YouTubeでJRC管理の楽曲使用が合法化 39
ストーリー by nabeshin
まずは音楽部分から 部門より
まずは音楽部分から 部門より
pinguino曰く、
asahi.comによると、ジャパン・ライツ・クリアランス(JRC)とGoogleがYouTubeでの楽曲使用を認める契約を結んだそうだ(JRCのリリース)。ミスチルやスピッツなどのJRCが権利を管理する約5000曲をYouTubeで利用できるようになるとのこと。ちなみに国内での音楽著作権使用料の徴収額はJASRACが1位で、JRCは05年度は2位、06年度は3位だそうだ。
安心して曲を利用できるという点だけ見ると、利用者にとっては良いことだと思われる。JRCの管理するアーティスト・作品は作品データベース検索で探せる。
1位と2位 (スコア:4, 興味深い)
1位と2位の差ってどんなもんなんでしょ、と思ってちょいとググったら
明確に一時ソースがすぐには見つからなかったものの、JASRAC以外の会社の
徴収分をを集めてもJASRACの1%にすら及んでいないようですね。
(JASRACの収支一覧表はJSRACのサイトで公開されてますが、他の会社のが
見つからなかった)
パソコン業界におけるWindowsの独占っぷりよりもひどいですね。
だから、2位は2位だけども、ハナクソみたいな2位をいちいちアピールするなよと、
思うんですが、いや、これはJRCが「ウチは業界2位ですよ! すごいですよ!」とか
言ってるわけでもなくて、単に朝日新聞がそう書いてるだけで。
ミスリードを誘う表現の仕方だよなぁ。
JRCには頑張っていただいてJASRACの独占状態を崩してほしいものですが
その道のりは険しそうだなぁ。
Re:1位と2位 (スコア:1, 興味深い)
逆じゃない?
はなくそみたいではあっても、
JASRACと違うことをやってるんで、
我々と一緒になって新しい商機を探そうぜ!と
みんなを勧誘するためには
アピールは、しないとどうしようもない。
なにせはなくそなんだから、
アピールすらしなければ
存在に気付いてすらもらえない。
(というかJRCなんて団体を今回初めて知りましたし、
いわゆるメジャーアーティストの一部(?)がそこに繋がってる
ってのも初耳でした。
今のところメジャーは一人残らずJASRACの食い物だ、
と本気で思い込んでたもんで…)
JASRACと組むと、今自分がやりたいと思ってることが難しくなるなあ、と
悩んでるアーティストや事務所は、
これを見てJRCの門を叩く…のかも知れません。
Re: (スコア:0)
イーライセンスだと多少は知名度ありますけど。
あとはダイキサウンドとかもありますね。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
メジャーな動画サイトであるYoutubeとの契約ではJRCが一番乗りです。
SONY運営の訳の分からないサイトと契約したって宣伝にならない。
Re: (スコア:0)
???
Re: (スコア:0)
>???
「ホースから落馬」みたいなもんか(ルー語っぽい)。
#誤: misread / 正: mislead
Re:1位と2位 (スコア:1)
そういう行為を指して一言で言い換えるとmisleadする、となるみたいな。
# mislead:誤った方向に導く[案内する];誤り導く
# misread:読み違える;誤解する;解釈を誤る
Re: (スコア:0)
その中で1位なんですよ。
見渡せばJASRACという巨大なフロンティアが広がっていて、そこからどれだけシェアをもぎ取るか、が各社の競争なのでしょう。もっとも、新大陸のはずが実は猿の惑星で、乗組員全員討ち死にエンドもアリですが。
演奏・歌唱が対象 (スコア:3, 参考になる)
あくまで映像内で演奏・歌唱することが認められたということで。
それでも(ニコニコ用語だが)「歌ってみた」「演奏してみた」が堂々と上げられるのは嬉しいかも。
あとニコニコが同様の契約を結ばない限り「Youtubeから転載」はできないね。
今後BGM用の演奏家の需要が高まるのか。そして結局それの著作権でまたごたごた。
ま、しょうがないけどね。
妖精哲学の三信
「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
Re:演奏・歌唱が対象 (スコア:2, 参考になる)
"me singing"とかいう言い回しがYouTubeにはありますね。これで検索すると29万件。
Re: (スコア:0)
実際問題として、CD音源を使用していない「歌ってみた」「演奏してみた」は殆ど無いと思いましたが…。
なので、ライブで演奏したものを上げるのは問題無いけど、CD内のカラオケを使用して「歌ってみた」「演奏してみた」はやはりNGなのでは?
Re: (スコア:0)
なるほど、(メインとしてでなくても)何らかの形で使用されている場合の方が良く見かけますね…。
そういう解釈だと、ニコニコだったら解釈の穴を狙って、うまい職人さん(達)が自分で歌唱・演奏したものを「許可されたコミュニティ限定のフリー素材」みたいな感じで公開しそう。そういうのはありなのかな?
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
#本気にしていいのかどうかは私にはよく判りませんが。
Re: (スコア:0)
それでも「歌ってみた」に関しては確かにCDのカラオケを利用したものが多いとは思いますが、「演奏してみた」に関しては多重録音+打ち込みで全パートを自前で実現している事例も比較的多いような気が…。
僕は「一人で情熱大陸とかセッションしてみた」 [youtube.com]のジャスコな雰囲気とか大好きだったりしますが、これもすべてのパートが自前だからこそ、という気がします。
Re: (スコア:0)
詳しくは無いのですが、 「組曲『ニコニコ動画』」のように編曲されちゃうと、 同一性が保持されていないって事になってダメだったりして…
そもそも、上で書いている方が居ますが、打ち込み物は公開した人に著作権があるでしょうから、それを無断利用はCDの無断利用と同じでしょうね。
打ち込み物を公開するときに「自由に使ってください」とか注記を書くような文化になるんですかね。 自分の著作物をどう扱うかを簡易に指定できる機能が付くようになるのかな。 #ニコニコ内では利用可能とか?
Re: (スコア:0)
投稿時のコメント欄に
「CreativeCommonsのXxx設定でおながいします」とか書く
のでは駄目なんでしょうか?
打倒JASRACのチャンス? (スコア:2, 興味深い)
JASRAC以外の著作権管理業者がこの方面でシェアに食い込んで、寡占状態を崩してくれると健全な市場競争に発展してくれそうなんですが……。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re: (スコア:0)
JASRAC以外がネット配信みたいなしょぼい分野でいくらがんばっても、
主たる分野がある以上、JASRACの寡占は微塵も揺るぎませんが。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
どゆこと?
具体的に教えてよ。
Re: (スコア:0)
まあ、気に食わない人は「既得権益として閉鎖されている」とか騒ぐけど、仕事で使う上で、何故もっと面倒な相手と必然性も無いのに付き合う必要があるんだ?とも思うな。
後発企業は先発企業よりもよっぽど努力しないと対抗できないなんてのは、どんな業種でも当たり前な筈なんだが。
他社の問題は細かいこと云々よりも圧倒的な登録数の少なさ。
なんだけど、当然顧客は面倒な契約を幾社もと結ぶよりは一社で済むなら一社を選ぶ。
その状況でJASRAC以外では一社で事足りるトコロが無いから、JASRACを
利用者と権利者の中間組織の存在 (スコア:1, 興味深い)
「カネさえ払えば面倒は無い」という組織が存在していることの功罪を改めて考えさせられます。
テレビなどの映像作品に比べたら非常に話が簡単になっていますよね。
Re: (スコア:0)
ほんと、Googleとか金余ってる所は、金の力でゴリ押しするから困るよな。
激しくどうでも良いことだが(余計なもの -1) (スコア:1)
ここは自由の殿堂だ。床につばを吐こうが猫を海賊呼ばわりしようが自由だ。- A.バートラム・チャンドラー 銀河辺境シリーズより
本物より上手いのがでたりして (スコア:0)
Re:本物より上手いのがでたりして (スコア:1)
また、本人があまり意識していなかったとしても、同じ歌を歌う第三者の歌い方を聞いてしまうと、本人の歌の表現に変化が出てしまう可能性もあります。
例えば個性のある歌い方自体が売れている要因の一つだったとき、その特徴が消えてしまうことで売れなくなるなど。
「きれいに」とか「上手く」歌うことだけが歌手に求められているとは限らないようです。
これは某有名アーティストのボイストレーナをしている人の言っていたことですが、私も共感しました。
Re:本物より上手いのがでたりして (スコア:1)
Re: (スコア:0)
まぁ楽譜はあくまで骨組みでしかなく、そこにいかに肉付けするかが「アーティスト」の本領な訳で、楽譜どおりに歌うだけなら学校の音楽の先生あたりのほうが上手かろうと思う。
Re:本物より上手いのがでたりして (スコア:1)
一次著作は価値を保てないということでしょうか?
他のトピにもかいたのですが二次著作を封じることで
価値を保つようなやり方はいずれ行き詰まると思います
一次著作の意味を誤解してませんか? (スコア:1)
日本の法律だと歌手のような実演者の権利は「著作隣接権」であって、著作権とは別の扱いです。
本人が作詞作曲したのでなければ、プロの歌手も二次利用者なんですよ。
うじゃうじゃ
Re:一次著作の意味を誤解してませんか? (スコア:1)
→同じ歌を他人が歌うことを許容しない状態でしか自らの価値を保てないならいずれ行き詰るよ
といいたいだけですので、一次著作、二次著作といった表現が不適切であれば適宜読み替えていただけると幸いです。
素人と同じ土俵で戦って勝てるのがプロです。素人が多少まねしたって追いつけないのがプロです。
大きな古時計をカヴァーした平井堅なんか、他人がいくら同じ歌を歌ったところで
彼の歌の価値はいささかも失われることはありません。それが本当のプロというものだと思います。
しかしながら、はからずも元コメが示したように国内の音楽シーンの多くは、アーティスト(笑)同士の
カヴァーをできるだけ少なくし、同じ曲で直接的には競い合わないような形をとることで、
歌の上手下手といった直接的な要素での比較を避けお互いの価値を保ってきたのではないでしょうか。
要は競争しているように見えて実は同じ土俵で競争していなかったわけで、ニコニコ動画に
見られるような壮絶なパクリ合い・・・いやマッシュアップとは対極にあるといえます。
今回のyoutubeの楽曲使用許可で増えるであろう「歌ってみた」系により
ますます似非プロは苦しい立場に追い込まれるでしょうね。
でも作曲や漫画はまだましだよね!二次著作(要検討用語)は堂々と潰せるし、潰しておいて
「そばやうどんとは違う、なぜなら誰にも真似できないからだ。だから著作権は必要なのだ」なんて
トートロジーなことを主張できるしね。
# 眠くてまとまらなくなったので思考の断片だけばら撒いておきます。受信者側で再構築してください。人力CDMA
Re: (スコア:0)
結構カバーし合いとか、対バン的な掛け合いは、プロ、アマ問わず、人前に出るアーティストは結構やっているはず。
また、ギャラ的なこともあるから、逆に不満でもカバー出してセールス成績上げたりも、
事務所の方針もあるだろうけど、結構やっているはず。
...というより、実際の「営業」はかなり普通の人よりは面の顔厚くなければできないほど、かなり厳しいものですが...。
# この件に関しては、客自体が目の前にいてやることだから、
# 実際経験しないと、なかなか実感できないとは思うのですが...。
# 実際、芸能人なんて、神経太くないと、普通できません。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
補正(音程・テンポ)をしない&1カットで録音した曲なんて皆無に近いはずですよね?
#さすがにライブは音程補正はしていないと思いたいが・・・
Re: (スコア:0)
CD よりも人によっては強くかけてるんじゃないかな。
会場の近くでワイヤレスマイクの電波を直接傍受して
聞くとすごいらしい。。。ぞ。
# で、こわいお兄さんにぼこられるとか
Re: (スコア:0)
変化も含めての芸術です。
変化したならしたなりのものを鑑賞すればいい。
それが気に入るかどうかは各自次第。
変化して「それで売れなくなったから」困る、という理屈は、
商売的にはアリですが、
芸術というか文化としては「なに寝言いってんの?」でしかありません。
で、元をただせば著作権法とかのお題目に
「文化の振興」
ってのが有ったと思います。
そう。振興というか保護の対象は商売じゃなく文化なんですよ(www
だいたい、変化がそんなに怖いなら、
3年前のデビュー時の録音を何度も流せばいい