マネージメントがITの価値を理解できない理由 83
ストーリー by nabeshin
役員のIT水準=会社のIT水準 部門より
役員のIT水準=会社のIT水準 部門より
capra 曰く、
(つづく)本家記事より。Wall Street Journalによると、ほとんどの企業の重役はITの重要さを正しく認識しておらず、どちらかといえば水道や電話のような当たり前の設備であると考えがちとのことです。ITの価値が理解されないのは企業内のITスタッフとマネージメントとの間に溝があるためで、記事ではこの溝が生まれる原因が5つ挙げられています。
まず、理詰めのITとグレーゾーンの事柄を扱うことの多いマネージメントとの間では、物事の視点が異なること。そして言葉の違いがあり、専門用語を操るITスタッフとビジネス語を話すマネージメントとのやりとりでは多くの内容が「翻訳」で失われてしまうとのこと。また、技術者はオタクであるという偏見も隔たりを生み、正しい知識のない重役が過った方針を決断してしまうことも溝を深めます。さらに、急速に変化する技術に専門外のマネージメントがついていくのは難しいという状況もあります。
これらは昔から言われてきている事だと思うのですが、今もまだ同じような状況が多いのでしょうか? 少しは改善されたりしているのでしょうか? 皆様の環境ではどうですか?
IT技術者側の技術力不足ですな (スコア:5, すばらしい洞察)
レビューの目的は納得
この違いを理解せずに、常に相手を納得させようとする技術者の多いこと。
典型的な交渉術のテクニック不足です。
相手がITに疎ければ疎いほど、自分のやりたい様に手玉にとれば良いのですよ。
Re:IT技術者側の技術力不足ですな (スコア:1)
IT技術者は、人間関係をまるでインターフェースのように考える傾向があり
権限の超える範囲に自覚的だ。
マネージャは、権限の超える範囲に不自覚な方がいる。
しかし、人間関係とは、
ある程度、権限の超える範囲の仕事の交換が必要だ。
IT技術者は、権限の超える範囲に自覚的なのでやらない。
マネージャは、権限の超える範囲に不自覚なのでIT技術者に要求する。
「当たり前」だからこそ重要なのでは? (スコア:4, すばらしい洞察)
逆に、「当たり前」だからこそ重要な設備なのではないでしょうか。
水道や電話はほっとけば勝手に動くものだとでも?
我々はそれらを維持するために多くの方が努力しておられる恩恵を受けているわけです。
しかし、水道のカランをひねったり、電話の受話器を持ち上げたりするときにそういう方々にいちいち感謝しているという人はほとんどいないでしょう。
こういったインフラは問題なく提供されるのが「当たり前」であり、問題が起きて初めてありがたみを知るものです。
ITが「当たり前のもの」と認識されているということは、それだけITの普及が進み、安定した(少なくとも安定しているべき)インフラとして一般の人々にもその存在が認識されてきたことの表れでしょう。
ITスタッフがすべきことは、ITが「当たり前の設備」ではないと主張することではなく、その「当たり前」を維持するためには何が必要なのかをマネージメント層に正しく理解してもらうことでしょう。
Re:「当たり前」だからこそ重要なのでは? (スコア:1, すばらしい洞察)
タレコミの文脈における「当たり前」がそういう意味ではないのは「ITの重要さ」と対比されていることからも容易に理解できるのでは。
記事の主張は水道や電話のようにどこにいっても通りいっぺんのものを用意すれば済むようなものでなく、企業にとって有益な形できちんと設計されれば経営に大きなメリットをもたらす可能性があるということでしょう。
#1312298の文章はこの視点を完全に欠いており、むしろavailabilityのみを強調することでITをタレコミ文脈における「当たり前」のものと同一視しています。これはタレコミやWSJの記事の意(たとえば"It can be the source of profitable innovations in the way a company interacts with its customers and suppliers. But there is still a tendency to think of IT as a basic utility, like plumbing or telephone service.")とは全く逆です。availability重要なんてのは言わずもがなであって、しかしただそれだけのコストセンターと見ていては大きな可能性を見過ごすぞという記事なのです。
#1312298のような全くのミスリードなコメントが「すばらしい洞察」とされる理由が理解できません。
Re:「当たり前」だからこそ重要なのでは? (スコア:1, すばらしい洞察)
例えば工場を作る場合。
基本的に必要なのは、先ず上水道と電気。
次に下水道。
んで次が道路と電話で、これだけ有れば先ず製造が開始できます。
ここまでの時点でITってのは出てこない。
つまり、ITの重要性ってのはその程度の順位で考えて差しさわりの無い物なのですよ。
これは何よりもIT屋がこそ押さえていなければいけない判断基準の筈なのですが。
確かに効率化や更なる機会向上についてITは役に立ち、それはきちんと価値が有るものです。
そういう風に認めているからこそ、本来の必須要件で有るものたちと同列に語っているのでは?
実際今でも一切のIT的手段を用いずに運用され利益を上げている企業がある以上、本来、そういう必須要件と比べると、
一段下の重要度しか無い筈のものであるのにも関わらず、です。
だからこそ、#1312298は「すばらしい洞察」と判断す人が多々居る訳です。
逆に私は、#1312632の「すば洞」なんてIT屋の甘えにしか見えません。
幾ら相手の必須要件「より」重要だなんて騒いでも、それらに頼らずに来た前提からすれば、それこそ笑われるだけ。
必要なのは重要性の説明なんかではなく、それに依って得られる利益を正しく示すことなんですから。
Re:「当たり前」だからこそ重要なのでは? (スコア:1)
「動けば役に立つが、たまにしか動かない」システムでは使い物になりません。
それが「言わずもがな」だとすれば、あなたの「企業にとって有益な形できちんと設計されれば経営に大きなメリットをもたらす可能性がある」という主張も「言わずもがな」でしょう。
この文章を要約すれば「有益なものにはメリットがある」という当たり前のことを言っているだけです。
また、私は元記事の「But there is still a tendency to think of IT as a basic utility」という部分には反対で、むしろITは「basic utility」、つまり「当たり前のもの」であるべきだと考えています。
昔のように、神におうかがいを立てる神官よろしく、限られたオペレータだけがコンピュータにアクセスできるというのでは活用は進みません。
電話も水道もテレビも、昔は特殊なものでしたが、今は「当たり前のもの」になったからこそこれだけ活用されているわけです。
そして、「basic utility」であることと、その企業に合った形できちんと設計されるべきであるということは矛盾しませんよね?
たとえば電話でも、その企業に合わせた形でネットワークが設計され、内線電話をPHSや携帯電話に置き換えている企業も存在します。
もちろん、外線直通の電話を数本引くだけで事足りる企業もありますが、それはその企業に合った形できちんと設計された結果でしょう。
確かにシステムは水道や電話よりもはるかに複雑な構成で、できることも多岐に渡るため、その企業に合った形で設計するのに高度な技術を必要とされることは間違いありませんが、その設計・開発されたものが「当たり前」のものであっていけない理由はないですよね?
蛇足ながら、私はITの可能性や、経営にもたらすメリットを否定しているわけではありません。
ただITは「特殊なもの」ではなく、今の時代「当たり前のもの」であるべきだと述べているだけです。
これでもやはりミスリードですか?
Re:「当たり前」だからこそ重要なのでは? (スコア:1)
ただ、元ネタとか#1312632が言いたいのは、
マネジメントの段階においては
の部分が「大事じゃね?」って事だと思う。
お互いに粒度の違うとこで語ってるだけで、相対するものでは無い気がする。
Re:「当たり前」だからこそ重要なのでは? (スコア:1)
小規模な事業所の、管理の手伝いしかしたこと無い自分としては、 な流れで、気楽に読んでたので「随分と盛り上がってるなぁ」って感じだったわけですがw
てのは、真っ当な比較をしたいのではなく「いっしょにすんなや!」と言いたいだけのではないかと思うので、
いいんじゃないでしょうか。
「企業運用と言う意味でのマネージメントの中での、IT企画に於いてのマネージメントが
軽視されてるのが気に入らない」
ストーリーなんだと思いました。(^^ゞ
で、自分としては、他のインフラと同じような、比較しうるような、お題目やお飾りでないインフラとなるには、
まだまだ上の人の理解も、現場の人間の理解されようとする努力も、どっちも足らないのだから、
大上段に構えて語るんじゃなくて、細かい各論を並べてくれたほうが面白かったかも。
Re: (スコア:0)
端的に言えば、(人と時間も含む意味で)お金ですよね。
水道や電話は、使わなければ基本料である月々数千円でサービスが受けられますし、使わなくてもちゃんと定期的な保守点検や補修をしてくれます。
それに比べ、ITの場合、ちゃんと保守しようとすると月々数万~数十万、あるいはそれ以上かかることが一般的だと思います。
このあたりの価格差があるために、ITというインフラに対するマネージメント層の印象が
「コストとリターンが見合ってない」というものになりがちなんじゃないかと思います。
※ なお、意図的に税金の話を省いてます。
税金を使わなかった場合、水道や電気のサービスはいくらくらいになるんでしょうねえ。
Re:「当たり前」だからこそ重要なのでは? (スコア:1, すばらしい洞察)
> 使わなくてもちゃんと定期的な保守点検や補修をしてくれます。
> それに比べ、ITの場合、ちゃんと保守しようとすると月々数万~数十万、
> あるいはそれ以上かかることが一般的だと思います。
前者は一般家庭を、後者は企業を想定している様に見えるのは気のせい?
そこそこの規模の事業所でも水道や電話が月々数千円で済む訳では無いので、
(我が社はSkypeとPHSに置き換えたから、と言う話ではないですよね?)
そのまま比べるのは無茶苦茶な気がするのですが、
「一般家庭向けのIT」なら月額の維持費は掛からない場合も考えられます。
質問で返すが (スコア:3, すばらしい洞察)
Re:質問で返すが (スコア:3, すばらしい洞察)
マネージャーの重要性を理解することは普通の人にとって大切な仕事ではないけど、
普通の人の仕事の重要性を理解することはマネージャーにとってコアな仕事。
だからそういうことが起きるのは普通。
その疑問自体がマネージャーの仕事を理解していないか普通の人の仕事を理解していない証左にも見えたり。
Re:質問で返すが (スコア:1)
そういったところでは、別に重要性を理解してもらわなくっても良いのですよ。専門性を高めてくれれば。
その重要性に面白みを感じることが出来るやつが、マネージャになれば良いのです。
ここで言ってるマネージメントは、工程管理だのなんだのそんなミクロな話ではないですよね。
他の人も言ってるけれど、その重要性を意識しなきゃならんような場合、マネージャが機能していないだけ。
また、マネージャが特定の部門を理解していない、または軽視している場合も、やっぱりそのマネージャは機能していないと思う。
そんな完璧な人間なんて実際は居ないから、机上の空論だけれども。
Re:質問で返すが (スコア:3, おもしろおかしい)
#マネージャ違い
Re:質問で返すが (スコア:3, 興味深い)
IT部門やIT企業のマネージャー軽視の方が深刻に感じます
マネージメントの重要性が理解できておらず
とりあえず年配者や勤続年数の長い奴を管理者に据えたり
技術者としての能力や実績を元にマネージャーに「昇進」さるのを見かけます
教育機関でも中学や高校の頃からプログラマになろうと勉強していた
という話はgeekから良く耳にしますがマネージメントの勉強をしていた
という話はほとんど聞いたことがありません
また中高でマネージメントを学べる場が
部活の部長や学級委員や生徒会での体験程度に限られてしまっており
学ぶ場の少なさ以上にマネージメントの重要さに気づく機会もほとんどありません
もう少し子供の頃からマネージメントやリーダーシップの重要性を教え
自分がマネージメントすることに向いているのか?生まれついてのリーダなのか?
という適正に気づかせる機会を提供したほうがいいのではないかと思います
Re:質問で返すが (スコア:2, おもしろおかしい)
昔からだと思う。
Re:質問で返すが (スコア:1, すばらしい洞察)
携帯電話のマナーはなっていない、パソコンは使えない、だけどプライドだけは十分、
と難易度が高い(偏見が大量にありますが)ですので、きっと若いやつのほうがよいと
思うんじゃないでしょうか。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
常にぐだぐだな状態(週明けの朝一に重過ぎて使い物にならないメールサーバとか、しょっちゅうトラブる基幹業務システムとか)
か
常にちゃんとした状態(水道や電話のような当たり前のような)
だから重要性が理解されていないのでは?
Re:質問で返すが (スコア:1, すばらしい洞察)
>だから重要性が理解されていないのでは?
というか、社内情報管理者のタスクは「トラブルゼロでいつも正常」がベース。
だからメンテはいつも皆が居なくなってからとか、休日になる訳で‥
ええ、ゴールデンウィーク(一例)とかは出社ですよ(泣)。
#プロフェッショナルを発揮する程、ユーザからは存在が見えなくなるという
#ジレンマがある役割なんだね。まあそれ自体は承知でやってますけどさ。
Re:質問で返すが (スコア:1)
取ってないのならごめんね。でも、そう言う勤務体系にすれば良いのじゃないかなあ。
うちの会社はIT業界でもなんでもありませんが、ゴールデンウィークも年末年始もお盆もプラントは
稼働しているので(高炉みたいなものでそうそう止められない)、毎日誰か働いていますよ。
#だからうちにはゴールデンウィーク(一例)は無くて単に「春の連休期間」といいます
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
まともにマネジメント出来ないマネージャの下で働いていれば、
否応無くマネージャ軽視になると思うんだ。
「実質的なマネジメントはその下の階層がやる」みたいな感じで、
ただ、それだと別の企業文化と接した時に不都合があるんだけどね。
マネジメントしないマネージャ、
ディレクションしないディレクタ、
コンサルティングしないコンサル、
みんな同じだよね。
Re: (スコア:0)
Re:質問で返すが (スコア:2, すばらしい洞察)
そんなこと言うから、世の中で異常にマルチスペックなスーパーマンが要求されたりするんだよ…。
マネジメントもプロデュースも営業も開発(もしくはコアとなる作業一般)も雑用も押し付けられてる人、結構居るでしょ。
それをやって当然なんて思ってる人もいる。こういうのは、(間違った)お客様は神様です信仰の亜種だと思う。
それも自己責任とか言い出したら大変。
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
技術者がITの価値を説明しないからでは (スコア:3, すばらしい洞察)
とのことですが、こういう場合は専門家の側(ITスタッフ)が相手の語彙に合わせて話すよう努力すべきでは?
具体的にどのようなメリットがあるのかビジネスの言葉で説明されなければ、マネージメントは検討すら出来ず、
「ITは役に立つのか立たないのかよくわからないもの」と軽視されても仕方が無いんじゃないでしょうか。
Re:技術者がITの価値を説明しないからでは (スコア:2, すばらしい洞察)
「マネジメントは専門職では*ない*」という感覚があると感じます。
ITの専門家と同様に、マネジメントにも専門教育があり、専門家をあてるべきなのですが、
それを軽視したけっかが、「(ITの価値を理解できないなど)マネジメントができないマネージャ」
なのではないでしょうか。
専門家同士、通訳が必要なのはその通りでしょうが、それは一方的にITスタッフ側に要求される
べきでもないし、MOT なんてのはその「通訳」をつくるための専門教育でもあると思います。
Re:技術者がITの価値を説明しないからでは (スコア:2, すばらしい洞察)
マネジメントが専門家で無いというのは、ITの専門家ではないという意味です。
記事本文にもある通り、急速に変化する技術を忙しいマネジメントがフォローするのは困難です。
だから、IT担当のスタッフがいるわけですよね。
それなのにITスタッフが技術用語でマネジメントに情報を伝えて、それを理解するように
マネジメントに要求するのであれば、何のためにITスタッフを雇っているのかわかりません。
ただ、あまりにもマネジメントがわからんちんではさすがに意思疎通が難しくなることも
あると思われるので、マネジメントもある程度は技術の知識があったほうがいいだろう
ということについては、その通りだと思います。
Re:技術者がITの価値を説明しないからでは (スコア:1)
あなたは例えば建築会社のマネージャや、鉄道会社のマネージャもITの価値を理解していないとダメとお思いですか?
私はそうは思いません。
建築会社のマネージャは、建築会社の業務のマネージメントが専門であり、ITのマネージメントは専門外であるはずです。
そこに、ITの必要性を判ってもらうのが、情報産業系会社(とあえて一括りにしますが)の営業なりSEなりでしょう。
私はあなたがおっしゃるとおり「マネージャも専門職である」とは思いますが、
専門職だからこそ、専門外であるITの価値は判らなくてもしょうがないんだと思いますよ。
# もちろん、判っているに越したことは無いですが。
Re:技術者がITの価値を説明しないからでは (スコア:1)
論調だったので、そこはそれほど一方的ではないのではないかという意味で書きました。
もちろん、SIベンダの営業やSEは提案していくことが仕事ですから、相手の言葉で話すのは
当然です。しかし私がまず想起したのは、同じ会社内でのコミュニケーションです。
ですから、
>建築会社のマネージャや、鉄道会社のマネージャもITの価値を理解していないとダメとお思いですか?
とも思いませんが、同じように、「建築会社のIT担当者や、鉄道会社のIT担当者も、マネジメントのことを
理解していなくてはならない」とも思いません。
そう思えるとしたら、それはマネジメントを「普遍的なスキルであり、だれもがある程度身につけていなくてはならないこと」
ととらえているということだと思いますが、私はマネジメントもかなり専門的なスキルだし、専門的なトレーニングが必要
なものだと思います。
Re:技術者がITの価値を説明しないからでは (スコア:1)
>理解していなくてはならない」とも思いません。
先ず、相手に対しての「IT担当者」って意味をちゃんと把握していないと。
それは「IT(技術・運用)担当者」なのか「IT(案件)担当者」なのかで全然意味が違いますから。
そして、後者の場合は、それらの事を外部なり専門部署に相談を行う事自体が、彼等のマネージメントとしては必要十分の好意では無いかと。
IT技術者と折衝を行うマネージャーに必要な事は、飽く迄「自分の行いたい業務内容を相手の技術者に伝える」事だけでしょう。
#って言うか、別に「マネージャー」って言葉には「IT担当」なんて意味は一切無いとしての話だと思うけど。
っていうかそもそも (スコア:1, 興味深い)
ITとやらには、「実は価値が無い」、んじゃね?
Re:っていうかそもそも (スコア:2, 参考になる)
企業のIT投資には以下の3通りのタイプがあります。
1.インフラ型(LANやメールみたいなもの)
2.業務効率型(ERPや業務システム)
3.戦略型(CRMなど)
(出展:JUAS http://www.juas.or.jp/ [juas.or.jp] )
インフラは費用がかかるだけで利益が埋めませんが
業務効率は人件費削減につなげることができますよね。(会社の努力がいりますが)
戦略型は新たな利益を生み出すためのInformation(ITのI)を提供できます。
そのためのTechnology(ITのT)に投資することはすごい大切だと思います。
いまさらそろばんだけの時代に戻れませんよ。
Re:っていうかそもそも (スコア:1)
だと思います。
システム入れたからn人削減できるといった算盤勘定は時代遅れでしょう。
より考える仕事へ、より創造的な仕事へ、よりフィードフォーワーディングな仕事へもっていくのがITの
役目だと考えています。集計表が一発で出るとかいうのは表面的な効果であって、それを用いてあなたは
何をするのか?を要求するのがITを基盤にしたマネージメントではないかと。
#と言っても、現場の人間は実績入力が面倒だのいちいちマスタ登録しないと発注できんのかとか、
そういうレベルで終始するので、両方に良い顔をしなくてはならんけど。
Re:っていうかそもそも (スコア:1)
>日本もアメリカも・・・
これって帳面の時代も同じですよね。
IT以前も会計の情報を得て次のアクションを考えるわけで。
集計表を得るための時間を早くするためのツールがITですよね。
人が行うのに必要な時間 > コンピューターが演算する時間
これが効率じゃないですか。
集計表を得た後どうするかは次の問題でITに期待される課題かもしれませんね。
Re:っていうかそもそも (スコア:1)
安定してからであれば、大きな利益を出す仕組みというよりは、大きな損を出さないための仕組みだと思うので・・・。
◆IZUMI162i6 [mailto]
Re: (スコア:0)
無ければ困るんだけど、別にITそのものに価値を付けて売れるわけではないというのはそのとおりでしょう。
Re:っていうかそもそも (スコア:2, 興味深い)
ITは価値を生み出すための道具ですからねー。
金の斧と鉄の斧、切れ味同じならコストが掛からない鉄の斧を選ぶはず。
金の斧を選ぶからには、付加価値を付て(手入れ不要、メンテナンス費0、切れ味増加...)それが導入コストを上回らなければ
見栄えだけの無駄な物になりかねませんから。
#どこかで「『会計システムにITを導入したから利益が伸びる』と小さな会社の社長が仰っていたが、あくまで道具が変わった他だけ
#それで何が出来てどう利益を上げるかは使う側次第なのに...」という記事を読んだなぁ
##IT幻想から抜け出した?
日本の場合、、、 (スコア:1, おもしろおかしい)
あるんじゃないかなぁ(´_`)y-~~~
適材適所 (スコア:1)
適任を充ててないところが多いという話では?
Re:適材適所 (スコア:1)
ITの役割は、ルーティーンワークの効率化と、何かを創造(クリエイト)する際の支援。
その機能と効率をブーストするためにITがあるわけでして。
方針を決定し、その業務を過去と将来の整合性に留意しつつ、どのようなフォーマットに落とし込むか考え、部下に命令する。それは別にITが無くても重要な仕事なわけでして。
で、その際の手法は、ITにのみ求められる能力ではありません。
IT技術というのも、現実世界のモデルをコンピュータに落としこんだものですから。
その方針を、実際のITのシステムに落とし込む際、技術的側面からその橋渡しをするのがCIOさんであったり、コンサルタントさんであったり、エンジニアさんであったりする。
だから「ITの深い理解」は本来必要ではないのよ。
………筈なんだよねぇ~
予防は評価にならんので覚悟を決めて事故を待つ (スコア:1)
会社やめるときに「いい仕事残してきたなぁって」って思いたいんだよ!
入社してきた人に誇りを持って会社を説明したいんだよ!
でもま、金が出ないんだから汗かくしかないよね…
(タイムカード押した後、はいつくばってLANケーブル配置しながら)
正しくないですか? (スコア:1)
その認識は正しくITをインフラとして捕らえていると思うのですけど。
通常の企業ってのはIT以外に収益を得る為の本業と言えるものがあり、それの効率化の為の「単なる道具の一つ」がITである事を忘れると、悲惨なことに「ITの為のシステム」を構築してしまいがちになるんですよ。
それは顧客にとっても、それを構築する人間にとっても不幸なことだと思うのですが。
勿論、IT関連のサービス自体が本業ってレアケースも有りますが、その時だって「収益事業として売り物のIT」と「自らの商売の助けのIT」は区別しないと。
逆のような (スコア:1)
AVG anti-virus data base out of date
当たり前ですらない (スコア:0, オフトピック)
ライトモード (スコア:0)
→「IT部門の管理者はITの価値を理解できていない」という逆説的なストーリーと空目してしまったお。
重役たちはITがなくても不自由していない (スコア:0)
よく思うのは、IMやソフトフォンでは、プレゼンス管理や情報共有しながらの通話もできるのすが、
なかなか納得がえられなく難しいところがあります。
これは、経営層以下も同様ですが。
要は、電話1ポンで間に合っていますとういう、暗黙の拒否反応とも取れます。
あとITリテラシーも必要になりますが、いまさらリテラシ勉強なんかやっていられるかというのも
あると思います。
せめて (スコア:0)
古いPCで開発さry・・・orz。
Re:高校の校長先生方がこのように考えていますし (スコア:1, すばらしい洞察)
IT化を行う上で大切なのは何かって言うと、先ず、「自分が何をしたいか」って事、つまり「問題」を把握する事、次に、「その為の手段」を考えること。
一般的にITと言われているコンピュータ利用に依る自動化なんてのは、その問題解決の一手段に過ぎないんだから。
そして、曖昧な目的でもって、その為の手段を指定してその使い方なんぞ教えたって、一体何の教育になるってのか。
例えば、小規模IT化の良くある例の一つである会計ソフト。
そんなのは会計の基本さえ知っていれば後は1~2週間も捏ね繰り回して使える様になってないなら、
そのソフトの方が間違っている。
そこでその要員に予め必要なのは、情報処理のセオリーとしての会計の知識であって、IT化した環境の使い方では無い筈。
#「会計」ってのは少なくとも「PC実習」と比較すれば立派な「情報処理」ってもんなんだが、
#どうも「情報」=「PC」と思い込む人が多いような。
Re:高校の校長先生方がこのように考えていますし (スコア:1)
>教育なんて不要。
情報教育 ≠ コンピュータの操作 です。
#情報教育 ⊃ コンピュータの操作 ではあると思いますが
これが今一般の情報教育の認知(結果?)なのでしょうか