Googleロゴが著作権を侵害? 77
ストーリー by mhatta
あの程度なら別にいいんじゃないかと思うがなあ 部門より
あの程度なら別にいいんじゃないかと思うがなあ 部門より
L.H.O.O.Q.曰く、"海外ボツ!Newsでも報じられているように、先日4月20日にGoogleのロゴがミロ風のロゴになっていたのに多くの方がお気づきだったと思われる(参考/.J過去記事Googleロゴを描く男)が、そのロゴに著作権違反の疑いがあることを本家記事経由Mercury Newsの記事が伝えている。Wikipediaの記事によるとジョアン・ミロの没年は1983年であり、没後23年である。ミロや他の画家達の代理を務めるArtists Rights Society(ARS)がGoogleにロゴの削除を求め、Googleもそれに応じたそうだ(タレコミ時点でGoogleサーバー上に画像はまだ存在している)。また、2002年5月に使用されたサルバドール・ダリ(1989年没)の画像をモチーフにしたロゴ((Google特別ログのページには表示されていない。Googleイメージ検索で表示される「記憶の固執」のゆがんだ時計を「o」に見立てたものと思われる)についてもARSがGoogleに苦情を申し出たという。1987年没のアンディ・ウォーホルについては苦情を申し出ないのはこれら2つがオリジナルに近すぎたためであろうか?"
「著作権」の侵害になるの? (スコア:5, 興味深い)
ミロの、どの「著作物」を歪めているというのか?
訴え出たという家族は、そのスタイルを問題にしているのかもしれないが、自らの墓穴を掘っているのではないか?ミロがクレーやマティス、カンディンスキーたちのスタイルをこれっぽっちも真似ていないという確信でもあるのだろうか。
百歩譲って、ダリの時計は、彼が幾度となくモチーフにしていたテーマであるので、「溶ける時計」というテーマそのものを「著作物」とすることもできるだろう(作品中に登場するキャラクターなどがあたるよね)が、アーティストの制作スタイルを「著作物」とするのは大変危険な行為だ。
元記事にもあるように、先にメールでもしてくれよ、ということなのだろうけどな。
Re:「著作権」の侵害になるの? (スコア:4, 興味深い)
そこには悪意はないし、むしろミロを思い出すきっかけを作っている行為だと思います。
著作権者達は、ミロの存在を世間から忘れさせたいのですかねぇ
Re:「著作権」の侵害になるの? (スコア:4, すばらしい洞察)
「あぁ黙認してくれるんだな」
↓
「じゃぁどんどん使おう」
↓
「Σ(゜д゜勝手に使われてる!」
ってなるかもしれない不安感に苛まれますからねぇ
主張するだけなら良いことだと思いますよ。
# 本音は「金があるなら金よこせ」だろうけど。
--
(:>^
Re:「著作権」の侵害になるの? (スコア:1, すばらしい洞察)
ってか、私ならやる。
Re:「著作権」の侵害になるの? (スコア:1)
私はこれらの作品を見たことがない、というか、名前を見ても分かりません
彼らの言い分が正当か否かという判断は、この際保留しておきます。
Googleのロゴも元に戻っちゃったしね。
Re:「著作権」の侵害になるの? (スコア:1, 参考になる)
The Escape Ladder [google.com]
Nocture [google.com]
The Beautiful Bird Revealing the Unknown to a Pair of Lovers [google.com]
で、タレコミのリンクよりgoogleのロゴ [google.com]
#判断は皆様におまかせします。
自らの行為を否定するわけには (スコア:5, 興味深い)
アンディ・ウォーホルの場合は自らが「許諾をとらずに」描いてたからじゃないかと。少なくともキャンベル・スープ缶を最初に描いた時にはキャンベル社に許可はとってなかったはず。 静物画(ポップアート)として描く場合の意匠許諾がどんな扱いなのか具体的には知らないのですが、似せて描けばフツ~は訴えられるものですからアートだと主張すれば無条件に許されるとは思えませんし。(同じようでもバンクシーの作品はすぐに撤去されちゃいますけどね [ameblo.jp]。そりゃ美術館に勝手に展示すればねぇ。)
#とはいえ、今ではウォーホル作品が逆にキャンベル社のサイトで紹介されてる [campbellsoup.co.jp]くらいです。Googleロゴアートも後年には認められるか?!
マーフィーねた (スコア:5, すばらしい洞察)
多数が一人からパクると>風潮
一人が多数からパクると>研究
多数が多数からパクると>文化
#過去の自分からパクると>焼き直し
Re:マーフィーねた (スコア:3, すばらしい洞察)
「確か昔,こんなコードを書いた事があったような……
あったあった。
……何じゃこりゃ。」
過去の自分からは……パクれないorz
Re:マーフィーねた (スコア:1)
パロディじゃいかんの? (スコア:4, 参考になる)
その作家が、Googleロゴを自分の作品として作ってたわけでもないし、Googleだってその作風が誰のものかを明らかにしてる(デザインをパクって自分の著作と吹聴することを目的としてない)から、元ネタがあるからこそ、ロゴとしての面白みがあるんだから。
Re:パロディじゃいかんの? (スコア:5, すばらしい洞察)
画家の誕生日にその画家のスタイルで祝いを表現しているんだし。
Re:パロディじゃいかんの? (スコア:2, 興味深い)
削除要請にもすぐ(?)応じたんでしょうね。
まぁもともと誕生日のお祝いなんて
敬意なくてはできないわけではありますが。
Re:パロディじゃいかんの? (スコア:1, 参考になる)
この話を聞いたときに真っ先に思い出したのが、フランスの、いわゆるパロディ条項 [ocn.ne.jp]だったので、パロディって言葉を出しちゃいました。フランスではこの手のは文化的にかなり認められてて、日本ではかなり厳しく制約されてる、あれ?アメリカはどうだっけ?と(で、ウィキペディアを見に行ったと)
意味合いとしては、確かにオマージュや二次創作物と言った方が妥当でしたね。
そもそもgoogleの目的は (スコア:4, 興味深い)
他の保護団体に言えることだが、手段だけを捉え、目的には目もくれない、
金ばっか考えてんじゃねーのかって思いたくもなる。
そんなのに反発してP2Pなんかが流行ってるってのは考えすぎだけど、
アーティストの意思が存在しない団体なんて何の価値が(ry
Re:そもそもgoogleの目的は (スコア:1)
それを保護する団体ですから。この場合は家族もですが。
曰く、件のロゴは「作品の改悪であり、その意味において作者の[著作者人格権]
(moral rightsの訳、参考:Lessig Blog [cnet.com])を侵害している」そうですが、
ただ、ミロ本人が生きていたとして、果たして「盗作/改悪だ」と抗議したかどうか…
このARS、「権利を守る」とか言いつつ、むしろ「そんなに心が狭いのか」とイメージダウンでしょう。(少なくとも私の中では)
先人たちに対して恥ずかしい連中ですな。
# 実際に作品に関与していない連中がただ書面上だけの権利でどうこう口を挟んでくるのは、
# 最近の特許関連の騒動と同じようであり…
"Stupid risks are what make life worth living!" -- Homer Simpson
日本のgoogle独自に (スコア:3, おもしろおかしい)
あいだみつおは、ちょっとイヤかも。
#ゴーグルじゃないよグーグルだよ。
にんげんだもの (スコア:4, おもしろおかしい)
#でも、間違えたっていいじゃないか。
"あいだみつを"は大っ嫌いなので (スコア:3, おもしろおかしい)
Re:にんげんだもの (スコア:1, おもしろおかしい)
# みつお違い
Google 太郎 (スコア:1)
欲しいですよねーー。
Google の G が顔になってて、o もすべて顔で、最後の gle は太陽の塔にするといいかも。太郎画伯なら日本独自と言わず、全世界で使ってもいいと思いますです。
L.H.O.O.Q.曰く (スコア:3, おもしろおかしい)
Re:L.H.O.O.Q.曰く (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:L.H.O.O.Q.曰く (スコア:2)
その主張ってのは
ただいま、猛烈な勢いで著作権侵害中です。 [2ch.net]
のことかな?捕捉しておきます.
2ちゃんねる、著作権を侵害中? [itmedia.co.jp]も参考に.
見つけたものが何であるかで,未来の姿が変わる.
Re:L.H.O.O.Q.曰く (スコア:1)
皆さん、気をつけてください。
#でも、まあ、本人が訴え出ることは出来ないので、大丈夫なんですが。
モノマネ (スコア:3, すばらしい洞察)
こういう事やってるから著作権を保護する団体のイメージが悪くなる一方なのではないか
(別に悪くなっても構わんけどw)
いい宣伝になるとか思う奴はこういう団体にはいないのかな?
#美術界は閉鎖的!?死にかけてたタレントとかも真似されて復活するくらいだし
Re:良くも悪くも (スコア:1)
ということを狙ってたんじゃ?
擁護寄りの意見おおすぎじゃない? (スコア:1, 興味深い)
P2Pな話題だと荒れ荒れでgoogleでは…。
著作権はもっと緩くするべきと思ってるけど、この流れはしっくりこない。
Re:擁護寄りの意見おおすぎじゃない? (スコア:1)
Anonymous Cowardな方々ばっかりになってしまっているので、
はたして、その中に「理由有る故にAC」である
スラドな方々か否かを判断するのは非常に難しい。
#寛容さがない世界はいやだなぁ。
#理由ある場合、現状のACではなく
#新たなAC投稿システムの創設を願う>運営
#現状では2ch以下
インスパイヤ (スコア:0)
Re:インスパイヤ (スコア:0)
だからGoogleもすぐに引っ込めている。
#法に触れなければ何をしてもよい、というものではない
逆に (スコア:2, すばらしい洞察)
文化を理解しない人間に文化を語られるのも困ったものだ。
uxi
Re:逆に (スコア:3, すばらしい洞察)
言葉の上では文化を盾にするけど、主張の中身は反文化だよね。
孫に楽させるために創作活動してたワケじゃあるまいし、
故人に失礼だとは思わないんだろうか...。
Re:逆に (スコア:1, おもしろおかしい)
文化包丁を振り回しているようなものです。
Re:逆に (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:インスパイヤ (スコア:1, 興味深い)
というのは法学に疎い人々が、法を根拠に自己正当化 (自分の正当性を主張するだけでなく、自分が不愉快に思う対象を糾弾して自分の感覚の正しさを確認する婉曲的な自己正当化も含む) したくても出来ない煩わしさから、「とりあえず根拠はないけど大衆が頷く文言を」という安易なノリで使うフレーズですね。
法治国家においては、法に触れなければ何をしても構わないというのは厳然たる事実です。今回の件で Google が著作権ホルダーからのクレームを受け入れたのは、受け入れた場合と抗った場合の近視眼・遠視眼の経済的なトレードオフに過ぎません。
Re:インスパイヤ (スコア:4, すばらしい洞察)
違うのでは?
「法治国家においては、法に触れなければ何をしても国家により罰せられることはない。」だと思う。
国家による刑罰を恐れず堂々と法に反する行為を行い法の不当性を訴えようとする奴もいるし、そういうのだって構わんといえば構わんのではないか?
法に触れずとも他人との付き合い方によっちゃ社会的あるいは経済的に制裁を受けることもあるかもしれんし。
少なくとも「法に触れなければ何をしても構わない」という態度をとる事は、社会的制裁のリスクを負うことになると思う。
もちろん「法に触れない」範囲で仲間はずれにされるのよ。
ま、それはそれでそういうことしても構わんといえば構わんのだがね。
今回、Google が経済的リスクを避けるために係争を回避したのは、まさにそういうことでしょ?
Re:インスパイヤ (スコア:1, すばらしい洞察)
「法解釈でのみ生きる人にとっては」という注釈をいれてください。
世間一般を生きる人にとっての事実ではありません。
#法解釈の話するくせに『事実』の意味がわかってないんじゃねーのか?
Re:インスパイヤ (スコア:1, 興味深い)
というのは法に疎いか詳しいかに関わらず、心に留めておいてほしいです。
>受け入れた場合と抗った場合の近視眼・遠視眼の経済的なトレードオフ
というのは、もちろんそうなのだけど、
モラルを守る姿勢を見せるのも大きなイメージ戦略であるわけで。
>法治国家においては、法に触れなければ何をしても構わないというのは厳然たる事実です。
は、「構わない」の基準が曖昧ですね。
「法に触れなければ、法によって裁かれることはない」は事実でしょう。
しかし、「構わない」と言い切れるかどうかは各人のモラルの問題ではないでしょうか。
# たとえばー、知り合いの女性全員と同意の上でセックスしても違法性はないわけだが
# それをよしとするかどうかは人によりけりでしょ
Re:インスパイヤ (スコア:1, 興味深い)
それで訴えられたい
#絶対にAC
Re:インスパイヤ (スコア:1)
ですが、「法は最低限の道徳規範」というという言葉もあるように、社会ではそれは認められないでしょうね。「構わない」という言葉の意味するところにもよりますが。
法に触れなければ、ひと様の迷惑を顧みず何をしてもよい、というのがいきすぎれば、いずれ、そうした行為を禁ずる法律を作れという圧力が高まり、結果として自らの自由を奪われることになりかねないことにもなりかねません。
Re:インスパイヤ (スコア:0)
Re:インスパイヤ (スコア:0)
>経済的なトレードオフに過ぎません。
#927338はそこまで含めて考えての「してもいい」と読めますが。
そもそも、#927335はavexの話を持ち出したネタなのに。
avexの件では殺人予告まで出たりして、avexは法的に黒ではなかったのに、
騒ぎを大きくした上で結局引き下がりましたよね。まさに
#法に触れなければ何をしてもよい、というものではない
のよい例かと。
ってか、#927338はネタにマジレス カコワルイ
Re:インスパイヤ (スコア:1)
のそれぞれの定義を厳密にしなければなりませんね。
というか、この手の議論は「会社は誰のものか」と同じで、定義を厳密にしないと議論がかみ合わなくて本当に不毛です。
#「会社は誰のものか」の議論を聞くたびに、「ものか」の定義によってそんなのどうとでもなるだろうとイライラしていました。
Re:インスパイヤ (スコア:0)
コモンセンスに反する事をした場合疎まれると言うことを考慮しない馬鹿の発言だ。
Re:インスパイヤ (スコア:0)
Re:インスパイヤ (スコア:1)
ウケても侵害なら侵害だし、ウケなくても非侵害なら適法。著作権はそういう風に出来ている。
どこまでが侵害か(表現とアイディアの境目はどこか)を語るのは無駄ではないと思う。「画風」の模倣はとても微妙な問題だ。
表現を「芸人」による内輪の論理で囲ってしまうのは勿体ない。
著作権法と絡めた客観的な議論を重ねて表現活動を開かれたモノにするべきだ。
Re:インスパイヤ (スコア:1)
権利の侵害だと自分自身が認識していても、自らの「芸」により許諾を勝ち得ようってのは、芸人としては見上げたもんだと思う。
大抵そういう「芸人」は「芸」を見て欲しいだけで権利を主張したい訳では無いんだから。
だから「笑って許してダメなら止めます」ってのは有りかと。
これだってそうでしょ?
別にGoogleは権利論議をしたい訳ではなく、単にちょっとした遊びだった訳です。
だから権利保有者が不快感を表した事によりさっさと止めるわけです。
ってか、そこで争うようでは、偉業を称えるって意味すら無くなっちゃいますし。
Re:インスパイヤ (スコア:1)
「4.分析:文化的水準」が面白かった。商会感謝。
>結果として、既成の創作市場の利権と衝突してしまうことはあるだろうが、
>まず議論ありきのためにやっても大した事は出来ないだろう。
権利の衝突は避けられない部分だと思っています。
ですので結果が先か議論か先かはあまり気にしていません
XEVIOUS (スコア:1, 興味深い)
ゼビウス発表の年でした。
そんなに前だったとは(苦笑)