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35436 story

寿命診断ソフトが弾き出したSSDの寿命は? 40

ストーリー by GetSet
5年使えるなら個人的に文句はないなぁ 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

今月になってJDSから寿命診断ソフト付きMtron社製SSDが 発売されているが、その日経WinPCによるレビュー記事が ITproに掲載されている。
寿命診断ソフトは、総書き込み回数に加えて、SSDがどの程度の頻度で書き替えられているかを分析し、SSDの仕様上の書き換え限度に達する日を予測するとのこと。 仕様上は32億回の書き替えが寿命とのことで、これに達する日をはじき出すわけだが、PCMark05の「HDD Test Suite」を連続して4日間、約2,000回を実行し、SSDに対して読み書きが継続する状態を保ったところ、弾き出された日付は「2013年10月11日」となったそうだ。

このような使い方で5年持つのなら、特に寿命は気にする必要がないかもしれない。ただ、最初の寿命予測の「2872年12月5日」というのはどうなんだ?

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  • なぜか思い出すあの日付 (スコア:4, おもしろおかしい)

    by parsley (5772) on 2008年09月20日 11時27分 (#1423224) 日記
    2011年7月24日ってうちのテレビには書いてありました
    --
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  • 技術者はウソツキだ (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2008年09月20日 12時46分 (#1423254)
    希望的な観測でいい過ぎる。メーカーは都合のいいことしかいわない。

    そりゃ日本の湿気が高いってのもあるだろうが、LDとかの耐久性の
    無さは異常だろ。ちょっと前に焼いたCD-Rの類だって明日読めなく
    なっても驚かないね。
    • Re:技術者はウソツキだ (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2008年09月20日 14時11分 (#1423292)
      MO は殻つきということもあって耐久性の高さはおおいに語りたいところなんだが、
      速度と容量のバランスがいまいちな位置になってしまい、市場からドライブが淘汰されつつあるんだな。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2008年09月20日 15時48分 (#1423328)
      とりあえず10年ものも普通に読めてるな。手持ちの国産のCD-Rは。
      CDだと25年ものも大丈夫だったりする。

      #LDはあのでかさがネックなんだろうなぁ‥。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2008年09月20日 17時31分 (#1423373)
        > #LDはあのでかさがネックなんだろうなぁ‥。
        LDはたしかポリカーボネートじゃなくてアクリルなんですよね
        もしかしたらそのせいかも
        親コメント
        • by Jk-Kt (27766) on 2008年09月22日 6時41分 (#1423954)
          アクリルの方が吸湿性高いので記録膜の酸化が進みやすいようです。
          うちは北海道のおかげかあまり傷んでないようですが。
          それにしてもこのLDの山はどうしたものか。
          親コメント
      • by Anonymous Coward
        国産のCD-Rだからといって、安心するのは考え物です。

        焼いたドライブが途中で速度を切り替えるタイプだったんですけど
        (焼いたのを見ると3色に輪が出来てる)
        切り替え部分が読めなくなりました。

        同時期に焼いたPlextorのは読めたので
        焼いたドライブが悪かったんですよね・・・
  • by Anonymous Coward on 2008年09月20日 12時14分 (#1423241)
    先日、某社のセミナーで聞いた話なのですが
    現在のファイルシステム(そこではext2/3/4が話題に上ってましたが)は
    HDDの仕組みを考慮した、線形アクセスを旨とする設計になっているので
    これをそのままSSDに使用してもSSDを活かし切れないらしいです。

    将来、ファイルシステムが一新されることで
    ある時点でSSDの寿命がポンと増える…ということはないんでしょうか。
    • by Anonymous Coward on 2008年09月20日 12時57分 (#1423260)
      各陣営鋭意開発中だと思いますが、例えばAndrew Mortonは先日日本でこんなこと [atmarkit.co.jp]を言ってたようです。

      「SSDに対して準備ができていないうちに、市場でSSDがあふれかえり、Linuxの対応が遅れるかもしれない」(モートン氏)。ドライブが回転するハードディスクと、可動部がなくランダムアクセスに強いSSDとでは物理的特性がまったく異なる。このため、SSDを明示的にサポートするファイルシステムが必要だという。

      件のソフトですが、東芝は去年からSSD搭載ノートPCには東芝SSDモニタ [dynabook.com]を搭載して販売してるようですよ。
      親コメント
    • HDDも無くなることはないのでSSDに特化したファイルシステムを作るよりも、
      SSD側で何らかのバッファリングした方がいいと思います。
      親コメント
      • 書き込み時(寿命などを検出したときだけでも?)に空きブロックと代替して書き込み頻度を分散するという仕組みがうまく動けば、とは前から言われていたと思います。しかし、今のファイルシステムではディスク側に未使用になりましたと通知する機能がないので、一時的であってもディスクに書き込んでしまうと、SSD 側ではそこを代替領域として使用できないことになります。例えばフォーマット時にゼロクリアしてしまうとかです。

        SSDドライブの耐用年数を増やすセクタ破棄リクエスト [atmarkit.co.jp]

         つまり、製品購入当初は、一度も書き込みされていない書き込み分散用に使える未使用ブロックが大量にあるが、年月を経るにつれどんどんその未使用ブロックが減っていき、書き込みがあまり分散されなくなってしまうということです。

         実は、ATAプロトコルにはdiscardリクエストというプロトコル拡張があり、これによりブロックを未使用に戻すことができます。しかし、メーカが提供する専用フォーマットソフト以外ではほとんど使われていませんでした。

         ここに目を付けて、ファイルシステムのファイル消去とともに、フラッシュメモリコントローラに「当該ファイルのデータが存在するブロックを未使用ブロックとして扱っても構わない」と教えてあげることができれば、フラッシュメモリの耐久年数が大幅に上がるのではないか……というのが今回のパッチのミソです。

        なるほど、と思いました。この方法であれば、既存のファイルシステムにそれほど大きな変更をしないでも SSD をずっと有効に活用できそうに思います。

        あとは寿命が近いブロックを不良セクタとして扱うなどして実質的な空き領域の量を把握できるような補助的なツールなどがあると良いかもしれません。

        親コメント
        • by Anonymous Coward
          普通に考えるとデフラグをすると書き込みの総数が増えるためSSDの場合寿命を短くしそうに思えるかもしれませんが、通常のディスクでは、一度書き込まれると消さない限りその場所に居座り続けてしまい、頻繁に更新されるところとの寿命に差がかなり出てくるわけで、ファイルを消さなくてもセルを移動することができるデフラグが注目されるかもしれませんね。

          もちろんファイルを積極的にかき混ぜるということが目的となるのでSSD専用のデフラグということになるでしょうが...

          とりあえず言いだしっぺの法則を発動して

          ここで命名者と開発者募集くらいは行っとくか
          • by Anonymous Coward on 2008年09月20日 23時17分 (#1423487)
            別に、更新されないデータを特定のブロックに居座らせ続ける必要はありません。
            あまり更新されないブロックは、今後も更新されない可能性が高いと考えられますから、
            適当なタイミングで更新頻度の高いブロックに移動させてしまえば良いのです。
            これで更新回数の多いブロックの劣化防止と、更新回数の少ないブロックの解放が同時に行えます。

            セクタ番号と物理的なブロックをマッピングする仕組みさえ挟めば、
            このようなブロックの移動は自由に行えます。ていうか普通にやってると思いますよ、今どきは。
            こういうのは OS がやっても最大公約数的で大雑把な管理しかできないでしょうし、
            一方でフラッシュメモリも時代や規模によって特性や理想的な管理方法も変化すると思いますから、
            デバイス側のコントローラーに任せてしまう方が良いと思いますね。
            OS はそれこそ「セクタの解放をデバイスに知らせる」程度にしておいて。
            親コメント
            • by Anonymous Coward
              デフラグの件最初に書き始めたACです。

              参考になりました。
              ところで、普通のUSBメモリもやってるのでしょうか?
          • by Anonymous Coward on 2008年09月20日 20時30分 (#1423443)
            レイヤーの違う話をごちゃまぜでしてませんか。ファイルシステムの都合によるブロック移動がデフラグ、ブロックとセルの対応テーブルの変更はデバイス側のコントローラファームの仕事。組み込み系のNANDデバイス制御ではこれらをまとめてやれるわけですけど、PCでATAを使ってる限りそれは無理。
            そこでAHCI上に専用プロトコルを載せて、組み込みでやってるような低レベル制御までやろうとしてるのがNVMHCI [intel.com]。対抗規格も出てくるかもしれませんが、OSが直にセルの管理までするのはこういう規格がサポートされてからじゃないですかね。
            親コメント
      • by Anonymous Coward
        「ファイルシステム」と一言で言ってしまってるけど、
        実際は、ドライブへの物理的な命令の手順を調整するという下層の話であって、
        その上に論理的に見えてるドライブがどんな風か?という上層の話とは
        切り離して考えないと。

        そういやHDDドライブのドライバはどこに入っているんだろう?
        まず画面でいうVGAみたいな基本的な動作モードがあって、
        そこから高等なドライバを読み込んでモード遷移…ってことするの?
  • 材質的な寿命は? (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2008年09月20日 14時05分 (#1423285)
    毎度毎度、書き込み寿命ばかりで、材質的寿命のことはあまり触れられてない。
    放置した場合、20年ぐらいは持つのだろうか?
    • by Anonymous Coward on 2008年09月20日 14時36分 (#1423304)
      今のSSDはかなり発熱が多いようで、データ保持特性に与える影響がどうなのか
      デバイスそのものは高温での加速試験をおこなった上で、カタログ上10年以上の
      保持特性を持っているのですが.........
      適度に熱を持ってくれるのは吸湿したパッケージを乾燥させることになるので
      良い影響を与えると言って良いでしょう
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      記録している電荷が飛んでデータが無くなる可能性と
      材質的に変質してデータが無くなる可能性のどっちが
      高いんだろう?
      MLCのデータ保持期間は数年って聞いた事ありますが・・・
    • by Anonymous Coward
      HDDも電子部品の経年劣化(或は変化)があるので、メンテナンス無しで20年は難しいのでは?
      そもそもHDD・SSD共に長期保存用ではないので実運用では問題にならない筈。
      それより一般に流通するフラッシュメディアのデータ保持期間が問題視されるべき。
  • 寿命が32億回ってどうなのよ・・・と思ったのですがね。

    で、元記事を読んでみて納得。特定機種の専用ソフトなわけですね。

    ところで、SSDのフラッシュって、寿命伸びました?
    http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0521/hot487.htm [impress.co.jp]
    とかでは、SLCで10万回とか、MLCでは1万回とか書いてあるんですけども。
    • by Anonymous Coward
      元記事を読まずに適当にコメントすると、32億回って言う書き込み回数は
      同じ位置に32億回書き込むのではなくて、32億回書き込んだら、同じ
      位置に10万回書き込んだのと同じくらいになるんじゃないかなーと。

      SSDというと、MLCとSLCの区別がついていない人や、大差ないと考えている
      人が少なくないようですけど、本当に耐久性を知りたいSSDは価格がこなれて
      HDDの入れ替えとして現実味が出てきたMLCのほうですよね。
      SLCの耐久性がHDD並みかそれ以上なのは分かってるんです。
      使ってて大丈夫なのか知りたいのはMLCの方なんですよね。

      メーカーによっては保証期間がMLCはたったの1年、SLCは3年ということで、
      やはりまだMLCの購入には踏み切れません。
      メモリーを大量搭載して、スワップ領域をゼロにするとかしないと不安ですね。

    • by Anonymous Coward
      最近のコントローラはウェアレベリングのアルゴリズムが賢くなってます。
      10万とか1万はブロック当たりの寿命なので、
      理論的な最大値はブロック数 x ブロック当たりの書き換え可能回数です。
      あと代替用のエリアも取ってあるかもしれません。

      この機種ではどうだかはわかりませんし、
      ちょっと前のウェアレベリングではここまで出来てないと思いますが。

      当たり前ですがこの機能はファイルシステムとは独立に動作します。
      なので、自前でこの当たりをやらないといけないような組み込み機器は別として、
      特に今後のSSDは問題無い(もしくは無くなっていく)のでは。
  • by Anonymous Coward on 2008年09月20日 11時11分 (#1423219)
    >ただ、最初の寿命予測の「2872年12月5日」というのはどうなんだ?

    統計的な使い方をするソフトの初期値に意味なんて無い。
    S.M.A.R.T.でも同様だけど、使い始めのデバイスに対してこの手のソフトを使って
    「エラーが出た! 故障か?」と騒ぐ間違いがあまりに多すぎるのは如何なものだろうか?

    #多いんだよねぇ‥S.M.A.R.T.でその手の話が。(苦言)
    • by Amayu (17356) on 2008年09月20日 13時07分 (#1423262)
      読み出しのみ、書き換えを全くしなければ、理論的な寿命は半永久じゃなかったでしょうか。
      #ベンチに掛けた後、表示寿命より先に読めなくなってたりしたら、
      #たぶん記事になってなかったでしょう・・・。
      --
      []_g@
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        フラッシュメモリの基本技術を勉強してきなさい。
    • >統計的な使い方をするソフトの初期値に意味なんて無い。
      そういう知識のある人よりない人の方が多いんだから、
      「意味なんて無い」とか「エラーみたいだけどエラーじゃない」
      というメッセージをオブラートでくるんで表示すればいいのでは?
      --
      -- う~ん、バッドノウハウ?
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        知識が無いなら自分で使わずにメーカーのサポートにでも頼めよww
        そもそもそういうツールって知識が無い一般人が使うようにはできてないんじゃないの?
        PCの蓋を開けるような人には当然メーカーは保証なんてしないし、
        蓋を開けないならそんなツールは使わなくても良いだろ。
        • 元コメントに
          >「エラーが出た! 故障か?」と騒ぐ間違いがあまりに多すぎるのは如何なものだろうか?
          とあったから、間違いが減れば、サポートコストも減って
          あなたの給料が増えるかもしれませんよ?
          --
          -- う~ん、バッドノウハウ?
          親コメント
    • by Anonymous Coward
      >エラーが出た! 故障か?」と騒ぐ間違いがあまりに多すぎるのは如何なものだろうか?

      それは煽る(もしくは説明不足な)ソフトが悪いってことじゃないですか?
      みんながみんな詳しい訳じゃないですし。

      個人的にはフラッシュメモリ最高!HDDは早く駆逐されればいいとか言ってる輩の方がどうなんだ?とか思います。
      用途次第だと思うんだけどね。
      そう言う人に聞いてみると大抵「書き込み回数に気を遣ってればいい。HDDのように駆動部品がないだけ信頼性は上」とか言われます。
      意外と書き込んだセルに対しての読み込みとか経年による電荷抜けとか知られてない気がします。

      • by Anonymous Coward
        >書き込んだセルに対しての読み込みとか経年による電荷抜け
        HDDは電力周りや駆動系が突然死するするとどうにもならないので、
        セルの制御アルゴリズムの工夫で何とかなるSSDに分があると言えなくもない。
        • > HDDは電力周りや駆動系が突然死するするとどうにもならないので
          この辺は死んだHDDの復旧サービスとかやってる会社に持ち込めば結構何とかなりそうなのですが、SSDのセル死だと厳しいかもしれません。(むしろ無理?)
          お金の関係で復旧サービス使わないなら関係ない話ではありますが・・・。
          --
          神社でC#.NET
          親コメント
          • by Anonymous Coward
            確かに復旧に限ればHDDのほうが安全だと思いますが、システムが止まると相当ヤバイ場合もある訳で。
            この辺りは(将来的に)電気的な補正やECC等のリスクヘッジが効くSSDの方が有利だと思うんですよ。
            小規模の業務機器やモバイルは多少調子が悪くても「今、動く事」が重要な場合があるので。
      • by Anonymous Coward

        それは煽る(もしくは説明不足な)ソフトが悪いってことじゃないですか?

        それなんてウィルス対策ソフトのCookieに対する反応?
    • by Anonymous Coward
      何がしか異常の兆候が検出されないことには、MTBFの計算なんて出来ないって感じですね。
      使用部品のMTBFを集計すればより確実でしょうが、ソフトウェアから見ればブラックボックスで、どうしようもありませんし。
      それこそ0で割ったら無限大に発散してしまうので、とりあえず判定ソフトにおける上限値が報告されていたというところでしょうか。
      その後負荷を掛けて異常兆候が検出されて、それなりの寿命が求まったということでしょう。
  • by Anonymous Coward on 2008年09月20日 11時19分 (#1423221)
    うちのPCにも、五年以上使ってるHDDがぶち込んであるので、普通に寿命とか考えずに使ってしまいそうで怖い。
  • by Anonymous Coward on 2008年09月20日 12時39分 (#1423252)
    計算上はあっているんだけど偏差値100とかいってしまっている感じですね。私はそんな捉え方でした。
typodupeerror

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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