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インターネット

IOC、北京オリンピックより選手によるブログを正式許可 36

ストーリー by mhatta
ようするにおもしろいこと以外なら書いてよいのだね 部門より

capra 曰く、

本家/.の記事より。Chicago Tribuneの記事によると、国際オリンピック委員会(IOC)は今回の北京オリンピックにおいて、出場選手がブログを書く権利を初めて正式に認めたとのことです。ただしIOCによると、選手のブログは

日記のような形態をとり、他選手との対談内容を含んではならない。他選手について書いてはならない。オリンピック関連行事が写っていなければ静止画は可。他選手を撮影する場合は許可をとらなければならない。また、ブログから商的利益を得てはならない
そうです。

オリンピックの現場にいるのに「オリンピック関連行事」の写真はダメとか、一体何についてならOKなのか?とも思いますが、それでも少しは選手目線で物事の裏側が見られるようになるでしょうか。

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  • つまり (スコア:4, すばらしい洞察)

    by multiplex (33585) on 2008年02月20日 11時31分 (#1300203)
    中国の現状なんかをブログで伝えるのはまったく問題ないということですね。
  • 「これこれこういうのにはこういう権利が設定されてるからこの素材は使うな」という話ならまだわかるけど、IOCは何様のつもりなんだろう。
    • by Anonymous Coward on 2008年02月20日 9時51分 (#1300103)
      これを社員blogで例えると、

      日記のような形態をとり、他社員との対談内容を含んではならない。他社員について書いてはならない。業務関連の物が写っていなければ静止画は可。他社員を撮影する場合は許可をとらなければならない。また、ブログから商的利益を得てはならない

      って感じですかね。概ねこんな感じだろうとは思いますが、上記の内容そのままだと、他選手との競技と関係ない世間話が事前に相手に許可を貰っていても書くことができなそうに見えるのがちょっと厳しい感じはします。
      ひょっとすると、有名選手についてのミーハーな記述や、未成年の選手に対する配慮等があるのかもしれませんが、英語は苦手なんで原文のニュアンスがイマイチ分かりません。(shouldってそんなに強制力高かったっけ?)

      一方、「夕食で出されたギョーザがマズかった(単なる例ですw)」のような開催国への配慮が足りない記述や、「あのジャッジは審判のミスだったと思ってる」のようなIOCが公式発表してない件についての個人的な記述については特に禁止されていないので、その辺の制限を日本のJOCが独自に追加する可能性はあるんじゃないか?と思ってたりします。
      親コメント
      • shouldは結構強い言い方なので例文の訳(貴方は~するべき)から想定されるような使い方はしないように、
        と高校のときに習った気がします。
        オリンピックに出るような選手だと肖像などそれ自体で色々財産的価値がありそうですね。
        一義的にはIOCの利益のためだろうけど、
        選手をトラブルから遠ざける、精神集中を妨げないというような役目もあるんじゃないでしょうか。
        異文化交流はトラブルの場なので書いた選手からは大した事なくても書かれた選手にとっては、ってことも。
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    • by Anonymous Coward
      いや、IOC様はその関連行事とかの映像・写真をマスメディア様々に切売りして商売しているんだから
      規制もかけるでしょう。

      のど自慢に出た人が家族に会場からビデオ撮らせて
      自分の出たところだけじゃなくて全編ネットにアップされたらN○K様が困るようなものでしょ。
      • 興行主とスポンサーにとっての利益を損なうような行為がダメなのは当然.
        だけど日記形式に限るとか,他選手との対談はだめとか,そういうのは選手の
        個人的かつ不可侵な権利を損なっていると思う.
        --
        屍体メモ [windy.cx]
        親コメント
        • by Anonymous Coward
          不可侵て
          同意できないなら出なけりゃいいだけのに
          • 不可侵て
            同意できないなら出なけりゃいいだけのに

            同意すればなんでも制限できるってわけじゃないですよ。労働基準法以下の条件での契約は双方が納得していても捕まるし、殺し合いの決闘も双方納得していても殺人罪になります(その前に決闘が禁じられてるけど)。

            まあ、例は極端なんですが、日記形式のみって、じゃあエッセイは駄目なんですかとか、音声にして喋るのはいいじゃないかとか、そういうことを思わなくもないです。また、出場してベストを尽くすのがアスリートの仕事で、ホテルに帰ってからブログに書く内容に口出しされるのはお門違いだというのも、それはそれで一理はあるような気がします。そのへんのあれこれも、うまく情報を小出しすれば金が生まれるのが今のオリンピックであり、うまい汁を吸いたい運営側が許さないのも分かります。

            また、オリンピックなんだけど、普通の労働問題に通じる部分も感じます。開催者側が強気になって、「いやなら出るな」という立場で条件を提示していて、「アスリートがいてこそのオリンピック」という点を忘れているんじゃないかと。なにも自由に写真や裏話を公開する権利を求めて団体交渉しろとは言いませんが、こういうルールを押しつけてくる運営側が、庶民的立場から見ると、風通しを悪くする典型的な既得権受益者に見えてしまって白けた気分になります。

            実際には対立しているわけではなくて持ちつ持たれつなんだとは思いますが……それとも想像しているよりこの産業のブラックマネーって大きいんだろうか? 選手のブログの記事でどこかの誰かが消されるくらいに。

            #たとえ禁止されなくても「あいつドーピングだよ」なんて書く選手はいないと思うんだけど。

            #脱線気味ですいません。

            --
            LIVE-GON(リベゴン)
            親コメント
          • by Anonymous Coward

            「表現の自由」は当然の権利として存在するものだと思っていたのですが、中国国内では認められていないということですね。

            • by digoh (17917) on 2008年02月20日 18時49分 (#1300633) 日記
              「○○の自由」は他の権利と衝突した場合は”当然の権利”としては認められたりしませんよ。
              そうじゃなきゃ、プライバシーなんて無くなっちゃうじゃないですか。
              って、法の話なのか思想の話なのか分からないので、あなたがそういう思想だ、という主張だったら反論のしようはありませんが。
              親コメント
            • by Anonymous Coward
              契約により自分で縛った場合はその限りではありません。

              んだから世界中で「守秘義務」なんて言葉が有るんですよ。

  • 書いちゃ駄目といわれたら書きたくなる天邪鬼な奴は絶対にいる!
    とかいうネタはおいといて、誤って書いてしまったり写真に
    入れてしまったりとかあるものなんだよね。
    IOCのガイドラインを理解していなかったり判断力がなかったり。

    しかし、例えば他選手が写真に写ってたら目線を入れておくとか
    モザイク入れるとかすればいいんかな。Photoshopを駆使して
    消してしまうとか<それオリンピック選手には無理

    で、駄目といわれつつ書いてしまったらどうするんですかねぇ。
    いちいちどの選手がblogもってて何載せてるかなんて
    検閲無理でしょうし。
  • by Anonymous Coward on 2008年02月20日 9時24分 (#1300083)
      4
    かゆ  うま
  • by Anonymous Coward on 2008年02月20日 9時56分 (#1300107)
    前回のオリンピック(2004年アテネ、2006年トリノ)時点でどの程度の選手がブログを
    やっていたのか知りませんが、そもそも禁止されていたのでしょうか?

    日本の選手は「ブログやってる暇あったら試合に備えろ」と注意されそうですが。
    • by y4su0 (4282) on 2008年02月20日 10時41分 (#1300154) ホームページ
      トリノまではオリンピックに出場する選手のブログは禁止されていました。
      何だこれは!『オリンピック選手のブログ更新禁止令』 [noblog.net]」で紹介されていますが、「ブログの更新は五輪憲章が禁じる選手のジャーナリスト活動にあたる」というIOCの見解があったためです。
      このため、トリノオリンピックの時にすでに存在していた上村愛子 [excite.co.jp] (フリースタイルスキー)、一戸剛 [ichi-jump.com] (スキージャンプ)などのブログには、「オリンピックが終わるまで更新ができない」という記述があります。

      今回ブログの更新自体は解禁されたわけですが、五輪憲章の「ジャーナリスト条項」のことを考えると内容制限もしょうがないのかな、とは思います。

      #ジャーナリスト条項の是非は別問題
      --
      y4su0
      親コメント
      • 全くオリンピック関連行事とは関係のない「北京での食生活」とかはジャーナリスト条項に引っ掛からないのかが気になります。

        親コメント
        • 食べ物はokでしょう。オリンピックのイベントへの保護みたいですから。

          ジャーナリスト活動の禁止というのは、サラリーマンでいうところの"副業の禁止"みたいなもんかな?
          選手として参加すれば結構な情報が得られるわけですから、それを使って儲けるのを阻止してるんでしょうね。

          憲章の趣旨はよくわからなかった(というか要綱知らなかった)けど、
          今回の禁止内容を見るにやはり元々商業的権利の保護という色合いが強かったのではないかと。

          食べ物とかそんな些細(?)な情報は、ブログなんかない時代で選手が発信源でも"売れるか?"といわれれば
          そんなに価値はなさそうに見えるし…まぁでもトラフィックは稼げそうですからね。
          当然広告張ったりとかは禁止、と…。

          選手の小遣い稼ぎが莫大な金が動く利権機構にどう影響を及ぼすのかはわかりませんが。

          # そんな事よりeSportsを種目に加えてくれ
          親コメント
    • by Anonymous Coward
      >日本の選手は「ブログやってる暇あったら試合に備えろ」と注意されそうですが。
      試合に備えるのには息抜きも必要な訳で、休憩時間に競技に支障を来さない範囲であれば
      何をしようと選手の自由な筈です。ブログの執筆が良い息抜きになる選手だって居るでしょう。
      なので、その注意は合理的ではないですね。

      #>ブログから商的利益を得てはならない
      ##ってあるけど、強制的に広告が入るblogサービスでトラフィックに応じてblog主に金が入る様なシステムになってたらどうなるんだろう?
      ###選手だとオリンピック関係者ってだけの理由で開催期間中は閲覧数が飛躍的に増えるだろうし。
      • by Anonymous Coward
        > 強制的に広告が入るblogサービスでトラフィックに応じてblog主に金が入る様なシステム

        そもそもそんな変なサービスあるの?
  • by Anonymous Coward on 2008年02月20日 11時55分 (#1300224)
    (殆ど無いとは思うけど)その前に自分のページにアクセス出来ね・・・

    ってのもあるかもしれない。

    サイト申請みたいなのを中国政府にでも出すの?
    • by Anonymous Coward
      選手村の端末は国外扱いで半ばスルー

      というのは建前で、すべての通信は傍受されている

      # なのでTorあたりでがんばってみたり
  • by Anonymous Coward on 2008年02月20日 15時12分 (#1300486)
    撮影許可のないエリアで写真撮影をして、テレビでバンバン公開していた人がいましたね。
    処罰があったかどうかはわかりませんが。

    ルール破りで とくダネ小倉智昭さん 五輪処罰も
    http://blog.livedoor.jp/cumaneko/archives/6472980.html [livedoor.jp]
  • by Anonymous Coward on 2008年03月24日 22時54分 (#1318490)
    北京五輪出場予定の選手の皆さんへ 今現在、少数民族が殺されたり監禁されたりしてる国で開催されたオリンピックに出て メダルをとってニコニコしながら表彰台に上がって、ろくにチベットのことを報道しない 日本のテレビのインタビューに答えるのですか? そんな大会に出るためにスポンサーから札束を貰って、嬉しいんですか? 選手の皆さんの今までの頑張りは、そんなことのためにあったのですか? オリンピックという名前に惑わされず、正しい判断をしてください。 スポーツと政治は関係ない、そう仰るかも知れません。 ではなおさら、自国の威信のためだけにこの大会を強行しようとしている中華人民共和国 と、それを支持する勢力の政治の道具にはされないでください。 彼らは、純粋にスポーツに勤しむあなた方を、政治ショーに利用したいだけなのです。 もう一度考えてみてください。 血塗られた政府の下で開催される五輪は、あなたが夢見た五輪でしょうか? あなたたちは、チベットの坊さんの死体の上で、走って跳んで勝った負けたと騒ぎ、 虐殺メダルを貰って、札束をつかんで、喜んで   そ  れ  で  満  足  で  す  か ? あなたも、チベットの民衆虐殺に荷担した一人になるのですよ。 いまこの瞬間にも、薄い空気のあの地で、何百人何千人というチベットの人たちが、 冷たいコンクリートの密室で、棍棒で殴られ、電極をつながれ、血を流しています。
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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家

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