月29日 14時05分 (#522520)

        A) 事前に試験計画を作成し、査読を受けている事
        B) 設計/開発を行った者と別の人間がテストをしている事
              複数人で開発してお互い他人の受け持ち分をテストするのでも可
        C) テストと開発の期間比率は1:2以上
        D) 試験実施中のプログラム修正は行わず、全項目検査した後に
              修正->再試験を行う事
        F) 試験を可能な限り自動化して、顧客サイドでいつでも再実施可能
              にすると。(捏造防止)

    これらを満たしていないと、出荷(納品)不適格にしていますが、
    顧客要望により常に不良品を納めております。
    # バグが無ければ試験はいらないはずだから、必要な工数とは
    # 認められないだってさ~。某総研の自称アナリストの人はまったく。。。
    • by virtual (15806) on 2004年03月29日 14時24分 (#522549)
      # バグが無ければ試験はいらないはずだから、必要な工数とは
      # 認められないだってさ~。某総研の自称アナリストの人はまったく。。。
      ハード畑ですが、似たようなことをぬかす輩がこちらにもいます。

      「色々な評価試験をやって結果的に合格なんだったらその試験は無駄だったってことだよね。」

      頭痛い。。。
      親コメント
      • そいうことを言う人は工学的なものの見方ができないのでしょうね、きっと。

        テストは結果として品質を高めるものだけど、その本質はテストをした範囲内においての動作保証をするものだと思うんだけどな。
        だから、バグがないからテストをしないのではなく、テストをすることによりバグが無いことを客観的に示し、延いてはその品質を示す、なんだけど…。

        あと、テストと製品品質の後日検証のためにはやはり自動化されたテストが必要なんだと思います。自動化されていない手動のテストでは、テストの再現ができないですから。元コメントで出ていますが、手動テストの結果なんていくらでも偽造できてしまいますし。

        なんか昔のfj.comp.lang.cにおける「バグのないソフトウェア」についての議論を思い出してしまいました。
        検証可能性とその重要性についてのいい議論の題材だと思います。
        親コメント
  • 293の鉄則 (スコア:3, 参考になる)

    by s_mkk (14567) on 2004年03月29日 16時09分 (#522668) 日記
    ソフトウェアテスト293の鉄則 [amazon.co.jp]という書籍があります。
    テスト関係の書籍はあまり無いのですが、これは一読の価値があります。

    日本ではまだテストの重要性やテスターの地位など、文化の違いで
    片付けられない問題があると思う。
  • 品質保証部 (スコア:3, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2004年03月29日 21時14分 (#522990)
    うちの会社は、品質保証部があるので、テスト専任の人がいます。

    品質保証部の合格が出ないと出荷できないので、
    設計部と品質保証部の仲が悪くなると最悪です。
    プロジェクトの最後は、修羅場になります。

    品質保証部は出荷する製品に対する最終責任を持つ。
    合格を出したからには、客先でバグが出たら、品質保証部に責任がある。
    ということになっています。

    現実には、結局設計が怒られます。
    品質保証部からも、めためたに言われます。
    世の中そんなもんです。

    • by zeissmania (3689) on 2004年03月31日 9時26分 (#523903)
      某大手企業さんと仕事をしたことが何回かありますが、品質保証部の検査と認定が厳しいからと、一度認定を通ってしまうとバグ修正ができません。
      オープンソースなプログラム・ライブラリが部品として認定されているのですが、バージョンアップなし、バグやセキュリティホールもそのままで使われています。パッチ当てるとまた認定試験を一から受け直さなきゃならないからという理由で、開発の方々が嫌がってパッチ当てさせてくれないのです。
      もうちょっと融通を利かせてくれないと、逆に品質低下に繋がるのですけどねぇ。
      親コメント
  • by gedo (7079) on 2004年03月29日 14時16分 (#522535) 日記
    組み込みネット [kumikomi.net]でも、立て続けに取り上げられています。
    技術解説:「品質」をつねに念頭に置きながらソフトウェアを開発する [kumikomi.net]
    技術解説:テストの本質を探る―30年の歴史を持つ 「ソフトウェア工学」の知恵 [kumikomi.net]

    色々言われていますが、結局の所、今までのソフトウェア開発モデルが破綻しつつあると言うことに尽きるのではないかと思います。

    さらに、テストだけに限らず、三菱自動車のトラックのように、リスク管理というものができず、うまくいっても直接利益にならないリスクヘッジ的な分野に金を出したがらない風潮も原因でしょうね。
    • _たれこミン文章より
      開発者がそのままテストを行うことも多いと聞きます.
      それってほんとに正しくテストができるのでしょうか.
      この春からソフト開発職に就くので,どんなものか気になるのです.
      ちなみに私はできればテスト専任技術者ニナリッチ。
      あと、
      >ソフトウェア開発モデル >リスク管理
      も。

      まあ、けきょく、なんきょく、
      どんなソフトウェア開発モデルメソッド方法論手法を使うとしても、
      開発者が自ら行なう自己テストだけじゃ信頼性低!だし、
      開発現場と全く分断された環境でテスト先任者だけで行なうテストも信頼性低!だし、
      まああま、けきょくけきょく、なんきょくなんきょく、
      「開発者」と「テスト先任者」がナイスなコンビとなって、
      密に情報のやりとりをしながらテストすることのみが芯で軸。

      今後、移り変わり続け、どんな開発メソッドがブーム(流行)となったとしても・・・。
      人間は装置だし(だろうし)。(たぶん)なにもかも全て、装置間のミームデータ通信だし。

      ナイスコンビだよ!トミーとマツだよ!噂の刑事だよ!
      課長、ことアフォイフルオヤジもよろしく(清水省吾)。
      ていうかサラ金は全業者、氏ねオアダイ。

      借金をしてしまう前に読んでおきたい本。2冊。へのリンク

      企業再生屋が書いた「借りたカネは返すな!」加治将一/八木宏之 著 [atc.ne.jp]
       「住宅を手放さなくても借金は整理できるし、会社も守れます。生き抜くために必要な砦と武器を人手に渡してしまえば、再起が難しくなるだけなのです。」

      「消費者金融 誰もが驚く裏オモテ」井上トシユキ 著 [archive.org]
       70年代には「サラ金地獄(第一次サラ金パニック)」、90年代には「第二次サラ金パニック」「システム金融」、去年だと事件チャートをジャンプアップで賑わした「090金融」って。
      --

      _
      # CheapGbE!GbE!!TheKLF!KLF!!TheRMS!RMS!! And a meme sparks...
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2004年03月29日 15時04分 (#522594)
    Webアプリケーションで単数ユーザー(か少数ユーザー)で機能テストをしただけじゃ、
    テストしたことにはならないんです。お願いだから負荷テストをしてください。

    実際にサービス開始して多数のユーザーが使い始めたら、すぐ止まったからといって、
    ミドルウェアのせいにしてベンダーを呼びつけないでくだださい。

    こんなにDBにロックかけまくるアプリケーション、止まって当然です。

    # 徹夜で修正を手伝わされているのでAC
  • テスト専任 (スコア:2, 興味深い)

    by j3259 (7093) on 2004年03月29日 15時27分 (#522615) ホームページ 日記
    でデバグコードとユニットテスト書いてくれる人がいるような Microsoft みたいな所(Software Design Engineer in Test、エスデットとか言ってた) は限られてるんじゃないでしょうか。そうとう規模がでかく無いと、投資に見合った利益が見えないから。

    あと、設計がキッチリ決まってない場合は、開発者以外がテストコードを書くのは難しいんじゃないかな。コードに手を入れる権限がある程度必要になってくるから。ユニットテストの話をすると、全てのコードがテストできるってわけじゃないと思うんですよ。メソッドに何十行もずらーーっと書いてあるような酷いコードはテストのしようがない。ユニットテストを書くことで自然とリファクタリングが進むんだけど、ここで年上のオジサンプログラマが「俺のコードは動いてるんだから手入れるなよ」みたいな場合は困る。 しかも、ずらーーっと長い分、メソッドに期待されている振る舞いってのも理解しずらくて、テストを書くのにすごく時間がかかってしまう。

    テスト書くよりも、コードの振る舞いを理解するのに時間がかかってしまうぐらいなら、開発者本人がテスト書いた方がよっぽど早いわけ。

    あと、チーム全体がユニットテストの存在を認識して、更新していかないと、振る舞いの変更が行われて、テストが壊れまくってもそのままチェックインみたいな事が起こる。テストが壊れるってのは、再設計の必要がどこかであるわけで、場当たり的にクラスを拡張していくオジサンプログラマを説得して、新しいクラスを作ったり、継承を使ったりということが必要になる。OO のセンスのないオジサンプログラマが上司ってことは多いです。

    ここで、腕が立つと認めてもらえれば、コードを書き換えたり再設計する権限が与えられるわけだけど、それは腕次第。

    要するに、テスト以前に開発プロセスそのものが確立してない所が多いわけです。何をテストするかが明確じゃないとテストのしようがない。
    適当にコード書いて、事後に UML を作って大量の Word を作るとか、そういう現場があるわけで。当然の事だけど、cvsなどのヴァージョン管理ソフト、バグ追跡ソフト、コード規定がまず必要だし。

    最近、大学生のインターンを指導してるけど、ホワイトボードで UML 使って論議して、テストファーストって方法を導入してみた。 僕は、他人の書いたコードって信用できない性格なんだけど、テストがあることで少しは信用できるようになったと思う。

    あと、ソフトの生涯ってのは大半を保守で過ごすわけで、ちゃんとした要件収集、設計、テストをやることで、長期的な生産性は上がります。バグだらけで、しかも誰も保守できないコードってゴミだから。 あと、データの状態によって出てくるバグってのも少なくなる。

  • スタブとか (スコア:2, すばらしい洞察)

    by zasha (14341) on 2004年03月29日 15時56分 (#522649) ホームページ 日記
    パターンを押さえるだけがテスト工程だと思いがちだけど、スタブ作成もテスト工程のうちなんだよね。
    認証系とか基幹系とか金融系とか通信系とか。(全て通信系とも言えるけど
    連係が肝のシステムなのに、システムに閉じた試験しかやってない、終いにいちかばちかで連係試験して大変なことになったり。人員や環境を再調整してリベンジなんてそう簡単に出来ない。

    システムの規模に拠りけりでなんでもかんでもスタブってわけじゃないけど、I/F仕様を認識する意味でもスタブを作った方が精度が上がりそうですね。
    その場の工数は大きくなっても精神的に利得があると思いますよ。

    一番難しいのはスタブ込みでテスト工数を取れるかどうかでしょうが(汗
    # 開発側はみんなスタブの有用性を分かってるとは思うが
    --
    ---- 何ぃ!ザシャー
  • ○○システムを作る、ということが決まった段階で、
    すでに期間と割り当てられる人員が決まってしまってます。

    ~月までで、使えるのは何人、と・・・・・・

    足りないから作りません、というわけにはいかないので、
    (というか、言う権限が無いor言っても無駄)
    結局、設計とテストしか切る部分がありません。

    テストどれだけやってますか?という質問とともに、
    おそらくテスト期間と同様に切られてしまっているであろう
    設計期間についても「設計どれだけやってますか?」
    と訊いてみたいところです。

     
    --
    --------------------
    /* SHADOWFIRE */
  • TEF (スコア:2, 参考になる)

    by babie (6656) on 2004年03月29日 17時54分 (#522800)
    テストに興味のある方はTesting Engineer's Forum [uec.ac.jp]に入会してみるのはどうでしょうか。タレコミにある@ITの記事の西康晴氏が主催する交流会(主に活動はメーリングリスト)です。

    「テスト設計」なる言葉もここで初めて聞いたりして勉強になっております。

    品質管理部門の人々がメインのような感じでしたが、昨今はプログラマの比率が増えてきたように思えます。開発プロセスからの改善はプログラマも巻き込まないと意味がないので、品質管理部門以外の人々の流入も望むところでしょう。

    ちょっと注意事項:
    「技術系メーリングリストで質問するときのパターン・ランゲージ」 [hyuki.com]で述べられてるようなネットリテラシーのない人が多かったり(全文引用や謎Subject)、入会の挨拶が推奨されてたりして、/.Jの皆さんが普段接するメーリングリストとちょっと雰囲気が違うと思います。層も企業に所属する人ばっかりです。が、特に資格に制限はないので誰でも入れると思います。

      # 私は入会の挨拶してません(^_^;)
      # JaSST'04行きたかったなぁ。
  • 書かれたコードをテストすると言うことは、書いた人を信用しないと思われがちでしょうが、要求仕様が曖昧で変更の可能性がいつもあり、納期も常に不確定な業界では、ある程度、コードを書き上げる速度を上げて、あとはテスターからのフィードバックを受けて作り込んでいく、という姿勢は必要なのかな、と思います。これは引用元の西氏の姿勢そのものですね。

    そのときに、従来、物作り企業では品質保証部門を別に設立して、トップの意向を受けながら品質保証の啓蒙活動を仕切ったり、実際の工程に立ち入ったりしました。最終的には全社で品質を上げていく意思統一が必要で、そのための社内コンサルティングという立場に落ち着いているようです。ソフトウェア業界におけるテスト技術者も、啓蒙部門という立場になるか、あるいはその役割そのものがコードを書く現場に委ねられるか、していくのでしょうね。

    いずれにせよ、まずは、自分が書いたコードを信用しない姿勢が大事なのでしょう。 製造工程よりももっとばらつきの多い人間の集団から生み出されるものですから。 素直にテスト技術の今後に期待します。

  • by Ryo.F (3896) on 2004年03月29日 14時00分 (#522516) 日記
    金もらって大規模なシステム開発をしているわけじゃないんですが、現在、オープンソースなプロジェクトを始めつつあるところで、このプロジェクトでは、テストファーストで行こう、ということになっています。実際、まずユニットテストを書いてから、クラスのコーディング、という順番で開発を始めています。ちなみに、言語はRubyね。

    それと、ソフトウェアではありませんが、ネットワークの試験はよくやりますね。最近、ルータやL2SW、L3SWだけでなく、負荷分散装置、L4SW、ファイアウォールや、それらに伴う冗長化の仕組みなど、色々複雑になってますんで、可能な限り実環境に近い環境を組んで試験してますよ。金かけて冗長構成組んでるのに、サービス停止しちゃったらシャレになりませんから。
  • テストには工数がかかります。
    工数とは、そのまんま「人件費」です。
    人件費は減らしたい、というのが客先の第一の要望です。
    人件費は減らしたい、というのが開発会社の第一の要望です。
    よって、テストは軽視、もしくは省かれる可能性が非常に高い工数の1つになります。

    つまり、ご質問へのお答えは、ごく普通の会社であれば、

    お金くれるならやってもいいよ

    ということになります。

    趣味ではなくて仕事である以上、お金とのかねあいを考えないシステム開発は不毛ですから、こういうことになるのが普通だと思います。
    • Re:テストとコスト (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2004年03月29日 14時30分 (#522554)
      >よって、テストは軽視、もしくは省かれる可能性が非常に高い工数の1つになります

      なんて考えを持っている発注側はもちろん、受注側にも大きな問題があるのでしょうねぇ。
      本来外すことの出来ない工程を外すことを許容してるんだから。

      なんなら、開発工程もさくっと削減してもらえませんか?
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2004年03月29日 16時24分 (#522684)
        ボクはどっちかというと納品される側の人なのですが、希望としては
        「お金は払うから*ちゃんと*テストしてくれ」
        ってのが偽らざる本音。 いや、正確に言うと
        「何テストしたんだか教えれ」
        って事でしょうか。
        どぉぉぉぉ考えてもテストしてたら出ないだろそんなバグ、という「不具合」をポロポロと発見するにつけ、「やっぱ単体レベルのテスト仕様書も見せて欲しいなァ」と思う今日この頃。
        あとサーバサイドのプログラムで(想像するに)if文1個の修正みたいな改修作業で「テスト1人日」とか見積もりに出てくると、頭を抱えざるを得ないです。テスト全項目通してもそんなに時間食わないだろうによ。

        あー、みなさんのトコって客先に納品する時、テスト内容ってどの程度開示しているんでしょうか? 激しく気になります……。
        親コメント
        • by naruenosekai (13637) on 2004年03月29日 20時19分 (#522954)
          >ボクはどっちかというと納品される側の人なのですが、希望としては
          >「お金は払うから*ちゃんと*テストしてくれ」
          >ってのが偽らざる本音。 いや、正確に言うと
          >「何テストしたんだか教えれ」

          発注仕様書に納品資料として提出するよう記載すればいいだけでは?

          #最近、仕様書にきっちり書くことを学んだので。
          #しかし、打合せで仕様を決めようとすると後で打合せの内容を
          #覚えていない業者の多いこと。おまえらメモとれー。
          親コメント
        • Re:テストとコスト (スコア:2, おもしろおかしい)

          by G7 (3009) on 2004年03月30日 4時00分 (#523200)
          >何テストしたんだか教えれ
          >単体レベルのテスト仕様書も見せて欲しい

          こういうお客さんに巡り会いたい(T_T)
          #会えてないのでG7

          結局、「小難しい。なにいってんだか判らん。
          そんなもんはいちいち見せるんじゃねえよ」なんていうお客は
          自分の首を締めてるんだよね。

          てか、確実に理解できる保証なんてものは無視して、
          とりあえず「多め」に情報を納めさせるほうが、
          絶対に有利であるはずだ。お客にとって。
          だって理解できなくて「困ったら」、誰か理解できる人を掴まえて読ませりゃいいだけなんだもん。
          でも情報そのものを納めさせていなけりゃ、永遠に読めない。
          幸いにして現在は、多めの文書を仕舞っておく場所には(電子データなら)苦労しないんだしさ。

          ただ、

          >if文1個の修正みたいな改修作業で「テスト1人日」とか見積もりに出てくると

          それは、アーキテクチャ(の不味さ)次第では、なんぼでもありえることです(T_T)

          逆にいえば、作りかけの時点でも観察することは、
          お客にとっても利益(つーか損害を無くす)のために重要だと思う。
          「技術的負債」を抱えまくった開発を受注者がやってんじゃねーの?ってのを
          建築^H^H開発途中にも頻繁に査察したほうが良い、と俺は思うっす。
          #無理の有る査察のしかただと困るけど、ね。

          あ。そういう意味でも、XPは旨いよな。
          Projectはお客に、常時査察されてるようなもんだもん。

          >どの程度開示しているんでしょうか

          ウチの社長が何考えてるかはともかく、開発者たる個人としての俺は(^^;、
          相手が吐き気催すまで出すのもヤブサカじゃないですよ。
          ほら。ここでのカキコみたいにさ(藁

          #最近、ソースごと納入な仕事ばっかりしてる気がするんだが、
          #お客がそのソースだのなんだのといった情報を有効活用してるのを、見た験しがないのでG7
          親コメント
    • by Henrich (121) on 2004年03月29日 14時54分 (#522581)
      >趣味ではなくて仕事である以上、お金とのかねあいを考えないシステム開発は不毛ですから、こういうことになるのが普通だと思います。

       えーと…

      >人件費は減らしたい、というのが開発会社の第一の要望です。
      >よって、テストは軽視、もしくは省かれる可能性が非常に高い工数の1つになります。

       貴方は「テストによって結果的に工数が削減できる可能性」の検討すらしてないということですか?

       コスト云々を言うならリスクマネージメントの観点を抜かしていては、やらなくてもいい一か八かの勝負しか出来ない、
      結果的に火だるまなプロジェクトを生み出す
      要因だと思いますが…

       ジェネラリストばかりではよっぽどシェアを握るとか参入障壁があるとかいう業界で無い限り利益は薄くなるのではないでしょうか
      (って自分も痛いな、これ。)
      親コメント
  • by qirexindustries (12865) on 2004年03月29日 14時23分 (#522547)
    パソコン用を抜きにすると、ゲーム系は結構ちゃんとテストやってるようなきがするのですがいかがでしょう。特にハードメーカーのチェックが厳しいコンシューマ系とか。デバッグプレイ専門の会社もあったりするわけですし。リリース後にメンテナンスというわけにも行かないアプリケーションなので、必死になるのも当たり前といえばそうですが(それと、会社の都合でデバッグもろくにされずにリリースされてるタイトルもままあるとは思いますが)。

    ただ、テスト計画が綿密にあるかというとそうではないかなぁ。テストプレイヤーの能力によってしまっているところが強い気がします。自分のところはそんな感じです。よそはどうなんでしょう。
    • by Anonymous Coward on 2004年03月29日 15時18分 (#522607)
      某最大手にいましたが、おっしゃるとおり二度と直せないことが強みというか、テストに対する姿勢は感動物でした。たまに報告書の馬鹿さ加減を語ったサイトもありますが、報告書の書き方は厳しいですし、実際に開発に報告するのが上司である以上、必ず上司の目を通るのでおかしな報告が行きようが無いです。
      プレイに関しては確かに考えようによってプレイヤーの能力に頼っているように見えますが、その間は上司の信頼度が高いと取れると思います。

      会社にもよると思いますが、仕事の縛りがきつく無いという意味で綿密で無いように見えるのでしたら信頼され、自由度を与えられているだけだと思います。それに、各機能やイベント、ハードの組み合わせという仕様どおりかを確認すればいい箇所はは全てチェックさせられますよね。最低限必要な項目は日に少しずつ与えることで大半の時間が自由に見えます。

      テストプレイヤーはただのバイトですが登録制です。上司は多くのプレイヤーをきちんと覚えて次回に優秀な人を採ってるはずです。そして意外性のあるバグを見逃さないためにも常に新人を絶やしていないはずです。

      あまり具体的な内容を語ると守秘義務とか怖いのでこの辺にしておきますが、上司の腕力と姿勢、若さと活気、テストプレイヤーへの環境作りが素晴らしい力になっているのではないでしょうか。そうすれば我々は自然とついていきたくなるものです。テストプレイヤーがそれに気づいているかは別にして。

      P.S.
      書いてる間に上にコメントが増えてるようですが、永遠と同じゲームをやることは絶対楽しくありません。好きでも無いゲームや自由度の低いテストに当たればなお更です。如何に必要な項目を全てやらせつつ、自由度を増やして思いもよらないバグを見つけてもらい、部下に退屈させないか(必要な項目を挟んだり、多人数プレイ可能であればトーナメントしたりで気分転換)は上司の力にかかってるでしょう。

      # どれだけ表現をぼかして語っても AC ったら AC に決まってる
      親コメント
    • by achika_j_kuonji (4703) on 2004年03月30日 17時02分 (#523487) 日記
       アーケードゲームですが、最近のコナミ社のゲームは
      オンラインアップデートが出来るようになっています。
      #プラットフォームがPS2だったりWinXPだったりするんで。

       で、アップデートが出来るようになってからバグが結構出てる
      気がするのです。
      #ポップン11とか…。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2004年03月29日 14時45分 (#522576)
      ゲーム用のソフトウエアのチェックは鬼のようにチェックを行うので
      バグが無いに等しいくらいになるそうです<開発期間に匹敵するらしい
      但し、それは半導体ROMの頃であってCD-ROM以降はどうだか、、、、
      円盤のメディアになっての不具合がかなり多くなった感じは受けます。

      それでも、各ソフトウエア会社が発注企業に納品するために作った
      単品ソフトウエアよりはまともだとは思われ。
      なんでか、納品期限ぎりぎりまで開発を行って
      まともなチェックできなくなるのだろうか?
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2004年03月29日 15時40分 (#522630)
        > なんでか、納品期限ぎりぎりまで開発を行って
        > まともなチェックできなくなるのだろうか?

        原因はいくつか考えられますが、私の経験上は以下の3つ
        ・開発会社が受注する時に出すスケジュールが既におかしい
        ・クライアントからの機能追加などの要望があっても、スケジュールは変えずに詰め込むから
        ・開発会社のせいで遅れが出ても、期限を延ばすわけには行かないので、単純に最後のステップ(テスト)が削られるから。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2004年03月29日 14時32分 (#522558)
    時間をかけても、質がともなってなければ、あまり効果は出ないと思うが。

    かつて、テストに一ヶ月もかけたくせに、300MB/日のペースでメモリを食いつぶすメモリリークを見逃したチームとか、仕様書の動作前提条件すら読まずにテストを書いた挙句、動作条件を満たさないテストケースで、数週間もテストを続けていた奴とかいたぞ。

    しかも、どちらの事例も「テストケースのレビューをしていた」というから、ますますタチが悪い。精査をした奴は、いったい何を精査したんだ?

    ……で、なんで自分がその尻拭いをさせられたのは何で? 自分は一切関わってないのに(滝涙)

    #悲しいのでAC

  • by Ypacarai (20383) on 2004年03月29日 14時42分 (#522570) 日記
    ソフトウェアテストってゲームのテストプレイもはいるでしょう?
    外国に比べての日本のテスト事情もだいたい当てはまりますよね。
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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