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アメリカ合衆国

ゲイツ氏、H-1B ビザ発給改善を議会に要求 53

ストーリー by nabeshin
制限撤廃 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

Seattle Post-Intelligencerが報じるところによると、ビル・ゲイツ氏が12日、連邦下院議会の科学技術委員会において、Microsoft 社をはじめとする企業がより多くの外国労働者をアメリカに招聘できるよう、H-1B ビザ・プログラムを見直すよう求めるよう証言した(Transcript: Bill Gates, U.S. Rep. spar over H-1B visas)。

『ゲイツ氏があらかじめ用意した文書(PDF 20ページ)によると、「高技能労働者の入国管理政策はすでに壊滅的なレベルまで悪化している。たとえば、現在のH-1Bビザの発給数は65,000件が上限だが、この数値は任意的であり米国経済がいかに高技能な専門家を必要としているかという現状とはまったくリンクされていない。その結果、Microsoftをはじめとする企業は、優れた外国労働者を歓迎している他国で人材を採用せざるを得ず、非生産的な移民政策がなければ米国内で埋められたかもしれない職を他国に渡すことになっている。Microsoftは昨年、採用を希望していた外国生まれの高技能労働者のうち、3分の1に対するH-1Bビザを取得できなかった。H-1Bビザの発給数を増やせば、米国民の雇用も伸びる可能性が高い。Microsoftでは、H-1B労働者を1人雇うごとに、さまざまな面からそれをサポートする人を平均4名雇っている。これはMicrosoft特有の話ではなく、最近S&P 500のテクノロジー企業を対象に行われた調査によると、H-1B労働者1人を雇うと、総雇用数は5人増えるという結果が報告されている。」などが述べられている。

ゲイツ氏の要求に対して、Dana Rohrabacher議員(カリフォルニア州・共和党)は「外国からAクラスの労働者を連れてきて、アメリカ人のB・Cクラスの学生が職を得られないような事態になれば問題だ」といった批判を行ったが、ゲイツ氏は「説明したとおり、トップ・クラスの労働者を採用すれば、その人を支えるための職にB・Cクラスの学生が必要とされる。逆にAクラスの労働者が外国で働くことを余儀なくされた場合、例えばインドなどでのB・Cクラスの人材を彼らのサポートとして採用することとなる(海外での雇用が更に増える)。」などと反論している。』

タレコミ人の感想に過ぎないが、このことは、今までのアメリカ経済はゆるやかな移民制度により、高度な知識と技能を持ち合わせた人々がぞくぞくと集まることが可能であったため、ノーベル賞の量産をはじめ、技術革新やドル経済を成長させていたことの証明ともいえないか。9・11以降、移民政策が急変し、米国の移民がトップクラスを含め厳しくなってしまったたことが米国の傾きにさらに打撃を与えているのではないだろうか。様々な問題の関係性を示唆しているように思えてならない。識者の意見をお聞かせ願いたい。

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    by Account-mochi Coward (34881) on 2008年03月18日 14時18分 (#1315102) 日記
    H-1Bを使って海外から労働者を輸入する方が同レベルのアメリカ人を雇うのに比べて

    ・給料が安く済み
    ・よく働き
    ・簡単に転職しない

    ことがスラド本家で度々指摘されています。また、本当に代えがたい人材ならH-1B以外のビザで呼ぶ選択肢もあります。弁護士その他の費用や時間が高めにつくので余程の人じゃないとやりませんが。

    経営者側の人間が言ってることなんで、丸々鵜呑みにするのはどうかと。

    #結局やってる事は外国人労働者を安く買い叩いてるだけだよね、営利企業としては当然だけどさ
    --
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    • by Anonymous Coward on 2008年03月18日 15時18分 (#1315161)
      >> #結局やってる事は外国人労働者を安く買い叩いてるだけだよね

      いや「優秀な外国人労働者を割安に」だよ.「二流,三流のどうでもいい仕事をやる労働者をひたすら安く買い叩く」とは全然違う.

      ちなみに911以降はJビザもけっこう制度が変わってしまい,全般的に閉鎖的になったのは強く実感するので,今回のゲイツの意見にはオレは基本的に賛同.
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      • by Anonymous Coward
        >「二流,三流のどうでもいい仕事をやる労働者をひたすら安く買い叩く」とは全然違う.

        違うかなあ。

        911以降は確かに閉鎖的というかヒステリックになってるので、規制緩和には同意だけどその理由が「A級労働者が絶対的に不足しているから」ってのは疑問。

        そのくせメキシコからの違法労働者を優先してビザを発給するなんていうふざけるな的な話が本気で議論されていたりするとかもうね…それこそH-1B大量発給でもして移民局の人員増やし、合法的に滞在してる連中を先に処理しろよ。
    • by Anonymous Coward
      米国大学院工学系博士課程にいるんですが,周りを見てると
      >・よく働
      くんだろうなぁ,という人達は見るんですが,
      >・給料が安く済み
      っていうのは,周りでそれこそH1-Bで就職していく人達の話を聞いて,
      結構もらうんだなーと思ってたので,おや,と思ってしまいました.
      しかしながら,別の人が言ってたように,同じ技能を持った人間で比べると,
      きっとアメリカ人より外国人の方が給料少ないんでしょうね..
      でもなんで?弁護士その他の費用時間がかかるのと,給料の交渉で強く出られないから?
      全部ひっくるめても外国人のが安いんだろうか.
      >・簡単に転職しない
      ってのも,グリーンカードとれたら転職しちゃったりしないのかな.

      # そのうち切実な問題になりそうなのでAC
      • >米国大学院工学系博士課程

        あー、それなら余程金にならない地味ーな基礎研究でなければ余り就職の心配はないかと。ただし、粘り強く交渉してグリーンカードのスポンサーしてくれる所に就職するのを激しくお勧めします。その際にはアメリカ人でない恋人がいるなら先に籍を入れて夫婦セットで申請しましょう。自分がグリーンカード取ってから配偶者の取ろうとするとすげー大変。

        大学でポスドクやるつもりならもう少し難易度高いかも。まあ、日本出ちゃうような猛者は平気だろうけど。

        >給料の交渉で強く出られないから?

        H-1Bだとクビになるか辞めたら即国外出ないといけないからね、やっぱ立場的には弱いよ。転職するには辞める前からちゃんと転職先決めてからでないと滞在できなくなるし。

        グリーンカード取れれば仰るとおり問題ない。だから実力ある人は皆就職する時には交渉カードにするよね。「グリーンカードのスポンサーしてくれるの?」って。で、企業の方もグリーンカードのスポンサーすると金かかるし逃げられやすくなるからそう簡単にはスポンサーしない。あとグリーンカードに限らずビザ関係は911以降どんどん時間がかかるようになってるのでなるべく早く申請しましょう。

        #身内でビザ関係で困ってるのが居るただの門前の小僧だけどIDでいいや
        --
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        親コメント
    • by Anonymous Coward
      門外漢からすると,肉体労働じゃないんだからわざわざ移住させなくとも,
      世界中どこにいたって仕事させることができるような気がするんだけど,
      そんなことないの?
    • by Anonymous Coward
      それでもH1-Bで働くプログラマーの方が、日本のプログラマーより待遇がいい事が多いのが問題の本質。
  • by wakatonoo2 (30019) on 2008年03月18日 12時40分 (#1315039) 日記
    中国やブラジルからの単純労働ばかり目にいってしまい、
    日本人がやりたがらない3K的なアルバイト・パートを
    頑張ってもらえてる人達がいれば、

    東京大学の工学部で、修士・博士課程の
    中国清華大学やらブラジルサンパウロ大学の
    エリート留学生連中をいっぱいみていて、
    「ああ、こういう人達が国に帰って、国の重鎮に
     なっていくんだな」と、感じたりもする

    そういうギャップもあることを知っていますが、
    もしも両方入ってきたら、日本人の雇用も減ってしまうのか
    911以前のアメリカのように活力でるのか

    もっともアメリカでも、ゲイツ氏や議員の言うことは
    自分にとって都合の良いことしか言っていないような
    気もします。
    • by Anonymous Coward on 2008年03月18日 13時16分 (#1315067)
      若いときに日本で勉強した人たちが自国に帰って国の中枢を担うというのは、移民とは別の解として有効だと思います。フランスやロシアもそういう活動は活発だったような。出稼ぎが主目的のしょうもない留学生に補助金出してないで、もっと有効に投資ができないもんなのかなとも思ったり。
      親コメント
      • by USH (8040) on 2008年03月18日 13時42分 (#1315082) 日記
        「ローマ人の物語」の受け売りですが、古代ローマは征服した民族の子弟を積極的にローマに留学させ(人質という目的もあるが)、ローマの文化と文明を学ばせた後、元の土地に帰したそうです。これにより、(ローマから見れば)野蛮な土地が急速に文明化され、ローマ世界を同化させる一因になったと。

        そこまではともかく、日本を理解し、日本に親近感を持っている優秀な人が近隣諸国に増えるというのは、長い目でみた外交戦略として、非常に重要だ思うなぁ。

        親コメント
        • by Anonymous Coward
          さっと思いつく範囲の近隣諸国で言っても、

          ・日本で学んだスキルをもって活躍
          ・日本の文化に触れ、日本に親近感を持ってくれる

          これが同時に成り立ってくれればいいんですけどね。
          実際は前者を育てても、後者になるのは難しいし前者は求めていない。
          逆に後者を育てるのには、前者は必須ではないし後者も求めていない。
          要は、「両者の関係はリンクしている価値観ではない」と言うこと。
          第一「全ての道はローマに通じる」という程の力があった
          ローマ帝国と日本を一緒にするのはおこがましいと思います。
          (そして、ローマ帝国と同じ考えに立ったのが大東亜共栄圏だった。)
          ローマに親近感を持っていたから、ローマが危機のときに「いざ鎌倉」と野蛮な国が
          駆けつけたという話は聞いたことがありませんが件の本には事例が載ってますか?

          文化を広げていくという考えは、私も賛成するところですが、
          なんでもかんでも無条件に伝承すれば、相手に通じると期待するのは間違い。
          • by nim (10479) on 2008年03月19日 0時32分 (#1315513)
            >ローマに親近感を持っていたから、ローマが危機のときに「いざ鎌倉」と野蛮な国が
            >駆けつけたという話は聞いたことがありませんが件の本には事例が載ってますか?

            というか、ローマ化するということは、国として一体になるということですから、
            その一部が攻められた時には全ローマから集まった兵士が戦う訳ですし、
            元属州出身の皇帝も多数出てきています。
            ローマ分裂後その流れを継いだ(と主張する)神聖ローマ帝国もビザンチン帝国も、
            その版図にローマ自体はふくまれてすらいません。
            親コメント
      • by nim (10479) on 2008年03月19日 0時38分 (#1315517)
        >出稼ぎが主目的のしょうもない留学生に補助金出してないで

        出てるんですか?
        親コメント
      • by Anonymous Coward
        確かフルブライト奨学金がそういう目的(親米エリート育成)だったような。
      • by Anonymous Coward
        > 出稼ぎが主目的のしょうもない留学生に補助金出してないで、もっと有効に投資ができないもんなのかなとも思ったり。

        ちょっと毛色は違います(学生でなく先生を呼ぶ点)が、JETプログラム [jetprogramme.org]なんてのを続けています。待遇が(諸外国の同種プログラムより)いいらしいので、それなりの効果はあるかもしれません。
    • ゲイツ氏はビジネス界の利害、議員はアメリカ国民や政府の利害を代表してると見ていいんでしょうかね。

      経営者からすれば、B・Cクラスのアメリカ人学生が職にあぶれようが知ったことでは無くて、アメリカ人の
      採用にこだわったためにAクラスの人材が当たるべき仕事をB・Cクラスの人材に振らざるを得ないような
      状況に陥るようなことは避けたいはずです。

      しかし、そうやって蹴られたB・Cクラスの学生がそのAクラスのサポートの職に着けたとしても、
      さらに下のクラスの人材がトコロテン式に下に押し出されていって、あるレベルより下の人間は
      職につけなくなるでしょう。
      そうやって職にあぶれた人間を養うコストは誰が負担するんでしょ?

      # 「Aクラス1人雇ったらB・Cクラスの雇用が4人分増える」は、Aクラスを居たら居ただけ
      # 採用するんでもない限り詭弁でしょう。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        >「Aクラス1人雇ったらB・Cクラスの雇用が4人分増える」は、Aクラスを居たら居ただけ採用するんでもない限り詭弁でしょう。

        当然するでしょ
        技術的にAクラスでもサポートがいなきゃ十分な力なんて発揮できませんから
        誰にでもできる「作業」は他に振って、その人しかできない「仕事」に専念してもらう必要が常にある
        「なんでも一人でやっちゃう人」って実は無駄だらけ
        • by Anonymous Coward
          ots556556さんではありませんが、「Aクラスを居たら居ただけ採用するんでもない」は
          Aクラスの人材がいくら入って来たからと言って無限に採用する訳ではないから、
          B/Cクラスの人材が就くべきポジションの数が無限に増加する訳ではない、という意味でしょう。

          現在B/Cクラスの人材がAクラスのポジションに就いているなら、
          Aクラスの移民がAクラスのポジションに就くとB/Cクラスの人材は余るだけです。
          マイクロソフトはこのビザの制限が緩和されたらAクラスのポジションを大幅に増やすとも
          現在サポートに就いている人間の数が不足しているとも言っていませんよね。
          • by Anonymous Coward
            まあ理屈で考えればそうなんだけど、少なくとも現時点では圧倒的にビザの方が足りてない (ビザさえ取れれば雇いたいって人がめちゃくちゃ多い) ので短期的には「Aクラスの人がいればいるだけ採る」が成り立っているのでは。
            景気が一気に悪くなればレイオフ→ビザ喪失の憂き目に遭う人も一気に増えるだろうけど。そういう世界。
          • by Anonymous Coward
            AクラスにB/Cクラスが`米国内'でついているのではなく、`米国外'(現地)でAクラスを
            雇っている(伴って、B/Cも現地で採用している)、ですよ。

            もとから、B/C->Aへのアップグレードはおこっていない、というのがMSの主張ですよ?
            移民を受け入れていれば、他国で生まれている`A'雇用を米国内で賄える、となると、
            B/Cも米国で採用できるようになる、と。

            (現状B/C->Aではなく、そもそもB/Cの雇用が`生まれていない'と言っているのです)
    • by Anonymous Coward
      けいだんれんとかいうところの人がもっと外国人労働者を入国させるべきだとかなんとか言ってたのと対比させると…

      アメリカでは高度な技能や知識を持った人材が必要であり、
      日本では機能技能や知識を持たない労働者が必要である。

      ということか。

      国内の人間をもうちょっと大切にしたほうがいいと思うぞ、どちらも。
      • by Anonymous Coward
        > 日本では機能技能や知識を持たない労働者が必要である。

        いや、日本でも高度な知識を持った人を受け入れたいでしょうが、
        とりあえず移民を拒絶している現状ではそこそこ受け入れ可能な
        ところ(若い人がやりたがらない職)から穴を開けていこうという
        戦略でしょう。
        • by Anonymous Coward
          不人気職種なら、それなりに待遇を改善しないと(若い人に限らず)求人に応募は無いと思うぞ。
          • by Anonymous Coward
            それでも外国人にとっては十分魅力的な待遇であることが多いです。
            • by Anonymous Coward
              とはいっても、現状で国内で外国人を継続的に雇うには、いろいろ問題があるのも確か。

              その結果、何時離職されても問題無い単純労働ばかりになっちゃうんですよね。

              日本の大学まで来ている留学生はそれなりに優秀な人も多いんで、採用したい事も有ったんですけどね。

              • by nim (10479) on 2008年03月19日 0時22分 (#1315508)
                IT系の大手企業(元請けレベル)では、普通に社員として日本の大学を留学生として卒業した
                外国人(中国やタイ、ベトナム)が正社員になっていますよ。
                なにもかも普通の社員だから組合にも加入しているし、
                遠からず、管理職クラスも登場するはずです。

                親コメント
      • by Anonymous Coward
        なんで?人材いないのに。
        ないとこからどうやって調達すんのさ。
        変なナショナリズムは捨てた方がよくない?
        • by Anonymous Coward
          > なんで?人材いないのに。

          いない理由は育てていないからか育たないからか。
          ハングリー精神は重要?

          > 変なナショナリズムは捨てた方がよくない?

          まぁそういう考え方には基本的に同意しますが、スラムに囲まれて生活するのは嫌じゃありませんか?

          # スラムはハングリー精神の苗床か貧富の拡大再生産のエンジンか…
          • by nim (10479) on 2008年03月19日 0時26分 (#1315510)
            高等教育を受けた、あるいは高度技能をもったもの(医師や弁護士、研究者など)、
            国内で多額の投資が可能なものなどど条件をつけて移民を認めるなら、
            スラムが増えるなんて心配はしなくてもよいと思います。
            実際、オーストラリアやカナダの移民政策は基本的にはこのようなものですし、
            米国も(やむを得ず英語すら不自由な移民も多数受け入れているにしろ)
            基本方針は上記のようなもののはずです。今回のH-1Bビザもまさにそういう類で、
            かなりレベルが高い人材(国内雇用でその職務を満足させる人材をそろえれないと
            説明できるくらい)でなくてはならないはずです。
            親コメント
  • ビザ (スコア:2, 参考になる)

    by yukichi (12361) on 2008年03月18日 13時11分 (#1315060) ホームページ
    気になったのでぐぐってみた。 http://www.mnllp.com/jpnH1BNIVinfo.html [mnllp.com]

    専門職業用の就労目的ヴィザで、米国雇用先(スポンサー)は必要。「専門職業(specialty occupation)」に従事する「専門技術者(professional)」は、専門職に関連している学士号(最低)を所持していること。職業経験のない新卒者でも取得可能で、米国外の学士号や実務経験のみの場合、専門鑑定を適合することも可能。雇用スポンサー先は、専門職に匹敵する最低給与額を保証し、企業形態は個人経営、有限会社等で、法人・事業税徴収番号(Federal Employer ID)保有者。労働局と移民局で手続きを行なう必要性はありますが、求人募集活動等は不必要です。


    適当に理解すると、要するにスカウトってことですかね。現アップルの増井さんが米本社に呼ばれてアメリカに行ったように。

    でも、すごいと思うのは、ビル・ゲイツが、単に「移民を受け入れると雇用が減る」だなんて短絡的な思考にとどまらず、ちゃんと次を考えていること。以前池田信夫が「一段階の正義」という言い方をしていたけど、この議員の結論は、そういうタイプの結論なんだと思います。
    • Re:ビザ (スコア:2, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2008年03月18日 13時51分 (#1315088)
      米企業の日本支社で部門ごと本国に引き上げる話になり、本社にどうよって話があったのですが、ビザはとっくに年間発給数を超えていて、そのままサヨナラとなりました。一度辞めちゃうと採用プロセスが最初からになり、ビザなしは就職するに不利、ビザを取るには就職先が要るというろくでもないループに入るので、望んでないのに去ってゆく人がそれなりにいるんでしょうね。
      親コメント
    • Re:ビザ (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2008年03月18日 13時24分 (#1315074)
      >単に「移民を受け入れると雇用が減る」だなんて短絡的な思考にとどまらず

      そこらの製造業の受け入れではなく、「専門職に関連している学士号(最低)を所持している」人間
      なんだから「雇用が減る」と移民に反対している人でもそれはそれとして別に考えると思う。
      短絡的なのはyukichi氏の頭じゃないの?w

      高度な専門職の移民にも反対の場合、国籍によっては産業スパイの恐れがある [srad.jp]という理由のほうがありそう。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      でも、すごいと思うのは、ビル・ゲイツが、単に「移民を受け入れると雇用が減る」だなんて短絡的な思考にとどまらず、ちゃんと次を考えていること。

      ビル・ゲイツを貶すわけじゃないけど、議会で「移民を増やしたらいいよ」と述べるとしたら、まず当然想定問答集の冒頭に出てきそうな反論じゃない?これくらい乗り切ってもらわないと。

      議員のほうも「一段階の正義」かどうか。実際「いやぁ、Aクラスの移民だけで足りちゃいました。やっぱりB,Cクラスに分ける仕事ないわ、ごめん。」となる可能性だってありえますから。
  • H-1B Visas: The Biggest Users [businessweek.com] によると、2007年のH-1Bビザの発給数はMicrosoftが5位です。
    1位、2位はinfosysとwiproでインドの会社です。
    via H-1Bビザをたくさん取得している会社 - アメリカでがんばりましょう [amegan.com]
  • H1Bは足りてない (スコア:2, 参考になる)

    by watanabe_aki (10227) on 2008年03月18日 23時32分 (#1315471)

    毎年四月はビザ申請の時期ですからね。注目を集めるにはちょうど良かったのだと思います。申請受付数には上限があり、受付日には定員に達します。現在の定員では少なすぎる、というのが実態です。起業家の目的は安い労働力の確保でしょうが、エンジニアにとっては渡米は稼ぐチャンス。毎年悔しい思いをする人がいる、という事実も理解してください。

    一年に一度の行事ですから四月以前に申し込まなければならず、またビザが降りるのは通常夏以降です。迅速に求人を行いプロジェクトを始める為には米国国内の就職可能なエンジニアに頼るしか無く、言い換えれば海外から職を申し込む場合には敷居が自然と高くなります。

    経験者ですが、IDで。

  • by Anonymous Coward on 2008年03月18日 12時35分 (#1315037)
    意味がわかりません。
  • by Anonymous Coward on 2008年03月18日 13時47分 (#1315084)
    T/O
  • by Anonymous Coward on 2008年03月18日 16時28分 (#1315203)
    > 今までのアメリカ経済はゆるやかな移民制度により、高度な知識と技能を持ち合わせた人々がぞくぞくと集まることが可能であった

    1989年の天安門事件以降、ビザ発給条件を緩めた一時期があったようです。
    建前は、「中国人留学生の人権擁護」ですが、アメリカでも理系離れの問題があったことと、対中制裁の世論がうまく噛みあったとか。
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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