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米マイクロソフト、従量課金性コンピューティング・エクスピリエンスの特許出願 35

ストーリー by GetSet

あるAnonymous Coward 曰く、

本家記事より。米マイクロソフトは、目的に合ったソフトウェアやパフォーマンスを選択できる、従量課金性のコンピューティング・エクスピリエンスに関する特許を出願した。(参考:米国特許出願20080319910号

このシステムでは例えば「宿題用パッケージ」として「8コアCPU・クロック3GHz・メモリ3GB」のハードウェアと「ワープロ・グラフィックス・ブラウザ」のソフトウェアの組み合わせで、1時間あたり1.15ドルという課金などが考えられている模様。また、この仕組みはPCに限らず、スマートフォンなどでワープロや動画再生ソフトをオンデマンドで実行したり、自動車のナビゲーション用のパッケージや車内エンタテイメントシステムなどへの展開も考えられているとのことである。

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  • by Dobon (7495) on 2008年12月28日 19時03分 (#1482347) 日記
    大型汎用機のリース契約と、同じに見えるのですが……。

    # デカコンの場合、電話をかけるだけで稼働するCPU数を変更してもらえる所が多くなっていますが、MSの場合はどうなんでしょ?

    これまで、CPUもメモリも無料という前提で資源を無駄遣いしてきたMSに、
    時間課金という細やかな事が可能なのか非常に興味があります。
    --
    notice : I ignore an anonymous contribution.
  • クレーム1だけ (スコア:2, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2008年12月28日 20時49分 (#1482397)
    1. A method of operating a computer with scalable performance comprising:
    スケーラブルパフォーマンスを伴うコンピュータ操作方法は以下を含む:
    presenting a catalog of options related to scalable performance of the pay-per-use computer;
    コンピュータ使用に対する課金のスケーラブルパフォーマンスに関係するオプションのカタログを開示すること;
    presenting a price associated with each of the options;
    各々のオプションに伴う価格を開示すること;
    receiving a selection of an option from the catalog of options;
    オプションのカタログから一つのオプションの選択を受信すること;
    calculating a total price of operation of the computer corresponding to the selection of the option;
    オプションの選択に相当するコンピュータの操作の合計を計算すること;
    configuring the computer to operate in accordance with the selection of the option; and
    オプションの選択に従って操作するためにコンピュータを設定すること;及び
    accumulating charges for operation of the computer according to the total price.
    合計に従ってコンピュータの操作のための課金を計算すること。

    # TOEIC500行かない香具師の訳なんで誤訳指摘よろ

    パッと見、鯖の方法のクレームなんだけど、あんまりよくない書きっぷりですね。
    内容があまりにも抽象的過ぎるし、本来ならクライアントの存在を発明特定事項に含めるべきなのに書いていないから、「誰が何をしたことに呼応して」が抜け落ちている。
    • by Anonymous Coward
      最初はできる限り曖昧に広く請求しておいて、異議が付くたびに徐々に範囲を狭めていくなんてのは特許を取るときの常套手段でしょ?
      • by Anonymous Coward
        米国の場合、オフィシャルアクションですね。
        日本では拒絶理由通知がこれに該当します。
        「異議」とは「異議申立」のことを指し、実体審査後に第三者が特許の有効性に異議を申し立てることができる制度をいいます。これは法案の段階であり、 まだ法改正されていません [rieti.go.jp]。

        # 米国特許法改正で付与後異議が組み込まれたら凄いニュースになる筈で、まだそういう話を聞いていません。
        # なお、蛇足ながら日本は異議申立制度は廃止されました。

        で、

        > 最初はできる限り曖昧に広く請求

        特許権の技術的範囲を「広く」確保することと、発明の構成要件(審査段階では「発明特定事項」)を
  • by Anonymous Coward on 2008年12月28日 23時50分 (#1482468)
    従量課金性という点から、これまでのWindowsやOfficeのビジネスモデルに限界を感じているのかな、などと
    膨大な数のACの中の一人は感じました。つまりこの特許申請は伏線で
    「リース形態」でのWindowsやOfficeがこの先登場するのかなーという話です。

    WindowsもOfficeも莫大な開発投資をして成長してきた製品です。
    賛否両論あるでしょうが、もうこれ以上ユーザーの目をひきつけられるような
    大規模な機能を付け足せないほどの臨界点に達しているわけです。
    もう発売されて10年近く経つころですが一部には未だにWindows 2000の熱心な支持者がいますしね。

    そういう状況なのでユーザーの期待を必死に煽って営業して売り上げを確保するよりも、
    OSそのものを公共サービスと捉えて、年割り/月割りの使用料をチマチマと懐から掠め取ったほうが
    収益も安定するし賢いやり方だという考えもM社にはあるのでは。
    で、例えばOS使用料を払わない奴にはサービス対象外ということでMicrosoft Updateを使わせないとか。

    新規製品を開発して売り込む、というビジネスモデルを選択した場合
    圧倒的なシェアを誇るだけにWindowsもOfficeも、最大のライバルは前のバージョンのWindowsとOfficeですしね。
    M社には当然優秀な人材が揃っているとは聞きますが誰の目から見てもこれは困難なチャレンジでしょうね。
    • >で、例えばOS使用料を払わない奴にはサービス対象外ということでMicrosoft Updateを使わせないとか。

      そこでMicrosoft Updateにこのシステムを導入するんですよ。
      1バッチ10円とかいう価格を設定して、アップデート前にクレカとか電子マネーの登録を要求する。そしてパッチを一種類ダウンするごとに課金していく。月4つバッチを出すとして、10000台のPCがこれを行った場合に1年間で得られる収入を計算すると480万円(4万8000ドル)取れることになる。

      企業はWindowsを使い続けたいと思うだろうからMSに金を放り投げざるを得なくなる。んでもって世界中の企業から金をむしり取ることが出来てMSはウハウハ。さらにがんばればService Packからも金をむしり取れるのでもっとウハウハだ!
      親コメント
      • >企業はWindowsを使い続けたいと思うだろうからMSに金を放り投げざるを得なくなる。

        まともにこういうアップグレード可能サブスクリプション型保守契約サービスがあるなら買うよ。
        OSもミドルウェア(SQLServerとか)もVisualStudioもMSDNも。

        今のソフトウェアアシュアランスは期間にしろ制度にしろお話にならん。
        何で期間が2年しかないんだよ。1年以上で任意期間を選べるようにしろよ。(年度区切りとか)

        まあMSKKにはそういう契約の運用ができないだろうけどさ。
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2008年12月29日 5時29分 (#1482551)
      バグだらけの製品を買わせておいて、そのバグを訂正するのに金を取るとはケシカラン
      などと叫ぶ人も出てくるだろうなぁ。

      いっそのことパッケージを売るのをやめて、
      180日評価版(評価だけでなく業務利用もOK)を無償で配布
      →180日以内に検収しろ、納得したら金を出して180日制限を解除する
      もしバグに出くわして困ったのなら買わずにアンインストールしろ
      →検収あげたからには以後のバグの修正は、有料のソフトウェア保守契約した人のみ
      っていう感じになるのかな。

      新しいバージョンのユーザが思うように増えないので、最初はタダというのを積極的にやるべきだと思う。
      サーバ用のOSの評価版は180日だが、クライアント用のOSの評価版は期間がやたら短いうえにRTMではなかったと思うし、サービスパックも当てられない。
      試してみるか・・・という時点で、制限が多かったり古かったりしたら、試してもらえないのでもっと敷居を下げて取り込むべきだと思う。
      親コメント
  • 温故知新 (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2008年12月28日 18時46分 (#1482338)
    昔のタイムシェアリングシステムみたいな感じなんですかね。
    • by SteppingWind (2654) on 2008年12月28日 18時53分 (#1482342)

      ですよね.

      計算機資源のユーザ別制御, 仮想機械, 大規模SMPなんかは全て今までにメインフレームが通ってきた道ですし. 逆に何をもって新規特許として出願したのかが興味深いです.

      親コメント
      • Re:温故知新 (スコア:2, 興味深い)

        by kawauso (5796) on 2008年12月28日 22時53分 (#1482443) ホームページ
        マルチユーザなどのシェアではなくてシングルユーザで、PCの動作速度や容量にリミットがかかる感じじゃないですかね。ハードは皆同じでMSとの契約だけ違うという。

        大型機などはジャンパなどの設定を契約によって変えるというのはあったと思いますが、PCでOS側からそれをやるってのはなかったんじゃないですかね。

        なんか自作とかやってる人にとっては、すごーくつまらない未来だと思いますが、なんかMBやカードベンダーのオリジナリティってどんどんなくなってますし、ありえない話でもないですね。
        親コメント
        • by Anonymous Coward
          追加による便利さで増額するんじゃなくて、制限による不便さで減額するってのがなんだかなと思わなくもないです。制限されて余った性能は無駄でしかないし。これが複数人でシェアする場合であれば制限された性能は他のユーザに回されるわけだが。
          • Re:温故知新 (スコア:1, 興味深い)

            by Anonymous Coward on 2008年12月29日 6時40分 (#1482557)
            余分な性能分は分散コンピューティングに使うのはどうだろう。
            余分な性能によるハードウェアの差額は、分散コンピューティングのユーザが負担するので、パソコンの所有者のものではない、と。
            その余分な性能を一時的に、パソコンの設置者が使うために料金を払う、と。

            別の話だが、むかし
            サーバに余分にCPUを積んで出荷して、あとで料金を払うと使えるようになる
            っていうのをSunがやっていたような記憶があります。
            (実質的には、やたらと故障しやすかったCPUのホットスペアを誤魔化す方便だったのかもしれませんが。)
            親コメント
      • by Anonymous Coward
        > 逆に何をもって新規特許として出願したのかが興味深いです.

        「何をもって」・・・新規性と進歩性ですよ。ただし勘違いしているように思ったのですが、

        > 計算機資源のユーザ別制御, 仮想機械, 大規模SMPなんかは全て今までにメインフレームが通ってきた道ですし.

        もちろんメインフレームで実装された「ユーザ別制御」, 「仮想機械」, 「大規模SMP」と同じモノを特許として出願できませんが、果たしてこれらの実装方法において新規性と進歩性のある実装方法が存在し得ないと断言する人はいないでしょう? つまり従来の方法に欠陥や改善の余地があれば、その点で優れた方法があるでしょうし、それなら特許となってもおかしくはないです。
      • by Anonymous Coward

        逆に何をもって新規特許として出願したのかが興味深いです.

        ビジネスモデル特許にそんなこと聞くのは野暮ってもんです
  • 米マイクロソフト、従量課金 コンピューティング・エクスピリエンスの特許出願

    それは、新しいエロゲの在り方。

    お気に入りの攻略対象だけ攻め、時間料金を払うも良し。
    全キャラ攻略してパッケージ価格を払うも良し。
    リモート環境だから家でも職場でも携帯でもプレイ可能。
    パッケージやメディアを保管しなくて良いから嫁に見つかる恐れもなし。

    すばらしいよマイクロソフト!
    • by Anonymous Coward
      > 嫁に見つかる恐れもなし。

      既に嫁に見つかっている恐れがあります。
    • by Anonymous Coward
      従量課金 性体験

      コンピューティングが入るところからすると、やはりこれまでの風俗
      ではなくエロゲ専用なのでしょうか?
  • by Anonymous Coward on 2008年12月29日 6時07分 (#1482556)
    度」なのかなそれとも「質」?

    従量課金制 に一致する日本語のページ 約 63,200
    従量課金性 に一致する日本語のページ 約 82,800
  • by Anonymous Coward on 2008年12月28日 17時19分 (#1482296)
    すぐに1万ドル超えそう
  • by Anonymous Coward on 2008年12月28日 18時58分 (#1482345)
    エクスピリエンス [google.co.jp]…12,100件
    エクスペリエンス [google.co.jp]…1,040,000件
    MSKKはエクスペリエンスで発表文を書くでしょうね。発表するときがあればですけど。
    • by Anonymous Coward
      e の発音は イー で エ じゃないからエクスピリエンスでいいんじゃない?

      アメリカとかイギリスの報道ではウィキディア(Wikipedia)と発音しているし。Wikimedia Foundは誤訳を8年放置している。
  • by Anonymous Coward on 2008年12月28日 22時59分 (#1482447)
    日本語でお願いします。
    • by Anonymous Coward
      コメントで突っ込まれてるだけですよ
    • by Anonymous Coward
      終わりがないのが『終わり』
  • by Anonymous Coward on 2008年12月29日 16時16分 (#1482775)
    Windowsは無料で配布しますが、1GBを越えるメモリを認識するには1ヶ月500円、3GBを越えるメモリを認識するには1ヶ月1000円、
    2コア認識に1ヶ月100円、4コア認識に1ヶ月200円、8コア認識に1ヶ月500円かかります、
    IMEの学習機能や専門辞書機能は1ヶ月300円、アップデートも1ヶ月100円かかります。

    ……とかいう話ですか?
  • 従量課金制にして、抱き合わせ販売されているOSを只にしてくれるなら歓迎。
    どうせ消しちゃうんだし。
    ・・金返せ!
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最初のバージョンは常に打ち捨てられる。

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